家計を改善!年間収支表(家計簿)の作り方と支出削減事例

読了目安[ 6 分 ]

意識してお金の価値観を合わせて現在の家計を把握しながら管理し、かつ将来の生活設計まで描いて、予定通りのマネープランを実行できている夫婦はほとんどいません。

これまで、わたしがご相談を受けた春川さん(仮称)のご家庭を例として、「世帯収支の問題点の洗い出し方」「ライフイベント表の作り方」についてお話をしてきました。

参考|貯蓄ゼロ家庭の家計の改善方法は?世帯収支の問題点の洗い出し方
参考|家計管理と見直しに必要なライフイベント表とは?作り方と事例

もともと夫婦で家計の話をする機会がほとんどなかった春川さんですが、世帯収支を見直し、ライフイベント表を眺めることで、家計管理のコツがかなりつかめてきたとのことです。

ただ毎月の世帯収支は把握できても、水道光熱費などは季節によって変動がありますし、冠婚葬祭などの急な出費の度に何度も家計がピンチになり焦ってしまいます。

そこで今回は、1年間を通した世帯の収支状況を把握し、家計の変動や突然の出費に備えるための「家計収支表」の作り方と家計収支表の管理方法についてお話します。

家計収支表とは

家計収支表とは、名前の通り家計の収入と支出を管理するための表のことです。簡単に言うと、家計簿のことですね。

家計収支表は、一定期間の家計状況を把握することで今後の家計収支の予測を行いやすくするもので、家計とは関係ない(関係がないとは言えませんが)離婚の調停や自己破産をする場合にも必ず作成しなければいけません。

まずは、月毎に世帯の収入と支出をすべて洗い出しましょう。

収入の項目

収入の項目には、児童手当や補助金などの助成金、また親からの援助なども含まれます。

・会社からの給与
・パートなどの給与
・自営の収入
・雇用保険
・生活保護
・児童手当
・年金
・借入金
・その他の収入
など

支出の項目

支出の項目は、携帯電話、保険、被服、嗜好品、お小遣いなど、誰がいくら使ったかもわかるとなお良いでしょう。また、支出は固定費と変動費に分けておきましょう。

固定費
・住居費(家賃)
・住宅ローン
・駐車場代
・国民健康保険料
・国民年金保険料
・生命保険や損害保険などの任意加入保険料
・育英会奨学金返済
・借金の返済金
・新聞代
・電話料金(携帯電話など)
・通信費(インターネットなど)
など

変動費
・食費(内食費)
・外食費
・電気代
・ガス代
・水道代
・ガソリン代
・交通費(定期代など)
・日用品費(雑貨など)
・医療費
・被服費
・教育費
・交際費(冠婚葬祭など)
・娯楽費(旅行や一般的な娯楽など)
・嗜好品代(酒、たばこなど)
・お小遣い
・貯蓄
など

家計収支表の作り方

さて、家計の収入と支出がある程度細かく把握できたら、次は家計の収支表を作っていきます。1年毎の変動を見ることが目的のため、12か月ずつ記載できる表を作ると良いですね。

家計の年間収支を作るためのポイントは以下の4つです。

1.収入欄には税引き後の手取り額を記入する
2.支出は固定費と変動費に分ける
3.月間収支を計算し、12か月の合計を算出する
4.管理しやすいように何度も見直し改変する

1月 2月 3月 4月 5月 6月
収入 380,000円 380,000円 380,000円
20,000円 20,000円 20,000円
児童手当 10,000円 10,000円 10,000円
合計 410,000円 410,000円 410,000円
支出 固定費 住居費 130,000円 130,000円 130,000円
通信費 12,000円 12,000円 12,000円
育英会奨学金返済 15,000円 15,000円 15,000円
医療保険 10,000円 10,000円 10,000円
学資保険 15,000円 15,000円 15,000円
合計 182,000円 182,000円 182,000円
変動費 食費 40,000円 42,000円 40,000円
電気代 8,000円 8,200円 7,800円
ガス代 7,000円 6,800円 7,000円
水道代 5,000円 5,000円 4,500円
教育費 10,000円 10,000円 10,000円
レジャー費 30,000円 15,000円 20,000円
被服費 15,000円 12,000円 15,000円
雑費 15,000円 12,000円 15,000円
その他 20,000円 18,000円 15,000円
妻の小遣い 20,000円 20,000円 20,000円
夫の小遣い 50,000円 50,000円 50,000円
貯蓄(先取り) 0円 20,000円 20,000円
合計 220,000円 217,000円 224,000円
月間収支 8,000円 11,000円 3,700円

固定費・変動費の理解と支出削減例

固定費とは、毎月の支払金額が決まっている、家賃、保険料、電話料金(固定プラン)などの費用のことです。変動費とは、月によって支払金額が変わる食費や水道光熱費などのことです。

固定費と変動費は、家庭によってはどちらに含めて良いか曖昧な場合もあると思いますが、まずはあまり迷わずに分けてしまい、後から管理するうえで違和感を感じたら変えれば良いでしょう。

固定費と変動費の見直し方法

固定費は毎月決まった金額が支出されるため、一度見直しができれば効果はずっと続きます。例えば、生命保険を見直して夫婦で月に500円でも見直す事ができれば、1年で6,000円も支出が削減できます。

そのため、固定費見直しの効果はとても高いのですが、見直すチャンスはなかなかやってきません。

一方、変動費はちょっとした気の緩みや考えなしの浪費で大きく膨らむため、自制や我慢によってずっと支出の削減効果が続きます。

ただし、食費などはなかなか削ることが難しい割に効果もそれほど大きくなく、我慢するとストレスが溜まるため、お勧めの見直し項目とは言えません。

また、家計の支出削減を考える場合、夫婦のお小遣いはまず最初に思いつく項目ですが、これはお互いがお小遣いを何に使っているかで、削って良い支出かどうかを考えた方が良いでしょう。

個人的には、夫婦のお小遣いは今のところこのままで良いと思いますが、今後のライフイベント見据えるなら、よく話し合って見直しましょう。

家計の収入が減った場合の固定費と変動費の見直し方、またお小遣いの考え方は以下も参考にしてください。

参考|旦那の給料が激減!収入が減ったときに夫婦がすべき5つのこと

貯蓄の管理方法

また、先取りで貯めていくお金は、どれくらい貯まったかを一目で把握するために、別の口座に分けて管理する方法がおすすめです。

今後お子さんが大きくなると支出の内容や金額も変わってくると思います。家族の幸せのため、目標をかなえるため、また将来の不安を取り除くためにも、今後もしっかりと家計の管理を続けていってください。

収支の見直しで家計のお悩みを解決!!家計再生プロジェクト

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