春は心機一転!「貯蓄体質になるため」気づくべき3つの重要項目とは

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<材料>

・家計の見直し

<Point>

1支出のクセを見つけてムダ使いを防ぐ

2消費・浪費・投資の違いを知る

3投資の割合を決める

入学や入社、転居など新しい暮らしが始まる新年度は、今までの生活習慣を見直すきっかけとなる時期。サクラ咲く春は、家計を見直す絶好の時期でもあります。

今回は家計を見直したことで、貯蓄賢者への第一歩を踏み出した3組の実例をご紹介します。

■会社員Aさんの場合:クセを見つけてムダ使いを防ぐ

実家住まいのAさん。年末から仕事が忙しく、帰宅前にコーヒーショップで気分転換しています。いつも頼むのは「ソイラテ」。エスプレッソと豆乳の組み合わせで、おしゃれ且つ身体にも良さ気なところがお気に入りです。そこでAさんに1ヶ月分のレシートを集めて次回面談時に持ってくるようお願いしました。

1ヶ月後にレシートを確認すると、休日も通っていることが判明。小腹が空いて焼き菓子もついで買いしていました。Aさんは、お店にマイボトルを持参し割引を受けることで節約していると考えていましたが、なんと1ヶ月の支出は1万2000円。

単純計算で1年間14万4000円もの支出です。気分転換は大事ですが、かかるコストのチェックも大事。予めカードにチャージしておき、その金額内に収めるよう提案しました。

普段のクセは誰かに指摘されるまで気付きませんが、お金の使い方のクセは自分で簡単に知ることができます。それは家計簿をつけるような面倒なことではなく、1ヶ月分のレシートを集めて何にどれだけのお金を使っているか月末に確認するという単純作業です。これなら忙しくてもできますよね。支出のコントロールは貯蓄の近道です。

■専業主婦Bさんの場合:消費・浪費・投資の違いを知る

幼稚園年長の子どもがいるBさん。4月に子どもが小学校に上がるのを期にパートを始めたいと思い、専門学校に通って簿記2級を取得。けれども良い条件の就職先が見つからず、簿記を活かした仕事をあきらめて別の資格取得を考えていました。

そこで、Bさんに簿記資格の取得は「消費:生活に必要な支出」「浪費:衝動買いなどムダだったかもと思う支出」「投資:将来資産を増やすために今必要な支出」のどれにあたるか考えてもらいました。

Bさんは簿記の取得費を「投資」に分類。けれども筆者の見立ては「浪費」です。資格取得は「投資」に含まれますが、活かしきれなければ「浪費」です。別の資格を取得しても、同じことの繰り返しになるのはもったいない。そこで、新聞広告だけでなくハローワークや派遣の検索、友人知人に聞いてみることなど仕事を探す範囲を広げる提案をしました。

「投資」は元手を回収できた時点がスタートライン。できるだけムダな支出を減らすことも貯蓄ができる体質づくりへの一歩です。

■共働きCさんの場合:「投資」の割合を決めて儲かる家計に

フルタイムで働くCさん。平日は仕事で忙しく、休日は溜まった家事に追われていました。「時間が無い」を言い訳に、お金は普通預金に預けたまま。通帳記入もしていないのでいくらあるかも把握していませんでした。

そこでCさんに、節約と投資で資産を築いた本多静六氏の著書、『私の財産告白』を紹介。月給の四分の一を給料天引きする方法を提案しました。月給が20万円のCさんが毎月5万円ずつ貯金すると年間60万円。金利がつかない状況でも、10年で600万円貯蓄できる計算です。

また、この金額をiDeCo(個人型確定拠出年金)で積み立てた場合、3%で運用できれば10年で約699万円となります。iDeCoは運用期間中の利息や分配金、解約時の売却益など、運用で得られた利益すべてが非課税。差額の約99万円は丸々の利益です。年間60万円の掛け金もすべてが所得控除できるという節税メリットも使えます。

