血液検査は5千円、避妊手術は数万円?「ペットの医療費」全国調査一覧

8728.jpg

このレシピを実行して

THANK YOU円貯まる!
<材料>

・家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査

<Point>

1ペットの医療費は自由診療

2ペットホテルにも過半数が対応

3クレジットカード払いも過半数が対応

ペットの医療費は「フツウ」いくらぐらいが妥当なのか?ちょっと気になリますよね。

日本獣医師会が平成27年に発表した「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査」の結果があります。これは全国1,365名の小動物臨床獣医師の回答を元にしたものですので、ご紹介しましょう。

■こんな医療費がかかっている

統計の項目がかなり多いので、ワクチン接種や去勢・避妊手術、検査など多くの人が経験しそうな項目を抜粋してご紹介します。

ただし、動物病院といっても様々です。地価の高い地域にある病院やラグジュアリーな病院は施設コストがかかっているでしょうから、それが料金に転嫁され、同じ治療でも価格は高めになるかもしれません。

ためしに初診料は統計全体の結果を挙げてみましたが、無料から15,000円超えまでと、かなり幅があります。他の項目も幅があるため、他の項目は参考値として「中央値」を掲載しました。「中央値」は単純な「平均」ではなく、結果の個数(今回でいえば調査に回答した方の数1,365名)の真ん中のケースなので、多くの場合この前後の金額だろうと想像できる基準値になります。

・初診料
ペットの医療関係費ってどのくらいかかっているの?、マネーゴーランド

・入院料(小型犬)…2,729円
・入院料(大型犬)…4,201円
・入院料(猫)…2,619円
・ワクチン(狂犬病)…2,944円
・混合ワクチン(犬、8・9・10種)…8,180円
・混合ワクチン(猫、Felv を含まないもの)…4,474円
・創傷処置…1,868円
・局所麻酔(体重や時間によって料金が変わる施設もある)…2,085円
・血液検査…採血料727円、生化学検査4,625円
・腹部エコー…3,204円
・健康診断(1日ドック)…14,021円
・去勢(猫)…12,652円
・去勢(犬)…17,675円
・避妊(猫)(卵巣子宮切除)…20,986円
・避妊(犬)(卵巣子宮切除)… 27,413円

いかがでしたか?
この統計を見ての率直な感想ですが、正直、素人が動物病院で請求される料金が妥当かどうか判断するのは困難だろうなと思いました。なにしろ医療行為は専門性が高く、原因究明から対策まで動物の状況によりケースバイケースのはずです。

そのひとつひとつの判断には知識や経験が必要でしょうし、検査、処置には技術や道具、薬剤が必要で、そのために動物病院や医師、看護師のみなさんは時間や費用など膨大なコストを払ってきたわけです。

そしてその集大成を、私達の大事なワンコ、ニャンコに提供してくれるわけですから、あまりにも安価では医師や看護師のみなさんに申し訳ない気もします(倒産されても困りますし(^_^;)。だからといってあまりにも高いと、現実問題としてお財布が持ちません。診療に通い続けられなければ動物にとっても幸せな結果になりません。

動物病院の医療費は「自由診療」といって、病院側の判断で独自の料金設定ができる仕組みです。ヒトの病院のように健康保険による一律料金というわけにはいきませんので、その点をあらかじめ理解した上で、無理しすぎない範囲でご自分のお財布に合った病院と長いおつきあいをしましょう。

■その他のサービスも合わせているところも多い

動物病院では医療行為のほか、ペットホテルやトリミングなども行っているところが多いようです。調査結果では各種サービスに対応している施設の割合は、以下のようになっています。

・ペットホテル営業…57.9%
・トリミング営業…36.2%
・クレジットカード支払い…52.7%
・ペット保険取り扱い…73.1%

入院できるわけですから健康な時の泊まりも引き受けてくれるケースが多いようですね。支払いも、クレジットカードで精算できるなら急な病気やケガで手元に現金がないときも安心して病院へいけます。ヒトの医療費と違ってお財布にいつも入っている範囲では足りないこともあるでしょうから、「お金の面でペットを病院へ連れて行けない」という切ないケースを減らせそうです。

