家族の急死で遺族年金がもらえない…「会社員の妻の落とし穴」と救済措置

このレシピを実行して

年100万4,600貯まる!
<材料>

・夫婦の仕事歴を振り返る

・特定期間該当届

・特例追納

<Point>

1お金がもらえるハズだったのに受け取れない事態にも…

2特例追納期限は平成30年3月末

3もしかして?というときは年金事務所へ

※過去、穴が空いていた期間の届け出をして要件を満たせば、将来、遺族年金が必要になったときに受け取れる遺族基礎年金の年額(遺された家族が夫と子供一人の場合の平成28年度の額)

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「年金(ねんきん)」って聞くと、「あぁ、年取ってからのナニカでしょ?」と思われがちですが、じつは若い今も公的年金をもらえる場合があります。

■若いときからもらえる年金もある

たとえば重い障害を負ってしまったときは、国から年間78万円や97万円といった「障害基礎年金」を受け取れます(障害の重さで額が異なる)。その障害状態が続いている間10年でも20年でも受給できますから、何百万円、何千万円を受け取れる可能性があるということです。

また、小さなお子さんがいる家庭なら、親がもしも亡くなってしまった場合、遺族は「遺族基礎年金」を受け取れます。たとえば夫が亡くなり、妻と子供一人が遺されたときは年間約100万円が、子供が18歳になってから初めてむかえる3月末になるまでもらえます。亡くなった方が会社員などで厚生年金に入っていた場合は、障害年金も遺族年金もさらにもう少し上乗せがあります。

参考:旦那さんが急死…家族が受取れる遺族年金はいくら?40歳男性の試算例

しかし‼︎

“所定の要件”を満たさないともらえません。その要件が“保険料を納める”ことです。

実はこの“保険料を納める”要件に穴が空いてしまう危険があるのが、会社員や公務員に扶養されていたことがある妻や夫、いわゆる“第三号被保険者(以下、第三号)”です。

■会社の退職/自営業開始/扶養を外れた時期は要注意!

第三号だった妻が亡くなった場合、要件を満たせば遺された夫と子供は遺族年金を受け取れます。ただし、妻が納めた保険料に穴があるともらえない可能性が出てきます。

たとえば、第三号期間中に妻が扶養の範囲を超えて働いていた期間があったのに届け出ていなかった…とか。あるいは、夫が会社を退職して自営業を始めたのに、うっかり手続きを忘れていて第三号のままだった…とか。

この期間は、本当は妻も自分で保険料を払わなければいけないのですが、手続きが抜けていた場合に“穴”になってしまうわけです。

■穴埋めサービス期間は平成30年3月まで

せっかく障害や遺族の年金という制度があるにも関わらず、保険料を納め損ねていたり、手続きを忘れていて受け取れないのはもったいないです。

でも「当時はよくわかっていなかったから手続きも知らなかったの!」という方のために、届け出をすればその期間を特別に「年金を受け取れるかどうかの判定をするときに“◯”の期間ということにしますよ」という“特定期間該当届”制度があります。これを届ておけば、忘れていた期間のせいで権利が消えるという残念な結果を避けることができます。

ただし、結局その間の保険料は払っていないため“老後”の年金額はその分少なくなります。これをちゃんとしたい場合「平成30年3月31日までなら過去10年分の穴埋めを受け付けますよ」という“特例追納”制度もあります。

とかく公的年金制度はわかりにくいといわれますが、なにはともあれ
障害…今も老後もフォロー
遺族…今も老後もフォロー
老齢…老後をフォロー
というイメージですから、受けられるフォローを受けられるように手続きをして権利をGETしておくことをおすすめします。

気になる方は年金事務所へ相談に行ってみてください。ネットで所在地や受付時間なども調べられます。
日本年金機構 http://www.nenkin.go.jp/section/soudan/index.html

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  • 万が一の遺族年金がもらえない…「会社員の妻」の落とし穴と救済処置

執筆者

中村薫

なごみFP・社労士事務所  ファイナンシャル・プランナー/社労士/終活カウンセラー 動物との同居は猫、犬、ウサギ、オカメインコなど多数。FP&終活カウンセラーとして伴侶動物との幸せな過ごし方とともに、エンディングも含めたペットとお金について紹介したいと思います。著書には「お一人様かも? と思ったら始めるお金計画」があり、おひとりさま女性の相談を得意としています。

中村薫

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年収130万未満なのに…「配偶者控除されない」要注意パート主婦は?

