マイナス金利で住宅ローンに影響は?メリットとデメリット

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マイナス金利政策が2016年2月16日に導入されたことにより、3月からは三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行が金利を年率0.8%にまで引き下げることを明らかにするなど、多くの金融機関が住宅ローンの適用金利の引き下げを発表しています。

マイナス金利というあまりにも異例の措置であるため、各銀行もとにかく金利を下げざるを得ないというのが現状のようです。ですから、住宅ローンの借り換えなどを行う場合、動くのはまさに今と考えられます。

マイナス金利とは?

マイナス金利の影響について深掘りする前に、マイナス金利について簡単に説明します。そもそも銀行には2種類あり、私たちにお金を貸してくれる銀行、そして、銀行がお金を預ける銀行が存在します。後者が日本銀行、いわゆる日銀なのです。

つまり、私→銀行→私たちというようにお金を預けている図式になります。このとき一般的な金利であれば、私たちは銀行から、銀行は日銀から金利を受け取ることができます。しかし、日銀がマイナス金利の場合、私たちが銀行から金利を受け取ることはできますが、銀行は日銀に金利を払わなければならないのです。

つまり、銀行は日銀にお金を預けたままにしておくと手数料を取られることになりますので、経営は赤字になります。そこで必死に金利を下げることで、私たちにお金を貸し出そうとしているのです。

マイナス金利のメリット

やはり、一番メリットを受けられるのはこれから住宅ローンのような大きな融資を受けたいと考えている人でしょう。

変動金利だと0.5%前後くらいまで下がってきており、長期の10年固定のローンであっても0.8%くらいまで下がってきています。これは5年前と比べると固定金利だと1%以上低い水準まで下がってきています。この1%の違いは住宅ローントータルの返済額でいうと何百万という大きな違いになります。

これまで住宅ローンを借りている人は、すぐに返済額が少なくなるわけではないのでこのタイミングで借換えを検討するという選択肢があります。

5年以上前に住宅ローンを借りてそのままになっている人は、今一度、自分自身の住宅ローンの金利がどのくらいなのかを確認してみてもいいかもしれません。

仮に5年前に3000万円借り入れをした方にとって1%適用金利が下がると300万円から400万円トータルの返済額を少なくすることができますので、ぜひご自身のローンの金利を確認してみていただければと思います。

また、不動産投資のために借り入れを利用する場合にも借り入れの金利は下がってきておりますので、少しいい条件でこれからは借りられるかもしれません。

メリットを受けるための注意点

一般的に住宅ローンの金利は申込日の金利ではなく、実際に契約した日の金利が適用されます。つまり、色々と住宅ローン商品を比較検討するのは重要ではありますが、審査などの結果を待っている間に金利が変動(上昇)してしまう可能性もあるからです。
参考:住宅ローンの基本的な仕組みとは?事前審査と本審査の違いは?

もちろんすぐに住宅ローンの借り換えをすることは難しいかもしれません。しかし、マイナス金利が発表されて間もない今だからこそ、本気で検討してもいいのではないでしょうか。

大手4行 住宅ローン金利引き上げ

6月1日から適用される10年固定の住宅ローンの金利について、大手銀行のうち4行はこのところの長期金利の上昇などを受けていくぶん引き上げます。

マイナス金利の行方|NHK NEWS WEB

マイナス金利のデメリット

住宅ローンを組むことに対して、マイナス金利のデメリットはありません。強いて言うのであれば、変動金利で借り入れていた場合、今後金利が5年前10年前の金利水準まで上昇する可能性は0ではないわけですが、金利は安い(低い)と思い込んだままいると、返済額に驚く日が来るかもしれない、という点でしょうか。

10年後のローン残債を金利3%で試算したことはありますか?

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