新入社員のための、お金が貯まる給与明細の見方

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手取額さえ分かればいい?
社会人になり、初めて受け取る給料には特別感がありますよね。

給料日が来たらアレを買おう、両親へプレゼントをしようと考えている人もいるかもしれません。給与は銀行口座へ振り込まれるのが一般的になり、銀行へ行けば手取額は分かるから給与明細は見ないという声も聞かれますが、それはとてももったいないこと。給与明細書にはお金を増やすヒントが詰まっていますから、ぜひチェックしてください。

「給与明細書」は、印刷された紙を受け取る場合もあれば、最近では電子配布され自分のパソコンからアクセスする場合もあります。様式も会社ごとに異なるのですが、大きくは次の3つの情報が書かれています。出欠日数や残業時間など「勤務の状況(勤怠)」、基本給や各種手当など「支払われるお金(支給)」、健康保険や厚生年金といった社会保険料や税金など「差し引かれるお金(控除)」です。

出勤日数や残業時間などを確認

「勤務の状況(勤怠)」の欄には、働いた日数や時間が記載されています。入社したばかりの頃は残業や休日出勤も少ないかもしれませんが、徐々に増えてくる可能性があるので控えを作っておくと安心です。1か月あたりの残業時間は体調のバロメーターにもなります。過労死などの健康障害のリスクは、時間外・休日労働時間が100時間/月または2~6か月平均で月80時間を超えると高まるとされています。健康は何より大切な財産ですから、自分自信でしっかり管理しましょう。

基本給だけで暮らせるように

「支払われるお金(支給)」欄には、基本給のほかさまざまな手当、交通費などが記載されています。
なかでも基本給は、勤続年数などで決まることが多く、ボーナスや残業手当のように大きく変動することはありません。そのため、この範囲内で毎月のやりくりができるようにしておけば、不景気にも強い家計になります。

役職手当や資格手当など仕事上の手当は、より責任のある役職に就いたり、業務に役立つ資格を取得したりすることで給料がアップするだけでなく自身のキャリアアップにもつながるので積極的にチャレンジしてみましょう。

必要なときにもらえるお金を知っておこう

「差し引かれるお金(控除)」の欄には、健康保険料や厚生年金保険料、税金など給料から差し引かれる金額が記載されています。これらのお金は自動的に引かれてしまうので、お金を増やすという面では関係がないように思われがちですが、イザというときにお金をもらうための“保険料”も含まれています。

例えば、健康保険には、病気やけがで働けなくなったときに現金を受け取ることができる「傷病手当金」や出産にかかわる費用が助成される「出産育児一時金」といった頼れるしくみもあります。厚生年金は、高齢になり働けなくなっても給料の代わりに年金を受け取ることができる(「老齢年金」)制度ですし、身体に障害を負ったり死亡したりしたときにも本人や家族が年金を受け取れます。雇用保険は、雇用されて働く人のための制度で、失業してしまったとき(「基本手当」)やキャリアアップのための講座を受けたとき(「教育訓練給付」)、育児休業を取得したとき(「育児休業給付」)などに現金を受け取ることができます。

こうした点に注目して、ぜひ定期的に給与明細書をチェックしてみてください。ちなみに1年間に受け取った給料や支払った税・社会保険料などの合計は、11月~12月に会社から受け取る「源泉徴収票」で確認することができます。

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