平成28年10月1日よりパートの厚生年金・健康保険の適用が拡大されます。しかし、同じ年収でも該当する方と該当しない方がいます。その違いは、ズバリ会社の規模。パートで働いている方、今一度この制度を確認してください。

■今までのおさらい

パートの場合、年収が130万円未満であれば夫の扶養でいられて健康保険料、国民年金保険料(第3号となる)は、1円も払う必要はありませんでした。ところが、今年10月1日からは、130万円未満でも夫の扶養から外れて保険料を支払わなくてはいけなくなるかもしれないのです。

■厚生年金・健康保険加入の新基準

パートの厚生年金・健康保険の加入基準は、正社員の労働時間と労働日数の4分の3以上であれば、年収の金額に関係なく加入しなければなりません。新しい制度では、この4分の3基準を満たさない場合でも、次の要件をすべて満たす場合には加入することになります。

(1)1週間の所定労働時間が20時間以上であること
(2)同一の事務所に継続して1年以上使用されることが見込まれること
(3)賃金の月額が88,000円以上(年収で106万円以上)であること
(4)学生でないこと
(5)厚生年金保険の被保険者の合計が常時500人を超える事業所に使用されていること(簡単に言えば、勤め先の会社の従業員数が500人以上であること)

■年収106万円の新しい壁

厚生年金・健康保険の加入基準が上記のように変わりますが、ここで重要なのは(3)です。所得税を払いたくないと103万円の壁を守っている人は、何ら問題はありません。問題なのは、夫の扶養から外れてしまう130万円の壁を守っている人。

年末に時間調整をして130万円を超えないように頑張っていても106万円を超えた時点で夫の扶養からはずれてしまいます。今まで1円もかからなかった厚生年金と健康保険の保険料が少なくても約1万円はかかってくるでしょう。

■注意したい会社の規模

実は年収106万円以上に重要なポイントは、(5)の「会社の従業員数が500人以上かどうか」です。日本は中小企業が多いので、実は該当する会社はそれほど多くありませんが、その中には多くのパートを雇用している会社が多いのも事実です。

特にスーパーやファストフード店、チェーン展開している飲食店等は、該当するパートが多いので問題になっています。(企業にとってはそれだけ社会保険料の負担が増えるので利益が減少してしまう)

雇用されている会社の従業員数がわからない人は、会社に確認をしてください。今年は該当しなくても、来年再来年は該当するかもしれません。また「うちの会社は小さいので大丈夫」ではありません。今年は大手の会社だけが該当しますが、これが順次100人以上の会社、そしてすべての会社に拡大していくことは、必須です。

103万円以上働いている場合は、今後の自分の働き方を考えるよい機会だと思います。

扶養は得or損⁉️ 女性社労士FPおすすめの「主婦がお金を稼ぐ方法」

「主人の扶養に入っている妻、自分も少しずつお金を稼ぎたいと思っています。どんなことをどのようにしてやればいいのでしょうか。」
今回はこんな質問にお答えします。

■扶養という考え方
「主人の扶養に入っている」とよく聞きますが、そもそも扶養ってなんでしょうか。
扶養とは、「自分の力だけでは生活を維持できない人に対する生活上の援助」のことで、 扶養している人を「扶養者」、扶養されている人を「被扶養者」といいます。妻が扶養されていたら、夫の収入から「配偶者(特別)控除」が受けることができ、所得税と住民税が安くなります。

その上、夫がサラリーマンなら、会社に配偶者扶養手当があれば給料に上乗せされますし、妻は保険料を払うことなく健康保険や国民年金に加入できます。これはかなりお得感がありますよね。ですから、サラリーマンの妻は「扶養の範囲で働く」という考え方が一般的になっているのです。

