35歳なら5530万円⁉︎ あなたの価値を冷酷にはじき出す「生命価値」とは

9339.jpg

このレシピを実行して

DREAM円貯まる!
<材料>

・生命価値

<Point>

1交通事故の際にはライプニッツ係数を使用

235歳年収500万円の人の生命価値は?

3高齢者の生命価値は?

人の命をお金に例えるなんてしたくありませんよね。だけど万が一、交通事故などで第三者に後遺症が大きく残るケガをさせてしまったり、死亡させてしまったりしたら損害賠償請求をされてお金を支払うことになります。

そんなときにはどんな基準で人の命の価値を計算しているのか疑問に思ったことはありませんか? そしてもし、あなたが今、交通事故で死亡してしまったらいったいいくら支払われるのでしょうか?

■交通事故の際にはライプニッツ係数を使用

交通事故で後遺障害が残った場合や死亡した場合、被害者の「逸失利益」や慰謝料を請求することになります。

「逸失利益」とは被害者が生きていたらと仮定して、得られた収入から生活費(30%~40%程度)をひいた額をいいます。死亡した年齢によってあと何年働けたのかが変わってきます。このあと何年かは原則、死亡時から67歳までの期間を指します。

ただし、被害者が未成年者の場合は67歳から18年間をひいた49年間になります。また、年金生活者は平均余命年数を終期とし、高齢者は平均余命年数の2分の1になります。

生涯の収入を前倒しにして一時金で受け取るため、前倒しでもらう分利益が生じると考え、一部を割り引かれます。その割り引く金額を出すために、「ライプニッツ係数」という指数が使われて計算されます。

■35歳・40歳・45歳、年収500万円の場合の生命価値は?

年収×(1-生活費控除率)×就労可能年数に対応するライプニッツ係数=死亡逸失利益

という計算式に当てはめて計算してみましょう。生活費控除率は30%としましょう。
35歳の人の場合、ライプニッツ係数は就労可能年数が32年(67歳-35歳)のため15.803を使用します。

5,000,000円×(1-0.3)×15.803=55,310,500円

つまり、55,310,500円が生命の価値となります。

次は40歳で年収500万円の人の場合で考えてみましょう。
40歳の人の場合、ライプニッツ係数は就労可能年数が27年(67歳-40歳)のため14.375を使用します。

5,000,000円×(1-0.3)×14.375=50,312,500円

こちらの人の生命の価値は50,312,500円となります。

45歳の人の場合、ライプニッツ係数は就労可能年数が22年(67歳-45歳)のため13.163を使用します。

5,000,000円×(1-0.3)×13.163=46,070,500円

45歳の人は46,070,500円が生命の価値となります。

■高齢者の生命価値は?

では、高齢者はどうでしょうか?70歳の年金生活者(年金100万円)が交通事故で亡くなったとします。平均余命の2分の1に対応するライプニッツ係数8.3064を使用します。生活費控除率は50%とします。

1,000,000円×(1-0.5)×8.3064=4,153,200円

生命価値は4,153,200円という事になります。

■まとめ

いかがでしょうか?この価値、高いと見ますか?低いと見ますか?
この生命価値、将来の可能性などは加味してはくれません。自分が被害者になってしまったら家族も納得する金額ではないと思います。

日々、交通事故のニュースを見ない日はありませんし、かなりの確率で交通事故現場を目にするのではないでしょうか? 人の命の価値は交通事故においてはかなり低くなってしまいます。日頃、車の運転などには十分注意を払いたいものですね。

<万が一のために知っておきたい!おすすめ関連記事>

旦那さんが急死で銀行口座が凍結…「万が一に備えた」家計管理法とは
万が一夫が…残された家族に必要なお金はいくら?【生命保険の決め方】
家族の急死で遺族年金がもらえない…「会社員の妻の落とし穴」と救済措置

<関連記事>

画像一覧

執筆者

廣木智代 (ひろきともよ) ファイナンシャルプランナー

結婚後、家業のスナックで手伝いをしていたが母の引退と共に廃業。家計の苦しさを埋めるための我が家の保険の見直しをきっかけに、お金に賢くなるお手伝いをするべくCFP資格を取得。心と体とお金の健康バランスを軸に、個別相談、セミナー、執筆を展開中。FP Cafe登録FP。

廣木智代

関連記事

特集

関連記事

万が一夫が…残された家族に必要なお金はいくら?【生命保険の決め方】

生命保険の加入を検討するとき、まず初めに考えなければいけないことは必要保障額をいくらにするかということです。必要保障額は、家族構成・現在の収入・資産状況・住まいの状況・お子さまの年齢などによって異なるため絶対的な数字はありません。

