積立方式で投資信託を買う~ドル・コスト平均法とは?

1

読了目安[ 3 分 ]

2015年(平成27年)投資信託に関するアンケート調査」(一般社団法人投資信託協会)によると、30歳代以下の投資信託保有者の約3分の1が積立投資プランを利用していました。

これは前記事「若年層は投信積立、シニアは毎月分配型 ~投信協会アンケートより」でもご紹介いたしました。

積立投信のメリットは、無理なく少額投資できる点。購入時の値動きリスクも抑えられます。それが「ドル・コスト平均法」の特徴です。

しかし「ドル・コスト平均法」を知っている人は、回答者全体の約1割程度。投資信託の保有者でも「ドル・コスト平均法」の認知度は2割以下です。

では、リスク軽減効果のある「ドル・コスト平均法」とは、何なのでしょうか?

それは積立投資をする場合に、毎回同じ金額で購入する方法。株式や投資信託のように値動きするものの定期購入は、購入価格が毎回違います。購入金額が決まっているため、買う都度、数量が調整されます。

例えば、投資信託を毎月1万円ずつ買うとします。基準価額(値段のこと)は日々変動します。値動きによって、予算1万円の範囲でどれだけ買えるでしょうか。

図表のように、基準価額が高いとたくさん買えません。安い月に比べれば購入数量が少なくなります。

これを繰り返して積み立てます。購入価額の平均は、どうなると思いますか?

何かの商品を買う際、同じ予算内で高い品物は少しか買えず、安い品物はたくさん買えるのと同じです。高いものを少し、安いものをたくさん買った時の購入価額の平均は、安い方に近くなります。このように、毎月同じ日に決めた金額で投資信託を買う「投信積立」は、購入価額の平均値を引き下げる効果があるのです。

図表下段の「一定数量の積立」は毎月10口ずつの購入で、基準価額の変動によって投資金額が多かったり少なかったりします。

どちらも4回の積立合計金額は4万円です。しかし「ドル・コスト平均法」では、購入価額の平均値が858.3円、「一定数量の積立」では1,000円。これが「ドル・コスト平均法」の強みです。

毎月、同じ日に、同じ金額での投信積立。「少ないお給料から投資するから、積み立てで」だけではないのです。積立投資プランは、値段が変動するリスクを抑えた優れものです。

ただし、魅力が乏しく基準価額が一方的に下がり続けるものには不向き。「ドル・コスト平均法」でどんなに平均購入価額を引き下げても、買い続けているうちにもっと資産価値が減っては元も子もありませんから。

同じカテゴリの記事 この著者の記事を表示

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。