大人のギャンブル…子どもにどう説明するべき?【お金の教育】

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<材料>

・ギャンブルについて子どもに教えたいこと

<Point>

1トータルでは必ず損するものであること

2余っているお金で楽しむこと

3続けたくなる仕掛けがいっぱいあり、意思が弱い人はやめた方がいいこと

パパ:(TV競馬中継を観ながら)いけいけー!!

ぼく:パパ、一体どうしたの?

ママ:どの馬が一等賞になるか当てる「競馬」を観ているの。馬券っていうチケットを買って当たったらお金が増える仕組みだから、すごく応援しているの。

ぼく:へー!すごいね。お金が増えちゃうんだ。

パパ:あー…(肩を落とし)俺が予想した馬だめだった。惜しかったなあ。

ぼく:ねえママ、だめだったらどうなるの?

ママ:(小さい声で)1円も返ってこないのよ。だから買ったチケット代は丸々損するの。パパはおこづかいの中だけで楽しんでいるみたいだから、私たちの生活には影響ないけれど、世の中には一文無しになってしまう人も多いのがギャンブルのこわいところなのよ。

■ギャンブルについて子どもに話していますか?

「わが家では誰もギャンブルなんてやらないわ」、「そもそも子供の前で競馬を観るなんてありえない」と思った方もいるかもしれません。たしかに機会がなければわざわざ話すことではないですが、だからと言って何も伝えずにいるのもこわいと思います。

ギャンブルってこういうことだよと伝えておきたい大切なことは次の5つです。

1:予想が当たったら払ったお金よりもたくさんのお金が返ってくるので、当たったらものすごく嬉しいこと。

2:でも外れたら1円も返ってこない、またはものすごく損をすること。

3:一度でもお金がたくさん返ってくる経験をすると「またそうなるかも」と期待して、何度もチャレンジしてしまい、やめられなくなること。また損してしまうと「次は予想が当たるかも」と期待して、やはりやめられなくなること。そのうち食べ物が買えなくなるまでお金を使ってしまい、最後は家まで失ってしまう人も多いこと。

4:どのギャンブルも、主催している人が営利目的に行っているため、一番儲かるのは主催している人ということ。

5:ギャンブルをやっていい人は、「必ず損すること」をわかった上で、余っているお金しか絶対に使わない人。

6:未成年の賭博行為は法律で禁止されていること。

■ギャンブルのことを子どもにどう話したらよいでしょう?

もちろんギャンブルには年齢制限があるので子どもはそもそもやってはいけません。でも、これらの特徴は競馬だけではなくて、CMとかで身近で安心に思える宝くじや、ある意味ゲームセンターにあるUFOキャッチャーだって同じようなもの。だって、いくらお金をつぎ込んでも取れない人もいれば、さくっと100円で取れる人もいますよね。

情報が溢れるこの時代、子供の耳や目にはいくらでもテレビCMやメディアや友達からあらゆる情報が入ってきます。

もし親がギャンブルの話題を避けて、ただただ「だめ」と言われ続けて育った子どもは、その特徴も良し悪しもわからないため、もし友達からの勧めなどでやってみる機会があったら、一体何に注意して楽しめばよいかわかりません。

また、もしギャンブル関係で何かわからないことやトラブルなどがあった時、「ママはギャンブルのことは嫌いだから話すと怒られる」と思い相談できない…なんてことにもなりかねません。

禁止したり避けたりするのではなく、世の中の様々な事柄については特徴を伝え、子ども自身に良し悪しを考えさせることが大事かと思います。ニュースやドラマ、街にあるパチンコ屋さんなど、伝えるきっかけはいくらでもありますので、ぜひ親子で話し合ってみてくださいね。

<ギャンブルについてまず教えたいこと>

・ トータルでは必ず損するものであること
・ 余っているお金で楽しむこと
・ 一度始めるとやめられなくなる仕掛けがいっぱいあるため、意思が弱い人はやめた方がいいこと

<マネー教育に関するおすすめ記事>
「お金が大好き」で何が悪い!幸せなお金であるための3つのポイント
お金を貯めることってえらい !?【親子で話そう!おかねの大切さ】
絶対守るべきお金のルール【親子で話そう!おかねの大切さ】

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  • 大人のギャンブル…子どもにどう説明するべき?【お金の教育】

