マイホームは返品できない?!契約前に熟慮を

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通常、モノを買うときは、お金と引き換えです。でも、サイズが合わなかったり、気が変わったりすると、返品できたりします。買い物を「なかったこと」にできるワケです。そういった経験がある人は、少なくないでしょう。

ところがマイホームとなると、そうもいきません。いちど引渡しを受けたら、返品できないのが普通です。引渡しを受ける前でも、いったん契約をしてしまうと、返品にはそれなりの「痛み」を伴います。ひとつの例で見てみましょう。

「そろそろマイホームを買いたいなあ」と思って、家探しをしていたAさんは、気になる物件にめぐり会うことができました。ここで、購入の是非をしっかり検討する時間がとれればラッキー。しかし、「これもご縁だから」と思ったり、「早くしないと他人にとられてしまうから」と言われたり。Aさんは、そのまま購入を申し込むことになります。
その後は、あっという間です。売主さんとの交渉がまとまったら、1週間後には、購入のための契約を結ぶことに。ところで通常、契約を行うにあたっては、売主に対して、「手付金」を渡すのが一般的です。売買代金の5%~10%ほどでしょうか。けっこうな大金です。

そしてこれが「痛み」の原因になります。一般的な契約形態をとっていれば、以後、自分の都合で契約を反故にするためには、少なくとも手付けを放棄する必要があるからです。がんばって貯めてきた頭金を失うことになってしまいます。お財布も心も痛みます。

「気になる物件にめぐり会いました」→大丈夫です
「購入を申し込みました」→(まわりを煩わせることになりますが)ギリギリセーフです
「契約を済ませました」→痛みます

契約を終え、ローンを申し込む段になって「ローン返済、大丈夫だろうか」などと思うこともあるでしょう。しかし、冷静な判断ができるうちにしっかりと検討したのなら、納得もいくというもの。心配なのは、勢いで契約まで済ませてしまったケースです。このまま進めてもいいのか、手付けを放棄してでも考え直したほうがいいのか。熟慮せずに契約まで突っ走った代償は大きすぎます。

マイホームを買う決断は慎重に。決断後には、契約内容をきちんと理解することも欠かせません。

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