若年層は「投信積立」、シニアは「毎月分配型」を利用~投信協会アンケートより〜

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「みんな、どんな運用をしているんですか?」相談などの現場で、よく質問されます。

一般社団法人投資信託協会から「2015年(平成27年)投資信託に関するアンケート調査」が公表されました。この結果では、年代別に特徴が浮かび上がります。私なりにまとめてみました。

(※調査対象:20歳以上の男女個人、2,700人中1,523人が回答し回答率56.4%、調査期間:2015年9月10日~9月29日)

  • 【30歳代以下】投信積立の利用者多数、しかしイマイチ勉強不足。
  • 【40歳代】投資に回すお金が少なく、関心が低い。解約したら預貯金か生活費へ。
  • 【50歳代】老後がちらつき保有を継続、ボチボチ投資の勉強も。
  • 【60歳代以上】知識を蓄え賢く運用、基準価額はマメにチェック。毎月分配金がお小遣い。

といった感じでしょうか。

年代別に目立ったのは、若年層ほど積立(累積投資)の利用が多く、シニア層ほど毎月分配型の利用が多かった点です。また、投資信託の特徴や用語の意味については、50歳代、60歳代が他の世代よりも理解していたようです。

若い世代が多く利用している投資信託の積立投資。しかし、このアンケート結果からは、積立投資の特徴や効果などについて理解不足のようでした。比較的収入が少ないから積立てで、というだけなのかもしれません。

シニア層に人気の毎月分配型の投資信託は、運用が順調であれば、毎月、投資家に収益分配金が支払われます。収益分配金の使い道について聞いたところ、30歳代以下~50歳代の各層では「特に使わない」という人が3割を超えました。この人たちは、わざわざ毎月分配型を選ぶ必要はなさそうです。投資効率が高い「無分配型」が良いでしょう。60歳代、70歳以上の半数近くが、分配金は自分のおこづかいにするそうです。

投資信託のように基準価額が上がったり下がったりする金融商品は、安い時に買いたいのが本音。しかし、タイミングを見て売買するのはプロでも難しいものです。そこでリスクを抑える方法として、毎月決まった日に、決まった金額で自動的に買い付ける方法があります。

これを「ドルコスト平均法」と呼びます。

しかし残念ながら、このアンケートを見る限り、ドルコスト平均法のメリットを理解して積立投資信託を買っている人は多くありません。少額から積立できるから利用している、というのが実情でしょうか。せっかくなので、どんな効果があるのか、次回は「ドルコスト平均法」を解説しましょう。

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