雪山級の寒さでも快眠!冬季五輪も採用「ブレスサーモ布団」寝心地は?

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日に日に増してくるこの寒さを乗り切るため、温活とともに眠活にも力を入れたい。そうお考えの方もいらっしゃることでしょう。

そこで「山から目線の山女」である筆者からお伝えしたいのが、北アルプスや八ヶ岳連峰等の山小屋で使用されている「ブレスサーモ布団」の魅力についてです。

■冬季五輪公式ユニフォームに採用「ブレスサーモ」とは

山と縁のない皆さんも、CM等で「ブレスサーモ」については日頃よく目や耳にされているのではないでしょうか。

そもそもブレスサーモとは、スポーツメーカー『ミズノ』と『東洋紡』が共同開発した吸湿性とともに保温力の高い繊維素材で、1994年に開催されたリレハンメル冬季オリンピックの全日本ナショナルチーム公式ユニフォームに採用されたのが始まりです(ミズノ公式サイト「スポーツとミズノの100年史」より)。

近頃話題となっている、『デサント』のハイテクダウンジャケット「水沢ダウン」なども、元はバンクーバー・オリンピックの公式ウェアとして開発されたものですから、スポーツウェア由来のあったか素材と冬季五輪とは切っても切れない関係にあるといってよいでしょう。

そんな、寒さの中でがんばるアスリートを陰ながら支えているブレスサーモとは、人体から発された水蒸気を吸収して発熱する「吸湿発熱素材」を謳っており、高い保温力と防臭性も兼ね備えた高性能素材です。スポーツウェア・スポーツ小物だけでなく、最近ではアンダーウェア売り場などでもよく見かけるようになりました。

さらにその高性能を寝具の世界に持ち込んだのが「ブレスサーモ布団」です。

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■実際の寝心地・温かさは?

筆者が初めてブレスサーモ布団に出会ったのは、八ヶ岳の最高峰・赤岳の麓にある「赤岳鉱泉」という山小屋でした。
実際の眠り心地はどうだったかというと、

・1 非常に軽量!

真綿の布団に比べると、非常に軽いのがポイントです。掛け布団が重すぎると山中での疲労回復の妨げにもなるので、山小屋ではとくに布団の軽さは重視したいところです。また布団の上げ下ろしが楽なので、メンテナンス面でも大助かりであることが推測できます。

・2 布団が冷たくない・あっという間に温まる

ブレスサーモ布団は入りたても寒くありませんでした。布団が温まるまで待つ憂鬱とも無縁です。「吸湿発熱素材」ということで、入って間もなく温かくなるのが、この布団のもつ最大の特徴でしょう。最低限の暖房器具しかない冬の山小屋でも寒さが気にならず、快適に入眠・快眠することができました。

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・3 嫌なニオイがしない

ブレスサーモには汗臭のもとになるアンモニアを吸収し、臭いを抑える「防臭効果」があるそうです。
山小屋の布団というのは「天候不良の日が続くと天日干しできない」「いろんな人の出入りが激しい」という、日常と比べるとかなり過酷な条件下で使用されるので臭いが気になることも多いのですが、ブレスサーモ布団から嫌な臭いがするといったことはありませんでした。
また羽毛と違って丸洗いOKなのもすぐれたポイントといえるでしょう。

・4 ホコリ由来のくしゃみが出ない

筆者は花粉症プラス鼻炎持ちなので、山小屋泊で布団から出るホコリのせいでくしゃみが止まらず寝付けない、という状況にさらされることが多々あります。しかし、ホコリの出にくい高密度生地を使用しているというブレスサーモ布団で寝たときは、くしゃみに悩まされることもありませんでした。

以上のように山小屋に最適なブレスサーモ布団。もちろんご家庭で日常使用もできるすぐれものです。一家に一枚、いかがでしょうか?