■被扶養者になるための収入の上限は?
では、扶養に入るためには、妻の給料はいくらまでなのでしょうか。
扶養に入るためは、税制上と社会保険上、扶養手当の3つを考える必要があります。

妻の年間給与収入が、
 ・夫の所得税の軽減・・・141万円
 ・妻の社会保険加入・・・130万円
 ・夫の扶養手当・・・夫の勤務先規定による額
上記までなら、先ほどのメリットをうけることができるのです。パートタイム勤務の妻が10月頃から勤務時間の調整をするのはこのためですね。

■おすすめするお金の稼ぎ方
税金を気にするならば、扶養範囲でパートやアルバイトで働くという手もあるでしょう。でも、2016年10月から、社会保険加入が一部の会社では年収106万円以上と、対象となる範囲が拡大されます。また、サラリーマンの妻だけが優遇されているため不公平だという声があること、また今後女性の活躍を政府が推進していくため、制度はさらに「女性もしっかり働く」という流れにあります。

そんな中、私がおすすめするお金の稼ぎ方は、「扶養の範囲を意識せずに働く」ことです。正社員で働いていくことも一つです。可能な限り時間を気にせず、先を見据えて仕事と向き合い、スキルを磨いていくことです。

筆者は子どもがまだ幼稚園のとき、同じ幼稚園児を持つ主婦が代表を務める司法書士事務所に勤め出しました。全く専門知識がなく無謀でもあったのですが、資格を取れば主婦でも開業できるということを目の当たりにし、自分も将来資格を取って開業したいと思い真剣に仕事に向き合いました。

お金をもらうだけのために仕事をするのではなく、ぜひ「働く」を楽しんでいただきたいです。そうすればスキルを活かしながら、女性管理職を目指す道や、独立も視野に好きな仕事で楽しみながら働くことも可能なのです。

旦那さんが急死…家族が受取れる遺族年金はいくら?40歳男性の試算例

もし、一家の大黒柱のご主人にもしものことがあったら?

考えたくはないことですが、万が一のことがあった時、残された家族の生活はどうなってしまうのでしょうか。実は残された家族の生活を守るための制度として、遺族年金があります。いざという時慌てないために、自分の家庭の場合はどうなのかしっかりと確認してみましょう。

■遺族年金は2種類ある

一言で遺族年金と言っても、働き方によってもらえる年金の種類も金額も違います。会社員の方の家族に残されるのは「遺族厚生年金」と「遺族基礎年金」。自営業の方の家族に残されるのは「遺族基礎年金」です。また子供がいるかいないかや家族構成によっても、もらえる金額は違います。

■自営業の場合の遺族年金

40歳男性の場合で比較してみましょう。東京都在住40歳のAさんは、大学卒業後社会人となって今年で18年になります。家族は専業主婦の奥さん35歳と、小学6年生と小学2年生の2人のお子さんがいます。もしAさんに万が一のことがあった時、残された家族はいくら遺族年金が受けとれるのでしょうか。

まずAさんが個人事業主の場合の遺族基礎年金からみてみましょう。遺族基礎年金は18歳未満の子供を持つ配偶者とその子供に支給されます。

Aさんの場合、配偶者に対して平成28年度は780,100円と、18歳未満の子供それぞれの加算として224,500円が支給されます。子供の加算は18歳に到達すると支給が終わりますので、Aさん家族は6年間122万9100円、その後4年間は100万4600円受け取ることになります。末のお子さんが18歳に到達した年度末で遺族基礎年金の支給は終了となります。その後配偶者が老齢基礎年金を受け取るまでの間支給はありません。

■会社員の場合の遺族年金

会社員の遺族年金は、「遺族厚生年金」と「遺族基礎年金」の合計になります。遺族基礎年金については、個人事業主の場合と同じですので、割愛しますが、遺族厚生年金でもらえる金額は生前の「平均標準報酬月額」によって決まります。決して手取り金額ではありませんので、ご注意ください。

