100年で価値が3800倍⁉︎ 歴史を知れば納得「資産家が金を持つ理由」

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資産家たちは、金を持つ場合に1~2年といった目先の動きに一喜一憂しません。十年以上・・・時には、子孫の代まで考えて金を保有します。

そして・・・金を保有し続けていたお金持ちの考えは近年の値上がりを見ると正しい選択でした。長い目で見ると、政府の発行する紙幣や国債は、破たんや価値の下落が相次いでいるのです。

金を長期間に渡り、観ることで、そのことが如実に分かります。

■日本の金は100年で、とんでもなく上昇

日本が1897年(明治30年)に、貨幣法を制定した時の値段は、0.75g=1円。1gになおすと約1.3円。今の値段は1g=約5,000円ですから、凄まじい値上り率!

もちろん、お米・土地といった全ての物価が上がった結果、金も値上りしているわけです。ここで、大事なのは、金を含めたモノの値段が上がったということは、長い目で見た時にお金の価値は大きく下がっているという裏からの視点です。

お金持ちたちは、お金を持っているだけでは飽き足らず、なぜ、資産をさらに増やそうと努力したり、金を買ったりするのか?

その答えは、お金として持っているだけでは減っていくから。だからこそ、必死にお金を運用して増やそうとするのです。

金はこんなに値上がりしている、マネーゴーランド

■第二次大戦後の米ドル建て金も大きく上昇

さて、次に、世界的な金の値動きを第二次大戦後から見てみましょう。こちらも大きく値上がりしています。

1944年に第二次大戦戦後の経済体制を決めたブレトンウッズ協定は、1トロイオンス(31.1035g)の金の値段を35ドルと定めました。これが、金本位制による正式な価格です。

その後、米ソの冷戦・朝鮮戦争・ベトナム戦争など相次ぐ戦争で、米国の軍事費は増加する一方。
軍事費を賄うために、増刷を続けた米ドルの威信は徐々に低下し、財政・貿易と双子の赤字が溜まります。そこで、信頼を失いつつある米ドルを持っていては不安で、金と交換して欲しいというニーズが世界中で高まります。

ついに、金と米ドルの交換を保証できなくなった米国は、1971年に金本位制からの離脱を宣言。(ニクソンショック)。これは、とてつもない衝撃を世界に与えました。

その後、1971年12月にスミソニアン会議が開かれ、金は1トロイオンス38ドルと定められました。ブレトンウッズ協定時から3ドルの値上がり。ところが、この体制は、約5年しか持たず、1976年1月にジャマイカで開催された会議において、とうとう、金の廃貨と外国為替の変動相場制が決まりました。これによって、金の値段は、国に縛られることがなくなり、実態にあわせて動くようになりました。

■金の盛衰:オイルショック~株式・デリバティブの栄光

1970年代~80年代は、オイルショック・ソ連のアフガニスタン侵攻など地域紛争とインフレの時代。米ソ冷戦の戦費もかかる上に、石油の値段が高騰したために、金の値段も急上昇。米ドル/円相場は、大きく円高に進み、米ドルの価値は下がる一方。

この時に、ソ連のアフガン侵攻後にロンドン市場でついた1トロイオンス850ドルがしばらく金の史上最高値でした。(1980年1月21日)
この後は、高すぎるインフレを抑えるために、米国が高金利政策を取ったことから、金市場も落ち着きを見せ、値段も下がっていきます。

金はこんなに値上がりしている、マネーゴーランド

そして、1990年代に入ると、冷戦に勝利した米国がITバブルとデリバティブをはじめとする金融分野で世界を席巻します。すると、金利を生まない金を売り株式や債券を買う動きが強まります。冷戦も終わり、世界平和が到来すると、金を持って国から逃げだすようなことも減ることが期待されていました。

この時、ゴールド=見捨てられた資産であり、新進気鋭の投資家からは、ゴールドを持っていてもまったく儲からない・間抜けな奴しか持たないと、散々、馬鹿にされたゴールド受難の時代。