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執筆者

立見 香

出身地・群馬と居住地・埼玉の粉食文化をこよなく愛するライター。 水沢うどんと舞茸天ぷらの組み合わせを最強と信じて疑わないが、最近は武蔵野名物の肉汁うどんにハマり中。 休日は上信越の山域にいることが多い登山・温泉愛好家ゆえ、少々電波が届きにくくなっております。最近「温泉ソムリエ」になりました。

立見 香

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今年も肌着のお世話になる季節がやってきました。みなさんは今どんな肌着を着ていますか?そしてそれはどんな素材ですか?あと何色?(ちょっと変態かな…?)

いつも山から目線の登山関連記事を書いている筆者が選ぶベスト肌着は、もちろんニュージーランド産メリノウール100%のアンダーウェアです。

何度もいろんな記事で書かせていただいているように、メリノウールには「汗をかいても冷えにくい」「長期間着続けても臭いがしない」という特徴があり、ロングトレイルなど着替えができない環境では最適です。

でもメリノウールは価格が高いのが難点です。しかも洗濯は他の洗濯物と分けた「おしゃれ着洗い」が基本。洗濯機をまわせる環境にあるなら、無理にメリノのアンダーウェアを洗わずに着続ける必要はありません。

今回は乾燥肌と冷え症体質な筆者が、あたたかくて普段使いしやすいプチプラな肌着をご紹介します。そして最後に少しだけウール素材のインナーを、山から目線でレコメンドいたします。

■より手に入りやすくなった:『ベルメゾン』ホットコット(917円)

まず最初にご紹介するのは、『ベルメゾン』のホットコット。通販でしか購入できないかと思いきや、今年から全国のプラザ各店で購入可能となりました。

ホットコットUネック長袖インナーのお値段は917円(税別、S〜3L)。素材は綿95%、ポリウレタン5%という比率で、乾燥肌目線でいうと、かぶれにくいのが高ポイント。公式サイトによると「発熱綿とオーガニックコットンをブレンド」とのこと。着た瞬間のひんやり感などはなく、ほぼ綿素材なのに優しいぬくもりが続きます。

筆者は身長159cmで肩幅が人より少しあるので、Mサイズだと肩の縫い目からはみ出て袖が短くなってしまうことが多いのですが、このUネックインナーは比較的袖が長めに作られているので、9分丈ぐらいにおさまってくれました。インナーは見えにくいより長い方がいい筆者にとっては非常にありがたい長さです。

・あたたかさ★★★☆☆
・乾燥肌への優しさ★★★★★
・コスト★★★★☆

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■しまむらグループからの刺客:『アベイル』すっきりシルエット裏起毛インナー(780円)

お次は『アベイル』の裏起毛インナー。まず『アベイル』って何?という方もいらっしゃるかもしれないのでご説明しておくと、あの『しまむら』グループの若年層向けラインです。都心部ではあまり見かけないかもしれませんが、幹線道路沿いや郊外のショッピングモールなど全国各地に点在しています。

本当はしまむらでインナーを購入するつもりだったのですが、実家方面のしまむらに足を運んだところ、夜7時時点で店じまいしてしまっていたので、かわりに隣でまだ営業していたアベイルで購入と相成りました。

オフショルダー8分丈の裏起毛インナーTシャツは、なんとなんと780円(税別)!
あのユニクロのヒートテックエクストラウォーム(裏起毛)8分丈インナーが1,500円(税別)であることを考えると、コストパフォーマンスの高さがわかるというものです。

裏起毛なので袖を通した瞬間から軽い毛布を身につけたようにぬくぬく。素材はポリエステル90%、ポリウレタン10%で、室内の暖房によっては汗ばむこともあるほどでしたが、「吸水速乾」との表示は伊達ではなく、すぐに汗も気にならなくなるほどでした。またにおいが出ないのも助かります。

難点をあげると、フィット感ゆえに肌にぴったりついて乾燥肌的にはときどきかゆみが気になることと、筆者にとって8分丈では短い!ということぐらいでしょうか。コストパフォーマンスとハイパーなぬくもりを求める方にはおすすめです。

・あたたかさ★★★★★
・乾燥肌への優しさ★★☆☆☆
・コスト★★★★★

■ウール10%がポイント:『無印良品』コットンウールストレッチあったかロングタイツ(1,980円)

