NISAと確定拠出年金(DC)をどう使い分けるか

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前回『NISAだけじゃない!資産運用の税金が優遇される制度とは』で確定拠出年金(DC)について紹介しました。

自分で掛金を積み立てて資産運用していくと、支払う税金を少なくすることが出来るため、実質的には15%以上のリターンを獲得できる仕組みです。

今回は、NISAと確定拠出年金(DC)の違いを確認しながら、どのように使い分けをしていったらよいか考えてみたいと思います。

まずはNISAと確定拠出年金(DC)の共通点ですが、これはなんといっても運用益が非課税になることです。どちらの制度でも運用して増えた利益に対して税金がかかりません。

2つの制度の異なる点としては「利用できる商品」、「利用できる金額」、「利用中の使い勝手」が挙げられます。

NISAの対象となる商品は、株式や投資信託などです。一方の確定拠出年金(DC)は預金や保険、投資信託が対象です。確定拠出年金(DC)では預金や保険などリスク商品以外にも預けることができる点が大きく異なります。

年間の投資額の上限については、NISAは毎年100万円(2016年からは120万円)です。期間は5年間なので累積するとトータル500万円まではNISAで投資が可能です。
一方、確定拠出年金(DC)は毎年約30万円~80万円(個人の状況によって異なる)となっていてNISAよりは少額ですが、累積の投資上限額はありません。たとえば、年間30万円であっても30年間積み立てをすれば、累計900万円分の投資が可能です。

運用期間中は、NISAは商品を途中で入れ替えたりすることは出来ませんが、確定拠出年金(DC)であれば、何度でも異なる商品に預け替えができます。多くの商品は何度売買しても手数料がかからず、税金も課税されません。

そして、最大の違いは「引き出しの自由度」です。
NISAはいつでも解約して、その資金を使うことができます。一方で、確定拠出年金(DC)は原則として60歳まで引き出しが出来ません。老後の資産形成をサポートするための制度だからです。

税金の優遇度という観点では、確定拠出年金(DC)の方がメリットは大きくあります。累積の投資上限額もありません。しかし、途中で資金を引き出して使うことが出来ないという点には注意が必要です。人生における資金計画をしっかり考えたうえで、資金の性質に合わせて両方の非課税制度を使い分けていくと良いでしょう。

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