元銀行マンの告白…「資産運用の相談をしない方がいい」意外な相手とは

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<材料>

・将来のお金について考える心構え

<Point>

1利益相反の関係とは

2銀行の営業マンはアドバイスのプロではない

3誰に相談したら良いのか

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皆さんは資産運用の相談を誰にしますか? 「資産運用について相談するのだから、銀行や証券会社の窓口で営業担当者に聞くのが間違いないでしょう」、と多くの人は言います。しかし、本当にそうでしょうか。

■顧客と銀行は利益相反の関係にある

銀行は金融商品を販売することによって手数料を受け取っています。顧客側の払うコストが銀行の収入になるのです。資産運用に取り組むお客様は、金融商品の購入にかかるコストはできるだけ低く抑えたいと考えるでしょう。

しかし金融機関は少しでも多くの利益を上げるため、手数料の高い金融商品を買ってもらいたいと考えています。コストの低い商品ばかり販売していても、収益が上がらないからです。

つまり、顧客と銀行は利害関係の一致しない「利益相反」の関係にあるのです。もちろん銀行も営利企業である以上、売上や利益を伸ばすことは当然のことであり、非難されるべきではありません。したがって、これは構造上の問題なのです。

■銀行の営業担当者の役割は誠実にアドバイスすることではない⁉︎

銀行の営業担当者からすれば、お客様に取引をして頂かないと営業成績に結びつきません。最近は、変化の兆しもありますが、基本的に銀行の営業担当者は金融商品の販売実績で評価されます。

どんなに質の高いアドバイスをしても売れなければ評価されません。転勤もあり、販売目標も、毎月、四半期、半年など短期間で管理されています。志の高い営業担当者が5年後、10年後までお客様をサポートしたいと考えても、それは叶いません。

このようにノルマという数字目標がある以上、本来は資産運用に向いていないお客様や、資産運用の必要のないお客様に対して、「やめた方がよい」「やる必要はない」とは言えないのです。また、資産運用の相談を受けても、自分の銀行で取り扱っている商品でしか解決策を提案できません。

銀行の営業担当者は、ファイナンシャル・コンサルタントやアドバイザーと肩書きがついていても、単なる金融商品の売り手(営業員)であり、誠実にアドバイスすることが役割ではないのだ、ということをまずは理解しましょう。

■誰に相談したら良いのか

では、一体誰に資産運用の相談をすればいいのでしょうか。銀行の営業担当者のレベルや提案内容の質を判断できるのであれば、複数の担当者に相談してみて、優れた頼れるアドバイザーを探せばよいと思います。

しかし、それを判断できないのであれば、金融商品の売り手には相談せず、利害関係のない人に相談するべきでしょう。金融商品を販売していない立場のアドバイザーに相談すれば、余計な商品を売りつけられる心配はありません。

お金の問題を相談する相手は慎重に選ぶべきだということです。
金融の知識に自信がないのに、金融商品の売り手に相談するのは危険です。アドバイザーの質を判断できないのであれば、売りつけられる心配のない相手に相談することをお勧めします。

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執筆者

高橋忠寛 (たかはし ただひろ) ファイナンシャル・プランナー (CFP®)

株式会社リンクマネーコンサルティング代表取締役  http://link-money.co.jp/ ファイナンシャル・プランナー(CFP®)・日本証券アナリスト協会検定会員(CMA) 上智大学経済学部経済学科卒業。東京三菱銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)、シティバンク銀行での10年超の銀行勤務を経て、2014年9月に独立。金融商品の販売には関わらない完全に独立した立場で資産運用や保険、相続について総合的なアドバイスを提供している。 著書『銀行員が顧客には勧めないけど家族に勧める資産運用術』(日本実業出版社)

高橋忠寛

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元証券会社社員が指摘!危険なセールストークと本気の投資信託とは

「投資信託は長期投資で」と言われます。けれど現実はギャップが大きく、日本の投資信託の多くが短期売買されてきました。

しかし、ようやく本気で長期投資の風が吹いてきたようです。2016年7月29日付の日本経済新聞朝刊によると、2016年上半期に新しく設定された公募追加型株式投資信託の金額が、前年同期より半減した(日興リサーチセンター調べ)というのです。

■「新しい商品が出ました」のセールストークが横行

筆者は1990年から2002年まで、証券会社に勤務していました。バブル崩壊とともに投資信託も転落、お客様にはひたすら頭を下げるばかり。値下がりした投資信託を解約し新しく設定される投資信託を買って頂く、「乗り換え販売」が横行していました。

「新しい商品が出ました。値下がりした投資信託を解約して、新しい投資信託で損を取り戻しましょう」

しかし証券不祥事を経てコンプライアンスは厳しくなり、相応の理由がなければ投資信託の乗り換えはできなくなりました。証券会社は、お客様の資産を売買するビジネスから資産管理をメインに舵を切ったのです(そのため、「ラップ口座」なる別のビジネスモデルが誕生します)。