平均標準報酬月額が45万円だとすると、遺族厚生年金は58万8242円となり、上のお子さんが18歳になるまで6年間は遺族基礎年金と合わせて181万7342円、その後、末のお子さんが18歳に達するまで159万2842円が支給されます。遺族厚生年金は子供が18歳に達した後も、配偶者が64歳になるまでの間「中高齢寡婦加算」58万5100円が加算され117万3342円支給されます。中高齢寡婦加算は遺族厚生年金だけの制度です。

大好きな家族に万が一のことがあった場合の保障として、収入保障などの保険を最初に思い浮かべる方が多いと思いますが、まずは国からもらえるお金がいくらあるのか、そして会社からの死亡退職金、弔意金などの制度があるのかしっかりと確認しましょう。民間保険への加入はその次です。

※本文で紹介した年金額はすべて1年あたりの金額です。

夫の扶養内で副業するなら…「フリーor個人事業主」どっちがいい?

家計の足しにするために、夫の扶養の範囲内で働いてみようと思っている主婦の方は多いかもしれません。特に、最近では自宅でできる副業なども増えており、パートに出ないでフリーランスや個人事業主として仕事をするケースもあるようですね。

さて、扶養範囲で働く場合、フリーランスと個人事業主、どちらがいいのでしょうか。意外と知られていない両者の違いを確認し、お得な働き方を知っておきましょう。

■フリーランスと個人事業主との違いは?

フリーランスとは、特定の企業や組織に属さず、仕事ごとに契約を結ぶ働き方を指します。一方の個人事業主は、株式会社等の法人を設立せず、個人で事業を営む働き方のことです。フリーランスとは契約の仕方や働き方を意味し、個人事業主は税務上の所得区分となるのです。つまり、フリーランスと個人事業主は全くイコールでも全く違うものでもなく、それぞれ働き方や事業の形態に対して使われているということです。

たとえば、「フリーのカメラマンです」と言った場合は、会社などに所属していないことを意味しますね。また「法人ですか、個人ですか」と聞かれた時は、事業をどのような形態で行っているかを問われていることになるのです。

■扶養範囲内で副業をするならお得なのは?

フリーランスと個人事業主の違いがわかれば、「夫の扶養範囲内で副業をするとしたら、どちらがお得か」という問いには簡単には答えられませんね。フリーランスと個人事業主というのは、それぞれ働き方と事業形態を指すものでした。そのため、フリーランスと個人事業主を単純に比べることはできないのです。

さらに、「それなら個人事業主として扶養範囲内で働くということ?」と考えるかもしれませんが、それもまた違います。なぜなら、個人事業主にはいわゆる「103万円まで扶養範囲内」が適用されないからです。所得税のかからない「年収103万円まで」というのは、パートなど給料を受け取っている場合に当てはまるもの。個人事業主の場合は報酬となるため、適用外なのです。

それでは、個人事業主として副業する場合、扶養範囲内で働くにはどうすればいいのでしょうか。所得税には38万円の「基礎控除」と、最低65万円の「給与所得控除」があり、その合計である103万円を下回れば所得税がかからないことになります。しかし、個人事業主の場合は給与所得控除の65万円の枠がないため、年収38万円におさめないと扶養控除が受けられないように思えます。

ですが、個人事業主は経費を計上することができます。仕事場の家賃、ネットプロバイダの料金、その他仕事で使用するものの費用を差し引いて38万円におさえることができれば扶養控除を受けることができ、所得税を支払う必要はありません。

軽い気持ちで始めた副業であっても、個人事業主がどのようなものか理解していないと損をしてしまうこともあるかもしれません。「夫の扶養範囲で」と考えるなら、会社員やパートとは違う仕組みであることを知っておきましょう。

また「夫の扶養範囲内で働く」という考え方がそもそも得なのか損なのか考えてみてもよいかもしれません。ファイナンシャルプランナーからのアドバイスについては「扶養は得or損⁉️ 女性社労士FPおすすめの“主婦がお金を稼ぐ方法”」を参考にしてみてくださいね。

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