金脈を探し当てろ!今世界でダントツに「金が採れる国」は意外な…

8291.jpg

自分の家や田舎の裏山から金がザクザク取れれば、こんなに嬉しいことはありません。米国・南アフリカ・オーストラリアと、「ゴールドラッシュ」が起きるとそこに街が出来た程。それでは、今、金が一番取れる国はどこでしょうか?

この質問は、10年前と今で答えが違います。10年前に最も金を生産(採掘)していた国は、南アフリカでした。ところが、その座は、とある国に奪われてしまいました。

■ゴールドラッシュの国はどこ?

ジーンズで有名な『リーバイス』も、元々は、カリフォルニアのゴールドラッシュがきっかけ。サンフランシスコ周辺での作業用ズボンが発祥です。丈夫で安く、少々の汚れも気にならないために港や鉱山での作業用に最適だったのです。

さて、本題に戻って、今、最も金を掘り出している国は・・・「中国」

2015年に中国は、金を490トン生産、2位のオーストラリアにぶっちぎりの大差をつけて首位の座を守りました。ちなみに、かつての王者「南アフリカ」は、140トンと中国の半分以下の生産量で7位の座をゲットするのがやっと。

⚫️金の生産量トップ10 (2015年、単位はトン)
金の生産量トップ10、マネーゴーランド
出典:U.S.Geological Survey – Mineral Commodity Summaries

■厳しい環境の金鉱山

以前に金の生産高世界一を誇っていた南アフリカは、長年の採掘の結果、地上近くの掘りやすい場所にある金鉱床=(金を含んだ鉱石が取れる場所)を掘り尽くしてしまいました。

そのため、どんどん、地下深く掘り進んでいくうちに、掘りも掘ったり・・・今では、何千メートルもの地下まで金鉱石を掘ってしまい、もっとも深いタウトナ鉱山では、四千メートルもの地下から金を掘り出しています。その姿は隕石が落ちたクレーターそのもの

地下数千メートルを想像してみてください。古くはジュール・ヴェルヌの地底旅行などで有名な「地底にもう一つの国があったレベル」です。そこは、地熱の熱さで最悪の環境。

地底で何時間も過ごすための設備(エレベーター・冷房・換気・水・食料)の供給と掘り出すためにかかる設備で、お金はどんどんかかります。もちろん地底に太陽の光なんて届くわけがありません。

金の生産量トップ10、マネーゴーランド

そんな状態で掘るわけですから、採掘に当たる人達も命がけ、ゆえにストライキが生じて労働コストも上がっていき、いくら高価な金といっても収支計算が合わなくなってきました。

地下深くに埋蔵されている金はまだ存在しているので、もし、金の値段が数倍に値上がりするようなことがあれば、設備投資しても儲かるとして、大量生産体制が出来上がるかもしれませんね。一応、地球の表面を覆う地殻の厚さは30~40kmあると言われているので、掘り抜かないことを希望します。

こうして、南アフリカの金生産量は減りつつある中、大きく生産量を伸ばしたのが中国。

黄金大好きな国、中国は近年、南アフリカからの採掘技術を取りいれて、生産量を増やしました。山東省、河南、広西そして、内モンゴル自治区や新疆ウイグル自治区などで、金の生産力を高めています。21世紀はじめは、まさに中国の躍進がキーワードでしたね。

2007年に南アフリカから首位の座を奪取して以降、その座を揺るがす気配は微塵もありません。

【金が山で採れる理由】地下のマグマの熱さは凄くて、摂氏5000~6000度。この熱は、様々な金属を溶かして、地上に噴出します。それが山脈や山となります。この中に、金や銀をはじめとした金属が含まれているというわけ。そのため、国土が広く、山の多い中国は、マグマが溶かし込んだ金鉱石を含んだ山脈が存在しているということです。金をはじめ有用な金属を含み・人の住んでいない地域の山は鉱山として有望。

<金に関する関連記事>
やっぱり純金積立は魅力的?最強の安全資産「金の買い方」基本ガイド
お金を増やしたいなら知ってて当然!「金&プラチナの買い方」基本ガイド
消費税8%分丸儲け!金密輸入が急増「日本が狙われる理由」とは
大富豪は「金」が大好き!お金持ちがゴールドを資産に選ぶ理由

画像一覧

執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

関連記事

関連記事

コロンブスの標的も金!世界から狙われた「黄金の国ジパング」の歴史

欧州の人々が巨大な帆船を操って、大海原に乗り出した大航海時代。アメリカ大陸を発見したコロンブスが目指したものは、そう、黄金の国「ジパング」

彼ら船乗り達は、自由やロマンのために冒険したのではなく、いたるところに金がある「ジパング」を見つけて、大金持ちになろうという野望ゆえだったのです。

■黄金の国「ジパング」が狙われた!