オーガニックコットン84%、ウール10%、ポリウレタン6%という比率の「コットン(綿)ウール(毛)ストレッチ(ポリウレタン)」シリーズで筆者が愛用しているのはロングタイツ12分丈。
残念ながら現在取り扱いがあるのはメンズの10分丈のみで、レディース12分丈(1,980円 税別)はすでに販売終了。追加購入ができない恐怖に震えながら、現状所有している2本をヘビーローテーション中です。

やはり「ウール10%」が保温性をぐっと高めてくれているような気がします。コストは今まで紹介してきたものの中では若干高めですが、メリノウールウェアなどと比べれば、まだプチプライスの部類といっていいでしょう。

また12分丈という丈の長さもポイントのひとつ。ちょっとのすき間が怖い冷え症にとって、+2分の長さは大変心強い味方となってくれます。ハイライズで腹巻きいらずなのも素晴らしい点です。

・あたたかさ★★★★☆
・乾燥肌への優しさ★★★★☆
・コスト★★★☆☆

■プチプラインナーまとめ

コットン95%の「ホットコット」は、裏起毛とウール混素材のあたたかさにはかないませんが、乾燥肌にもっとも適したインナーなので、就寝時に身につけるのには最適です。逆に裏起毛インナーは発汗と乾燥肌が気になるので、日中のみ着用しています。

また、登山ウェア界隈において「ウールは最強」とされているので多少のプラシーボ効果はあるのでしょうが、ウールはいつでもどこでも万能なインナーだと感じます。

使うシーンを適材適所で上手に分け、寒い冬を各種あったか肌着で乗り切りましょう!

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都市生活を送るオフィスワーカーにとって「ビルの谷間に吹き荒れる風」だけでなく「効きすぎた暖房」にも参ってしまう、そんな季節がやってきました。

屋外と屋内の気温差についていけず、早くも風邪をひいてしまった。なんていう人も多いのではないでしょうか。

というわけで、これらの寒暖差に打ち勝つには、高機能な「登山系インナー」や「ワークウェア系インナー」のお世話になってみては?という、登山愛好家の筆者のご提案です。

■「ドライレイヤー」で汗冷え対策は完璧

お腹が冷えやすい筆者が今年の夏登山から汗冷え対策として着用しはじめたのは、ファイントラックというアウトドアブランドが出している『スキンメッシュTシャツ』。

こちらのTシャツは「ドライレイヤー」と呼ばれ、肌に直接身につけるものです。
ドライレイヤーの上には「ベースレイヤー」と呼ばれるメリノウールなどのシャツを重ね着します。

スキンメッシュTシャツには撥水加工がしてあるので、汗をかくと水分は肌から離れ、ベースレイヤーのシャツにすべて吸い上げられ、あっという間に汗が蒸発してしまうという仕組み。これらのレイヤーを組み合わせることで、冷たい風が吹き荒ぶ稜線でも汗冷えを未然に防ぐことができ、もちろんお腹も冷えません。さらに防臭加工がしてあるので、汗が乾いても臭くならないのがポイントです。

この「スキンメッシュTシャツ」の難点は3,900円(税抜)とお高いのと、撥水加工が2、3年しか持たないところ。汗冷えが命に響く登山シーンではともかく、オフィスでの汗冷えで死に至ることはないので、無理にはおすすめしません。でもあの速乾の素晴らしさを一度体験してしまうと、もう元には戻れないかもしれません。

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 これからの時期に欠かせないアイテムが防寒インナー。ユニクロの「ヒートテック」が有名ですが、同じプチプラでもさまざまな商品が揃っており、素材などによって使いごこちも異なります。

 ここでは、同じプチプラ商品の中でも話題の防寒インナーを選りすぐって紹介します。安さを選ぶのか、肌触りを選ぶのか、選ぶ基準も違いますし、汗をかきやすいタイプの人、体を動かす仕事をしている人は、防寒インナーだと汗をかいてしまって風邪を引いてしまうこともあります。

