子どもにかかるお金の準備、学資保険だけで大丈夫?~子どもの将来を広げるために 第1話~

読了目安[ 5 分 ]

子どもが生まれると生活はガラッと変わります。
それまでは夫婦だけのことを気にしていればよかったですが、これからは子どもの未来のことを考えないといけない。そしてそんな中、日々の生活でも精一杯なのに、将来までって考えるとどうしても余裕を持って考えることが難しくなる。

かくいう私(編集部:35歳男子)も子どもが7年前に生まれ、今では小学生です。子どもが1歳の時、将来のためということで慌てて学資保険に入りました。

学資保険は子どもにとって最適な選択?

その時は頭には「学資保険」しかなかった、それしか知らなかった。
お金に関する知識がないとそれだけ選択肢が少なくなるということになりますよね。そんな思いをもって、これから子どもを持つ親御さん向けに、どのように知ればいいのか、考えればいいのか、行動すればいいのか、そんなことを学び、皆さんにお知らせしたいと思い、マネーゴーランドにて執筆をお願いしている高橋先生に相談しました。

子どもが大きくなる時に必要なお金、そのためのアプローチは学資保険以外にないの?

今NISA、ジュニアNISAなどいろいろとうまく活用出来る制度があることを学びました、実際に私が学んでいく過程を記事にすることで、子どもの可能性、家族の可能性を広がるための使える知識を共有できればと思います。

ちょっと待ってください。学資保険に入る必要ありますか?

子どもが生まれたら、学資保険に入るものだと思っている方が多いですよね。
実際、
「子どもが生まれたので、どの学資保険に入ったらいいですか?」
とよく相談を受けます。
「ちょっと待ってください。学資保険に入る必要ありますか?教育費を準備したいのであれば、他にも選択肢はありますよ」
と私はお答えします。

将来の大切な教育費をどう準備するのか、一緒に考えながら、学資保険以外の選択肢にも目を向けていきましょう。

はじめに、学資保険について、メリット・デメリットを整理してみます。

学資保険に入るメリット

学資保険の最大のメリットは、資金計画が立てやすいということです。
「子どもが○歳になったら、いくら受け取れるか」
が明確なため、それぞれのご家庭に合ったライフプランが立てやすくなります。

学資保険に入るデメリット

一方デメリットとしては、学資保険は保険商品であるため保障のコストを間接的に負担することになります。その分貯蓄としては効率が悪くなります。
保障のコストとは、簡単に言うと、万が一の事態が発生した際に保険金を受け取れるように保険会社へ支払う費用です。

学資保険の保険の意味を考えよう

そもそも保険とは、貯蓄では対応できないような「不測の事態」に備えるものです。
家族の大黒柱に何かあったときに、家族が経済的困窮に陥らずに済むようにするための金融商品です。
もちろん、親である以上は万が一に備えて死亡保険に加入することは絶対に必要です。ただし、これも定期保険など掛け捨ての保険を利用すれば、保険料も安く済みますし、その分より多くのお金を貯蓄に回すことができます。

また、学資保険は将来受け取れる金額が決まっています。
したがって、インフレ(物の値段が上がっていくこと)が進み学費や生活費が上昇してもそれに対応できません。デフレ(物の値段が下がっていくこと)の時代でも学費は下がらず上がっていたというデータもありますから、インフレにより学費や生活費が上昇してしまう可能性にも備えておく必要があります。

次に、ほかの選択肢について、学資保険と比較しながら考えてみましょう。

教育費準備は学資保険でなくても良いこれだけの理由

強制貯蓄は学資保険でなくても出来ますよ

保険商品を使っての資産形成は「毎月強制的に貯蓄できるのが良い」と言う人もいます。
しかし、強制貯蓄は保険でなくても出来ます。例えば、ネット銀行に積立預金をする方法でも、投資信託に積立投資する方法でも、給料を受け取る銀行口座から自動引き落としで貯蓄が可能です。

学資保険なら保険総額より多く受け取れるとも限りません

他には、「学資保険なら払い込んだ保険料総額よりも多い金額を受け取れる」と言う人もいます。これは、預金と比較してお金が増えると考えているからかもしれません。しかし、将来の預金金利がどうなるかも正確に予想できないなかで、今の金利が続くという前提で15年後の学資保険から受け取れる金額を比べても意味がありません。

学資保険は加入中の金利の変動に対応できません

保険商品は契約時点で「利率」が決まってしまうため、将来、金利が上昇した場合でも、現在の低い利率でしかお金は増えません。他の商品に乗り換えようとして中途解約をすると元本割れしてしまうため、途中で良い条件の商品が出てきても変更は出来ません。

学資保険を資産運用と考えれば選択肢は一気に増えます

教育費の負担が大きくなる高校や大学入学まで15年以上の時間をかけて、資金を準備していくのであれば、投資信託を利用した資産運用に取り組むことも選択肢の1つになります。投資信託を利用しての資産形成であれば、インフレのリスクにも備えることができますし、長期にわたって資産運用に取り組むことで元本割れの可能性を抑えた資産形成も可能です。

学資保険の選択を機に投資信託に取り組んで見ませんか?

資産運用に取り組んだことのない人にとっては、
「投資信託を利用しての資産運用なんてリスクが大きいのでは?」
「大事な教育資金で投資なんて大丈夫なの?」
と感じるかもしれませんが、このシリーズでそういった不安を解消できるように、1つずつ説明していきたいと思います。

是非、「教育資金の準備=学資保険」ではなく、現在の経済環境やご自身の考えに合った「お金の貯め方」を見つけるために資産運用も検討してみましょう。

教育費の資産運用

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