執筆者

鈴木さや子 ファイナンシャル・プランナー/ キャリアカウンセラー

家族が笑顔になれるための生活に役立つお金の知識を、主に女性向けにセミナーや執筆活動、個人相談などを通じて発信している。専門は教育費・ライフプラン・保険・住宅ローン・マネー&キャリア教育。 講演の他、小・中学校や地域コミュニティなどでの講演やワークショップなど、保護者や親子向けイベントも行っている。

鈴木さや子

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子どもがもらったお年玉どう使う?FP直伝・賢いお年玉管理法【お金の教育】

お金は、つきあい方によって、その人の人生をバラ色にも地獄にもするアイテム。わが子には、できればバラ色人生を送ってもらいたいのが親の常。であれば、子どもにお金達人を目指してもらうべく、親も一緒にお金についてのあれこれを考えていきましょう。

【お年玉ってどう管理すればよいの?】

ぼく:ママ、今年もお年玉沢山もらえたよ!

ママ:よかったわね!ところでお年玉で何が買いたいの?

ぼく:そりゃ、新しく出たゲームソフトかな。でも、余ったらどうしようかな。

ママ:そうね。お年玉余ったらいいわねー。余ったお金、どうしようか。でもソフトってそんなに安かったかしら…。

■お年玉はまず「使う」

お年玉をもらっても、すぐに親に預けてしまい、何も買わない子どもも見かけます。でも、お金というのは「使う」ためにある手段。年に一度のお年玉を、自分が嬉しくなることに「使う」経験が、子どものお金を大切にする心を育みます。

小学生までの小さい子どもの場合は、「お年玉で何を買ったら1年間ハッピーになれる?」など声かけしながら、子どもが楽しく買い物する姿を見守りましょう。

■使って余ったら「貯める」

お年玉は使い切っても構いませんが、もし少しでも余ったら「貯める」楽しさも教えてあげましょう。お金の大切な役割が「貯蓄できること」。腐ったりカビたり変化せずに、お金はいつまでもお金です。お年玉を貯めておけば、あとで欲しいモノが出てきた時にも買えますね。

筆者は子どもが3歳くらいの時に、子ども名義の銀行口座を作り、子どもの手でお金を入れさせることを始めました。子どもはATMが大好き。使い切れなかったお年玉を入れ、自分の通帳に残高が記されると、大喜びだったのを覚えています。

少し大きくなってきたら、今のお金では足りないけれど欲しいモノはないか訊いてみて。もしあれば、あといくらあれば買えるのか、そのためには毎月のおこづかいからいくらずつ貯めていけば買えるのか、ということを子ども自身に計算させ、貯金計画の方法を教えてあげたいですね。モチベーションアップのために、欲しいモノの名前を書いた貯金箱を作ってあげると喜びます!

少しずつお金を足せばお金が貯まっていくことを実感し、きっと「目標のために貯めること」の喜びを知ることができるでしょう。

■使って貯めたら、上級者は「殖やす」へ

お金を使う、貯めるということが理解できたら、「殖やす」という選択肢があることも伝えたいですね。2016年より始まった「ジュニアNISA」を使えば、子ども自身の口座で、株や投資信託の運用が非課税でできます。

お年玉の一部を使って運用にチャレンジするのであれば、大好きなスポーツや趣味に関わる企業の株を買うと、応援している企業の出来事と株価の関係を肌身で感じられるので面白いですね。また、子どもと一緒に株主優待から銘柄選びをするのも楽しいですね。

ただし、その年だけのお年玉では、なかなか高い株価の銘柄は手が出ないかも。その場合は、株主優待は受けられませんが、1株から買える「ミニ株」という制度を利用するのも良いでしょう。

<お年玉の管理ポイント>

・ 「使う」→「貯める」を経験しよう
・ 子ども自身の預金口座に自分で入金してみよう
・ 欲しいモノを得るための貯金計画をたててみよう
・ お金を殖やす手段「運用」についても知ろう

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お金は、つきあい方によって、その人の人生をバラ色にも地獄にもするアイテム。わが子には、できればバラ色人生を送ってもらいたいのが親の常。であれば、子どもにお金達人を目指してもらうべく、親も一緒にお金についてのあれこれを考えていきましょう。

【本屋さんにて】

ママ:さあ、今年こそ家計簿続けるわよ!

ぼく:ママさ、去年のお正月もそんなこと言っていなかったっけ。

ママ:え?そ、そうだったっけ?大丈夫。今年は頑張れるわ!

