投資信託選びの最後の決め手“シャープレシオ”

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商品分類を手掛かりにすれば、投資信託は選びやすくなります。でも、数千もある中から絞り込むことはそう簡単ではありません。

目指す1、2本を選ぶには、いくつかのポイントがあります。今回は、投資対象が似ている投資信託において、「運用の上手さ」が比較できる指標をご紹介しましょう。

投資信託を提供する運用会社は、品揃えを充実させ投資家のニーズに応えます。そのため、投資対象が似ていて、どの運用会社の投資信託がいいのか見当がつかないケースも少なくありません。しかし、「運用の上手さ」が分かるシャープレシオを比較することで、投資信託の優劣の判断ができます。投資信託の検索サイトでサイト運営会社が算出しています。そこで確認できますので、「数字が大きいほど運用が上手い」と覚えておいください。

シャープレシオは、一言でいえばリスクとリターンのバランスから運用の上手さ(効率)を見る指標です。例えば、AとBの投資信託の3年間のリターンが10%で同じとします。この情報だけではどちらを買えばいいかは判断できません。そこでリスクを見ますとAのリスクが5%、Bのリスクが10%だとします(%表示でリスクが登場しましたが、BはAよりもリスク、つまり値動きが大きいことを意味する)。この情報があれば、BよりもAのほうが、少ないリスクで多くのリターンを上げており、「運用が上手い」ことがはっきりとします。

さらに図を用いて見ていきましょう。『シャープレシオ=リターン÷リスク』といった基本計算式(実際の式はもう少し複雑)をデフォルメしています。リターンが同じならば、リスクが小さいほどシャープレシオは大きく、リスクが同じならば、リターンが大きいほどシャープレシオは大きくなります。これにより、シャープレシオが大きいほど運用が上手いことがお分かりいただけたと思います。

ただ、シャープレシオを用いる際には注意が必要です。
・あくまでも過去データを用いた数字で、将来を保証するものではない。
・株式中心の投資信託と債券中心の投資信託など、違うタイプの投資信託の比較には使えない。お肉と野菜を比べて美味しさを論じても意味がないのと同じ。
・運用の上手さで差が出る「アクティブ投信」の比較に適している。一般的に「インデックス投信(パッシブ運用)」では用いられない。
以上を念頭に置き、投資信託選びに活用するといいでしょう。

2015.7.01更新

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