今だけでなく、一生涯を見通したローンプランを立てよう!

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住宅ローンを組んで家を買う場合、当面はもちろん、将来にわたって返済し続けられるか、子どもの教育費や老後に悪影響がないかを検討することが重要です。

私たちファイナンシャル・プランナーは、個人相談の際、将来の収支を「キャッシュフロー表」を作成し、さまざまなシミュレーションを行います。

下図(キャッシュフロー表の例)は、住宅ローンを返済中の30歳会社員の将来収支を試算したものです。青い折れ線グラフが収入、棒グラフが支出を表しています。棒グラフはさらに費目別に色分けされています。

支出から見ていきましょう。
まず住宅費(水色)ですが、このケースは固定金利型のローンなので、返済終了まで一定の支出額となっています。変動金利や固定金利期間選択型の場合は、将来、世の中の金利が上昇すると、住宅ローンの金利も上昇して、返済額が増える可能性がありますので注意が必要です。

日常生活費(青色)や教育費(黄緑)は、一般的に子どもの成長とともに膨らんでいく傾向があります。特に、子どもが大学等へ進学すると、教育費が急増するため、その年の収入だけではまかないきれなくなるケースも少なくありません。

次に、収入です。
このグラフで30代前半の世帯収入が下がっているのは、当初共働きだったのが、出産とともに妻が家庭に入るケースを想定しているためです。また、成果主義の導入等で、50代前半をピークに収入が減少する賃金体系の企業が多くなっていることも反映しています。
また、若い世代では60代前半は無年金となります。そこで、定年後も再雇用などで働くケースが多いですが、収入は退職前に比べて大幅に減少するのが一般的です。年金受給開始後も、公的年金だけではゆとりある生活を送るのは難しいため、貯蓄を取り崩して生活することになります。

図の中で黄色く塗られた部分がローンの返済期間ですが、将来教育費等が増えたり、多少年収が下がっても返済し続ける余裕があること、そして豊かな老後のために、できるだけ早期に完済できるようなプランを立てましょう。

家計の将来シミュレーションは、ファイナンシャル・プランナーの個人相談(有料)で対応してもらえますが、下記のサイトでも簡易な試算が行えます。 

・住宅金融支援機構 住宅ローンシミュレーション「資金計画シミュレーション」https://www.simulation.jhf.go.jp/type/simulation/sikinkeikaku/openPage.do
・SUUMO 住宅ローンシミュレーション 「65歳までの家計シミュレーション」
https://suumo.jp/edit/simulator/

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