マイナス金利で注目集める株の配当利回りとは

1

読了目安[ 3 分 ]

株というと、売ったり買ったりするイメージがありますよね。

でも、買って持っているだけでもリターンが得られます。それが「配当」です。
株式会社は、多くの人から出資してもらったお金で事業を行って利益を上げます。その中から経費や従業員の給与、税金などを支払い、残りを出資してくれた人、つまり株主に「配当」としてお返しします。証券取引所に上場している会社の場合、年に1回または2回、配当を出すことが多くなっています。

配当は「1株当たり○円」という形で支払われます。例えば、A社の株を株価6,000円で買って、1年間に1株当たり120円の配当を受け取った場合、それを利回りにすると、
120円÷6,000円×100=2%
となります。
このような、株価に対する配当の割合を「配当利回り」といいます。

現在、東京証券取引所第一部に上場している全銘柄の平均配当利回りは1.7%程度ですが、中には3~4%という銘柄もあります。マイナス金利でもともと低かった預金金利がいちだんと下がり、預金では利息がほとんどつきません。そこで、配当利回りの高い株が注目を集めています。預金するより株を買って配当を受け取るほうがいい、というわけです。

もちろん、株価は毎日変動するので預金と同じように考えるわけにはいきません。でも、余裕資金があれば、その一部を配当利回りの高い株で運用することも考えられます。
配当を目的に株を買うのであれば、買うタイミングをあまり気にする必要がないし、買ったあとも株価に一喜一憂することもありません。

ただし、注意点もあります。1つは、配当利回りは高ければよいというわけではないこと。配当が高ければ配当利回りは高くなりますが、配当が変わらなくても株価が下がった場合は高くなります。つまり、配当利回りが高い銘柄の中には、業績の悪化などで株価が低いために配当利回りが高くなっている会社もあるということです。

もう1つは、配当は預金の金利とは違って、その会社の利益によって変動するということです。前の期より配当が減ることを「減配」、利益が出ずに配当が払えないことを「無配」といいます。配当に注目して銘柄を探すときは、配当を安定的に出している会社や、今期より配当を増やす「増配」が予想されている会社を選びましょう。

なお、通常は受け取った配当には約20%の税金がかかりますが、金融機関にNISA口座を開設してそこで買った株については配当が非課税となります。その際、配当の受取方法を「株式数比例配分方式」にしておくようにしてください。それ以外の方式では非課税にならないので要注意です。

同じカテゴリの記事 この著者の記事を表示

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。