米ドルとユーロに黄色信号⁉︎ 「2017年に狙い目の外貨」大胆予測

2017年1月に狙い目の外貨は?

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今年の年末年始はリスク要因が例年より多く、市場自体の変動が大きくなるのではと思います。そこで年末年始にかけて、重要なリスク要因を3つピックアップ。

■2016-17年の年末年始:ビッグイベント!

1、トランプ大統領の誕生(1/20)
:トランプさんが実際にどのような人事・政策を取るのか本番はこれから!

参考:●トランプが劇的勝利!政策から紐解く「世界情勢&日本への影響」どうなる?

2、FRBの利上げ(12/13・14)
:12月の利上げは高確率。そして、利上げは、米ドルにリンクする新興国にダメージを与える可能性!

3、イタリアの憲法改正に関する国民投票(12/4)
:レンツィ政権は負ければ辞任を明言。2017年の欧州は選挙の年。それは、イタリアから始まります。

年末年始に買ってはいけない外貨・FX、マネーゴーランド

■トランプ大統領の誕生とFRBの利上げ

トランプ大統領の誕生で、米政府の財政支出が増えると予想。さらに、減税・規制緩和を行い、経済成長と雇用増加の目標を達成する「ビジネスフレンドリー政策」を実施するともと考えます。

これを先取りして、米国は「株価上昇・金利上昇・米ドル高」のトリプル高がすでに起きています。この流れは、今後も続くのでしょうか?

実は、そうとも限りません。トランプ氏は、以前より、今の株価は高すぎる・金利は低すぎると発言しています。そして、彼の経済政策の根幹にあるのは、「低金利のうちに、政府は借金をして財政出動を行い、インフラを整備する。」という考え。

ということは、今、起きているトリプル高は、避けたいシナリオなのです。トランプ氏とそのブレーンは、今の状況をやきもきしながら見ているはず。就任前に株価が暴落し、金利も下がった状態で、新しい経済政策を掲げて颯爽と登場したいのが本音。

その鍵を握るのはFRB(米国の中央銀行)の利上げ。いよいよ12月の利上げが確実視。利上げによる米ドル高と金利上昇は、米ドルでお金を借りている新興国の借金を増やします。また、新興国に投資していたお金の一部は、金利が上がった米国へと戻ることになるでしょう。そのため、米利上げは、新興国の経済にダメージを与えます。これは、過去の米利上げ局面で起きたこと。

参考:「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?【1万円で始める初心者FX】

■年末年始にリスクの大きい通貨は?

年末年始にかけて、FXや外貨預金で買ってはいけない通貨は新興国通貨。メキシコやトルコ・南アフリカをはじめとした新興国通貨のリスクは例年以上に高まっています。トランプ氏が勝利したことで、NAFTA(北米自由貿易協定)の見直し・米企業の国内回帰の可能性を見越して、メキシコやブラジルなどの通貨や株価は下がっていますからね。中国に対しての圧力も強まりそうですので、人民元も要注意。

■イタリアから始まる欧州の危機!

さて、3つ目のリスク要因は、イタリアの憲法改正問題。

イタリアの議会は、上下両院ともに権限が平等なことから、政権が安定しません。そのため、法案も通り難い欠点を解消する目的で、下院優位にする憲法改正問題。これだけ聞くと改正した方が良さそうですよね。でも、背景には、イタリアの不良債権問題やイタリアに外資投資を増やすために法律を通したいEUの意向があります。

そう、ここでも、グローバルを巡る対立・EUの中央集権or国家分権かという英国・米国と同じ構図。そして、いよいよ来年に控える欧州各国の選挙の行方を占う大イベントになるでしょう。

ユーロは、この辺りの話を踏まえて売買してくださいね。そして、欧州の混乱で起きる過度なユーロ安は米ドル高の裏返しであり、トランプ政権を苦しめることになりかねません。

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●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第31回 米雇用統計公表!FXは金利に注目
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成功者の法則「コツコツ負ける作戦」とは【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

毎月数千円から数万円のお小遣いが欲しい…FXを一生の仕事にしたい…日本円だけでは不安だから外貨が欲しい…とFXに対するニーズは様々。共通しているのは儲けたい、勝ちたいという情熱。

これまでも大事だと紹介してきた損切りですが、今回は、少し踏み込んでお話します。

成功の秘訣は損切り! コツコツ負けることが大事! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■何よりも損切りが大事!

投資家の中には、「損切りしない」という信念を持っている人がいます。損切りせずに、いつか価格が戻れば、結果オーライですよね。実際、損切りをしないことで、成功した投資家がいることも事実。ところが、その反対に損切りをしなかった為に、含み損が大きくなりすぎて、我慢しきれずに退場していく投資家が多数います。

まず、「損切りしない信念」を貫き通す場合は、以下を守った投資をすること。

・レバレッジをできるだけ低くする!
・限りなく持ち続けられるだけの余裕を持つこと!

