マイナス金利、私たちの保険はどうなる?

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史上初の”マイナス金利”が2月16日に導入開始。

預金の金利が下がったり、住宅ローンの金利が下がったりと、私たちにもマイナス効果とプラス効果が出始めました。では、保険にはどのような影響があるのでしょう。
そもそも私たちが支払う保険料は、将来の保険金の支払いに充てる「純保険料」と、保険会社の経費などに使われる「付加保険料」に分かれています。純保険料の金額は、将来の保険金の支払い額に対して、運用で見込める利益分を割り引いて決まります。保険会社は主に長期の国債などで運用するため、金利との関係性が深く、金利が高い時は保険料が安く、反対に金利が低い時は保険料が高くなるしくみです(図参照)。

終身保険(死亡保障)や学資保険、年金保険など「貯蓄タイプ」の保険は、長期で運用する割合が高いため(見込んでいる運用益が大きいため)、金利の影響を受けやすい保険と言えるでしょう。但し、既に加入している人は、契約時の利率が約束されていますから、途中で保険料が上がったり、受け取る保険金が少なくなったりはしません。また、利率変動タイプの終身保険に加入している人も、最低保証がありますので約束された保険金額を下回ることはありませんので安心してください。今後も低金利が続いて、保険料の値上が決定した時に影響するのは、新たに加入する人だけ。特に、保険料を最初にまとめて払ってしまう「一時払い終身保険」は特に金利の影響が大きく、数社の保険会社が販売停止や保険料の値上げを決定しました。

一定期間だけ死亡を保障する定期保険の場合は、保険期間が30年など長期のタイプはやや金利の影響が大きく、10年など比較的短めのタイプは金利の影響を受けにくいでしょう。その他、一般的な医療保険やがん保険など「掛け捨てタイプ」の保険も、元々見込んでいる運用益が少ないため、金利の影響は受けにくい保険と言えるでしょう。

では、保険料が上がる可能性の高い貯蓄タイプの保険に、急いで加入すべきでしょうか?
終身保険や年金保険などは、若い人ですぐに加入する理由がなければその必要はありません。将来景気が良くなって金利が上がれば、その高い金利が加入中ずっと保証されるため、それから加入するのでもいいでしょう。ただし、子どもが生まれて間もない人や、もうすぐ生まれるなどで学資保険に入ろうと思っている人は、早めに手続きした方がいいかもしれません。出産予定の140日前から加入できますので、妊娠中に手続きをしておけば安心できるでしょう。

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