外貨預金の入門通貨「米ドル」の特徴を知ろう

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日本の将来が不安視され、外貨預金など海外への投資を考える人が増えています。その際、入門通貨として適しているのが米ドルです。今回は、世界の“基軸通貨”とも言われる米ドルについて解説しましょう。

話を進める前に、円高と円安について確認しておきましょう。2012年までは1米ドル=80円程度の円高でしたが、その後円安(米ドル高)に転換し、現在1米ドル=120円程度の円安です。これは1米ドルを買うために、かつては80円必要でしたが、現在は120円ないと買えない、つまり円の価値の低下を意味します。「数字が大きくなると円安」と覚えておきましょう。

それでは米ドルについて見ていきましょう。
世界には国の数だけ通貨があります。国々で貿易などを通じて通貨を交換する際に、「基準となる通貨がないと不便」といった問題がありました。こうした状況を解消するため、「基準となる通貨を米ドルにしよう」といった歴史的な国際会議が1944年に開かれ、基軸通貨米ドルが誕生しました。

基軸通貨のイメージは図のとおりです。米ドルがど真ん中で周辺に各国通貨が位置する関係。例えば南米のブラジルレアルと米ドルの関係は「米ドル/レアル相場」、また、日本円と米ドルの関係は「米ドル/円相場」です。米ドルと他の通貨を貿易などで交換するときは、こうした2つの通貨の為替相場を用います。

ところで、「図における周辺通貨」同士の貿易の際はどのように換算するのでしょうか。例えば、ブラジルレアルと日本円の関係です。この場合は、先ほど示した2つの為替相場をつなぎ合わせるかたちで「円/レアル相場」を計算します。
米ドルはこのように基準を担っていますので、貿易において決済(代金支払い)通貨として広く用いられています。また、原油、金などの国際商品は、価格が米ドルで表示され、支払いも米ドルが基本です。原油の数量はバレル(1バレルは約159 リットルに相当)と呼ばれる単位で表しますが、現在1バレル=60米ドル台の国際原油相場が成り立っています。

米国は世界一の経済大国です。発達した株式市場を始めとする金融市場も持っています。その通貨米ドルは、他の通貨への換金しやすさがあり、とても安定しています。このような背景から、皆さんが外貨預金などを始める時には、米ドルは入り込みやすい入門通貨といえるでしょう。

2015.6.30更新

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