50代で年間820万円…子育て世代の生活費…大学就学費が要因

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弘南鉄道は、小学生~大学生(または同鉄道指定校)向けの1年用通学定期「S-Pass(スクールパス)」を3月18日から発売している。

この定期券は、1ヶ月用の通学定期券の9回分の運賃で年間利用できるもの。弘南線黒石~弘前間で通学定期を1年間利用する場合、1カ月用を12回購入すると13万3200円、3カ月用を4回購入すると12万6560円、6カ月用を2回購入すると11万9880円となるが、「S-Pass」の場合は9万9900円となり、6ヶ月用を2回購入するより1万9980円も安くなる。

有効期間は4月1日から2018年3月31日まで。利用開始日の2週間前から4月30日まで購入できる。対象となるのは弘南鉄道線(弘南線、大鰐線)内のみで、JRとの連絡定期券や障害者用などの特殊割引定期券は除かれる。発売箇所は弘前・弘前東高前・平賀・津軽尾上・黒石・大鰐・中央弘前の各駅。

学資保険も奨学金も減少…子どもの大学費用「貯蓄を切り崩す」が34.9%も

 全国大学生活協同組合連合会(大学生協)は、「2016年度保護者に聞く新入生調査」の結果を公表した。奨学金を敬遠する傾向がみられ、受験や入学費用には貯蓄を切り崩す家庭が増えたほか、入学式に父親が参加する家庭は3割いることがわかった。

 調査は、2007年から毎年4月~5月に新入生の保護者を対象に実施。受験から入学までにかかった費用や受験から入学までに困ったこと、大学生活を送る際の不安など保護者の意識や大学生協の事業に対する評価を調査している。2016年度は122大学生協の2万906人の回答をまとめた。

 受験から入学までにかかった費用には、出願するためにかかった費用、入学した大学への納付金、教科書・教材購入費、住まい探しの費用、生活用品購入費用、引っ越し費用などが含まれる。自宅生では国公立大学が125万6,300円。私立大学が149万2,100円。下宿生では国公立大学が200万8,000円、私立大学が222万2,700円だった。

 受験から入学までの費用の平均額は、国公立大学・自宅生・医歯薬系の123万9,600円がもっとも低く、もっとも高かったのは私立大学・下宿生・医歯薬系の292万7,700円となった。医歯薬系は、受験した学部数の平均が2.6学部で文科系(3.3学部)、理工系(3.2学部)と比較して少ないため、「受験料」が2~3万円低くなっている。

 費用の工面として、「貯蓄を切り崩した」と回答した人は34.9%おり、5年前の2011年と比較して5.9ポイント増加し、ここ5年間で最多となった。また、「学資保険に入っていた」は53.9%で、もっとも高かった2013年と比較して8.0ポイント減少し、中でも私立大学の自宅生では10.5ポイントも減少した。

 「奨学金を申請した」と回答した人は34.4%おり、前年から0.3ポイント増えているが、ここ5年間でもっとも高かった2012年の39.2%から5ポイント弱減少し、中でも国公立大学の下宿生は前年から2.0ポイント減で5年間では7.6ポイント減っている。

 また、入学した大学のオープンキャンパスには新入生の半数近くが参加。推薦生になると7割以上となり、前年から4.4ポイント増加した。中でも推薦・自宅生が84.6%と高いが、推薦・下宿生も前年から5.5ポイント増えて67.8%が参加。一般生と比較して、推薦生の参加に「母親」が同行している割合が33.3%と一般生より20ポイント以上高く、中でも推薦・自宅生は前年より7.1ポイント増の34.3%となった。

 入学式には新入生の97.4%が出席。そのうち約7割に同行者がおり、もっとも多いのが「母親」で67.2%、「父親」は29.1%。「父親」が同行する割合は下宿生が29.8%と、自宅生より1.4ポイント高かった。また、推薦生のうち下宿生の「父親」の入学式参加は35.1%と自宅生より7.5ポイント高く、前年から4.8ポイント増加。数年の動向をみると、オープンキャンパス、入学式は家族の同行がわずかであるが増加傾向にあった。

