シンキジョウジョウってなに?

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2015年の株式市場に関するビッグニュースの一つは、11月4日の郵政3社(日本郵政とその傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命)の新規上場です。これまでこの3社の株は政府が保有していましたが、それが一般の投資家に売り出されたのです。

郵政3社のように規模が大きくて実績のある会社が新規上場するのは珍しく、知名度が高いことや上場する株数が多いことなどから投資家の注目が集まり、大きな話題となりました。

新規上場とは

新規上場というのは、それまで特定の株主だけが保有していた株や新しく発行する株を、広く一般の投資家に買ってもらうために証券取引所に登録することをいいます。上場することによって、その会社は多くの事業資金を得ることができ、投資家は誰でもその会社の株を売買できるようになります。

新規上場した会社の数は、リーマンショックがあった翌年の2009年に大きく落ち込みましたが、だんだんに増加して、2015年は10月末の時点で郵政3社を含め86社が上場または上場予定となっています。新規上場会社が多いということは、それだけ株式市場が活発であるということであり、日本経済が上向きだということを表します。

新規上場株は売り出しに当たって、担当する証券会社が売り出し価格の上限と下限を発表し、投資家からいくらで何株買いたいという希望を募ります。その応募状況によって売り出し価格が決まり、投資家は改めて購入の申し込みをします。
多くの場合、発行される株数よりも購入希望者の申込み株数のほうが多いので、これまでの取引状況や抽選などによって証券会社が投資家に株を割り当て、割り当てられた人だけが上場前にその株を買うことができます。上場後は、通常の株と同様に売買できます。

新規上場する会社は、将来性への期待から上場後に株価が上がることが多いので人気が高く、購入申込みをしてもなかなか買えないのが実情です。

一方、通常、新規上場するのは創業されてからあまり年数のたっていない、規模の小さい会社がほとんどです。そのため、上場して飛躍的に成長する会社もありますが、思ったほど業績が伸びず、経営がうまくいかなくなって破たんする会社もあります。また、新規上場株は発行される株数が少ないので、株価の変動が大きくなりがちで、売りたいときに売れないということもあるなど、リスクは大きいといえます。

新規上場株を買うのは夢を買うことでもありますが、こうしたリスクを知ったうえで、購入する場合は、事業内容や財務状況をしっかり確認する必要があるでしょう。

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