株式や不動産が上昇すると共に、金融業界に理系の頭脳が入り込むことで、デリバティブ(金融派生商品)がどんどん開発されましたしね。この繁栄の裏に、バブル崩壊や米国の衰退が待っていると誰が考えたでしょうか。
次回に続きます。

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※尚、本記事では内容をわかりやすくするため、当時の貨幣価値は考慮せずに単純比較して計算しています。

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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やっぱり純金積立は魅力的?最強の安全資産「金の買い方」基本ガイド

金保有する人のタイプは資産全体を守る「安全性重視」と積極的に金で儲ける「利益重視」の二つに大きく分けられます。

両方を狙いすぎるとアブハチ取らずになりやすいので、どちらをメインテーマに取引するのかハッキリしておくことが大切。

金融商品として金を購入する時は、現物の金を持つ時よりも「価格の動き」に注目します。

金融商品の場合、金融機関がパッケージ化した商品を提供しており、金の現物のデメリットとなる保管方法に悩まなくて済みます。金価格の変動で利益を得ることを目的に取引している人も多く、投資としても人気があります。

ただし、戦争・国家破綻といった100年に一度レベルの大惨事が起きて、金融機関が軒並み破たんするような場合には、金融商品としての金が価値を維持できないことがあります。その場合は、現物の金が最強の安全資産となるでしょう。

では、金融商品としての金にどんなものがあるか見ていきましょう。

■純金積立

もっとも気軽な金の購入方法の一つ。毎月一定金額で金を購入していきますので、続けていけば、かなりの量の金を積立てることができます。純金積立は、金価格の変動で儲けるというより、少額の金を毎月積み立てることで、資産を確実に増やしていく商品。金だけでなくプラチナを積み立てることもできます。

購入した金は、取引会社に預ける形で、様々な報告書で金が溜まっていくのを見て喜びを感じることができます。最低額は毎月千円からのところが多く、田中貴金属をはじめ銀行・証券会社等で取り扱っています。

■金ETF

株式の投資信託と同じ仕組みで、金上場投資信託とも呼びます。株式市場に上場されていて、市場が開いている時は自由に売買できるため、資産運用の一つとして利用しやすい商品です。

金ETFの価格は金価格に連動して同じ動きをします。現在、金ETFは数本運用されており、ロンドン金価格に連動しているものと日本国内の金価格に連動しているものとがあります。そのため、同じ金ETFでも連動の対象となる価格が違うことに注意が必要です。

銘柄により最低購入額は違い、数千円もしくは数万円から取引ができます。

■金の商品先物取引

金・銀・プラチナといった貴金属を取引する専門の取引所が商品先物取引所。最低売買単位が1kg(約450万円)もしくは100gと大きく、金取引に慣れている人向け。金地金の現物を受け取れる現受けもできるため、大口の顧客で利用している人もいます。

その分、値上がり益を狙うだけでなく、値下がりでの利益を狙うこともできますし、レバレッジ(担保になる一部の証拠金を預けることで、大きな取引が可能となる)により、少ない資金で大きな取引を行うことができます。取引にかかる手数料も金取引の中では、安いため、金の売買を積極的に行う人の間で人気があります。

■金のCFD取引

CFD取引は、金先物と同じく価格変動による売買益狙いの金融商品。レバレッジ・値下がり利益を狙えるのも同じ。金先物との違いは、現物を受け取ることができないことや24時間取引ができるなど取引の利便性が高いこと。また、米ドル建てで取引できるために、為替の影響を受けずに金を取引できることはメリットと言えるでしょう。

金融商品としての金の購入!「金&プラチナの買い方」基本ガイド2、マネーゴーランド

ちなみに、、、
ロコ・ロンドン金取引などを電話や訪問営業で勧誘してくるケースもごくごく稀にありますが、かなり怪しい為、手を出さない方が無難です。金価格の変動を100%当てることは誰にもできません。金を買いたい場合は、自分自身で買いに行くこと。見ず知らずの他人や知人からの儲け話をうのみにすれば、お金は無くなり残るのは後悔だけです!