10人に1人が奨学金の返済遅延!今一度見直したい「子どもの教育費」

奨学金は経済的に就学が難しい人に貸与、または給付されるお金のことです。近年、この奨学金を返還できない人、延滞している人が増えていることをご存知でしょうか。

『独立行政法人 日本学生支援機構』の平成25年調査によると、奨学金を3ヶ月以上延滞している人はおよそ5.5%。1日以上延滞している人に限って言えば約10人に1人が奨学金を延滞しているのです。このような現状をふまえ、子どもの奨学金をどうするべきなのか考えることも親の責任といえるかもしれません。

■奨学金っていくら借りられるの?

奨学金には大きく分けて2種類あります。返済義務のない給付型奨学金と返済義務のある貸与型奨学金です。日本では一般的に貸与型の奨学金が多く、年率3%の利息が発生します。

最もメジャーな奨学金と思われる『日本学生支援機構』を例にしてみると、貸与型の奨学金には3万円〜12万円の中から諸条件によって毎月給付される金額が決められます。つまり、大学4年間奨学金をもらい続けると仮定すると、安くても144万円、高ければ576万円にもなります。利子がつかないタイプのものもありますが、利子がつくタイプでここに年率3%(上限、在学中は無利息)の利息がかかるとなると社会人になったばかりの若者には大きな負担になりそうですね。

■奨学金を借りないのが一番の選択肢?

結論からいうと、奨学金を借りること事態が悪いわけではないと思われます。実際に苦労して勉強してやっとの思いで大学に入ったにも関わらず、授業料が払えなくて大学に通えないというのはいたたまれなくなりますしね。

そこで考えたいのは“奨学金を借りることを踏まえても大学に行く価値があるか”ということ。借金をして4年間有意義に過ごせず、奨学金を返せないというのは客観的に見ても疑問符がつきます。

ただ、親としてもできないことがないわけではありません。奨学金が借金であること、そして具体的にどれだけの年数をかけて、どのように返済していくのかということを伝えることはできます。

社会に出ていない子どもに耳を傾けさせるのは難しいかもしれませんが、このような奨学金の現実をふまえ、親としてできる役割を果たすことも必要なのではないでしょうか。

「奨学金」で変わる、天国と地獄

皆さんは自分が学生の時、もしくは自分の子どもに「奨学金制度」を利用したことはあるでしょうか。

最近の奨学金の話題といえば、話題になった保育園問題に対し、子育て支援事業を行うJPホールディングスが最大120万円の給付型奨学金制度を始め、
また、日本学生支援機構(JASSO)は今月、奨学金の返済が滞っている人の率(未返済率)を、大学や専門学校など学校別に公表することを発表しましたね。
どちらをみても、奨学金が大きな社会問題になっていることが分かります。

今回はそんな奨学金について、現状の説明と、返済不要の「給付型奨学金」制度を行っている大学を一部紹介します。

基本知識!奨学金のおさらい
そもそもですが、奨学金制度には2種類のタイプが存在します。
1つは「貸与型奨学金」です。
これは、独立行政法人日本学生支援機構やあしなが育英会といった公的な組織が行っているもので、学業を修了するまで月額数万円を「貸して」くれるものです。そのため、学業が修了し社会に出て就職すると、返済を求められます。しかし、利子を付けて返済する必要がないため(無利子返済)、借りた分だけ返せばよいということになります。
2つ目は「給付型奨学金」です。
これは、大学や企業が独自に行っているもので、月額数万円から十数万円まであります。学業を修了するまで「いただける」ものなので、返済義務は一切ありません。また、「給付を受けるから必ずこの進路に進め」という制約もありません。