とはいえFPとしてはカードの使い過ぎは未来の自分の家計を圧迫するため、できるだけ避けて欲しいところではありますが…。

毎回の支出を抑える一つの手段としてペット保険がありますが、73%の施設がペット保険を取り扱っているという結果が出ています。確実にその病院で使えるペット保険がわかるわけですから嬉しいポイントかもしれません。

ただし、保険の支払われ方はいろいろですから、ニーズに合った保険を選ぶことが大事です。その病院で契約したペット保険でなくても、たいていのペット保険は国内の動物病院であれば補償対象にしているので、選択肢は他にもあるという点を覚えておくと良いでしょう。
ペット保険については以下のページもご参考に。

<ペット保険の選び方シリーズ>
契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1
保険開始時期&免責期間に注意 − ペット保険の選び方2
割引制度も!お得に契約する方法 − ペット保険の選び方3
保険会社が破綻したらどうなる? − ペット保険の選び方4
賠償金200万円の事例も!ペットが他人をケガさせたら…【ペットのおかね】

<関連記事>

画像一覧

執筆者

中村薫

なごみFP・社労士事務所  ファイナンシャル・プランナー/社労士/終活カウンセラー 動物との同居は猫、犬、ウサギ、オカメインコなど多数。FP&終活カウンセラーとして伴侶動物との幸せな過ごし方とともに、エンディングも含めたペットとお金について紹介したいと思います。著書には「お一人様かも? と思ったら始めるお金計画」があり、おひとりさま女性の相談を得意としています。

中村薫

関連記事

特集

関連記事

賠償金200万円の事例も!ペットが他人をケガさせたら…【ペットのおかね】

ペットを飼っていると、噛みついたり引っかいたりしてけがをさせたり、ものを壊したりする心配があります。犬だけでなく猫や鳥など他の動物も、落としたり、かじったりと侮れません。人にけがをさせるだけでなく、高級ブランドのバッグに穴をあけたり、盛大にバリバリ引っかいてボロボロにしてしまったり…。

自分や家族だったら「コラ!」と叱ってしつける流れでしょうけれど、他人の体や物はそれだけでは済まず、治療費などの損害賠償をせまられる可能性があります。

実際、平成15年には、公園で犬が人に噛みついた事件で、治療費に加えて、仕事ができずに減った収入の穴埋め、噛まれた人が飼っていた犬を預ける費用(ペットホテル等でしょうか…)などを含め200万円を超える賠償金が裁判で認められた例もあります(名古屋高等裁判所)。

■賠償責任保険で対処する方法も

もしもそんな請求をされたら大変な負担ですが、ここで役立つのが「個人賠償責任保険」です。この保険は“他人”に損害を与えてしまい、“法律上の賠償請求”をされたときに、補償額の範囲内で、保険会社が賠償金額分の保険金を払ってくれるという商品です。自分のペットが他人に損害を与えてしまった場合は、自分が契約している保険から支払われた保険金を元に、被害者に賠償を行うという流れが基本になります。

実際に自分のペットが他人に損害を与えてしまった場合、保険を使うためには以下のようなポイントがあるので注意してください。

(1)相手は“他人”ですから家族は対象外です。
(2)相手から“損害賠償請求”があった場合が保険の対象のため、被害を受けた方から治療費などの損害額を証明できるものを提示していただく必要があります。

ペットが誰かに損害を与えてしまったときはすぐ保険会社に連絡し、どうしたら良いかアドバイスをもらいましょう。損害状況の確認のために写真を撮ったり、用意する書類などを指示してもらえるはずです。

■基本はお互いに注意すること

最後に、保険を契約しているから何かあっても賠償金が出るといって、ペットを自由に放したりして良いわけではありません。リードをつけたり柵を作るなど、飼い主としてのちゃんとした管理が大切です。これをしていないせいで事故が起こった場合、飼い主としての責任を法的に問われることにもなりかねません。