日本が海外の国や勢力に狙われたのは、大きく二回。一度は鎌倉時代の元寇(モンゴル~中国の王朝)。二度目はコロンブスに代表される大航海時代。二度とも、襲来した理由は共通しており、金=ゴールドを求めて日本を征服・航路探しが目的。

■マルコ・ポーロの東方見聞録

黄金を求めて、コロンブスがジパングに向かう元ネタとなったのは、ご存じ、『マルコ・ポーロの東方見聞録』。東方見聞録にある、ジパングに関する主な記述を読むと、少年の冒険物語に出てくる黄金の島そのものの姿が描かれています。ジパング目指して船を出したくなってきますよね。

「島では、金が見つかるので、彼らは限りなく金を所有している。しかし大陸からあまりに離れているので、この島に向かう商人はほとんどおらず、そのため法外の量の金で溢れている。

この島の君主の宮殿について、私は一つ驚くべきことを語っておこう。その宮殿は、ちょうど私たちキリスト教国の教会が鉛で屋根をふくように、屋根がすべて純金で覆われているので、その価値はほとんど計りきれないほどである。床も二ドワの厚みのある金の板が敷きつめられ、窓もまた同様であるから、宮殿全体では、誰も想像することができないほどの並外れた富となる。」

『マルコ・ポーロ 東方見聞録』月村辰雄・久保田勝一訳 岩波書店より一部抜粋

■マルコ・ポーロと元寇の共通点

ただし、マルコ自身は、日本に来たことはありません。彼は、中国「元」の宮廷で皇帝クビライ(フビライ・ハーン)に仕えただけ。つまり、黄金の国ジパングに関する記述は、当時の中国にあった噂話をまとめたもの。マルコ・ポーロは、当時の中国及びイスラム世界にあった「はるか東の国ジパング」への憧れをまとめたのです。

帆とオール(櫂)しかない船で、海を渡るには、風と海流を利用する知識と経験が必要で、そう簡単にわたることはできません。実際、日本から送った遣隋使・遣唐使の船は何艘も海の底に沈んでしまい、死を覚悟しての船旅だったのです。

黄金の国「ジパング」を狙うコロンブス、マネーゴーランド

■イブン・フルダーズベのワクワクの国

マルコ・ポーロのジパング伝説の元になったお話しが、中世アラブの伝説「ワクワクの国」。聞くだけで何だかワクワクしてくる名前ですが、これが、日本のことを指しているのです。ワクワクの語源は、日本の旧名「ワ(倭・和)の国」ではないかとも言われています。

「ワクワクは金を豊富に産し、住民は犬をつなぐ鎖や猿の首輪そしてチュニックを金の糸で織っている。」

この話を、アッバース朝(今のイラン)の役人だったイブン・フルダーズベは、『諸道と諸国の書』という書籍にまとめて発行しています。そして、モンゴル民族が東欧から中東そして中国を征服する中で、東西交流が盛んになることで、様々な話が伝わりました。

ワクワクの国の話を聞いたクビライは、金を求めて元寇を起こし、ヨーロッパに帰ったマルコ・ポーロが記した東方見聞録によって、黄金の国への憧れが強まり、コロンブスをはじめとした大航海時代が始まりました。

欧州・中国と異なる二つの脅威、その動機こそ「ジパング=黄金伝説」だったのです。

元寇が起きたのは、日本の鎌倉時代。1274年と1281年。そして、大航海時代は、元寇を起こしたモンゴル帝国の衰退後、15世紀半ばごろから。日本はちょうど戦国時代の頃で、戦慣れた武士と強力な兵器を持つ国になり、外国勢力の脅威を打ち破ることに成功しています。今も昔も人の心は変わりません。常に過去の歴史から学べることは多いのではないでしょうか。

歴史の陰に黄金あり。日本史・世界史ともに、教科書や書籍に載っているのは、人物名や出来事が中心。しかし、人を突き動かすのは、いつだって未知なるモノへの好奇心やお金や名誉への欲望。表だって語られる歴史の裏には、お金=経済面の動機が潜んでいることがほとんどです。

次回も金について触れて行きます。お楽しみに!