同じ金融商品でも、それぞれ特徴がありますね。少額の資金かつ経験の浅い方は、純金積立か金ETFがおすすめです。商品先物取引とCFD取引は、投資の経験を積んだベテラン向けの商品ですから、安易に手を出さない方が良いかと思います。

では、金価格って、何が起きれば動くの、というお話は次回に!

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トランプ氏勝利から一ケ月!「ゴールド・為替・金利」世界の動きは?

米大統領選挙での劇的なトランプ候補勝利から数週間が経ち、金・為替・株価が様々な動きを見せています。そこで、各金融市場がどのような動きを見せたかを確認しておきましょう。

■NY金は大きく下がり、日中米の株価は上昇

大きく下がったのは、米ドル建ての金と白金。次に下落率が高いのは、メキシコ株とブラジル株。金が下がった理由は明らかに米国の長期金利上昇とドル高。それによって、金利を生まない金は大きく値を下げました。さらに、トランプ氏の政策は、当選前に報道されていたより、現実的では・・・という見方から安心感が広がり、金に逃げていた資金は、株式の方に流れ込んでいます。

トランプ後の世界はどうなった?金(ゴールド)・為替・金利の動きは、マネーゴーランド

トランプ後の世界はどうなった?金(ゴールド)・為替・金利の動きは、マネーゴーランド

金は持っていても金利を生まないので、米国の金利が上昇する局面では、値下がりします。日本の金は、為替相場が大きくドル高円安に動いたため、NY金の値下がりと円安による値上がり分が相殺されて大きな動きはありません。

★金利上昇 ⇒ 金利を生まない金よりも、金利や配当を得られる国債や株式が有利

上昇率の高かった商品は、米ドル/円や豪ドル/円など。そして、NYダウや日経平均株価も上昇。意外なのが中国。トランプ候補は、中国を通貨安誘導・米国の雇用を奪う標的と認識していたことから、勝利によって中国株は下がるだろうとみられていました。

この理由として挙げられるのが、中国に圧力をかけることで、中国の市場開放が進むという見方。もう一つの理由は、米国が内向きになることで、中国はアジアへのインフラ投資や輸出を進めやすくなるという見方。高度経済成長時代に起きた日米貿易を巡る対立のように、対立はしても、米中ともに大人の対応ができるのではという楽観論中心で中国の株価も上昇しています。

■低金利時代は終わり政府の役割が変化

さて、ここまでの金融市場を見る上で、重要なのが、米国の長期金利の上昇です。どこまでも上がることはないにせよ、10月31日の1.825%から11月25日の2.359%まで、0.534%も上昇しています。米FRB(米国の中央銀行)が12月のFOMC(日本の金融政策決定会合に該当)で、利上げを行うことが確実視されている中、世界的な低金利時代は終焉を迎えるかもしれません。

※利上げとは:「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?

トランプ氏の当選は、今後の経済に大きな影響を与えるかもしれません。なぜなら、過度な自由市場・貿易が格差拡大や金融危機を引き起すため、政府によるコントロールや財政出動が必須との考えの元に政策が行われるからです。

最近は、経済への政府の関与はできるだけ減らして、民間(市場)に任せた方が上手くいくという考え方が主流でした。そして、政府が財政出動をして景気を良くする方法を古い・箱モノや道路を作るだけで役に立たないと断罪する例が多々ありましたね。これが緊縮財政的考え方。

さらに、グローバル化による自由貿易推進派は、「関税の撤廃や減税」「政府の補助金や規制縮小」「資本移動や金利の自由化」を求めてきました。⇒これへの反発がトランプ氏勝利の一つの要因。

それに対して、トランプ氏の政策は、政府が財政出動してインフラ整備をすべしというもので、景気刺激策になります。これを行うと国債発行高が増えて、金利は上昇・インフレへと動き出します。

