「銀行員から芸人になった男」の告白…生涯賃金3億円を捨てた理由

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今回お話を伺ったのは、お笑いコンビ「無戦RUN」の阿部さん。
元銀行員という異色の経歴を持つ阿部さんが、銀行を辞めてまでお笑い芸人になろうとした理由。

そこには、幼い頃に親友と交わした「とある美しい約束」があった⁉︎

■元銀行員、現お笑い芸人

「元銀行員」であるという阿部さんに、「何故、銀行員だったのにお笑い芸人になったのか?」と尋ねてみたところ、実は、最初になろうとしていたのは「お笑い芸人」の方だったという。

中学生あたりから、今の相方と「お笑いをやろう」って話をしていたという阿部さんは、武田さんとは幼馴染。「高校を卒業したら養成所に行こう」と決めていたそうなのだが、卒業を目前にして相方が結婚してしまった上に、子供が出来てしまい、「お笑いは出来そうにない」と告げられた。

結成前に相方がいなくなる、というやむを得ない事情があり、阿部さんは急遽大学に進路を変えることとなった。そして、一度はお笑い芸人になることを諦めて、銀行員になったという。

阿部さんの家族は、父親、兄、母親、全員が銀行員という銀行員家族で、メガバンクに勤めている兄と父親とは違い、信用金庫に勤めている阿部さんは、阿部家では「落ちこぼれ」の烙印を押されてしまっているのだとか………。

「銀行員から芸人になった男」の告白…生涯賃金3億円を捨てた理由、マネーゴーランド

■リスクは覚悟の上

多摩信用金庫の銀行員として、立川と八王子を支えていた阿部さん。
夢を捨て、丸2年勤め上げた。

「銀行員をやってると人の財布も見えるんですけど、それ以上に、自分の財布も見えてくるんです」と語った阿部さん。銀行員の生涯賃金は3億円と言われていて、それを考えた時に、「もっと稼げる職業といったら何かなと」思ったところ、阿部さんの脳裏に浮かんだのは芸能界だった。

週5日の時間を取られて、自分の人生を3億円で売るんだったら、自分でもっと自由に10億円を稼いでみた方がいいと考えた阿部さん。

しかし、一口にお笑い芸人と言っても、まず収入が3億も届かない人が当たり前にいる世界。そのリスクは覚悟の上、でも、「稼げる人もいるかもしれない」という賭けに出て、もう一度お笑いの世界を目指す決意をした。

奇しくもそれは、ちょうど相方が離婚したタイミングと重なっていた。

「銀行員から芸人になった男」の告白…生涯賃金3億円を捨てた理由、マネーゴーランド

■やり直すなら今しかない

離婚をして自由の身となった相方と、銀行員を辞めた阿部さん。
状況として、お笑い芸人になれる最高のタイミングだった。当時働いていた支店の近くの川べりで、「また元の夢を2人で追ってみようよ」と誘ったのだそう。
「今までの人生、失敗もあったかもしれないけど、またここでお笑い芸人目指そうぜ」と。

ファイナンシャルプランナーも、日商簿記検定3級も、生命保険損害保険募集の資格も、Excel2010スペシャリストも、英語検定2級も全て捨てて、ただ、あの頃の夢だけを手にしてお笑いの世界に足を踏み入れた「無戦RUN」のふたり。
現在は「元銀行員が合コンに行ったらどうなるか」という阿部さんならではのネタを披露している。

子供の頃の約束や夢を本当に実現してる人間はごくわずか。親友同士で、芸能界という荒波に乗り出したふたりには、是非とも夢を掴んでいただきたい。

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オモプラッタはポルトガル語で「肩甲骨」という意味。 芸人さんが華麗にはばたくための翼を支える肩甲骨でありたい。 それがオモプラッタの理念です。 オモプラッタ編集部は、プロの芸人さんたちが日々生み出している「オモシロ」のカケラを拾い集め、編集して、独自のコンテンツとして皆様にお届けしていきます。

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今回お話を伺ったのは、2016年最も売れたと言っても過言ではないお笑い芸人「永野」さん。

周囲からは「孤高のカルト芸人」と呼ばれ続け、自身も「たったの21年で売れた」と公言して憚らない永野さんは、何故、途中で挫折してしまうことなく、お茶の間のスターへと登り詰めることが出来たのか。

そして、そんな永野さんにとっての「お金」とは。テレビなどではあえて見せないようにしているという「本音」を教えていただきました。
(聞き手:ラリー遠田)

■永野の2016年のお財布事情は?

―――永野さんにとって、2016年は劇的な変化が訪れた年だったと思います。テレビなどの出演も増え、当然、昔よりも金銭的な余裕が出来てきたと思うのですが、いかがですか?