貸与型奨学金の実情
平成24年文科省統計によれば、平均貸与月額は無利子5.9万円、有利子7.3万円。平均貸与総額は、学部生299万円、大学院生378万円です。
また、前述のJASSOによると、奨学金を返還する必要がある374万1000人のうち、3か月以上滞納している「延滞者」は約17万3000人(4.6%)。14年度末までの全体の滞納額は計898億円にも及んでいます。
さらに、JASSOの調査によると、奨学金延滞者の37.6%が申し込み手続きを終えた後も返還の義務を知らず、延滞督促を受けてから返還義務があることを知ったという人も9.8%いた。返還期限を猶予する救済措置についても、延滞者の35.7%が「知らない」と答えていたそうです。

大学を卒業した途端300万円近くの返済人生が始まると考えると、自分で借りたとはいえ生活が厳しくなるのは当然でしょう。
当然ですが、貸与型奨学金制度を利用する前にはしっかりと制度について把握しておかないと、自分で将来の自分の首を締めることになるかもしれません。

私立大学は給付型奨学金が充実している
「給付型奨学金」は親の収入要件や成績要件などを満たしていれば、4年間毎年数十万円などの給付を返済不要で受けられるので家計はとても楽になりますよね。
2016年度の受験は既に終わっているかと思いますが、2017年度に向けて志望校を選ぶ際、「給付型奨学金」があるかどうかも判断基準の一つとして持っておくのもよいでしょう。

給付型奨学金は各自治体や企業でも行っているものがありますが、今回は私立大学の2016年度向けに行っている給付型奨学金制度をいくつか紹介します。気になる制度があったら是非各大学のHP等で詳細を確認してみてください。

<慶應義塾大学「学問のすゝめ奨学金」>
要件:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の国内高等学校出身者、父母の収入・所得金額合算が1000万円未満、家族が東京・神奈川・埼玉・千葉以外に住んでいて自宅外通学の予定であること、高校の教員から推薦が得られる者 等
支給額: 60万円/年(医学部は90万円/年、薬学部薬学科は80万円/年)
      入学後1年間給付(成績や要件の審査に通れば継続給付が可能)
新規採用人数:全国合計で107名(出身地別に上限人数が定められています)

<早稲田大学「めざせ!都の西北奨学金」>
要件:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の国内高等学校出身者、父母の収入・所得合算が800万円未満 等
支給額:40万円/年 4年間継続給付(各学年で継続判定あり)
採用候補者数:約1200名

<立教大学「自由の学府奨学金」>
要件:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の国内高等学校出身者、主たる家計支持者の収入・所得金額が800万円未満、高校における全教科の評定平均値3.5以上 等
支給額:50万円/年(理学部は70万円/年) 原則4年間継続給付(各学年で継続判定あり)
人数:約500名

<青山学院大学「地の塩、世の光奨学金」>
要件:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の国内高等学校出身者、父母の収入・所得合算金額が800万円未満、自宅外通学予定、高校における全教科の評定平均値3.5以上 等
支給額:50万円/年 4年間継続給付(各学年で継続判定あり)
人数:約350名予定

<中央大学「中央大学予約奨学金」>
要件:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)以外の国内高等学校出身者、父母の収入・所得合算金額が700万円以下、自宅外通学予定、高校における全教科の評定平均値4.1以上 等
支給額:授業料相当額半額 4年間継続給付(各学年で継続判定あり)
人数:約100名

<東京女子大学「挑戦する知性」奨学金>
要件:国内高等学校出身者、父母の収入・所得合算金額が805万円以下、自宅外通学予定、高校における全教科の評定平均値4.3以上、高校から推薦が得られる者
支給額:学納金相当額および学寮経費相当額 原則4年間継続給付(各学年で継続判定あり)
人数:約10名

奨学金制度はうまく利用すればとても便利な制度ですが、計画的に返済のことを考えないと大変な20代、30代を過ごすことになってしまいます。
将来のことを考えた上での利用や、給付型奨学金を利用するなど、賢く奨学金と付き合っていきましょう。

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