投資初心者は最初から儲けを狙うな!資産と時期で考える分散投資とは

読了目安[ 4 分 ]

世の中には、株式や外国為替、商品取引、不動産価格など多くの金融商品がありますが、どの金融商品も世の中のちょっとした出来事に反応して価格が上下します。

経済や金融の状況はもちろん、戦争や災害、社会問題の影響を受けます。政治家や有名人の発言でも、株価や為替が変動します。

つまり、世の中には金融商品の価格に影響を与える出来事がゴロゴロしているのです。全てを踏まえた予想は投資のプロでもできません。価格変動ならまだましで、投資先の突然の破綻や上場廃止もあり得ます。

そのため、手元に運用できる余裕資金があったとしても、何となく儲かりそうな相場だと思っても、安易に大儲けを狙った投資をしてはいけません。

そこで、投資の基本的な考え方の1つとして、「分散投資」を覚えておきましょう。

今回は、資産と時期で考える分散投資とおすすめの分散投資商品についてお話します。

分散投資(ぶんさんとうし)とは

分散投資とは、資産の投資対象をいくつかに分散して投資をする手法(資産分散)、また一時期ではなくタイミングを分散して投資をする手法(時間分散)によってリスク軽減することを言います。

投資対象は、経済状況や為替相場の動向によって価格が変動します。また、資産によって値動きのタイミングも異なります。どの資産の価格が上がるか下がるかを正確に予想することは誰にもできません。

しかし、「卵はひとつのカゴに盛るな」という投資の格言がある通り、資産や時間を集中的に投資するよりも、複数の資産や時間に分散した方がリスクを避けられます。特に初心者が投資を始める場合は、分散投資の考え方はとても重要です。

投資の分散1.資産分散とは

資産分散とは投資対象の種類を分けることで、資産とは株式や債券などです。さらに、国内対象、海外対象などに分かれます。

A.株が値上がりした時のために、株を持っておく。
B.株の値下がりに備えて、目減りしない現金で持っておく。
C.円高・ドル安になっても良いように、円のお金を持っておく。
D.円安・ドル高になっても良いように、ドルのお金を持っておく。
E.新興国経済の成長に便乗できるように、新興国投資を行う。
F.新興国の通貨や経済が混乱することに備えて、先進国に投資をする。

など資産の分散方法は様々です。上記で言えば、AとB、CとD、EとFのように対極の組合せは分散効果を高めます。

投資の分散2.時間分散とは

時間分散とは、投資をする時期を分けることで、時期とは市場の大きな動き毎に変わります。

たとえば、ギリシャ危機中国バブルイギリスのEU離脱問題など、世界では様々な環境の変化があり、これらの外的要因が金融商品に及ぼす影響や時間的な波及は様々です。

投資初心者がこれらの世界中の出来事を常に監視し、全ての出来事に対応しながら投資判断をすることは難しいでしょう。

つまり、時期を考えずに投資をするということは、リスクヘッジが遅れるだけでなく、非常に曖昧な投資判断しか持てないということです。

もちろん、為替や株価は1日の中でも刻々と値段が変わっています。その流れを把握し、どのタイミングで売買を行うかによって、同じ投資対象でも値段が違います。つまり、短期的・長期的な時期を見定めることで投資利益も変わるということです。

分散投資におすすめな投資方法

初心者におすすめな投資方法は、プロが投資対象を選別してくれて、少額からでも投資が可能な投資信託です。

特に国内外の株式や債券に幅広く分散している投資信託を「バランスファンド」と言い、毎月積立形式でバランスファンドを購入することで、資産と時間の2つの分散を手軽に行えます。金額も500円から始められる物がありお手軽です(5000円程度からの積立が良いとは思いますが)。

投資に興味はあるけれど、「何に投資をしたら良いかわからない。何に投資をするか悩んでいる。」という人は、投資信託のバランスファンドから始めてみると良いでしょう。

以下も参考にして、投資信託のことを理解してください。

参考|投資信託は本当に初心者向け?まず最初に投資信託を始める理由

分散投資を念頭に置いて投資の勉強を

これからの景気の良し悪し、投資した資産の変動など……将来は誰にも予測できません。そのため、投資はしない、投資は怖いという人もいます。

だからと言って何もしなくても資産は増えません。資産が増えなければ、将来が安泰かもわかりません。

投資はギャンブルではありません。分散投資などを行い、なるべく手堅く資産運用して、少しでも将来の蓄えを作るために必要な手段の1つです。

ちなみに、「投資信託は手数料が高いから、自分で直接投資する株式を選んだ方が良い。」「分散投資は、儲けも分散するから面白くない。」という意見もあります。

投資は自己責任なので、余程自信がある人は良いでしょう。ただ、初心者のうちは情報収集のコツを身につけたり、判断力を養う時間が必要です。

投資信託は運用会社から「投資家向けレポート」「運用報告書」が発行されます。「最近のニュースでどのように判断したか」「行った運用で、どのような結果になったか」というレポートです。

まずは、これらのレポートの読める部分だけでも目を通して、投資への理解を深めていきましょう。投資を少し理解できるようになると、一発勝負の怖さも十分に理解できるようになるんです……。

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