一方で、それまで投資信託を販売できなかった銀行で、投資信託の取り扱いがスタート。預金とローンでは商売にならない低金利の中、銀行の窓口で「新しい商品が出ました」のトークが聞かれるようになりました。

■購入時の手数料は販売会社の儲け

投資信託の多くは「購入時手数料」がかかります。投資元本の0%~3%程度で、証券会社や銀行などの販売会社に支払います。投資信託を買えば、その都度です。売買を繰り返すより、一度購入した投資信託を長く持ち続けた方が、相対的に購入時手数料は割安です。

投資信託の販売会社は、顧客の乗り換えが頻繁であるほど、同じ投資元本で何度も手数料を頂けます。そこに金融庁のメスが入りました。

■2012年から金融庁による投信制度改革が始まる

制度改革では、投資信託の乗り換え時に説明を徹底すること、顧客が説明を理解できるよう資料を分かりやすくすること、顧客の利益を最重視すること、などが定められました。

2016年上半期に「新しい投資信託」が半減したのは、その成果とも見られています。今度こそ、金融機関の姿勢は正されるでしょうか。

「新しい」が選ぶ理由なのではなく、「品質の良さ(つまり運用が上手)」が投資信託を選ぶ理由であるのは、言うまでもありません。

データで見るみんなの資産調査!平均貯蓄額はなんと1,200万円…?

金融広報中央委員会が2015年発表した資料『家計の金融行動に関する世論調査』によると、2人以上世帯の保有金融資産は1,209万円。この結果を知って、「そんなに資産を持っていない!」と感じている人も多いのではないでしょうか。

その実感通り、データの見方によっては少し違う考え方を持つこともできます。今回は平均保有資産1,209万円の実情と一般家庭の現実についてお話しします。

■平均貯蓄額はウソをつく?

平均貯蓄額と聞くと、私たちは「一般家庭がおよそ貯蓄している金額」を想像します。全ての平均なので、当然そのように思いますよね。

しかし、実際のところ平均値は、ずば抜けたデータを持っている人がいた場合には大きく数字が跳ね上がることもめずらしくありません。今回であれば、庶民には想像もできないくらいの大富豪が平均を押し上げていることも考えられるのです。

■「中央値は400万円」その差は一体…?

では、一般的な家庭の資産を見るためにはどうすればいいのでしょうか。データの見方の一つとして中央値を見るという方法があります。中央値とは全てのデータを大きい順に並べて、真ん中にある値のことを指します。つまり、全員の中で最も庶民に近い人と捉えることができるかもしれません。

先に紹介した調査結果において、資産額の中央値は400万円という結果でした。平均額1,209万円とおよそ800万円もの差がありますが、「自分の保有資産はこちら側に近い!」という人も多いのではないでしょうか。

■自分に必要な貯蓄額を考えよう

このように一部のお金持ちが平均貯蓄額に大きな影響を与えていることは間違いありません。しかし、貯蓄額が中央値よりも高かったからと言って安心できないのです。

当然、年齢や現在の収入に応じて必要な貯蓄額が違うことも十分に考えられますし、子どもがいる世帯であれば尚更貯蓄をすることは重要になっていると言えるでしょう。

あくまでも平均や中央値を参考にしながら、自分にはどれだけの貯蓄をいつまでに構築すればいいのか?ということを考えてもらえたらと思います。

元銀行員FPにウェブ無料相談「将来に不安…やっぱり投資は始めるべき?」

元銀行員で現在FPとして活躍中の高橋さんの元に下記のような相談が届きました。今回はこちらのケースに対するアドバイスを伺ってきましたのでご参考にしてみてくださいね。

■質問

結婚を控えており、将来の資産形成に漠然とした不安を抱えている。すぐに大金が必要なわけではないが、投資を始めてみようと思い調べるも、株式や、FXなど右も左もわからない状態。結婚、子育てなど将来を見据えた資産形成の方法としておすすめの方法はありますか?(27歳、男性、東京在住)

■チェックポイント1:収入と支出のバランスをチェックしましょう

例えば結婚を控えているのであれば、その際の費用や、後々お子様が生まれた場合など想像できる出費がいくつかあります。更には、事故や病気などによる急な出費のための備えなども必要になってきます。ただ単純に「資産を増やしたいから投資だ!」と、急いでしまう前に現状の収支のバランスや貯蓄の状況を見直してみましょう。

■チェックポイント2:おすすめの投資対象は「投資信託」

投資信託とは、多くの個人から資金を集め、投資のプロに運用を任せる方法です。毎月決まった金額を生活用の口座から自動引き落としにすることで、積み立てしながら投資も可能です。そうすると、コチラ側の手間はほとんどかかりません。また、途中でお金が必要になった場合には預けている資金の一部だけを解約して引き出すことも可能です。

投資信託はお金を預けるだけで世界中の何千何百という企業の株式の中から最適だと思われる運用をプロが行ってくれる仕組みです。また、月々数千円という少額から始めることが可能です。

将来の資産形成を考えると少額でも良いので早く始めるに越したことはありませんが、1番大切なのは現在のご自身の生活です。無理に投資を始めるのではなく、急な出費にも対応できるだけの貯蓄が用意できてから、始めるというのがいいタイミングと言えるでしょう。

▼元銀行員 高橋さんが動画で解説もしてくれています。

【大募集】元銀行員イケメンFPに無料でお金の相談ができます!