中長期的な流れとしては、現在の動きそのままに、金は値下がり・金利上昇・株価上昇になる確率が高いのではと予想しています。もちろん、トランプ氏の政策が上手くいかないリスクもありますし、予想外の出来事で、ゴールドの上昇シナリオに戻ることもありえますので、しっかりと状況を見ていきましょう。

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ゴールド(金)は、世界の金融市場の動きが大きく変化する時に、株式や為替といった他の市場に先駆けて動きやすい特徴を持ちます。ゴールドの値動きを見ることで、金融市場の暴落や暴騰に対して、事前準備をすることができます。

ゴールドは、黄色に光輝く金属。すなわち、市場へのイエローカードの役割を果たします。ゴールドの値動きが大きく下げたり上げたりしたときは、その後に、政治・経済的に大きな動きが起きたり、他の市場が大きく動く可能性があるため要注意です。

■ゴールドがイエローカードになる理由

なぜ、ゴールドが他の金融市場のイエローカードになりえるのか。その理由を解説してみます。

・市場規模が小さく、市場の動きに敏感!
・ゴールドの先物市場は、プロの参加者がほとんどで、市場の動きに敏感!
・株式・為替・他の商品に比べて、資産としての用途が大きく、市場の動きに敏感!

ちなみに、金の在庫=(これまでに掘り出されて金として加工された量)は、約18万トン。そして、年間に掘り出される量は年に約3千トン。1g4,500円で計算しても年間に増える金額は約13億5千万円。それに対して、日本の中央銀行が年間に増やすお金の額は、約80兆円。日本円だけでこれですから、桁が違うことをお分かり頂けると思います。

毎年、続々と発行される株式や通貨の量に比べれば、ゴールドの市場は小さいのです。そのため、クジラの鼻先で、餌や危険を探知するパイロットフィッシュの役目をゴールドは果たすことができます。

■イエローカードの具体例

例えば、冷戦が終了し、世界が経済発展と平和に酔う中で、起きた9.11テロ。さらに、中国の急激な経済成長。21世紀の大きなターニングポイントを迎えて、急激な上昇を見せたのはゴールド。

さらに、最近の話では、米国の量的緩和終了時の下落局面。米国は、量的緩和という金融政策によって、米ドルを大量に市場へと供給していました。ところが、当時のバーナンキFRB議長は、2013年6月の記者会見で2013年後半から徐々に量的緩和の縮小を始めると宣言。この会見の後に金をはじめ世界の金融市場は大きく下落。

「ゴールドと米2年債の動き」月足チャート:2016年10月14日
ゴールドと米2年債の動き」月足チャート、マネーゴーランド

※引用:GMOクリック証券

2012年の末から金の値下がりは始まっていました。

■2016年10月の下落理由

そして、今、ゴールドが短期的な下落局面を迎えています。その理由は、米国の利上げ問題。2015年12月に金利を上げる利上げを行って以来、2016年の現在に至るまで、米国は利上げを行っていません。そのため、金利を生まない金は値下がりすることなく、高値圏を維持していました。

米国利上げの詳細はこちら
「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?

ところが、10月4日から下落しはじめました。いよいよ12月のFOMC(米国の金利を決める中央銀行の会議)で利上げが決められる可能性は大きく高まっています。米国の金利が上がると、米国の国債や社債などの債券を保有していれば、一定の金利を得られるようになります。そのため、持っているだけでは金利を生まない金の値段は下がります。

「ゴールドとNYダウの日足チャート」:2016年10月14日
ゴールドとNYダウの日足チャート、マネーゴーランド
※引用:GMOクリック証券

NYダウは高値を維持していますが、ゴールドはすでに下がっています。

このように、ゴールドが大きく値下がり・値上りする時は、世界経済が大きく変化するポイントの可能性が高いという事が言えます。そのために、世界の投資家やお金持ちは、例え、売買していなくても、ゴールドの存在感と価格に注目をしているのです。

金脈を探し当てろ!今世界でダントツに「金が採れる国」は意外な…

自分の家や田舎の裏山から金がザクザク取れれば、こんなに嬉しいことはありません。米国・南アフリカ・オーストラリアと、「ゴールドラッシュ」が起きるとそこに街が出来た程。それでは、今、金が一番取れる国はどこでしょうか?

