預金よりお得!個人向け国債10年変動金利型の特徴とメリット

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誰もが保有している銀行預金。そこに預けてあるお金は一体何に使われていると思いますか?

銀行預金が住宅ローンや企業への融資に使われているのはよく知られていますね。その他には、国債への投資にも使われています。つまり、銀行が皆さんから預かったお金で国債に投資をしているのです。

同じように、私たち個人も直接国債に投資することができます。金利が低い今は預金として銀行に預けておくよりも、直接自分で国債に投資した方がもらえる利息も多くなります。

銀行預金は、お金を銀行に預けて利息を受け取る金融商品、一方、国債は国にお金を預けて利子を受け取る商品です。つまり、銀行預金と国債への投資は非常によく似た仕組みになっているのです。

国債にも様々な種類があります。その中で、投資に慣れていない個人にも取り組みやすいのが、「個人向け国債」です。1年以上預ければ、途中で換金しても損をしない仕組みになっています。

債権は証券会社で扱う商品のひとつ

証券会社では、株以外の金融商品も扱っています。その1つが“債券”です。

債券とは一種の借用書のことで、国が発行している国債や企業が発行している社債、外国の国や団体などが発行している外国債などがあります。

日本の国債を買うということは日本国にお金を貸すことになります。貸したお金なので、決められた時に返してもらえて、その間は半年ごとに最初に決められた利率に基づいた利子を受け取れます。

債券が普通の借用書と違うのは、期限が来るまでの間は売買できるということ、そしてその価格が変動するということです。10万円の債券が9万円で買えることもあれば、11万円出さなければ買えないこともあります。

もちろん期限には10万円が返ってくるため、債券を9万円で買って期限まで持っていれば、その間の利子が受け取れるほかに、1万円の利益も得られます。反対に、11万円で買うと1万円のマイナスになるため、利子の合計が1万円以下であれば損をすることになります。

ところで、この受け取れる利子で心配なのはマイナス金利ですね。マイナス金利の中で注目を集めているのが「個人向け国債」です。

個人向け国債とは

個人向け国債とは、名前の通り個人専用の国債のことで1万円単位で購入できます。

個人向け国債の最大の特徴は、価格が変動しないことです。途中売却も可能で、その場合は発行した価格で国が買い取ってくれます。したがって、国債の値下がりで損をすることはありません(直近2回分の税引き後の利子相当額が差し引かれます)。

個人向け国債の利率は発行されるときに、その時々の金利状況によって決まります。ただし、0.05%は最低保証されているため、マイナス金利になって預金の金利が下がっても心配する必要はありません。

個人向け国債には3つの種類があります。満期までの期間によって「3年固定金利型」「5年固定金利型」「10年変動金利型」の3種類があります。

固定型は、最初に約束された金利が満期まで適用されるため、現在のような低金利環境では、ずっと低い利子しかもらえません。

一方、変動金利型は、今後金利が上昇すると応じて受け取る利子も増えていきます。従って、現在の金利環境では期間10年の変動金利型がおススメです。

それでは、「個人向け国債10年変動金利型」の特徴を確認しましょう。

個人向け国債10年変動金利型の特徴

特徴1.国が保証するため安全

日本の財政が破綻しない限り、満期日の元本返済も半年ごとの利子の支払いも国が保証してくれます。直前2回分の受け取った利子を返すことで、いつ換金しても損をすることはありません。

特徴2.購入できる場所が多い

個人向け国債は、証券街会社や銀行、郵便局でも1万円から購入できます。

特徴3.1年経過後は売却できる

額面1万円単位で中途換金が可能なため、急にお金が必要になっても必要な分だけ換金すればいいので安心です。

特徴4.金利が上がれば受取利子も増える

今後は、景気の回復が伴う物価上昇が起これば金利も上昇することが予想されます。適用利率も半年ごとに見直しされるため、受け取れる利子も増える可能性は高いでしょう。

個人向け国債はお得

将来を見据えた投資方法は様々ありますが、どうしても投資と聞くと損をするのが怖くなります。

ところが、個人向け国債の10年変動金利型であれば日本が保証してくれるため、とても安全な資産として投資することが可能です。しかも、この先日本の金利が上がることを考えれば、10年ものしか選択肢はないと考えて良いでしょう。

個人向け国債は、満期まで持っていれば買ったときの金額が返ってくるので、減らしたくないお金を運用するのに向いています。マイナス金利の中で、安全に、そして少しでも有利に運用したいというニーズに合っていますね。

もちろん、マイナス金利が導入された目的の一つは株価を上げることなので、しっかり勉強をすれば株式投資を選択するのも投資の一つの手段です(実際はマイナス金利導入後に大きく値下がりしていますが……)。

株は値上がりが期待できる一方、価格の変動が大きいもの。一方、債券は大きく増えることは期待できないけれど、満期までもっていれば元本が返ってきます。このように性質の違う株と債券の両方を持ってると、資産全体の値下がりを押さえることにつながります。

教育資金など使用目的が決まっているお金や急な入用に備えてただ預けてあるお金など、すぐには使わないけれども減らしたくないお金を少しでも有利に預けておきたいと考えるのであれば、「個人向け国債」を使わない手はありません。

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