また、他人のペットと接触する場合も、自分の身の安全に気をつけることが大切です。先の裁判でも、「噛まれた人は大型のパンを多量に携行して、犬の興味を惹きやすい行動を取っていることを自覚し、犬の行動範囲に入らず、入る場合は細心の注意を払うべきであった」なんて言われて、本人の過失2割ということで賠償額を割り引かれていました。

基本は、お互いに注意するのが大事ですね。

<ペットのおかねに関するバックナンバーはこちら>
「契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1」
「保険開始時期&免責期間に注意 − ペット保険の選び方2」
「割引制度も!お得に契約する方法 − ペット保険の選び方3」
保険会社が破綻したらどうなる? − ペット保険の選び方4」

【ペットのおかね】保険開始時期&免責期間に注意 − ペット保険の選び方2

ペットの保険について、前回「契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1」は、補償内容をメインに紹介しました。今回は、契約する前に知っておいて欲しい注意点などを紹介しましょう。

■クリックしてすぐに保険は始まらない

保険の“開始日”は重要です。開始日以降に発症した病気やけがでないと保険が効かないからです。今はインターネットから契約できる商品も多いですが、クリックして一連の手続き画面を完了させただけでは補償が始まらないケースが多いため開始日は必ずチェックしましょう。

一般的な保険は、申込書を書き、告知をして、保険料を払うという3ステップが完了すると開始しますが、ペット保険はペットの写真を送る必要があるなど一手間多かったりします。また、すべての書類がそろい・手続きが終了した“翌日0時”に補償開始の会社もあれば、“翌月1日”補償開始の会社もあり、開始時期はさまざまです。

保険料の支払い方でも開始日が変わります。口座振替やコンビニ払いの場合はクレジットカード払いよりも開始日が遅くなる傾向があります。できるだけ早く補償を始めて欲しいなら、どの払い方がスピーディか確認して契約する方が良いでしょう。

■“開始”したのに補償されない“免責期間”にも注意

先ほど「保険開始日以降の病気やけがが補償される」と書いたばかりですが、開始後、さらに一定期間は補償してもらえない“免責(めんせき)期間”を設けている商品も多いので注意してください。

免責期間は“病気の場合は開始日から30日、がんは60日”のように設定されていて、その期間中に発症した病気などは補償期間中ずっと対象外になってしまいます。

たとえば、「保険を契約しようかな…」と思ったものの、考えているうちに契約が数ヶ月伸び、やっと契約したら程なくしてペットが病気に! 保険金で穴埋めできると思ったのに免責期間中だったために対象外…という可能性もあります。
悲しい誤算を防ぐためにも、思い立ったら早めに契約手続きを済ませることが安心&想定外の医療費負担を避けることにもつながるでしょう。

なお、多くの場合、免責は病気やがんを対象にしていますが、まれにケガも15日間は免責としている会社もあります。※免責日数や条件は会社や商品により異なります。

■一生続ける?契約終了のタイミング

保険契約とペットの年齢で気をつけたいポイントは、契約する時と終了する時です。前回書いたように、新たに契約するには年齢制限があって、高齢だとそもそも保険を契約できないこともあります。

そして、一度契約したら保険契約を1年ごとに更新し、20歳までなど保険会社が定めた所定の年齢、もしくは亡くなるまでずっと契約を更新し続けられるのが基本です(保険金支払い状況によって、まれに更新を拒否されるケースもあるようです)。

ここで気をつけたいのが保険料。
通常、保険料は高齢になるほど上昇します。たとえばA社の保険(※)は、一番安い2歳のときの保険料は毎月1,520円(猫・雑種)ですが、高い時には13歳で3,120円/月と倍以上に上がるケースもあります(14歳以降は2,700円/月)。

高齢になるほど医療費もかかるためできるだけ保険を続けたいと考える方が多いでしょう。保険を一生契約を続ける=保険料をずっと払い続けるという認識で予算を考えておくことが大切です。