■必要保障額の計算方法

今回は遺された家族が一生涯に必要とするお金(=支出)について具体例をともに計算します。必要保障額の説明については 妻一人で決めたら危険!生命保険「適正な必要保障額」見極めのコツ を参考にしてください。

生命保険「適正な必要保障額」見極めのコツ、マネーゴーランド

■必要保障額の計算に欠かせない情報

必要保障額の計算をする際に最低限必要な情報は、家族の年齢、手取り収入、住まいのこと、子どもの進路、車の所有の有無、そして夫に万一のことがあった場合の生活スタイルです。

特に、住まいと今後の生活スタイルについての情報は、必要保障額に大きな影響を与えます。住まいについては、持家か賃貸か、住宅ローン利用の有無、団体信用生命保険加入の有無、固定資産税額がいくらかによって住居費に大きな差が生じます。生活スタイルについては、生活費の節約度合い、教育費の修正の有無、夫が亡くなった後の妻の就労の有無によって、生活費や教育費、これから入ってくるお金の見込み額が大きく変わります。

では、Aさんに万一のことがあった場合の支出額を計算してみましょう。

<Aさんのプロフィール>
家族構成:Aさん(30歳)、妻(30歳)、子ども(0歳)
夫の収入:手取り月収25万円(手取り年収300万円)
住まい:持家(一戸建て)で住宅ローン返済中、団体信用生命保険加入、固定資産税10万円
生活費:15万円(住宅ローンを除く)
車の所有:1台(価格150万円)
預貯金:100万円
夫に万一のことがあった時:妻は就労する予定

■生活費はいくら?

今後の生活費は、子が独立するまでの生活費と子が独立した後の妻だけの生活費に分けて考えます。子が独立するまでの生活費は、夫にかかっていた生活費が不要になるため、これまでの生活費の70%から80%とします。ここでは70%で計算します。子が独立した後は、妻だけの生活費を考えればよいので、これまでの生活費の50%で88歳までかかるとします。(厚生労働省「平成27年簡易生命表の概況」女性50歳の平均余命88.13歳より)

・子が独立するまでの生活費(子は23歳で独立):15万円×12月×70%×22年=2,772万円
・子が独立した後の生活費(妻53歳〜88歳の36年間):15万円×12月×50%×36年=3,240万円

■住居費はいくら?

Aさんは、住宅ローンを組み団体信用生命保険に加入しているため、万一のことがあった場合の住宅ローンの残債は団体信用生命保険で返済されます。賃貸住宅または社宅に居住している人は、賃料も別途計算に入れましょう。固定資産税は徐々に下がりますが計算しやすいように88歳まで10万円がかかることとします。

・住居費=10万円×(88歳-30歳)=580万円

■教育費はいくら?

夫に万一のことがあっても、子どもが希望する教育を受けさせてあげたいと思うのは親心でしょう。そこで、妻は勤労収入を得る予定のため、子どもの進路は、保育園・公立小学校・公立中学校・公立高校・私立大学とします。

保育園は月2万円、小学校から高校卒業までにかかる費用460万円、私立大学にかかる費用446万円で計算します。(いずれも厚生労働省、文部科学省などの教育費用の平均値を元に設定しています)

・教育費の合計:2万円×12月×6年+460万円+446万円=1,050万円

■葬儀費用とその他の費用はいくら?

葬儀費用は、日本消費者協会「第10回葬儀についてのアンケート調査」によると平均188.9万円であったので、合計200万円とします。

その他の費用として車の買替費用や住居関連費などを計算します。予備費として生活費の1年分、住居関連費として修繕費用を600万円にします(アットホーム株式会社「新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く『一戸建て修繕の実態』調査」で自宅修繕費平均総額が556 万円を参考に設定)。妻は70歳まで15年に1度、車を買い替えることとします。

・その他の費用=15万円×70%×12月(予備費)+600万円(修繕費)+150万円×3回(車の買替費用)=1,176万円

よって、遺された家族が一生涯に必要なお金(=支出)の合計は9,018万円になります。

生命保険「適正な必要保障額」見極めのコツ、マネーゴーランド

計算結果が同じになる家庭はありません。我が家だけの支出額を算出してみてはいかがでしょうか。今回の計算では9,018万円の支出になることがわかりましたが、私たちはこれからかかるお金のすべてを自助努力で準備する必要はありません。遺族年金などの公的保障があるからです。次回は”これから入ってくる予定のお金”についての計算方法をお伝えします。

なお、この記事では、主契約が死亡保障の保険を「生命保険」と呼んでいます。

保険のプロ21名が辛口採点!2017年おすすめの保険1位は…?

