日本一規模の大きい会社ってどこ?

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日本には100万社以上の株式会社がありますが、そのうち、個人の投資家が買えるのは、証券取引所に登録している「上場会社」の株です。

上場会社は現在約3500社ですから数としては少ないですよね。でも、規模の大きな会社はほとんどが上場会社なので、上場会社が日本の経済に与える影響は非常に大きく、その動向は常に注目されています。

上場会社も大きな会社から小さな会社まで、ものすごく幅があります。上場会社の規模を表すものに「時価総額」があります。これは、会社が発行している株の数に、そのときの株価を掛けたもの。つまり、株式市場でその会社の株を全部買うにはいくらかかるか、という金額です。

日本で最も規模が大きい会社はトヨタ自動車で、時価総額は約19兆円! 
以下、NTTドコモ:11兆円、NTT(日本電信電話):10兆円、JT(日本たばこ産業):9兆円、KDDI:8兆円、三菱UFJフィナンシャルグループ:7兆円、ソフトバンクグループ:7兆円、日本郵政:6兆円、ゆうちょ銀行:6兆円、ホンダ:5兆円と続きます(2016年5月10日現在。金額は概算)。

自動車会社、通信会社、銀行、公営会社が民営化してできた会社という顔ぶれですね。時価総額ランキングの50位までを見てみると、医薬品、化学、電気機器のメーカーや、不動産会社、総合商社などが多く入っています。

ほとんどの会社は最初から大きかったわけではなく、だんだん成長していって今のような大規模な会社になったのです。一方、新しい会社も次々に誕生していて、その中には事業を拡大するために多くの資金を必要としているところもあります。そういう会社が上場することによって不特定多数の人から事業資金を集められるようにすることも、証券取引所の役割の1つです。

東京証券取引所には、大きな会社が上場する「第1部」「第2部」のほかに「ジャスダック」と「マザーズ」が設けられていて、これらは“新興市場”と呼ばれます。いずれも、上場するための条件が「第1部」「第2部」より緩く、小さな会社でも上場できるようになっています。

新興市場に上場している会社は、今は小さくてもこれから大きく成長していく可能性があります。でも、時価総額を見てみると、数億円から数十億円というとても規模の小さい会社もあることがわかります。同じ上場会社でも大きな差があるわけですね。

新興市場の株は発行されている株数が少ないので、何かの理由で株が多く買われるとすぐに株価が上がりますが、逆に多く売られるとすぐに値下がりするというように、株価の変動が大きくなります。また、会社が期待どおりに成長しなかったり、会社としての体力が弱くて小さなきっかけで破たんしてしまったりするリスクもあります。

こうしたことを考えると、株式投資を始めるときは、新興市場の株は避けたほうが無難といえるでしょう。

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