日々のことに追われ何でも後回しにしてしまいがちですが、今できることから始めることも貯蓄ができ儲かる家計の第一歩となります。

自分の家計を守るのは、ほんのちょっとの工夫です。新年度をきっかけに、将来を見据えた家計づくりの第一歩を踏み出しましょう。

【監修:株式会社Money&You】

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執筆者

辻本ゆか (つじもとゆか) おふたりさまの暮らしとお金アドバイザー

大手金融機関にて個人向け営業に従事。その後、乳がんを発症した経験から、備えることの大切さを伝える活動を始める。現在は、子どものいないご夫婦やシングルの方への相談業務も行っている。FP Cafe登録FP

辻本ゆか

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特に大きな買い物もしていないつもりなのに、いつも何故かお金がないと思っていませんか?原因がわからないとその状態から脱出することはできません。

今年こそ「お金がない」とボヤかないでいられるように、「お金がない人」の共通点を3つご紹介していきましょう。

■1:よく自販機やコンビニを利用する

自販機でコーヒーを買うと、缶を握り締めた時の温かさがたまりませんよね。また、空き時間ができた時にコンビニで美味しそうな「季節限定品」を見つけると、自分へのちょっとしたご褒美にと買ってしまうことも多いものです。こうしたちょっとした支出の積み重ねも日々の額を合計するとけっこうな金額になるのです。

日々の生活の中で何気なく使っている小さな出費を、アメリカの資産アドバイザーのデヴィット・バックは著書『The Automatic Millionaire(オートマチックミリオネア)』で「ラテマネー」と呼んでいます。

例えば、スターバックスのラテ(ショートサイズ、税抜き330円)を毎日我慢して貯金箱に10年間貯めておくだけで118万8000円になるのです。小さな出費も節約することが大切です。

■2:通信費や保険の見直しを面倒くさがる

毎月決まって出て行くお金を「固定費」といいます。電気・水道・ガスなど様々なものがありますが、その中で特に見直しを行って効果があるのが通信費と保険です。通信費は大手キャリアだと頑張っても月7000円より安くならなかったという話を聞きますが、格安スマホにしてみると月4000円くらいになった方もいらっしゃいます。

自分で知識があれば格安SIMを利用すると数千円で済むケースも。大手キャリアから変えられない場合でもプランを見直すだけで安く出来ることもあります。

参考:今のままじゃ51,000円も損してる!「格安SIM」おすすめプラン徹底比較

また保険は、担当者に言われるがまま保障内容も把握せず加入した場合は、自分の欲しい保障にあっているかどうか再確認すると良いでしょう。必要な保障がついていないケースや、逆に必要のない保障がついてしまっているケースもあります。「どんな不安」のために「いくらの保障」が「いつまで」欲しいかを考えて確認してみましょう。不要な特約を削除して月500円安くするだけでも10年で6万円の差になります。

■3:何にいくら使ったかよくわからない

気がついたらお金がないという人の多くは、自分が何にいくら使ったかよくわからないようです。日々忙しいと家計簿をつけることが難しいかもしれませんが、毎日の支出をノートにレシートを貼るだけという簡単なやり方で把握してみましょう。また、レシートの写真を撮るだけで簡単に支出管理ができる、便利なスマホアプリもあります。

支出の使い道と金額を把握することで、これは無駄使いだったなと反省することができ、これ以上は使いすぎないようにしようと自制することもできます。

なんとなくお金がまわっていると支出に無頓着になりがちです。支出の内訳を把握し、「節約する・お金を使う」のメリハリをつけながら貯金をして2017年は「お金がない」と言わないでいられるようにしていきましょう。

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全国9000世帯の家計簿が丸裸!平均月収&支出内訳はいくら?