保険のプロとして活躍しているファイナンシャルプランナー21名のアンケートをもとに、ベストな保険、ワーストな保険商品をランキングしたムック。『別冊宝島 よい保険・悪い保険 徹底見直し編』(宝島社発行、筆者監修)が、2016年12月10日に発売されました。

■93種類の商品を分析・紹介!

保険のプロが「よい保険商品」、「悪い保険商品」を選び、1位を10点、2位を9点という点数評価に置き換えてランキングしています。
すべての商品を実名で紹介。もちろん「悪い商品」も実名です!

わかりやすいように、保険商品はジャンル別に分かれています。
終身保険・定期保険・収入保障保険・医療保険・がん保険・個人年金保険・学資保険・介護保険・自動車保険の9つのジャンルに分けて、「よい保険」66の商品、「悪い保険」27の商品で、合計93の保険商品を紹介・分析しています。

本誌は、すべての商品を実名で掲載。悪い保険も実名で公表できるのは、広告が一切入っていないからです。まさにこの公正中立の立場が、激辛口なランキングを可能にしているのです。

■保険料がわかる

また、掲載している生命保険の商品には、商品の概要や特徴の他、30歳、40歳、50歳の保険料がそれぞれ掲載してあります(自動車保険は、車種などの条件が多いので掲載はなし)。

これが意外と役に立つのです。なぜなら、保険商品は、年齢によって保険料が変わってきます。

保険料の設定は、保険会社によって違うので、1位になった保険商品の保険料が、30代では安いと思っても、40代の場合は、3位の保険商品の方が安いという場合もあります。つまり保険料も条件によって変わるのです。

各ジャンルには1位から8位(6位の場合も)まで、保険商品が並べてありますので、その中で、気になった商品の資料を取りよせて検討してみては、いかがでしょうか?

■2017年の保険1位の商品を紹介<終身・定期・医療・学資>

では、実際にどんな保険がランキングされたのか一部をみてみましょう。

◎終身保険 1位
オリックス生命『ライズ』

◎定期保険 1位
メットライフ生命『スーパー割引定期保険』

◎医療保険 1位
オリックス生命『新キュア』

◎学資保険 1位
ソニー生命『学資保険』

などです。もっと詳しいランキングをお知りになりたい方は、ぜひ、『別冊宝島 よい保険・悪い保険 徹底見直し編』をご覧ください。

別冊宝島 よい保険・悪い保険 徹底見直し編、マネーゴーランド

<保険に関するおすすめ記事>
死亡&医療保障は不要?おひとりさまの老後資金計画「保険の選び方」
万が一夫が…残された家族に必要なお金はいくら?【生命保険の決め方】
乳がんの保障だけでいい?FPが鋭く指摘「女性保険の選び方」ポイント3つ

40歳の給料日は手取りがダウン!徴収額はいくら?「介護保険の基本」

39歳から40歳になると、同じ給料のはずなのに手取り額が減ってしまうことをご存知でしょうか。それは40歳から介護保険の対象となり、介護保険料が徴収されるから。

では、実際に40歳のいつの給料からいくら引かれるのか、ボーナスに影響があるのか、漠然と不安に思っている方へご説明しましょう。

■そもそも介護保険ってなに?

高齢化が進み介護を必要とする方が増える一方、少子化や核家族化により、家族だけで介護を支えることに限界がでてきます。そこでこうした状況を背景に、介護を社会全体で支えることを目的として平成2年4月からスタートしたのが「介護保険」です。

利用方法は、まず介護保険の利用を(1)申請し、(2)要介護認定を受け、(3)介護サービス計画を作成し、(4)サービスの利用開始という流れになります。

受けられるサービスは、主に施設と居宅サービスに分けられ、原則1割負担。要介護認定は要支援1,2、要介護1から5に分けられ、その区分により利用限度額が異なります。

■いつから介護保険料の負担が始まるのか?

介護保険料の徴収は、「満40歳に達したとき」から始まります。

「達したとき」とは誕生日当日ではなく誕生日前日のことで、その日が属する月から介護保険の第2号被保険者となり徴収が始まるのです。つまり、誕生日が12月2日であれば前日の1日が「満40歳に達したとき」となり、12月から徴収が始まります。

また、12月1日生まれであれば、前日の11月30日がその日となり11月から徴収が始まります。なんだか1日生まれの人は1日違いで損した気分になるかもしれませんが、徴収されなくなるのは「満65歳に達したとき」で同様の考え方になるので1日生まれの人は2日生まれの人より1ヶ月早く徴収されなくなるので不公平とはいえないようです。

■介護保険料でどれだけ手取りが減る?

