「証券取引所」って聞いたことはあるけど何をしているところ?

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テレビや新聞、ネットのニュースなどで目にする「証券取引所」。株に関係ありそうだということはわかるけれど、どう関係しているのか、知らない人も多いのではないでしょうか。

例えば、Aという会社の株を買いたい人と、売りたい人がいれば、話し合って値段を決めて売り買いすることができます。でも、買いたい人、売りたい人を自分で探すのは大変ですよね。そこで、株の売買を集中させて、取引をスムーズに行うために設けられているのが証券取引所なのです。

証券取引所は、日本中の証券会社から送られてくる銘柄ごとの買い注文と売り注文をマッチングさせて、取引を成立させていきます。以前はそれを、“場立ち”という人たちが巨大な体育館のようなところで、独特のブロックサインを使って行っていましたが、今はすべてコンピューター取引となっています。

証券取引所は、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌にありますが、売買されている株数も、取引されている金額も東京証券取引所が圧倒的に多く、「日本の証券取引所=東京証券取引所」といえます。

会社が成長して多額の事業資金が必要になったら、証券取引所に登録し、発行した株を多くの人に買ってもらって資金を調達します。取引所に登録することを「上場」、登録している企業を「上場会社」といいます。
上場会社の株は不特定多数の人が売買することになるので、どんな事業を行っていて、どのくらい売上げがあって、どのくらい利益を上げているかなどを公表しなければなりません。また、証券取引所は上場するため基準を設けており、会社設立からの年数、株主数、発行されている株数、保有する資産の額、過去3年の利益の額などが上場基準を満たした会社でないと、上場することができません。

会社にとって上場の目的は資金調達だけでなく、上場基準を満たした規模の大きい経営基盤のしっかりした会社だという、一種の「お墨付き」をもらうことにあります。それによって社会的な信頼を得ることができ、知名度が上がり、ビジネスがしやすくなったり、優秀な人材を集めやすくなったりするのです。

上場会社は上場したあとも、経営の状況や業績などを、決められたルールに従って定期的に公表しなければなりません。いったん上場しても上場基準を満たさなくなると「上場廃止」となり、上場会社の資格を失います。そうならないよう、上場会社は経営状態を常に安定させ、業績を上げるよう努力しなければならないのです。

2015.7.02更新

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