契約確認!週20時間以上で雇用保険加入せよ!

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厚生労働省が3月18日に発表した最新調査によると、2015年度(2016年3月卒業)の就職内定率は、87,1%となり、昨年同時期(86.7%)と比較して、1,1%改善されたことがわかりました。

大手企業の業績回復による採用拡大など、アベノミクスによる経済政策の一定の成果であるということはいえるでしょう。この春、晴れて新社会人となった人は、社員研修などで業務内容もさることながら、会社の組織について、総務からは社員規約や労務(働き方に関する規定)について、話があるはずです。直接の業務に直結しないので、つい聞き流してしまうことが多いのですが、雇用保険をはじめとした、さまざまな社会保障の制度によって、労働者は守られています。自分の会社がどんな制度があるのかを正しく把握して、使いこなすとかなりおトクに会社生活を送れます。

雇用保険の給付内容を確認
まずは雇用保険。雇用保険に加入すると何がお得かというと、一番は失業した時の失業手当が給付されることです。雇用保険にはそれ以外にも教育訓練給付、育児休業給付、介護休業給付等さまざまな給付金がもらえます。労働者のためにさまざまな給付が用意されているのが雇用保険です。なので、雇用保険に加入できる働き方をすることが重要です。

新卒で雇用されている多くの場合は、雇用保険に加入していると思われがちですが、必ずしもそうではありません。雇用保険は、加入したいから加入できるものではありません。雇用保険に加入できるのは、原則として雇用保険適用事業所(労働者を1人でも雇用している会社)の労働者です。ただし、雇用している労働者が常時5人未満の会社は、雇用保険適用事業所になるかどうかは任意ですので、確認をする必要があります。正社員として入社したのに、会社が小さくて加入できなかったという笑えない話もあります。(ただし、この場合は労働者が申し出ることにより加入する方法があります)

正規・非正規問わず、週20時間以上
この雇用保険適用事業所で働いていた場合、加入できるのは、正社員、パート、アルバイト等名称の如何を問わず下記の労働者です。

・65歳未満であること
・1週間の所定労働時間が20時間以上であること
・会社の労働契約の期間が31日以上であること

保険料は、厚生年金や健康保険料より安く、数百円程度。例えば、賃金が8万円であれば本人の保険料は400円です。安い保険料で失業した時の安心とさまざまな給付金をもらえるというとてもお得な保険なのです。ここが、働く場合はパートやアルバイトでも週20時間以上を選んで欲しい理由です。

新入社員には当てはまりませんが、現在週20時間未満の労働契約で働いている人は、何とか20時間働けるように会社と話し合ったり、また契約は20時間未満だが、実際は20時間以上働いている人は、会社に雇用保険に加入させなければいけない義務が発生しますので、この場合も相談をしましょう。契約の時間よりも実際の労働時間で加入すべきかどうか判断されるのが、この雇用保険だからです。

今後も何かしらの理由で正社員は無理だが、パートやアルバイトなら働けると選択をした場合、この週20時間が雇用保険加入の重要な数字となりますので、認識をしておきましょう。

社会人としての第一歩。自覚を持って与えられた業務に最善を尽くすと同時に、労働者として保障された内容を正しく理解し、申請することもまた必要なことです。

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