被災地で多発する女性のエコノミー症候群を防ぐ、超ミニマムな「携帯トイレ」作成法

1

読了目安[ 4 分 ]

「平成28年熊本地震」で亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
被災地の皆様の一日も早い復興をお祈り申し上げます。

今回の地震では避難後に急性肺血栓塞栓症、いわゆるエコノミークラス症候群と診断された方が増えてきており、その大半が女性だという事実に、同性として胸が締め付けられる思いでおります。
同じ姿勢で長時間座るような格好を続ける「車中泊」と併せ、トイレの回数を減らすために水分摂取を控えるたりすると、さらにエコノミークラス症候群の危険に晒されやすくなるようです。

医療関係者らは適宜ストレッチや運動等を行うよう改善を呼びかけていますが、まずは早急な仮設トイレ等の手配が行なわれることを願って止みません。

そこで今回はエコノミークラス症候群を防ぐ応急処置として、登山用品の「携帯トイレ」をヒントに、家庭内の身近にある物を使った簡易トイレの作成方法をご紹介したいと思います。
被災地以外の方も、防災用品の準備にぜひご参照ください。

もっともミニマルなトイレセットに必要なのは、

1.ポリ袋
2.古紙+α
3.ロングスカート
4.ジッパー付きビニールケース
5.トイレットペーパー+α

となります。
それでは一つずつ説明していきましょう。

1.ポリ袋
スーパーマーケット等でもらうような、大きめサイズのポリ袋の中に用を足しましょう。
家屋にあるトイレが使える場合は(上下水道が使えなくても)大きなゴミ袋を便器に被せて使用すると便利です。

2.古紙+α
古紙はポリ袋の中に丸めて使用します。
古紙の替りに「凝固剤」があると、ゴミの容積を減らせることができるので便利です。
また車内で使用するときは古紙かビニールシートを床に敷けば周囲に付く汚れを防げます。
それに加えて消臭剤もあると、臭いによる不快感を軽減できるでしょう。

3.ロングスカート
視界を遮る樹木が全くない富士山などの登山道では、緊急に便意・尿意を催した場合、女性はロングスカートをまとって携帯トイレで用を足すことも。
本来なら視界を遮る「簡易テントドーム」などがあればいいのですが、緊急の場合はロングスカートが活躍してくれます。
ロングスカートが無ければタオルケットや大判のストールなどを巻いて、車の陰、木陰などで用を足すとよいでしょう。

下水道がなかった中世ヨーロッパの貴族は、あのバルーンのようなドレスをまとって庭で用を足し、自らの便を踏まないようにハイヒールを開発しました。
屋外で用を足さなくてはいけない場合、足元が汚れないようにハイヒールを履くといいかもしれません。

4.ジッパー付きビニールケース
登山用品ブランドのモンベルから発売されている登山用携帯トイレセットには、臭いと漏れをシャットアウトできるジッパー付きの丈夫なケースが付属しています。
また中身が見えないよう、ケースには濃紺色を採用。
ゴミ処理がしばらくできない場合、このようなジッパー付きケースで保管しておくと、臭いも防げるので便利です。

5.トイレットペーパー+α
トイレットペーパーは芯を抜いておくと携帯しやすくなります。
また手を洗えない場合は抗菌仕様のウェットティッシュか消毒用アルコールがあると便利です。
さらに赤ちゃん用のおしり拭きもあると、より快適に過ごせるでしょう。

写真はモンベルの携帯トイレセットです。
紺色のジッパー付きケース、凝固剤、ポリ袋のセットで、山の環境を考えた水溶性原紙のポケットティッシュは別売りとなっています。

同じカテゴリの記事 この著者の記事を表示

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。