ぼく:いやぁ、続かないと思うなあ・・・。

■貯められる家計を目指すなら?家族deマネー会議をしよう!

いよいよ2017年。今の季節になると本屋に沢山の家計簿が並びます。買った方も多いのではないでしょうか?

いざつけ始めてもなかなか続かない人は「この家計簿が私に合わないのよ」と家計簿のせいにしがちですが、一番の原因は、何のために家計簿をつけるか目的を見失っていること。家計簿をつけることで、家計をどうしたいのか、その目的をイメージしてから始めるのが長続きさせるコツですよ。

そして多くの方が目指す「貯められる家計」におすすめなのが、家族みんなで話し合うこと。名付けて「家族deマネー会議」です。

■家族deマネー会議って何するの?

一言で言うと、貯める目的を家族みんなでシェアすること。たとえば「来年、ハワイに家族旅行したい」とか「◯◯君の大学費用を300万円貯めたい」といった、これからやりたいことやお金の使い道を、子どもにも話します。

いくら親が一生懸命節約しても、子供が水を流しっぱなしにしたり、外食の際、平気で高いものを注文したりするのは、貯金の目的を知らないから。目的を知れば、お金をもっと大切に使えるようになります。

目的をシェアしたら、次に具体的な貯金計画を。小学生くらいならば、一緒に計算をするとより効果大!「来年、ハワイに行くためには◯◯円必要だから、そのためには毎月いくらずつ貯める必要がある」というマネープランを子供にも考えてもらいましょう。そして◯◯円生みだすために、どんな工夫ができるかも子どもに問いかけてみましょう。

会議の時には、親のお金の使い道だけでなく、子どものこれから欲しいモノややりたいこともシェアしてもらうことが大切です。そのためにおこづかいからどう貯めるか一緒に考え、親が応援している気持ちも伝えられるとよいですね。

■子どもも一緒にマネー会議をするメリット

家計の話を子どもにすると言っても、今の資産の内訳や収入金額を伝えるわけではありません。子どもにとって、一緒にマネー会議をするメリットはこんなにあるんです。

・イベントにかかる費用を知ることができる
・ムダ遣いしないように意識するようになる
・貯金計画の仕方を学べる
・自分のおこづかいも大切に使えるようになる

親にとってのメリットは、貯金パワーがアップすること。家族で協力して、楽しく貯金できそうですね!

<家族deマネー会議の方法>
・将来のイベントや買いたいモノを親子で共有
・具体的な貯金計画を一緒にする
・どんな工夫をすれば貯金できるか一緒に話し合う

<親子で考えるマネーシリーズ>

ぼくたちが決める!おでかけプラン【親子で話そう!おかねの大切さ】
「お金が大好き」で何が悪い!幸せなお金であるための3つのポイント
絶対守るべきお金のルール【親子で話そう!おかねの大切さ】

お年玉はいくらが妥当?子どもの年齢と相場【お金の教育】

お金は、つきあい方によって、その人の人生をバラ色にも地獄にもするアイテム。わが子には、できればバラ色人生を送ってもらいたいのが親の常。であれば、子どもにお金達人を目指してもらうべく、親も一緒にお金についてのあれこれを考えていきましょう。

【お年玉っていくらあげればよいの?】

ママ:もう12月ね。お正月はまた出費がかさむわ…(ため息)

ぼく:旅行でしょ?今年はどこ行くの?楽しみー!

ママ:旅行もだけど、出費の原因はお年玉よ。また親戚みんなで集まるから、お年玉が結構痛いのよね。

ぼく:年に一度のボーナスなんだから、いっぱいあげなきゃ!僕もいっぱい欲しい!

ママ:それはわかるけど…おばちゃんケチって思われるのも嫌だわ…

■子どもにとっては「年に一度のボーナス!」だけど…

この会話のママのように、お年玉ってあげる立場になると一体いくらあげれば良いか悩みますよね。住信SBIネット銀行調べ「2016年・お年玉に関するアンケート」によると、小学生は1000円〜5000円、中学生は3000円〜1万円くらいの模様。しかし、中には5万円以上あげると回答している人もいるようです。

もらう子どもにとってお年玉は「年に一度のボーナス!」であるため、大金が入っていると喜んでくれるのは間違いありません。おばちゃんケチと思われるのも嫌で、つい多めに入れてしまうという方もいますが、あまり大金を子どもに渡すのはマネー教育の観点からはNGです。