※アクサダイレクト『いぬのきもち保険 ねこのきもち保険』:補償割合70%、年間上限70万円、通院、入院、手術の個別の限度なし。マイクロチップ装着なし。

今回は注意点が多く、少し硬い話になってしまいましたね。
次回は保険料例も交えて契約のポイントを紹介します。

ちなみに、留守中のペットを熱中症から守る方法については「夏、留守番ペットがひんやり過ごすためのコツ大紹介!」を参考にしてみてください。

前回は「契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1」、次回は「割引制度も!お得に契約する方法 − ペット保険の選び方3」、最後に「ペット保険の選び方-保険会社が破綻しちゃったら⁉︎ 編」をお伝えします。

【ペットのおかね】契約可能年齢と保険金受取法を学ぶ − ペット保険の選び方1

ヒトがカゼで病院へ行き窓口で3,000円払った場合、ほんとうは1万円の医療費のところ、健康保険があるから少なく済んだということです。でもペットには健康保険はありません。

通院のたびに数千円、数万円などまとまったお金がかかり、入院や手術となると数万円~数十万円がポンと飛んで行く可能性もあります。ケガやカゼ、下痢などの体調不良は、ヒトなら気軽に病院へ行くシーンでも、愛しいワンコ、ニャンコとはいえ費用を考えるとなかなか気軽に病院へ行きにくいと感じるかもしれません。

そこで検討するのが民間保険会社のペット保険です。

だいたいのペット保険は、かかった医療費の50%や70%など一定割合を補償してくれるという、ヒトの健康保険と似た商品設計にしています。なかには100%の会社もあり「おお♪」と喜ぶわけですが、中身をよく見ないといけません。

■ポイント1:契約可能年齢 – ウチのペットも契約できる?

生まれたてや高齢など、年齢によって契約できない場合があります。“30日~満10歳まで(保険会社、ペットの種類によって異なります)”といった制限がありますから、まずは契約したいペットの年齢が新規契約の対象範囲内かどうかを確認しましょう。保護猫などで年齢が不明の場合、獣医師にだいたいの年齢を推定していただくというステップが必要です。

また、契約の前に現在の健康状態を記入する“告知(こくち)”の必要があり、すでに病気がある場合は契約できないことや、その病気等では保険金を受け取れないという条件が付く場合もあります。

■ポイント2:ペットの健康保険証 – 保険金受け取り方法を選ぶ

ヒトの健康保険のように、窓口で自己負担割合だけ払えば治療を受けられる“健康保険タイプ”もありますが、筆者が調べてみたところ実は「請求タイプ」のほうが種類は多いようです。

“健康保険タイプ”は、契約のときに補償割合を50%とか70%のように選んだら、あとはペットの写真がついた健康保険証を持参して提携病院を受診するだけというおなじみのスタイルです。

“請求タイプ“は、窓口では一度全額自分で支払い、後日保険会社に請求して保険金を払ってもらう流れで補償されます。健康保険タイプでも提携病院以外で治療を受けた場合はこちらの方法で補償してもらうことになります。(いずれも国内の獣医師の治療が対象のため、通常、海外は対象外)

健康保険タイプは窓口での負担が少なくて済む点がメリットですが、数社しか扱っていない点がデメリットです。

請求タイプを扱っている会社は多いため選択肢が多く、ニーズに合った商品選びができるのがメリットです。ただし、医療を受けたときは手元資金から高額の医療費を払わなければならない点がデメリットと言えそうです。

■ポイント3:補償項目&限度額 – 欲しい補償内容を絞る

補償内容は“項目”、“1回もしくは1日の限度額”、“年間限度額”をチェックしましょう。

補償“項目”は、通院、入院、手術の3つがメインです。たとえば70%の補償割合で契約した場合、通院で1万円かかったら7,000円の補償、手術で20万円かかったら14万円補償してくれる…といった具合になります。

手厚いのは補償割合が80%や100%で、すべての項目を補償するタイプですが、保険料も高くなります。項目を手術のみに絞って保険料を安くした保険もあります。予算や手元資金、心配ごとに応じて検討すると良いでしょう。

“限度額”とは、手術の際は1回15万円が上限ですよ…などと定められています。たとえば手術で50万円かかった場合、補償割合が70%だから35万円出ると思ったら15万円しか出なくてあとは自腹!ということもありますから要注意です。

