円高もここにきて一服観~【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】

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毎週月曜に為替市場の動向や今後の見通しなどをお送りする【岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場】の第3回。

■5月第2週の見通し(2016/05/09)
「円高もここにきて一服観」
ゴールデンウイーク中にドル円は105円55銭まで下落しました。このレベルは以前にもこちらで書きましたが、2014年10月の黒田バズーカ2(市場の意表を突く大胆な量的質的緩和)発射前のレベルが105円台でした。市場はこのレベルに達したことで一先ず達成感もあり上昇に転じました。

バズーカ2からひと月余りでドル円は105円から122円手前まで買われました。一方、今年の1月末のドル円は122円手前から下落が始まり、3か月後の4月末には105円台に下落。まるで、2014年後半の巻き戻しが入ったような動きになりました。バズーカ2が第二のアベノミクスとすれば、その効果がこれで完全に掃けてしまったといえるかもしれません。

先週末に安倍首相は世界レベルでアベノミクスの三本の矢を展開させると発言しました。しかし、既に三本の矢の一つである金融政策は先日の日銀会合で失敗してしまいました。円安に戻すことは難しい状況にあるという事です。それでも、先週のドル円は105円50銭を付けた後は107円ミドル(中間)近辺まで押し戻されるなど、一先ず下落リスクは後退しました。

先週末には市場が最も注目する米国雇用統計発表を控え、その前のドル買戻しという見方もありました。その米雇用統計の結果は予想を大きく下回る冴えない結果となり、発表直後ドル円は107円から106円40銭付近に下落しました。しかし、106円には届かずに下落前の107円に押し戻されてNY市場を終えてきました。結果的にドル円の底値の堅さを確認したようなもので、今週はもう一段の上昇が見込めそうです。

ただ、これでドル円の下落が終わったわけではありません。現在のドル円は日銀会合で下落する直前のレベルから6円余り下落したその反動の買い戻しの過程にあるという事です。あくまで調整の買い戻しであり、これが一巡したところでは再びドル円の売りが強まりかねません。上値目標としては109円付近も想定しておきたいところです。もし、上値の重さが確認されれば再び売りを出していきたいところですね。一方、107円ミドルが上値を抑えられるようなら再び105円割れのリスクが高まりそうです。

ここにきてFX取引が拡大しているとの報道が新聞に載っていました。FXは売り買いどちらからも同じように始めることが出来る取引です。ドル円が大きく下落する時には売りから入ることで稼ぐことが出来るというのもFXの魅力です。しかし、儲けるにもこのような為替の記事を読んだりするなど、勉強は必要というわけです。

今週は円高が一服しそうで、、、ゆっくり見ていられそうです。

来週も「岡安盛男の初心者でもわかる今週の為替市場」・・・よろしくお願いします。

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