面と向かって聞きづらいけれど、気になってしまう他人の家計簿。そんなときにご紹介したいのが、総務省がおこなっている家計調査。この結果を見れば全国の平均的な月収や様々な支出の概算がたいてい把握できます。

そんな家計調査、最新の調査結果(平成28年4~6月期平均速報)が8月に公開されましたので今回はその内容をピックアップしてみました。

■家計調査とは

家計調査とは、総務省による一定の統計上の抽出方法に基づき選定された全国約9千世帯を対象とした家計の収入・支出,貯蓄・負債などの調査です。それらの情報をもとに景気動向の把握,生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定及びウエイト作成などの基礎資料として利用されています。平均的な世帯と比べた収入や支出のギャップがわかります。どの支出を抑えるべきかなど参考にしてみるのも良いでしょう。

■総世帯の支出内訳

・食料 61,534円
・住居 16,117円
・光熱水道 17,428円
・家具家事用品 8,330円
・被覆、履物 9,923円
・保健医療 10,366円
・交通通信 32,448円
・教育 9,393円
・教養娯楽 25,355円
・そのほか 48,523円
支出合計 239,416円

■勤労者世帯の実収入

総世帯平均 480,671円
二人以上の世帯平均 546,000円

この結果を紐解くと、支出の多くを占める食費が減少傾向にあるようで、電気代や保健医療費が増加傾向です。また、全体的に消費支出は控えているようで、特に食費や娯楽、交際費などが減少しており、不景気の感があります。こういった視点を持つことで、新たな節約の視点が得られることでしょう。

隣の家の懐事情はなかなか計り知れないもの。ぜひこれらの結果を参考にして、自分の家計の見直しに役立ててみてはいかがでしょう?

旦那さんの給料がダウン!家計のピンチ時「妻がやるべきこと」5つ

FPを務める筆者のもとに、マネー相談に来る人のきっかけの一つに、収入の減少があります。

ご主人が勤務している会社の業績が悪化し、給与に影響が出て収入が減少。「今後どうしていけば良いですか?」と、家計を管理している奥様が相談にくるケースも少なくありません。

では、ご主人の収入が減った時、妻はどう対処すると良いでしょうか? さまざまな夫婦の形を見てきた筆者が、そんなとき妻がやるべき5つのことをアドバイスします。

■1 ご主人を決して追い込まない

一番大切な事は、ご主人の気持ちを察することです。入社してから家族のために頑張って仕事をしてきた当の本人は、収入が減少し家族を今までのように養っていけるのか不安を感じています。

そんなご主人に対し「もっと仕事頑張ればどうにかなるんじゃない?」とか「収入が下がったら、これからどうやって生活していけばいいの!」とヒステリックに責め立て追いこんではいけません。

妻としては家族の生活費、教育費、住宅ローンの支払いを考えたら不安になる気持ちもわからなくありませんが、そういった家族のピンチだからこそ、前向きに妻が支えていきましょう。

■2 生活のスタイルを変えてみる

毎日、コーヒーショップのアイスコーヒーをテイクアウト、平日はママ友とランチを楽しむという生活をしていたら、生活スタイルを見直すことが必要です。もちろん、お茶することやママ友とのランチは女性の楽しみの一つであるのはわかります。ただ、収入が減った時においては、回数を減らすなどできる限りの努力はしたいところです。

■3 家計を見直す

収入が減ったら、支出を減らすというのは家計の大原則です。まず、加入している生命保険を見直す、無駄な出費はないかなどをチェックしてみる事で月々3万円の支出が減らせるケースもあります。

毎月必要となる住居費、光熱費などの固定費、それ以外の雑貨や衣服費、レジャー費などの変動費を把握し、収入と支出のバランスを見直すことが大切です。

■4 妻が稼ぎに出る

夫の収入が減った分、妻も稼ぎましょう。正社員で働けるならば正社員として、最近では時短の派遣社員や在宅での仕事、また手作りした商品をネット上で販売し、稼ぐなど働き方は多様化しています。