<金に関するおすすめ記事>
消費税8%分丸儲け!金密輸入が急増「日本が狙われる理由」とは
やっぱり純金積立は魅力的?最強の安全資産「金の買い方」基本ガイド
大富豪は「金」が大好き!お金持ちがゴールドを資産に選ぶ理由

やっぱり純金積立は魅力的?最強の安全資産「金の買い方」基本ガイド

金保有する人のタイプは資産全体を守る「安全性重視」と積極的に金で儲ける「利益重視」の二つに大きく分けられます。

両方を狙いすぎるとアブハチ取らずになりやすいので、どちらをメインテーマに取引するのかハッキリしておくことが大切。

金融商品として金を購入する時は、現物の金を持つ時よりも「価格の動き」に注目します。

金融商品の場合、金融機関がパッケージ化した商品を提供しており、金の現物のデメリットとなる保管方法に悩まなくて済みます。金価格の変動で利益を得ることを目的に取引している人も多く、投資としても人気があります。

ただし、戦争・国家破綻といった100年に一度レベルの大惨事が起きて、金融機関が軒並み破たんするような場合には、金融商品としての金が価値を維持できないことがあります。その場合は、現物の金が最強の安全資産となるでしょう。

では、金融商品としての金にどんなものがあるか見ていきましょう。

■純金積立

もっとも気軽な金の購入方法の一つ。毎月一定金額で金を購入していきますので、続けていけば、かなりの量の金を積立てることができます。純金積立は、金価格の変動で儲けるというより、少額の金を毎月積み立てることで、資産を確実に増やしていく商品。金だけでなくプラチナを積み立てることもできます。

購入した金は、取引会社に預ける形で、様々な報告書で金が溜まっていくのを見て喜びを感じることができます。最低額は毎月千円からのところが多く、田中貴金属をはじめ銀行・証券会社等で取り扱っています。

■金ETF

株式の投資信託と同じ仕組みで、金上場投資信託とも呼びます。株式市場に上場されていて、市場が開いている時は自由に売買できるため、資産運用の一つとして利用しやすい商品です。

金ETFの価格は金価格に連動して同じ動きをします。現在、金ETFは数本運用されており、ロンドン金価格に連動しているものと日本国内の金価格に連動しているものとがあります。そのため、同じ金ETFでも連動の対象となる価格が違うことに注意が必要です。

銘柄により最低購入額は違い、数千円もしくは数万円から取引ができます。

■金の商品先物取引

金・銀・プラチナといった貴金属を取引する専門の取引所が商品先物取引所。最低売買単位が1kg(約450万円)もしくは100gと大きく、金取引に慣れている人向け。金地金の現物を受け取れる現受けもできるため、大口の顧客で利用している人もいます。

その分、値上がり益を狙うだけでなく、値下がりでの利益を狙うこともできますし、レバレッジ(担保になる一部の証拠金を預けることで、大きな取引が可能となる)により、少ない資金で大きな取引を行うことができます。取引にかかる手数料も金取引の中では、安いため、金の売買を積極的に行う人の間で人気があります。

■金のCFD取引

CFD取引は、金先物と同じく価格変動による売買益狙いの金融商品。レバレッジ・値下がり利益を狙えるのも同じ。金先物との違いは、現物を受け取ることができないことや24時間取引ができるなど取引の利便性が高いこと。また、米ドル建てで取引できるために、為替の影響を受けずに金を取引できることはメリットと言えるでしょう。

金融商品としての金の購入!「金&プラチナの買い方」基本ガイド2、マネーゴーランド

ちなみに、、、
ロコ・ロンドン金取引などを電話や訪問営業で勧誘してくるケースもごくごく稀にありますが、かなり怪しい為、手を出さない方が無難です。金価格の変動を100%当てることは誰にもできません。金を買いたい場合は、自分自身で買いに行くこと。見ず知らずの他人や知人からの儲け話をうのみにすれば、お金は無くなり残るのは後悔だけです!

同じ金融商品でも、それぞれ特徴がありますね。少額の資金かつ経験の浅い方は、純金積立か金ETFがおすすめです。商品先物取引とCFD取引は、投資の経験を積んだベテラン向けの商品ですから、安易に手を出さない方が良いかと思います。

では、金価格って、何が起きれば動くの、というお話は次回に!

<これまでの金のシリーズ>
大富豪は「金」が大好き!お金持ちがゴールドを資産に選ぶ理由
泥棒&偽物の危険が…金を持つデメリット4つ【お金持ちは金がお好き】
お金を増やしたいなら知ってて当然!「金&プラチナの買い方」基本ガイド

昔の定説「インフレに強い」は嘘⁉︎ 金の価値が変わる真の理由は?