正直な話、お金に関してはもう、「お金ってさあ~」みたいのって、芸人が言うもんじゃないなって、最近思うんです。そういう話をしても敵しか作らないので、だから、あんまり言わなくなったんですよ。

僕に関しては、(売れる)前が全然貰ってなかったので。本当に、信じられないくらい貰ってなかったんですよ。「そもそも貰ってたのか?」くらいのレベルで。ライブに行って、茶封筒に入った1000円を渡される、とかだったので、それに比べたら確かに貰ってますけど、でも、もう止めようと思って。「お金に関してぶっちゃける俺」みたいなのは嫌だし、言いたくねえなあと思って。(それを聞かされる)人の気持ちになろうと思ったんです。

■芸人永野の最高月収は100万円越え…?

―それでも、テレビとかでは聞かれませんか?例えば、いわゆる「最高月収は?」のような質問を。

最初はウケを狙おうかと思ってましたけど、本当のことを言うと何も言ってないんですよ。
ある時、「100万円とか行きましたか?」と聞かれて、「ああ~」って言いながら考え込んだんです。「はい」とも何とも言ってないんですけど、次の日には「永野、月収が100万いった!」とかって書かれていて。そういうのを読むと、結構嫌な気持ちになるんですよね、みんな。「なんでだよ」「なんであいつ、そんなに貰ってんだよ」みたいな感じで。だから、「いくら貰ってる」みたいなのは、もう殆ど言わなくなりましたね。

―良いことないですよね。

ないです。良いこと、なんにもないですよ。
ただ恨まれて、敵を作ってしまって。
別にそんなキャラでもないので、そういうのはやめようと思ったんです。

―今はあまりお金の話はしないようにしていらっしゃる?

前が比べるにしても低過ぎたので、聞かれれば「貰ってます」と答えはしますけども、「貰ってます」って聞いて喜ぶ人はそんなにいないじゃないですか?だから、どう答えても得はしないですね。日本は。………日本っていうか、どこの国でもどこの業界でもそうでしょうけど。

ピコ太郎は来年970万の請求!? 一発屋芸人に学ぶ「収入が激減時」税金の恐怖

今年大ブレイクしたお笑い芸人といえば、ピコ太郎、永野、ハリウッドザコシショウ、メイプル超合金、平野ノラなど……。しかし厳しい芸能界で、生き残っていくのはごくわずかで、一発屋芸人としすぐに消えてしまう人も少なくありません。

貧しい下積み時代があって、そこから一気に売れまくったのに、あっという間にテレビ画面から消え収入が激減…。そのように急激に収入が大きく変動するのは、なにも芸能人だけに限りません。

そこで、今回は収入が激増・激減した時、手取りの収入額がどうなるのか、芸人Aさんの場合を一例にして見ていきましょう。

■収入の激増・激減で家計はこう変わる

・Aさんの家族構成
Aさん(35歳)、妻(30歳、パート年収90万円)、子ども1
人(5歳)

・Aさんの年収
2015年:100万円
2016年:1億円
2017年:100万円
ご覧のように、Aさんの年収は2016年だけ急激に増加しました。

では、実際の手取り額を見ていきましょう。会社員と同じく給与として計算していきます。

●2016年のAさんの手取額
年収1億円-給与所得控除額220万円=給与所得9,780万円
給与所得:9,780万円-所得控除80万円※=9,700万円
所得税:9,700万円×45%-479.6万円=3,885.4万円
住民税:100万円(2015年の年収)-給与所得控除額65万円=給与所得35万円
給与所得35万円-所得控除80万円※=0円
手取り額:1億円-所得税3,885.4万円-住民税0万円=6,144.6万円

2016年に年収1億円を稼いだAさんの手取り額は、6,144.6万円になります。

●2017年のAさんの手取額
Aさんの年収100万円-給与所得控除額65万円=給与所得35万円
給与所得:35万円-所得控除80万円※=0円
所得税:0円
住民税:2016年の所得をベースに計算するので、9,700万円×10%=970万円
手取り額:100万円-所得税0円-住民税970万円=▲870万円

翌年年収100万円になってしまったAさんの手取り額は、なんと▲870万円と大赤字になる計算です。

※所得控除は所得税・住民税とも同額で計算。2016年・2017年とも同額で計算。
※社会保険料は考慮していません。
※住民税の均等割は考慮していません。

■前年の収入がベースとなる住民税に注意

Aさんの2016年と2017年の年収と手取り額を見ると、とても重要な問題があります。それは、「住民税」です。住民税は、前年の年収をベースに計算します。つまり2015年の年収が100万円だった2016年は、実際にお財布からの支払いはありません。

しかし注意したいのは、高額を稼いだ年の翌年。Aさんの場合、前年の年収1億円にかかる住民税970万円は、翌年2017年に支払うことになるのです。

■収入の変動に備えてやっておくべきこと

収入が大きく変動するのは、給料だけではありません。不動産の売却金や退職金でも同じことが起こり得ます。一時に多額の収入が入ったからと言って、それに合わせて支出を増やしてしまうと、後になってお金が足りないということにもなりかねません。多額の収入があった時は、税金を考慮しておくことをお忘れなく。

また、給料が上がり続ける時代ではなくなりました。転職やリストラで給料が急に減ることもあるかもしれません。そんな時に病気でもしたら大変です。万一の備えとして、最低半年から1年位の生活資金は確保しておきましょう。

