あなたの「働きかけ力」を事例でテスト!~社会人、誰からも必要とされるためのスキル~

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経済産業省が提唱している「社会人基礎力」は「前に踏み出す力(アクション)」と「考え抜く力(シンキング)」、「チームで働く力(チームワーク)」の3つの能力と、それを構成する12の能力要素で成ります。

本シリーズでは、社会人1年生の柴田さんを通して、この「社会人基礎力」の「12の能力」を「12のスキル」としてクイズ形式で学んでいきます。

柴田さんは、マジメでしっかり者ですが少し抜けたところもあるヨガが大好きな女性です。この春大学を卒業し、○○食品会社に入社、営業企画部に配属となりました。

今回のテーマは、スキル2:【働きかけ力】です。
まずは、あなたの働きかけ力を事例クイズでチェックしてみましょう。

【事例クイズ】

新人の柴田さんは、上司の伊藤課長から「今週末までに、キャンペーンのチラシを発送するように」と指示されました。
「どうしよう。間に合うかしら?」困った柴田さん。実は、他にも急ぎの仕事を抱えています。このままでは今週中にキャンペーンチラシの作業を完了させることは不可能な見通しとなってしまいました。柴田さんはどうするべきでしょうか?

選択肢A:今週末までには作業が終わらないことを正直に報告し、締切を延ばしてくれるように上司の伊藤課長にお願いする。
選択肢B:残業をしてでも終わらせようと努力しながら、周囲の人間に作業が思うように進んでいないことを伝えていく。
選択肢C:どのくらい時間がかかりそうか見通しを立て、進捗状況を伊藤課長に報告し、一年先輩の石橋さんにサポートを依頼したいと申し出る。

【働きかけ力とは何か】

仕事は一人でできるものではありません。働きかけ力とは、力を合わせ協力してもらうために、周囲の人間を上手に巻き込む能力のことです。

【なぜ働きかけ力が必要なのか】

職場では、一人ひとりが責任を持って仕事に取り組むべきですが、個人では解決できないこともたくさんあります。そのようなときに周囲に働きかけたり、巻き込んだりすることができれば、一人では困難に思えたことでも様々なサポートにより乗り越えることができるようになります。

【クイズの解答】

選択肢A:× 選択肢B:△ 選択肢C:○

選択肢Aについては、締切を延ばすことが可能かどうかわかりません。勝手に判断せずに、まずは締切を厳守するために何か方法がないか考えましょう。

選択肢Bは、残業をしてでも期限までに仕事を終わらせようとする姿勢は評価できますが、他の人のサポートが必要であれば、きちんと支援を要請しましょう。

選択肢Cのように、進捗状況を確認した上で、見通しも含めて報告することは大変良いことです。先輩に具体的に支援を要請することは、働きかけ力のある行動といえます。

柴田さんは、上司の伊藤課長に、現時点での進捗状況と見通しを報告し、また先輩の石橋さんにサポートをお願いしたい、と申し出ました。

まとめ:働きかけ力を鍛える5つのポイント

(1)意識的に周囲の状況や自分の置かれている立場を確認しよう!
(2)わからないことを教えてもらうときは、必ず相手の状況に配慮して質問しよう!
(3)様々な立場の人に積極的に声を掛け、幅広い人脈作りを心掛けよう!
(4)相手のために何が出来るか考え、常に協力意識を持って行動しよう!
(5)些細なことでも頻繁に感謝の気持ちを伝えて、より良い人間関係を築こう!

このシリーズは、著書『わかる!できる!「社会人基礎力」講座 誰からも必要とされる人になるための12のスキル』(高橋忠寛著・ビジネス教育出版社)を一部改編しながらお伝えしていきます。

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