世界の投資家の一番の関心事!米国の金利引き上げ

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投資によりお金を増やすためには、金融マーケットの動きを大体でいいので掴んでおくと良いでしょう。それでも、新聞やテレビの経済ニュースは、株価、金利、為替などに関する聞きなれない専門用語が並び、なかなか頭に入りにくいものです。

そこで今回は、「経済ニュースにどのように読むか」「馴染んでいくか」といったテーマを取り上げましょう。

まずお勧めしたいのは「世界の投資家が一番関心を持っていることは?」といったストレートな問題意識です。これを気にしながら新聞やテレビを見ていくと、経済や金融の仕組みが少しづつでも分かっていきます。月日を重ねると、経済的な出来事によりどのような影響が出るのかといった見通しも立てられるようになるでしょう。

目下、最大の関心事はなんといっても米国の“米連邦準備制度理事会(FRB)”による金利の引き上げ開始時期。年8回(7月以降では7月、9月、10月、12月の4回)開催される重要な会議で利上げが決定されます。日本で投資をするにしても、経済規模が一番大きな米国の状況が分かっていないと良い成果が得られませんので、テレビや新聞でしっかりとフォローしましょう。

FRBを説明しましょう。米国の中央銀行で日本における日本銀行に相当します。お金(ドル紙幣)も発行していますが、何といっても物価安定が最大の使命です。少し専門的になりますが、物価が持続的に低下し続ける状態“デフレ”の時には金利の引き下げや金融市場に大量にお金を供給(「金融緩和」と呼びます)するなど、デフレからの脱却に全力を挙げます。逆に物価が持続的に上昇し続ける状態“インフレ”が問題視されるくらいに進むと、金利の引き上げや金融市場からお金を吸収(「金融引締め」と呼びます)するなど、インフレがそれ以上進むことを阻止します。

FRBの利上げが注目される理由は、2008年9月のリーマン・ショック以降、日本・米国・欧州の先進国がこぞって続けてきた大規模な金融緩和から、世界一の経済大国“米国”が一番手で抜け出すことです。米国でも深刻な経済危機により経済の体温ともいえる物価が低下する中、金融市場にお金をジャブジャブに供給しましたが、ようやく結果(景気の本格的な回復)が見えてきました。一方、日本では“異次元金融緩和”と呼ばれる金融緩和が続行中。次回は米国の利上げによる日米金利差の拡大で円安が進む可能性があることなどを説明しましょう。

2015.5.13更新

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