現在、高橋さんにアドバイスしてほしいお金の相談を募集しております。応募の詳しい方法はこちらのページ でご確認ください。たくさんのご応募をお待ちしております。

やっぱり純金積立は魅力的?最強の安全資産「金の買い方」基本ガイド

金保有する人のタイプは資産全体を守る「安全性重視」と積極的に金で儲ける「利益重視」の二つに大きく分けられます。

両方を狙いすぎるとアブハチ取らずになりやすいので、どちらをメインテーマに取引するのかハッキリしておくことが大切。

金融商品として金を購入する時は、現物の金を持つ時よりも「価格の動き」に注目します。

金融商品の場合、金融機関がパッケージ化した商品を提供しており、金の現物のデメリットとなる保管方法に悩まなくて済みます。金価格の変動で利益を得ることを目的に取引している人も多く、投資としても人気があります。

ただし、戦争・国家破綻といった100年に一度レベルの大惨事が起きて、金融機関が軒並み破たんするような場合には、金融商品としての金が価値を維持できないことがあります。その場合は、現物の金が最強の安全資産となるでしょう。

では、金融商品としての金にどんなものがあるか見ていきましょう。

■純金積立

もっとも気軽な金の購入方法の一つ。毎月一定金額で金を購入していきますので、続けていけば、かなりの量の金を積立てることができます。純金積立は、金価格の変動で儲けるというより、少額の金を毎月積み立てることで、資産を確実に増やしていく商品。金だけでなくプラチナを積み立てることもできます。

購入した金は、取引会社に預ける形で、様々な報告書で金が溜まっていくのを見て喜びを感じることができます。最低額は毎月千円からのところが多く、田中貴金属をはじめ銀行・証券会社等で取り扱っています。

■金ETF

株式の投資信託と同じ仕組みで、金上場投資信託とも呼びます。株式市場に上場されていて、市場が開いている時は自由に売買できるため、資産運用の一つとして利用しやすい商品です。

金ETFの価格は金価格に連動して同じ動きをします。現在、金ETFは数本運用されており、ロンドン金価格に連動しているものと日本国内の金価格に連動しているものとがあります。そのため、同じ金ETFでも連動の対象となる価格が違うことに注意が必要です。

銘柄により最低購入額は違い、数千円もしくは数万円から取引ができます。

■金の商品先物取引

金・銀・プラチナといった貴金属を取引する専門の取引所が商品先物取引所。最低売買単位が1kg(約450万円)もしくは100gと大きく、金取引に慣れている人向け。金地金の現物を受け取れる現受けもできるため、大口の顧客で利用している人もいます。

その分、値上がり益を狙うだけでなく、値下がりでの利益を狙うこともできますし、レバレッジ(担保になる一部の証拠金を預けることで、大きな取引が可能となる)により、少ない資金で大きな取引を行うことができます。取引にかかる手数料も金取引の中では、安いため、金の売買を積極的に行う人の間で人気があります。

■金のCFD取引

CFD取引は、金先物と同じく価格変動による売買益狙いの金融商品。レバレッジ・値下がり利益を狙えるのも同じ。金先物との違いは、現物を受け取ることができないことや24時間取引ができるなど取引の利便性が高いこと。また、米ドル建てで取引できるために、為替の影響を受けずに金を取引できることはメリットと言えるでしょう。

金融商品としての金の購入!「金&プラチナの買い方」基本ガイド2、マネーゴーランド

ちなみに、、、
ロコ・ロンドン金取引などを電話や訪問営業で勧誘してくるケースもごくごく稀にありますが、かなり怪しい為、手を出さない方が無難です。金価格の変動を100%当てることは誰にもできません。金を買いたい場合は、自分自身で買いに行くこと。見ず知らずの他人や知人からの儲け話をうのみにすれば、お金は無くなり残るのは後悔だけです!

同じ金融商品でも、それぞれ特徴がありますね。少額の資金かつ経験の浅い方は、純金積立か金ETFがおすすめです。商品先物取引とCFD取引は、投資の経験を積んだベテラン向けの商品ですから、安易に手を出さない方が良いかと思います。

では、金価格って、何が起きれば動くの、というお話は次回に!

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大富豪は「金」が大好き!お金持ちがゴールドを資産に選ぶ理由
泥棒&偽物の危険が…金を持つデメリット4つ【お金持ちは金がお好き】
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