市販薬と処方薬の特徴や違いとは?風邪薬を安く買う方法は?

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季節の変わり目は、体調を崩しやすい時期です。特に明け方に急に冷え込むようになると、夜に気を付けていても「頭が重い……。」「のどがイガイガする……。」など風邪の諸症状が出やすい人もいます。

もちろん、風邪対策はひきはじめが肝心なので、「たかが風邪。」とは思わずに異変を感じたら、早めに市販の薬を飲むようにしましょう。

ところで、薬には薬局で買える市販薬と、病院で医師の処方箋のもとで購入できる処方薬の2種類がありますね。

処方薬をもらうとなると病院の診察代(初診料)もかかるし、仕事が忙しくて平日に病院に行く時間がないという理由で、手軽に買える市販薬ですませている人も多いはずです。

では、病院でもらう処方薬とドラッグストアなどの市販薬は、何か違いがあるのでしょうか。また、市販薬を買う場合はどこで買えば節約につながるのでしょうか。

今回は、市販薬と処方薬の違い、市販薬をお得に購入する方法についてお話します。

市販薬と処方薬の違い

まず大きなものとして市販薬と処方薬は、市販薬はドラッグストアや薬局などで個人が直接購入できる薬、処方薬は医師の処方箋をもとに薬剤師が調合して出す薬という違いがあります。

ちなみに、市販薬の正式名称は一般用医薬品、処方薬の正式名称は処方箋医薬品と言います。

目的・成分の違い

風邪薬の場合、市販薬のパッケージには、「熱、せき、のどの痛みに効く」など複数の症状に対応する旨が書かれています。これを「総合感冒薬(そうごうかんぼうやく)」と言い、複数の症状に効く複数の成分が含まれた薬を表します。

一方、処方薬の場合、医師が患者を診断した結果、症状や年齢など個人の状態や飲み合わせを考えた適切な成分・量の薬を処方してくれます。

責任の違い

市販薬は、一般の人が自分の判断と責任で購入する薬を決めるため、薬の効果自体が弱めに設定され安全面に配慮されています。

一方、処方薬は、医師の判断と責任で症状を改善するために最適な薬が決められます。

医療保険の扱いの違い

処方薬は公的医療保険の対象となるため、年齢によりますが自己負担額はおおむね3割です。

年齢 自己負担割合
未就学児 2割
6歳~69歳 3割
70歳~74歳 2割
75歳以上 1割

一方、市販薬は全て自己負担ですが、医療費控除やセルフメディケーション税制による所得控除を受けられます。医療費控除やセルフメディケーション税制は以下を参考にしてください。

参考|医療費控除とセルフメディケーション税制どっちが得?年収別の還付金比較

市販薬の種類

おおむね、市販薬と処方薬の違いはわかったでしょう。なお、市販薬は成分の薬効と副作用リスクによって3つの種類があります。前述した通り、市販薬は個人の責任で購入する薬のため、販売のしやすさや専門家の意見などが必要な場合もあります。

第3類医薬品

最も購入しやすい市販薬は、第3類医薬品です。薬局・ドラッグストアだけでなく、コンビニでも売られています。

たとえば、栄養ドリンクやシップ、消毒液、ビタミン剤、酔い止め薬、鎮痛薬、コンタクトレンズ用目薬の多くは第3類医薬品に該当します。

第2類医薬品

第2類医薬品は、一般的な薬局・ドラッグストアで販売している薬のことです。店舗に薬剤師が常住しているか、店舗が登録販売者の資格を持っていれば説明なしで購入できます。

風邪の総合感冒薬、胃腸薬、または第3類医薬品よりも強い成分を含む薬が該当します。ちなみに、第2類医薬品は、指定第2類医薬品と第2類医薬品に分かれています。

第1類医薬品

第1類医薬品は、薬局・ドラッグストアで販売している薬ですが、薬剤師が常住しており、購入時に薬剤師の説明を必要とします。薬局でも、薬剤師が対応した旨をレジなどで記録する必要があります。

第2類医薬品よりもさらに強い(処方薬に近い)成分を含む薬が該当します。

風邪薬を安く買う方法

1.大手スーパーのプライベートブランド

2009年の薬事法改正によって、薬剤師または登録販売者の条件を満たせば、薬局だけではなくスーパーやコンビニでも一部の市販薬(第2類・第3類医薬品)を取り扱うことが可能になりました。

その流れの中で、大手スーパーやコンビニの中には、市販薬をプライベートブランド商品として開発している場合もあります

たとえば、有名薬剤メーカーの風邪薬は3-5日分で2000円近くしますが、イオン系の「ハピコム」やマツモトキヨシの「MKカスタマー」の風邪薬は3割くらい安く購入できます。

もちろん、プライベートブランドと言っても医薬品メーカーに製造委託をしているため、品質や安全性が劣るということはありません。

2.錠剤より顆粒の方が安い

風邪薬を選ぶときに顆粒よりも、飲みやすさや保存のしやすさから錠剤を選ぶ人が多いと思います。また、値段も顆粒より錠剤の方が高いため、「錠剤の方が効果が高いのでは?」と思うかもしれませんが、実は薬の成分量は同じです。

錠剤と顆粒で値段が違うのは、粉状の成分を丸く固める工程に手間がかかるためです。つまり、顆粒の市販薬を選んだ方がお得だということです。

ただし、錠剤と顆粒では、成分が溶けて効果が現れるまでに差があるため、使い分けが重要です。

風邪のひき始めや症状が軽い場合は顆粒を選んで早めの効果を期待し、本格的に風邪をひいた場合はじっくり治すことを考えて効き目が持続する錠剤を飲むなどの使い方をしましょう。

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