■1万円札を持ち歩きお友達におごる小学生もいる

筆者のまわりでも、お正月過ぎになると1万円札が入った財布を持ち歩く小学生が少なくありません。お友達に奢りまくるなど散財している子も見たことがあります。正直、そのことを知っているのは周りのママだけ。本人のママは知らなかったりするわけです。だから、お年玉を渡す場合には、もらう子どものことも意識する必要があると思います。

<マネー教育に関するおすすめ記事>
「お金が大好き」で何が悪い!幸せなお金であるための3つのポイント
お金を貯めることってえらい !?【親子で話そう!おかねの大切さ】

「お金が大好き」で何が悪い!幸せなお金であるための3つのポイント

子どもにお金の大切さを伝えるためには、親子の日頃のコミュニケーションが欠かせません。
つづみくん一家の日常の一部を切り取って、どんな風にお金の話をしているか覗いてみましょう。

【お金大好きって言ったら…】

つづみ:パパ、お金好き?

パパ:急になんだ?もちろん好きだよ。いっぱいあると嬉しいねー。

つづみ:そうだよね。僕もそうなんだけど…学校で太郎君にそんなことを言ったら「うわー最低。将来泥棒とかするんじゃねーの」って笑われたんだ。

パパ:ははは!そうか。それはちょっと凹むね。でもきっと太郎君だって、お金はいっぱいあったらいいなって思っていると思うなパパは。

つづみ:そうかなあ。

【お金で不幸にもなる】

パパ: お金があれば幸せと思うよね。もちろんそうなんだけど、じゃあお金自体が幸せを生むツールかというとそうじゃないんだ。

つづみ:え?よく意味がわからない。

パパ:お金がいっぱい欲しいからって、太郎くんが言うように泥棒をしちゃったり、人を殺してしまったり、悪いことをしてしまう人もいるんだよ。あとは、色んなところからお金を借りて返せなくなってしまう人もたくさんいる…そういう人は「お金」で不幸になってしまったんだね。

つづみ:そんなことまでしてお金はいらないのになあ。

パパ:そう思うだろう。でも誰でも、つづみだって、突然お金さんが不幸のツールになっちゃうこともあるんだよ。

つづみ:えー!?

【でもお金で幸せにもなる】

パパ:でもね、つづみもパパもお金が好きで悪くないんだよ。だって、大好きなサッカーの試合を見に行くのも、美味しいお寿司を食べるにも、「お金」は必要だからね。サッカーの試合を見たりお寿司を食べたら幸せになるから、「お金」は人を不幸にすることもあるけれど、幸せにもするツールなんだ。

つづみ:そっか!じゃあ、僕は、幸せになるためのお金が好き!

パパ:そうそう、お金さんに幸せのお金でいてもらうには、つづみ自身が気をつけておかないといけないポイントがあるんだよ。

つづみ:僕自身が?

たった3万円で一儲け!民泊の初期費用&備品リスト【民泊虎の巻】、マネーゴーランド

【幸せなお金でいてもらう3つのポイント】

パパ:

1つは「足りなくならないように考えて使うこと」

お金で不幸になる人は、お金が足りなくて、悪いことをしてでも手に入れたかったり、借金まみれになったりした人たち。そもそも足りなくならなければ問題ないわけだ。難しいけれどね。最低限必要な分は手元にあるように、使うたびに考えようね。

2つめは「困ったら相談すること」

どうやっても生活するお金が足りない場合もある。そんな時は、借金や悪いことをする前に誰かに相談していいんだよ。色んなことを知っている人たちが、どうしたら一番良いかを教えてくれる。恥ずかしくないからね。つづみの場合はまずはパパとママに相談だ。

そして最後は「今あるお金で幸せでいる方法を考えること」

お金自体は良いものでも悪いものでもなくて、単なる紙だったり単なるコイン。感情もないよね。そのお金を幸せに使うか不幸のツールにするかは自分次第。誰でも「お金が足りない」って思うんだけど、でもその中で楽しく幸せに暮らすにはどうしたらいいかなって工夫できる人は強いと思うな。

つづみ:よーし!幸せなお金ゲットのため頑張るぞ!

<幸せなお金でいてもらう3つのポイント>

  • 足りなくならないように考えて使うこと
  • 困ったら相談すること
  • 今あるお金で幸せでいる方法を考えること

※今回で【親子で話そう!おかねの大切さ】は終了となります。ご愛読有り難うございました。

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