月収40万円、ボーナス1.5ヶ月分60万円が年に2回で年収600万円のケースとしてシミュレーションしてみましょう。

月々の介護保険料は、3239円、ボーナス時は4661円となります。
年間で考えると月収分(3239円×12ヶ月=3万8868円)+ボーナス分(4661円×2回=9322円)=4万8190円手取りが減ることになるのです。

少子高齢化が進む中、給与から引かれる厚生年金保険料、健康保険料の料率も少しずつ上がってきており、介護保険料も例外ではありません。収入が増えなければ可処分所得がダウンするのが現状です。

収入がなかなか伸びない今、日々の家計費の見直しで固定費削減など自助努力が欠かせない時代になってきています。

死亡&医療保障は不要?おひとりさまの老後資金計画「保険の選び方」

おひとりさまの心配ごとのひとつとして、老後の生活で病気・介護が長期化したときのお金のことが挙げられます。

これらの不安を解消するのに生命保険で備えることもできますが、漠然とした不安だけで加入するとムダな保障に入ってしまうことも。

おひとりさまに必要な保険はどのようなものでしょうか。

■おひとりさまの死亡保障

死亡保険金は、遺族が困らないために残すものなので、両親を養っているなどなければ特に必要ありません。もし、お葬式代や整理資金は保険で残したいなら200~300万円を目安にしましょう。

■おひとりさまの医療保障

医療保険は、万一、大きな病気やケガをした時の資金的なリスクを回避するもの。
ただ、知っておきたいのは、医療機関や薬局での支払いには、月ごとに負担上限があり、超えた分は申請すると還付が受けられます。特に70歳以上の人は、現役世代に比べ上限額が低くなっているので助かります。

⚫️高額療養費<70歳以上の方の場合>
おひとりさまの老後プランと高額療養費、マネーゴーランド
※同一の医療機関等における自己負担(院外処方代を含みます)では上限額を超えない時でも、同じ月の複数の医療機関等における自己負担を合算することができます。この合算額が負担の上限額を越えれば、高額療養費の支給対象となります。

たとえば、73歳の人が病気で入院し医療費が100万円かかったとき、一般的な所得水準なら病院への支払額は20万円(2割負担)。この場合、負担上限が44,400円なので、請求すると超過分が払い戻されるわけです。

つまり、長く入院が続いたとしても、ひと月の負担上限額を自分で払えるなら、基本的に保険は必要ないのです。健康保険適用外の先進医療や差額ベッド代などは全て自己負担なので、それも含め検討してください。

■おひとりさまの介護保障

公的な介護保険制度は、介護の程度に応じて一定金額までは1割負担で介護サービスが受けられます(一定以上の所得なら2割負担)。

⚫️介護保険の支給限度額 1か月あたりの利用限度額(標準的な地域の例)
おひとりさまの老後プランと高額療養費、マネーゴーランド
※自己負担額は、一定以上の所得がある場合は2割負担

たとえば、最も重い“要介護5”なら約36万円の介護サービスが約36,000円で受けられるのです。更に、ひと月の負担が一定額を超えたときは、前述の医療費の場合と同じく還付を受けられます(高額介護サービス費といいます)。介護は、一般的な所得のケースで37,200円が負担上限と覚えておきましょう。

⚫️高額介護サービス費
おひとりさまの老後プランと高額療養費、マネーゴーランド
※世帯・・介護サービスを利用した方全員の負担の合計の上限額
※個人・・介護サービスを利用した本人の負担上限額

■医療費と介護費が両方かかるとき・・

このように医療も介護もそれぞれ負担上限がありますが、場合によっては両方の費用が同時にかかることも考えられます。でも、そんな時も安心。日本の社会保険制度は優れており、1年間の医療と介護の合計額が一定以上になるときは、更に還付が受けられるようになっているのです(高額医療・高額介護合算療養費といいます)。

こちらも所得によって負担上限額が違いますが、一般的なケースでは1年間で56万円を超えたら還付されるようになっています。これを目安に民間の介護保険を検討するのもひとつです。

■さいごに

おひとりさまの保険は、遺族に保険金を残すのではなく、生きている間のリスクをいかに回避するかが目的です。社会保障制度である程度守られているため、それを知ったうえで民間の保険を活用します。ただ、少子高齢化の今、社会保険制度は徐々に厳しくなる傾向にもあります。時々、大きな変更がないかチェックしておきましょう。

<おひとりさまの老後資金計画シリーズ>
老後貧乏を回避!「おひとりさまの老後資金計画」基本4ステップ
おひとりさまの老後資金計画「個人年金は終身にするべき?」

ランキング