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有吉もヒロミも…芸能界の「バラ色×暗黒」を繰り返し味わった芸能人3選

芸能界は厳しいというイメージがありますよね。

一発屋芸人という言葉にもあるように、どれだけ流行ったとしても明日のテレビに出られるという保証はありません。今回は、そんな芸能界の夢のある部分と、暗い暗い影の部分を繰り返し味わったという芸能人を調べてみました。

■オリエンタルラジオ

「武勇伝」のフレーズで一世を風靡した、芸人のオリエンタルラジオですが、武勇伝の流行が終息していくとともにテレビ出演がめっきり減りました。単純に流行が終わったということもありますが、人気絶頂時に天狗になっていたから干された…なんて噂もあります。

当時、わずかデビュー3年で数多くのレギュラー番組を持っていたそうで、天狗になる気持ちもわからなくはないですね。しかし、それが原因で長らくテレビに出られなかったので、かなり反省したそうです。現在は「パーフェクトヒューマン」というユニットで再ブレイク。紅白にも出演する等、人気が復活しています。

■ヒロミ

続いて現在は、タレント活動を再開して様々な人気番組にもゲスト出演しているヒロミさんです。当時、レギュラー番組も数多く持っていたヒロミさんですが、こちらも日頃の態度が大きく、スタッフにはあまり良く思われていなかったとか。

一時期は芸能界から一切姿を消し、ジム経営を行ってそちらで成功していたそう。現在は再び人気タレントとして活躍しています。

■有吉弘行

「猿岩石」というお笑いコンビで、一世を風靡した有吉さん。『進め!電波少年』のヒッチハイク企画で一気に人気に火がつき、猿岩石ブームが巻き起こり、CDデビューも果たしました。

しかし、ヒッチハイク企画が終了後は一気に人気も下火になり、現在のようにテレビに引っ張りだこになるのは、今から10年ほど前のことです。

芸能界では、人気があるときはどれだけ天狗になっていても許されますが、そういった人は人気がなくなったとたんに干されるというケースが多いのかもしれません。人の振り見て我が振り直すではありませんが、日頃の行動には気をつけたいものです。

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東京vs沖縄で生涯収入4280万円の差!都道府県別・年収ランキング考察

昨年の年末に源泉徴収票を会社から受け取り、2016年の一年間にどれだけ稼いだのか明らかとなった方も多いことでしょう。

転職サービス『DODA(デューダ)』がこのたび発表した「平均年収ランキング2016」をもとに、都道府県別の収入について調べてみました。

尚、本データは2015年9月~2016年8月の1年間にDODAエージェントサービスに登録した、正社員として就業する20~59歳の社会人約27万人のデータを元にしています。

■都道府県別 平均年収ランキング
2016年の全国の平均年収は442万円。前年より2万円プラス。2014年、2015年と前年比でマイナスだった平均年収が、3年ぶりにプラスに転じました。都道府県ごとの平均年収のランキングがこちら。

<ベスト5>
1位 神奈川県   477万円
2位 東京都    473万円
3位 栃木県    449万円
4位 茨城県、千葉県  445万円
5位 静岡県    441万円

<ワースト5>
1位 沖縄県     370万円
2位 福岡県     381万円
3位 岩手県 北海道 387万円
4位 宮崎県 佐賀県  388万円
5位 香川県     394万円

地域によってかなり差があることがわかります。

■都道府県別 最低賃金ランキング
平均年収にも影響する最低賃金。都道府県ごとに定められていることを知っていますか。厚生労働省が毎年10月上旬に発表する地域別最低賃金(時間給)を、2016年度の金額でランキングしました。

<ベスト5 >
1位 東京都     932円
2位 神奈川県    930円
3位 大阪府     883円
4位 埼玉県 愛知県  845円
5位 千葉県     842円

<ワースト5>
1位 沖縄県 宮崎県  714円
2位 鹿児島県 大分県 熊本県 長崎県 佐賀県 高知県 鳥取県  715円
3位 徳島県 秋田県 岩手県 青森県            716円
4位 愛媛県 山形県  717円
5位 島根県     718円

今年度の最低賃金は、全都道府県で20円を超えて最低賃金が引き上げられました。これは最低賃金が時給でのみ示されるようになった2002年度以降で最高額の引き上げになります。しかし最低賃金の地域差はますます拡大しています。

■地域の差はしかたない?
平均年収もプラスに転じ、最低賃金額は過去最高額で引き上げられるということは日本の経済に上昇の兆しありと捉えることもできますが、同じ日本でこんなにも地域差があるとは驚きます。

この地域の差、生涯賃金に計算するとどうなるでしょう。
平均年収、最低賃金で上位の東京都では一生涯に手にする賃金は1億8920万円(年収473万円×40年)。一方、沖縄県では1億4800万円(年収370万円×40年)。その額、なんと4120万円もの差が生まれてしまいます。

地域差には物価や流通やインフラなど様々な要因がありますが、外国では最低賃金を国家として単一水準に設定している国もあります。少なくとも、いま日本に住んでいる私たちは、この差を受け止めて生活をしていかなくてはいけないようです。

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