労災保険が適用される、”仕事中”の範囲とは?

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労災保険は、労働者が仕事中および通勤途上において病気やケガをした場合にお金が支払われる制度です。仕事に関することなので、当然事業主に補償責任があるため、労災保険料は全額事業主負担になっています。

通勤途上は、会社に行くまでに「労災事故に遭う」ということでわかりやすいのですが、仕事中とはいったいどんな場合をいうのか、線引きが非常に難しい問題です。仕事中と言うのだから、就業時間および残業時間中は全て該当するのではと思いがちですが、そうとも言えないのが現状です。

では仕事中とは、どのようなケースが該当するのか主なものをいくつかあげてみましょう。このケースにあてはまる場合に、病気やケガをしたら労災が適用されます。

・仕事中
・仕事中断中(お手洗い、飲水等)
・仕事に伴う必要行為
・仕事に伴う準備行為または後始末行為中
・緊急業務中
・休憩時間中(会社外の飲食店利用中はダメ)
・事業場施設の利用中
・出張中
・全員参加のレクリエーション行事に参加中
・他人の暴行による災害 等

ただし、どのケースでも仕事中に関係のない私的なことを行っていた場合は、該当しません。例えば、仕事の途中でのどがかわいたので会社内の給湯室に行きでケガをした場合は労災に該当しますが、会社から出て近くのコンビニにお茶を買いにいき途中でケガをした場合は、当てはまりません。また、反対にお客様にだす飲み物を買いにコンビニに行ってケガをした場合は、私的なことではありませんので、労災が適用されます。

また、会社主催のレクリエーション行事に参加した場合、この参加が自由参加であればケガをしても労災の適用はありません。しかし、自由参加と言っておきながら、参加が半ば強制(自由参加としながらもみんなが参加しているからしぶしぶ参加しなければならない)の場合は、労災の適用があります。さらに会社ではなく別の場所に行くことになりますが、通勤途上ということで往復が労災の適用となります。

実は、この自由参加か強制参加かの違いによって、研修や会議、宴会等への参加中のケガが労災の適用になるのかならないのか判断の基準になります。このような行事等に参加する場合は、必ず自由か強制か確認をしておきましょう。

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