この質問は、10年前と今で答えが違います。10年前に最も金を生産(採掘)していた国は、南アフリカでした。ところが、その座は、とある国に奪われてしまいました。

■ゴールドラッシュの国はどこ?

ジーンズで有名な『リーバイス』も、元々は、カリフォルニアのゴールドラッシュがきっかけ。サンフランシスコ周辺での作業用ズボンが発祥です。丈夫で安く、少々の汚れも気にならないために港や鉱山での作業用に最適だったのです。

さて、本題に戻って、今、最も金を掘り出している国は・・・「中国」

2015年に中国は、金を490トン生産、2位のオーストラリアにぶっちぎりの大差をつけて首位の座を守りました。ちなみに、かつての王者「南アフリカ」は、140トンと中国の半分以下の生産量で7位の座をゲットするのがやっと。

⚫️金の生産量トップ10 (2015年、単位はトン)
金の生産量トップ10、マネーゴーランド
出典:U.S.Geological Survey – Mineral Commodity Summaries

■厳しい環境の金鉱山

以前に金の生産高世界一を誇っていた南アフリカは、長年の採掘の結果、地上近くの掘りやすい場所にある金鉱床=(金を含んだ鉱石が取れる場所)を掘り尽くしてしまいました。

そのため、どんどん、地下深く掘り進んでいくうちに、掘りも掘ったり・・・今では、何千メートルもの地下まで金鉱石を掘ってしまい、もっとも深いタウトナ鉱山では、四千メートルもの地下から金を掘り出しています。その姿は隕石が落ちたクレーターそのもの

地下数千メートルを想像してみてください。古くはジュール・ヴェルヌの地底旅行などで有名な「地底にもう一つの国があったレベル」です。そこは、地熱の熱さで最悪の環境。

地底で何時間も過ごすための設備(エレベーター・冷房・換気・水・食料)の供給と掘り出すためにかかる設備で、お金はどんどんかかります。もちろん地底に太陽の光なんて届くわけがありません。

金の生産量トップ10、マネーゴーランド

そんな状態で掘るわけですから、採掘に当たる人達も命がけ、ゆえにストライキが生じて労働コストも上がっていき、いくら高価な金といっても収支計算が合わなくなってきました。

地下深くに埋蔵されている金はまだ存在しているので、もし、金の値段が数倍に値上がりするようなことがあれば、設備投資しても儲かるとして、大量生産体制が出来上がるかもしれませんね。一応、地球の表面を覆う地殻の厚さは30~40kmあると言われているので、掘り抜かないことを希望します。

こうして、南アフリカの金生産量は減りつつある中、大きく生産量を伸ばしたのが中国。

黄金大好きな国、中国は近年、南アフリカからの採掘技術を取りいれて、生産量を増やしました。山東省、河南、広西そして、内モンゴル自治区や新疆ウイグル自治区などで、金の生産力を高めています。21世紀はじめは、まさに中国の躍進がキーワードでしたね。

2007年に南アフリカから首位の座を奪取して以降、その座を揺るがす気配は微塵もありません。

【金が山で採れる理由】地下のマグマの熱さは凄くて、摂氏5000~6000度。この熱は、様々な金属を溶かして、地上に噴出します。それが山脈や山となります。この中に、金や銀をはじめとした金属が含まれているというわけ。そのため、国土が広く、山の多い中国は、マグマが溶かし込んだ金鉱石を含んだ山脈が存在しているということです。金をはじめ有用な金属を含み・人の住んでいない地域の山は鉱山として有望。

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