給料をもらいながらタダで学べる高校があるって知っている?

28

読了目安[ 5 分 ]

公立で年約39万円、私立では年約97万円かかる高校の教育費。この教育費がただになるだけではなく、給与までもらえてしかも就職も約束されるという道があることをご存知でしょうか。

企業内学校といって企業が企画運営する、社員向けに働くための技術や知識を教える学校のことなのです。中には、外部からの受け入れをしている企業があり、中学卒業していれば誰でも受けられるので一つの選択肢として知っておくと良いかと思います。

中学校卒業生を対象とした企業内学校の特徴

特徴としては、

  1. 企業内学校は一般で言われる「学校」と異なるため学歴にはならない。ただし、科学技術学園高校に同時入学扱いとなり、高校卒業の認定を受けられる
  2. あくまで学ぶことは仕事であるため給与も出るが、一般の高校生とは生活は異なること
  3. 寮生活になること(通学可能な場所に住んでいれば自宅通学もできる学校もある)
  4. その企業に就職が約束されるが、反面、将来の方向性が高校入学時にある程度定まること
  5. モノづくりのプロを育成する学校が多いこと

などが挙げられます。
参考:科学技術学園高等学校

この5点について納得でき、頑張ってみたい!と思う方にはおすすめです。入学金や授業料、寮費も掛かりませんしね。ただし、主に地元の中学生からの人気はとても高く、倍率は相当高いので、合格するためにはかなりの努力が必要でしょう。

<トヨタ工業学園>愛知県

トヨタ自動車(株)が運営している全寮制の高校です。3年間、トヨタのものづくりの基礎を学ぶことができます。高校生の間はトヨタの社員ではなく、卒業後に入社することに。毎月の生徒手当(13万円〜14万円※平成27年度)と年2回の特別手当がもらえます。ちなみにトヨタ工業学園単体では高校卒業資格は取得できず、同時に入学する通信制の科学技術学園高等学校を卒業することで高校卒業資格が取得できます。とはいえ、トヨタ工業学園での学びをそのまま科学技術学園高等学校の単位とできるため、2倍学習しなければいけないわけではありません。また、希望者は大学進学も可能。配属職場の推薦と社内選抜試験の受験が必要ですが、奨学金をもらいながら豊田工業大学に通える進学支援制度があります。
参考:トヨタ工業学園

<デンソー工業学園>愛知県

(株)デンソーが運営する高校。トヨタ工業学園と同様、同時に通信制の科学技術学園高等学校に入学することで高校卒業資格を得られます。全寮制ではないですが、遠方から通う学生のための寮はあります。トヨタと違いまず採用試験を受け入社。高校生とはいえ社会人の待遇(手当・賞与・福利厚生等)を受けて勉強します。また、デンソー工業学園でも選抜試験に合格した若干名が、社会人入試を受けて豊田工業大学に進学可能です。
参考:デンソー工業学園

<日野工業高等学園>東京都

日野自動車(株)が運営する高校。全寮制ではないですが、遠方から通う学生向けの寮があります。デンソーと同様、入学と同時に社員となり、訓練生という立場で学びます。生徒手当(8.9万円〜13.7万円※平成26年度実績)と年2回の特別手当がもらえます。
参考:日野学園(日野自動車企業内訓練校)-体験入学受付中!

企業内学校を選択したマネープラン

仮に計算してみましょう。

  • 企業内学校に入学できた場合節約できる公立高校3年間分の教育費(約117万円)
  • 3年間もらった手当(特別手当含む)を550万円とした場合

一般の公立高校に進学した場合に比べ、667万もの差が生じます。

お金事情の苦しいご家庭では(でなくとも)、3年間で667万円の余裕が生まれることは、かなりの大きな違いになると思います。

ただ、中学卒業時点で将来を見据えた決断をするという非常に難しい選択にはなりますので、「お金」の視点だけではなく、将来のことについてご家族でよくよくお話されてください。

同じカテゴリの記事 この著者の記事を表示

コメントを残す

  • コメント欄には個人情報を入力しないようにしてください。

  • 入力いただいたメールアドレスは公開されませんがサーバーに保存されます。
  • 入力いただいた情報の他に、IPアドレスを取得させていただきます。取得した IPアドレス はスパム・荒らしコメント対処ために利用され、公開することはありません。