大幅な損失が出ても問題ない取引を守れる方は、損切りをしなくても概ね大丈夫。例えば、1ドル(約100円)や10ドルをFXで取引するだけなら、簡単に上の条件を満たせると思います。

もし、これを守れずに、いつか損切りを行うならば、最初からそのことを踏まえて売買を行うべきです。何回・何十回と勝ちトレードが続いても、たった一回の損失で全てを失うこともあるのがFXを含めた投資の掟。特にレバレッジを掛けて運用する金融商品は、想定以上に損益が膨らむ場合が有ることを考慮しておきましょう。

相場予測ばかりに頼るのではなく、損切りを上手に出来る方が勝てるようになる、ということを念頭においてトレードしていく事を推奨します。

成功の秘訣は損切り! コツコツ負けることが大事! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■具体的な損切り方法目安

1、直近の高値や安値をポイントとする!
チャートを見て、直近の高値や安値(*)を確認。そこを超えると、トレンドが続くと考えられるため、直近の高値・安値を超えたところで損切りをする方法。

2、利益と損失の割合を決めておく!
以前に勝率:利益と損失の関係で、利益2:損失1の割合をお勧めしました。
そのように、利益や損失の割合を常に一定にしておく方法です。
(関連記事:第52回「1勝9敗でも勝てるのがFX!」

3、投資額の1%~5%の損が出たら損切りする!
毎回計算をすると大変なので、ある程度の目安を事前に計算しておきます。20万円の投資金があれば、一回のトレードで許容できる損失は2,000円~1万円程度。そんなに少ないのと思われるかもしれませんね。生き残ったトレーダーが実践している、それは、とにかく損切りが重要だという事を理解されているからです。コツコツ負けて、大きく儲けるのがポイントです。

4、テクニカル上の節目サインを活用!
慣れてきたら、テクニカル分析上の節目サインで対応、移動平均線などの相場分析は、
損切りや利食い(利益確定)のポイントを決める役目を持っています。

FXで損切りを試してみれば、損切りがどんなに嫌か分かります。含み損が現実になるよりも、もう少し様子を見たいという心理的な抵抗感は強いですね。でも、損切りしない事で大きな損失、コツコツと貯めた利益をドカンと失うことになってしまいます。上手に負けることが、実は本当に大事なのです。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:高値・安値
一定期間の高い位置、安い位置を総称して高値・安値と呼びます。相場の重要なポイントとなるために大事。その年の高値や安値は「年初来高値」と呼ぶ他、過去における最高値や最安値は、市場の注目を集めます。価格が上昇して、過去の高値を抜いた時は「新高値」、安値を抜いた時を「新安値」といいます。

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●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
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●第50回 意外に当たる⁉︎ 星占術で為替相場を予想するテク
●第53回 FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう

ご祝儀相場を狙え!「正月明けに株価が急上昇⁉︎」注目の株5選

先生やお坊さんも忙しさで走ると言われる師走は、大掃除や年明けを健やかに迎えるための準備に大忙しな季節ですね。株式市場でも節税のため投資商品を処分売りする投資家が増える時期でもあります。

そんな保有資産の大掃除後に購入したい、年始に株価上昇が見込まれる企業を選りすぐって紹介します

■ご祝儀相場:日本製紙、パナソニック、三菱UFJフィナンシャル・グループ

おめでたい出来事があると相場が上昇しやすいことを株式市場では「ご祝儀相場」と呼んでいます。年明けの株式市場も、新しい年の始まりを期待した「ご祝儀相場」により株価が上昇する傾向にあります。過去の例として、「パルプ・紙」「電子機器」「金融機関」という業種に注目してみました。

節税のため年内に株式を売却するには、証券会社の取引最終日である12月30日ではなく、その日を含め4営業日前までに売却することが必要です。2015年は12月25日が期限だったので、2016年の取引開始日である1月4日と株価を比べてみました。

クリネックスティッシュで有名な『日本製紙(3863)』の場合、2015年12月25日の終値が1株あたり1,842円だったところ、翌年1月4日の高値は1,988円と約7.9%上昇しています。

『パナソニック(6752)』では、2015年12月25日の終値が1株あたり1,193円だったところ、翌年1月4日の高値は1,254.5円と約5.1%の上昇となっています。『三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)』では、2015年12月25日の終値が1株あたり742.1円だったところ、翌年1月4日の高値は763.5円と約2.8%と僅かながら上昇しています。金融機関はマイナス金利の影響もあり収益の減少が見込まれます。その時々の情報を加味して投資先を決めていくとよいでしょう。