離職してから専業主婦の時期が長いと、今までの生活スタイルが変化することに不安を感じる人もいますが、例えば毎月夫の収入が8万円減少した場合、3万円の支出を家計のやりくりで抑え、残りの5万円分は妻が稼いで補うことができます。

■5 夫婦でしっかり話合う機会を持つ

緊急事態こそ夫婦でしっかり話合い、収入が減少した分どう乗り越えていくかを考えることが一番大切です。収入が減少したことにより夫が転職を考えるケースもあります。夫の将来、家族の将来を考え、どうしていくことが良いのか夫婦でしっかり考えていきましょう。

収入が減少した時に妻がするべき5つのことで、家族のピンチを乗り越えていきましょう。

「お金が貯まらない理由」がわからない…!貯蓄愚者の失敗例3つ

「なぜだかいつもお金が余らないのです。」

ファイナンシャルプランナー(FP)である筆者のところに家計相談に来る方の大半がおっしゃるセリフです。頑張って家計の管理をしていてもお金が余らず、なぜ貯金ができないのかがわからない。そんな貯蓄愚者の実例をご紹介します。

■失敗例1:こだわりすぎ欲張りすぎはNG

ママ向け雑誌を参考に、やりくりをしているというAさん。年収が同じくらいの読者モデルは優雅にランチを楽しんでいるのに、我が家は毎月ギリギリの暮らし。何がどう違うのかがわからないとのご相談です。

食費など費用ごとに確認していくと、肌が弱いので基礎化粧品には妥協できない。子どもの可能性を伸ばすために、取り敢えず習い事をさせている。ペットの健康を守るため、食事に気を使っている。など、ほんの少しのこだわりが積み重なって家計に余裕をなくしていたことが判明しました。

こだわりすべてを叶えようとするのは、欲張りなのかもしれませんね。優先順位を決め、メリハリをつけたお金の使い道を考えていきたいところです。

■失敗例2:他人軸でお金の使い道を決めるのはNG

知人の行動が気になるBさん。友達がおうち起業を始めたので、「私も自宅でなにか始めたい」「雑誌で紹介されていた人気ランキング上位の資格を私も勉強してみたい」など、誰かを基準に行動やお金の使い道を決めています。

私もキラキラしたいという「やる気スイッチ」が押され、将来的にどれだけお金がかかるのか、効果は見込めるのかを考えないまま突き進む。よくあるパターンです。かけた費用や時間を無駄にしないためには、チャレンジ精神を大事にしながら、価値観や本当にしたいことは何かを自分軸で考えてみてはどうでしょうか。

人生の舵は自分で取りましょう。

■失敗例3:収入の多いときを基準に暮らしつづけるのはNG

共働きのCさん夫婦。忙しさを言い訳に、お金の管理をしていませんでした。最近、派遣社員である妻の妊娠がわかり、妻が仕事を辞めることで家計にどんな影響がでるのか心配になっています。

今まではそれぞれが家計の分担を決めて管理し、それ以外の収入は自由に使っていました。働いて得たお金は楽しいことに使い、貯蓄額を気にしないで暮らしている。子どものいないDINKS家計にありがちなことです。

収入の多さに慣れてしまい、将来もずっとこの生活レベルが続くと勘違い。急な出来事や定年後の収入減にあわてても、対応できない家計が多いのです。

でも、もともとは余裕のある家計。先に収入の一部をしっかり貯金し、残ったお金で暮らせるような工夫ができれば、将来の不安は軽減されますよ。

以上、3組の家庭に共通しているのは、「家計の今に注目し、将来に目を向ける余裕や意識がない」ということ。支出にメリハリをつけ、将来を見越した貯蓄をコツコツ始めることで、頑張っても貯まらない家計から卒業する秘訣なのかもしれませんね。

逆にFPがこれはお金の使い方が上手だなと感心した例については自然とお金がたまる!FPも感心“貯蓄賢者の成功例”3つ」でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみることをおすすめします。

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