投資信託のリスクとは?リスク許容度を踏まえた投資先の選び方

読了目安[ 4 分 ]

「どうしても、損はしたくない!」と思っても、世の中にリスクがない投資はありません。

投資のリスクを軽減するためには、なるべく知識をつけ、早い段階から投資に取り組み、なるべく多くの資金力を持って投資と向き合わなければいけません。

ただ、万全の準備をして投資に臨むことができる人は少ないでしょう。そのため、初めは比較的リスクを抑えられる投資信託を選ぶことが一般的です。

ところが、投資信託の案内を見ると「投資信託にはリスクがあります。」と書いてあり、また心配になってしまいます。

では、ここで言う投資信託のリスクとはどのようなものでしょう。また、なるべくリスクを避けるにはどうすれば良いのでしょうか。

投資信託のリスクとは

投資信託には様々なリスクがありますが、「買った価格より値下がりするかもしれない」という資産が減ってしまうリスクに集約されるでしょう。

投資信託の値段(基準価額)は毎日上下していますが、この価格の上下を価格変動リスクと呼びます。では、投資信託の価格は、どのように決められているのでしょうか。

投資信託は、投資家のお金を集めて株式や債券などに投資する「パック」です。投資先の株式や債券は、日本のものだけではなく外国証券の場合もあります。米ドルやユーロなどに交換されて外国の株式や債券に投資されていれば、為替相場の変動も投資信託の価格に反映されます。

もちろん、投資信託を買う時点で価格変動リスクがどの程度なのかは正確には分かりません。そのため、「投資信託にはリスクがある」と表現されるのです。

ただし、その投資信託が「どの通貨を使い、どのような株式や債券に投資しているのか」を把握していれば、政治経済などの外的要因に応じて、ある程度値動きの予測をすることが可能になります。

そのため、投資信託を選ぶ時には、その投資信託は何に投資しているかを確認し、値動きの方向性や傾向を見ることがリスクへの対応策となります。

リスク許容度とは

リスクのある金融商品とつきあう際に最も重要なことは、一時的に値下がりをした場合に自分がどこまでの損失に耐えられるかを把握することです。これを「リスク許容度(リスク耐性)」と言います。

投資におけるリスク許容度は様々な要素に左右されますが、最もわかりやすい要素は資金力のある人ほどリスク許容度は大きく、資金力に乏しい人ほどリスク許容度は小さいというものです。

また、一般に若い人ほどリスク許容度は大きく、高齢な人ほどリスク許容度は小さくなります。

若ければ運用期間を長く確保できたり、働いてお金を稼ぐこともできますが、高齢になると損失を挽回する期間が少なく、焦ってハイリスク・ハイリターンの投資をすると損失を膨らませることにもなりかねません。

全国銀行協会のサイトに「リスク許容度診断テスト」があります。これはチェエク内容によって、リスク許容度を「安全性重視タイプ」「安定成長タイプ」「バランス運用タイプ」「積極運用タイプ」の4つで判断するものです。

参考として一度診断を試してみても良いでしょう。

・年収の2倍以上の貯蓄がある。
・毎年、年収の2割以上の貯蓄ができている。
・現在、夫婦ともに働いている。
・マイホームをもっている。
・老後資金の準備をスタートさせている。
・定年まで会社に勤められる可能性が高い。
・夫婦ともに生命保険には十分に加入している。
・金利の変更や為替相場に関心がある。
・運用している商品が一時的に元本割れしても、解約せずにそのまま持ちつづけられる自信がある。
・金融のことでわからないことがあると、自分で確認するほうだ。

参考|あなたのリスク許容度診断テスト – 全国銀行協会

リスク許容度を考えた投資信託の選び方

では、数千本もある投資信託の中で、自分のリスク許容度に合ったものはどう探せば良いのでしょう。

最も簡単な判断の仕方は、その投資信託の中に占める株式の割合を見ることです。株式の割合が高いほど、ハイリスク・ハイリターンになります。

では、債券ならリスクが低いかというと、一概にそうとは言えません。海外投資は為替リスクも含まれるためリスクが高くなりますし、ハイイールドという格付け(信用度)が低い債券に投資する投信信託はハイリスク・ハイリターン商品です。

もちろん、先進国と新興国では、成長著しい新興国のほうが値動きは大きくなります。

自分のリスク許容度と投資信託のリスクの大きさを照らし合わせて、賢い商品選びをしてください。

参考|投資信託は「”どこ”の”何”に投資したい」の視点で選ぶ

リスク許容度と投資の考え方

リスクの考え方は人それぞれですが、リスク許容度を明確な数値として表すことは難しいですし、リスク許容度を明確に投資商品に当てはめることもできません。

最終的には個人で判断する指標であるため、自分自身の性格も加味したうえで、ハイリターンを求めるならハイリスクを許容する必要があり、ハイリスクが許容できなければローリターンを受け入れることが基本です。

どれだけ勉強をしたところで、ローリスク・ハイリターンの投資はほぼありません。

特に熱くなりやすい人や一時的な損失に耐えられない人は、なるべくローリスク・ローリターンの商品を選んで、少しずつリスク許容度を高めていく努力も必要になるでしょう。

「投資している金融商品が気になって仕事も手に付かない……。」となってしまうと、せっかくの将来の備えが本末転倒なことになってしまいますので。

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