外貨預金で生活防衛!

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外貨預金は、為替差益や相対的に高い金利を得るという観点と同時に、長期的な資産防衛としても役立ちます。

長期的な経済の成長は人口動態の影響が大きく、特に現役世代の割合が高いほど成長が大きいといわれます。そのため、少子高齢化が進み、人口も減少している日本は、長期的には経済が低下していくとみられているのです。
そして経済力が弱い国の通貨は、原則として人気が薄れ、安くなっていきます。通貨が安くなると、輸出には追い風になりますが、輸入には不利になるのはご存知ですね。

具体的に、円とドルの例で見てみましょう。
2012年後半には1ドル80円前後でしたが、最近では120円台まで円安が進んでいます。その影響で、輸出企業の収益は上がりましたが、生活面では輸入品を中心にさまざまな物資が値上がりし、生活は苦しくなっています。
しかし、もし3年前にドルを買っていれば1.5倍の価値になっているので、物価が高くなってもそれほど困ることはないでしょう。
日本は現在も多くを輸入に頼っていますが、将来的には、資源や食糧以外の加工品まで輸入する機会が増えるかもしれません。そんなとき、外貨をもっていれば、その価値が上がっているので、リスクヘッジになるというわけです。

世界の準備通貨(政府や中央銀行が国際間の経済取引の決算や為替相場に介入するために持っている外貨)は、その6割が米ドル、2割強がユーロとなっています。そこで、通貨当局同様、皆さんもいざというときのため、米ドルとユーロを資産の一部として持っておいてはいかがでしょう。特にグローバル社会に生きる若い世代には、必要なことだと思います。

世界の中心的な通貨である米ドルは、貿易の決済にも使われ、他の通貨との換金しやすさから比較的値動きが安定しているといわれます。また、為替レートに関連する情報が入手しやすいことから、初心者でもチャレンジしやすい通貨といえるでしょう。
米ドルは年内の利上げが見込まれていることから、さらなる円安が期待される一方、既にかなりの円安が進んでいるのも事実。一度にまとめて投資するのは避けたほうがよいでしょう。

ユーロは、ヨーロッパ25カ国の共通通貨。ユーロが誕生するまでは、フランスではフラン、ドイツではマルク、イタリアではリラと、各国の通貨が利用されていましたが、通貨統合により経済の集合体としての力を発揮するようになり、今ではアメリカに勝るとも劣ない経済規模を誇っています。ここ数年、ユーロ圏の経済は低迷していますが、悪い時期から少しずつ積み立てていくことで、将来的にはここのところのドル円のような大きな利益が得られるかもしれません。

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