■インバウンド銘柄:寿スピリッツ、ヒト・コミュニケーションズ

海外から日本を訪れる旅行客に関連する株式は「インバウンド銘柄」と呼ばれています。旅行客が日本を多く訪れる時期として夏休みを思い浮かべますが、中国の旧正月にあたる1月末の春節にもアジアからの旅行客が多く訪れています。

空港店舗での需要が大きい、北海道小樽の洋菓子ブランド「ルタオ」を傘下に持つ『寿スピリッツ(2222)』の株価を終値で比べると、2014年12月30日につけた1株あたりの終値785.33円が、翌年1月30日には906円と約15.4%上昇し、2015年では12月30日の終値1,660円が翌年1月29日には1,823.33円と約9.8%上昇しています。

富裕層訪日外国人に対してコンシェルジュ同乗のリムジンサービスを行っている『ヒト・コミュニケーションズ(3654)』の株価は、2014年12月30日につけた1株あたりの終値878.5円が、翌年1月29日には884.5円と約7.9%となり、2015年では12月30日の終値1,450円が翌年1月29日には1,772円と約22.2%上昇しています。最近では、2015年の流行語となった「爆買い」から体験型イベントへ旅行客の興味が移っていることも期待が高まる要因です。

株式投資は人気投票とも言われています。株価の下がりやすいこの時期は、魅力的で長く付き合える株を見つけるチャンスかもしれませんね。

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※筆者及び当メディアはここで紹介した株を推奨しているわけでなく、直近のマーケットを分析・解説しています。購入する場合は自己責任でお願い致します。

ビギナーにありがち…勝利だけを追い求めたら?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

トレードの鉄則は、損を小さく利益を大きく(利大損小)すること。FXで勝とうと思うなら、為替相場の予想やテクニカル分析よりも、こっちの方が大事です。実際に始めたばかりの人は、損切りなんてほとんど考えません。儲かった時のことばかりを計画して、1日1万円稼げれば月に20万円の利益がでると夢を見てしまいます。

そのため、利益が出るとすぐに利食って終了してしまうのに、損失の方はいつまでも耐えてしまいます。結果、数回トレードを繰り返してみると、勝ったトレードで貯めた利益を、負けたトレードで相殺どころかマイナスになっていることが多いはず。
(関連記事:第52回「1勝9敗でも勝てるのがFX」

これを防ぐためには、リスク(損失)とリターン(利益)の割合をきちんと設定しなければいけません。このリスクとリターンの比率をリスクリワードレシオ(*)と呼びます。

■リスクとリターンの割合は1対2がベース!

最初におすすめしたいリスクとリターンの割合は1対2。
慣れてくれば、自分自身のやり方に合わせてこの割合をアレンジしてください。この割合にすると、利益の出たトレード=勝ちとして、その勝率が33.33%以上あれば、トータルで利益が出ることになります。10回取引して、3~4回勝てばいいのですから、FXで利益を出せそうな気がしてきませんか。

利益と損失の割合次第で、トータルで勝つために必要な勝率は変化します。

FXで勝つためにはリスクとリターンの設定が肝心!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

リスクとリターンの割合を固定しておくと、トレードの度に、利食いや損切りの水準に迷わなくて済みます。米ドル/円を103円で買い、2円上の105円を利食い(利益確定)の目標値とするならば、自動的に損切りするポイントは1円下の102円に決まってきます。

ちなみに、一度、決めた損切りポイントは変えない事を推奨します。あらかじめ、ストップロス注文を出しておくことです。慣れてくれば、ストップロスがヒットする前に、成行注文で決済しても構いませんが、損失が生じた時にストップロスを下方に変更すると、リスクコントロールの意味がありません。

目標は、1回のトレードに勝つことではなくて、トータルで利益を得ることですからね。

こうして、リスクとリターンを決めると、トレードする場面も限られてきます。勝てそうな局面でも、利益を得られる値幅が小さそうな場合はトレードしてはいけません。

FXで勝つためにはリスクとリターンの設定が肝心!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
引用:DMM.com証券

高い勝率を狙うのも大事ですが、充分な利益を得られそうな局面をじっくりと待つことが重要なポイントです。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:リスクリワードレシオ
トレードにおいての損切り幅と利食い幅の比率のこと。リスク管理の一つとして大切な概念。1回1回のトレード以上に、トータルで利益を出すために必要なテクニック・考え方となります。

【上村和弘のFX基本講座】
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●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!
●第28回 FXは1カ月でどれ位儲けられるの?
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第34回 テクニカル分析はなぜ当たるの?
●第39回 FX注文の基本「成行・指値・逆指値」とは?
●第40回 FX注文の基本2「複合注文」で安定運用を!

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