費用は288万円…!? FPが指摘「我が子にさせるべき習い事」って?

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日ごろのマネー相談の中、「子どもの教育費」で大きな不安に当たるのが「大学の費用」であることは、皆さんが口を揃えるところです。しかし、大学費用に匹敵する程大きな支出となる教育費があります。それが、学校外教育費、つまり「習い事・塾の費用」です。

今回はこの点について、現役子育て中のFPが、自戒を込めてお話ししましょう。

学校費以外に約300万円!?

ロボット作りに、PCプログラミング、科学実験・・・一体何の話かというと、すべて子どもの習い事です。

ピアノ、音楽教室、そろばんなど習い事の月謝はだいたい5,000円~15,000円が相場。地域や形態によって月謝には幅がありますが、平均8,000円として2つの習い事をしているなら、毎月16,000円が学費以外に必要になるわけです。

5歳から18歳までの間この金額がかかるとすると、16,000円×12か月×15年間=288万円。1人あたりの支出がこの額ですから、兄弟姉妹がいれば、2倍、3倍になります。

習い事をさせないと不安を感じる親が多数

ベネッセ教育総合研究所が行った『第2回 学校外教育活動に関する調査 2013』によると、3歳~18歳の第1子を持つ母親のうち、「塾や習い事に通わせていないと不安である」という意見が半数を上回り、しかも4年前の実施時よりもその数は増えており、筆者も「はい」のうちの一人です。

筆者が子育てを通して感じるのは、「周りがそうだから」という意識に、自然と流されている安易さに注意しなければいけない点です。

筆者の住む大阪某市は、ニュータウンで子どもが多い地域で、学習塾の多さは府内一です。子どもが小学校低学年期に、放課後お友達と遊ぼうと思っていても、「○○さんは、今日は塾だから」と断られることがしばしばありました。

結局何かしらの学校外活動をしていなければ、友達と遊ぶことができず、核家族化、共働き世帯の今日では、習い事や塾にいくのは、子ども社会で時間を過ごすのにもはや不可欠な「居場所」なのかもしれません。

塾にいく理由は、通わせている親としては、「勉強の為」と至極当然のことのように思うかも知れませんが、当人である子どもにとっての理由は「親が行けというから」「塾の友達がいるから」など。これは学習塾以外の習い事でも、同じことが言えるでしょう。

習い事が本当に必要か見極める

もちろん、当人が行きたいと自ら進んで通う分には、親は見守ってやるだけの事です。

しかし、世帯所得額下がるほど、収入に対する教育費の割合は多くなります。親の立場からみると、子どもの将来を思うが故の学校外教育は、当人が楽しんで興味を持ってやっている場合を除いては、親のエゴや安心材料に過ぎない事が多いのではないでしょうか。

加えてFPの立場から言うのなら、本当に知識や見識を磨くのであれば、無料の公的図書館でいくらでも本は読めます。読書は想像力、集中力、好奇心を磨くのに最高の教材でしょう。

また、週末にちょっとした小旅行に行くのもいいでしょう。日常から離れ、異文化や歴史に触れ、加えて家族で共に過ごす時間は、何物にも代えがたい「親子教育」の時間になるでしょう。

やりたいことをさせてあげたい親心と裏腹に、支出をどこかで区切る必要がある学校外教育費。習い事を始める前はまず子供とじっくり話し合い、何の為にするのか、目標値を決め、腰を据えて継続していく意思を明確にしてからにしましょう。

また、同じパフォーマンスを得られるものが他の手段でもできないか探してみるのもいいでしょう。市の援助で行われているスポーツチームへの参加やボランティアでの教室など、地域ごとの情報収集に務めれば、毎月数千円、支出を継続的に抑えることもできるかもしれません。

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