通院、入院についてもそれぞれ1日6,000円とか1万円のように上限が設けられているのが一般的です(金額は商品によって異なる)。

“年間限度額”は、支払われる補償の年間累計金額です。たとえば入院は年30日まで、手術は年2回まで…などです。また、仮に限度額や回数に制限がなくても、年間の累計金額70万円までといった大枠で天井を設けている場合もあります。

■まとめ

ペットの医療費は高額になりがちですが、その全てをペット保険で補おうとせず、一部を保険会社に肩代わりしてもらうイメージで、貯蓄と併用して活用するほうが良さそうです。

例えば、補償割合50%で、入院・通院・手術の区別なく年間とにかく50万円までなら補償(つまり残りの50%と限度額を超えた部分は自腹)というタイプもあれば、別の会社には通院1回6,000円、入院1日12,000円、手術1回9万円までなら自己負担なしで100%補償!…でも、それを超えたら全部自腹よ~!というタイプもあります。

どちらが良い悪いではなく、ニーズに合うかどうかがポイントです。

留守中のペットを熱中症から守る方法については「夏、留守番ペットがひんやり過ごすためのコツ大紹介!」を参考にしてみてください。

次回は、「保険開始時期&免責期間に注意 − ペット保険の選び方2」、その次は「割引制度も!お得に契約する方法 − ペット保険の選び方3」、最後に「ペット保険の選び方-保険会社が破綻しちゃったら⁉︎ 編」をお伝えします。

地震保険値上げまであと1ヶ月!「駆込み加入&保険料を減らす」方法3つ

東日本大震災から5年が経過した2016年、熊本や鳥取でも大きな地震が起こりました。日本に住んでいる限り地震リスクから逃れられることはありません。大規模地震の発生も予測されていますが、地震保険は保険料が高いから入っていないという方もいるのでないでしょうか。

■2017年1月に地震保険料は値上げ

地震保険は、火災保険に付帯する形でしか契約できず、単独で加入することはできません。保険料は建物の構造と所在地によって異なりますが、2017年1月に全国平均で約5%の値上げ、その後も段階的に値上げされ、全体で約19%も上がる予定です。保険料が上がる主な地域は埼玉、茨城、高知など。三重、愛知などは逆に下がります。

また、現在は、保険金支払い時の損害の程度を判断基準が全損、半損、一部損の3つですが、来年1月以降に加入する場合は半損が大半損と小半損に分かれて4つの区分になります。

参考:地震保険料2017年1月から最大14.7%UP!今見直すべきポイントは

■地震保険に入ったほうがいいのはどんな人?

地震保険に加入した方がいいのは、まだ家を購入したばかりでローンがたくさん残っている方、いざという時に使える貯蓄が少ない方や子どもの教育費負担がこれからの方などです。2017年1月に地震保険料が値上げされる地域に居住されている方で、地震保険加入を検討されている方は、2016年末までに加入すれば保険料は安くすみます。

地震保険の保険金額は建物・家財それぞれ火災保険の30%~50%の範囲(建物5,000万、家財1,000万の上限あり)で契約します。加入する際は、建物だけでなく家財にも補償を付けることで災害時の生活再建で役に立つでしょう。家財の補償の対象になるものは、居住用建物に収容されている生活用家財のみです。自動車や30万円を超える貴金属類などは補償の対象となりませんので、保険金の設定の際には気をつけましょう。

■保険料負担を減らす方法

「地震保険は保険料が高い」というイメージで加入を躊躇されている方もいらっしゃいますが、保険料負担を減らす方法はいくつかあります。

(1)長期契約割引。最大5年契約。
(2)免震建築物割引、耐震等級割引、耐震診断割引、建築年割引。10~50%の割引。1つを選択。
(3)地震保険料控除。サラリーマンなら年末調整、それ以外の方は確定申告にて。

値上がり前の保険料にするためには、保険開始日を2016年中に設定し、年内に申込み書類が受理されなければなりません。各種割引を受けるための必要書類や申込書に不備があればやり直さなければならない可能性もあります。年末休みも考慮して余裕を持って申し込みましょう。

ランキング