ユニクロの「エアリズム」は冬でも使える!
 「エアリズム」は汗をすぐに乾かすドライ機能があるということで夏に売り出された商品。ユニクロでは「年中爽やかに過ごせる」と売り出しており、汗をかきやすい人は冬でも重宝するという声も。実際に、長袖の商品も発売されています。また、最近のユニクロ商品として、暖かい上に汗をかいてもすぐ乾く「ウォームドライTシャツ」(長袖/990円)にも注目が集まっています。

軽さがポイント!しまむらの「ファイバーヒート」
 毎日着るものだから、コスパも気になります。わずかですが、ヒートテックより安いのが、しまむらの「ファイバーヒート」(980円〜)。生地がしっとりタイプ、裏起毛タイプ、楽ちんタイプの3種類で、しっかり厚地で暖かい! それなのに軽いのが特徴。重ね着で肩こりが気になる冬にも安心です。

ベルメゾン「ホットコット」が話題の理由
 化学繊維を使ったメーカーが多い中、「綿100%」を実現しているのがベルメゾンの「ホットコット」。柔らかくて肌触りのよいインナーを求めている人にオススメです。暖かさにおいても、保湿性が高いので化学繊維より暖かく感じる、という声も。10種類のバリエーションの中では、ボーダー柄も人気のようです。

1着だけでも持っていたいモンベルのアンダーウェア
 プチプラの防寒インナーもいいですが、1枚でも持っていると心強いのが、モンベルの冬向けアンダーウェア。モンベルといえば、品質の良さで知られるアウトドアブランド。冬のアンダーウェアは「保湿力の持続」と「汗冷えしない」ことがポイントで、長袖のインナーシャツは薄手が3000円程度、厚手が5000円程度。冬でも汗をかくことが多い人にはオススメのアイテムです。

小さな工夫が家計を守る!知って得する「冬の暖房費」節約テク4選

寒い冬がやってきました。さすがに暖房をつけないと過ごせませんが、気になるのは暖房費用。寒さには耐えられないけれど、暖房費用がかさむのも耐えられない……。

そんな節約家のあなたに、暖房費用が節約できるお得テクニックをご紹介します。

■1:エアコンは自動運転が基本

エアコンで一番電気代がかかるのが、設定温度まで温度調整をする間です。風力の強さなどではありません。ですから、エアコンをつける際は自動運転にして設定温度まで先ずは一気に暖め、その後設定温度維持運転を自動的にしている方が、はじめから弱運転をしているよりも電気代は安くつくと言われています。

■2:外気を入れない、暖かい空気を逃がさない

暖房器具でせっかく暖まった空気を逃がしてしまったり、外気が入ってきて冷えてしまってはもったいないですよね。特にエアコンは、冷えた分また設定温度まで暖めようと電気を使って頑張りますから、空気の流動をブロックして温度を一定に保つことが電気代節約につながります。窓と床には断熱シートを施す、窓だけでなく雨戸も閉めるなどして、空気が逃げていくことを防ぎましょう。

■3:エアコンの設定温度を下げる

現在の室内温度と、エアコンの設定温度と差があるほど、電気代はかかります。1,2度で良いので、エアコンをつける前の室内温度に近い温度で設定すると電気代節約になります。エアコンの設定温度を1度下げるだけで、約10%の電気代が節約できるといわれているので、エアコン代で月に3,000円かかっていたとすれば、月単位で約300円節約できることになります。設定温度を下げた分、厚着をして寒さ対策をしてくださいね。

■4:暖房器具共通で、早め行動を心がける

暖房器具であたためた部屋は、暖房器具を切ったその瞬間から冷え切るということはありません。どうせ外出するのであれば、出発直前で暖房器具を切るのではなく、10分や15分前には切っておいて問題ありませんよね。毎日15分といえども、チリも積もれば山となる…。1ヶ月、1シーズン単位の暖房費が少額になっていくことでしょう。

節約テクニックを組み合わせてさらに暖房費を抑えつつ、寒い冬を暖かく乗り越えてくださいね。

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