金の価値は、為替や株と同じく常に変化します。金を資産運用の一つとして考えるには、何が原因で動くのか知っておかなければいけませんね。

■昔のセオリー「金はインフレに強い」は通用しない⁉︎

実は、20世紀に言われていた金の価値の変動要因は少しセオリーとして古くなっている場合があります。それは金の価値が時代によって変化するから。例えば、金はインフレに強いというのが定説でした。しかし、現在は、インフレ=高金利の場合、金利を生まない金は投資先として選ばれにくく、価格が上がり難くなっています。

つまり、インフレに強いという定説は通じなくなっているのです。単純なインフレよりも、株や不動産などの資産と逆の動きをするというのが新たなセオリー。

これは、金が21世紀に「通貨の一つとしての役割」を与えられたことが理由。金には、装飾品・工業品としての顔、通貨としての顔の二つがあることを知っておきましょう。

さて、それでは、個別に金の価値と変動する理由を見ていきましょう。

■金の価値の変動要因1:米ドルとの関係

安全資産として買われる金は、米ドルと逆の値動きをしやすい。
・米ドル上昇 ⇒ 金下落
・米ドル下落 ⇒ 金上昇
米ドルの代替資産としての意味があるため、米ドルを売る動きが出ると金の買い意欲が強まります。現状の大切な要因。

金の価値が変動する理由、マネーゴーランド

■金の価値の変動要因2:金利動向とインフレ

金は持っているだけでは金利が付きません。そのため、米ドルやユーロの金利が高くなると、金利を求めて資金は金から米ドルやユーロに移動してしまい、金の価格は下がりやすくなります。特に米国の金利が上がれば、金は下がり易くなると覚えておきましょう。

■金の価値の変動要因3:中央銀行の購入と売却

金を持っているのは個人だけではありません。世界各国の中央銀行も万一のために金を保有しています。20世紀の終わりは、中央銀行が持っている金を売却する動きが中心でしたが、最近は中国やロシアの中央銀行が金を買う動きを強めています。

■金の価値の変動要因4:中国・インドなどの金購入意欲

日本以上に金が大好きな国が、中国とインド。人口も多いために、彼らが買うか売るかは非常にインパクトが大きくなります。お祭り・結婚などに使う上に、自国の通貨を信頼していないため、金で資産を持ちたいニーズがあることから、金の購入意欲が強い。両国の需要の強さ、法律や税金制度などは、金の値動きに大きな影響を与えます。

■金の価値の変動要因5:鉱山などの金供給

人工的に作り出せない金は、鉱山からの生産とリサイクルでの回収が供給の大元。鉱山からの年間生産量は約3,100トン。リサイクルが約1,100トン。あわせて年に約4,200トンの金が供給されます。

金の価格が上がれば、産金量は増えるのですが、地表付近にある掘りやすい金はすでに採掘されてしまい、地下深くで掘っているため、少しくらいの上昇や下落では、生産調整を行い難くなっています。そのため、価格に与える影響は、以前より低い状態です。

■金の価値の変動要因6:世界的なリスクの高まり

戦争や紛争・経済的な危機などがあると、金の価格は上昇して、株式や不動産の価値が下がります。株式・不動産で資産を持っていると、目減りするため、金に資産を移そうとする動きが強まり、金が買われて値段が上がります。逆に安全度が高まると逆の動きで金の値段は下がります。

金の価値が変動する理由、マネーゴーランド

ちなみに、同じ貴金属のプラチナは、少し違った動きをしますので、いずれ、こちらも解説いたします。

<これまでの金のシリーズ>
大富豪は「金」が大好き!お金持ちがゴールドを資産に選ぶ理由
泥棒&偽物の危険が…金を持つデメリット4つ【お金持ちは金がお好き】
お金を増やしたいなら知ってて当然!「金&プラチナの買い方」基本ガイド
やっぱり純金積立は魅力的?最強の安全資産「金の買い方」基本ガイド

大富豪は「金」が大好き!お金持ちがゴールドを資産に選ぶ理由

お金持ちが大好きなものは、宝石や高級車・ヨットなど。そして、「金=Gold」。今回は、なぜ、お金持ちが金を好きなのかを解き明かします。

昔から、お金持ちが身にまとうのは華やかな美しさが魅力的な金。お金持ちが金を好きなことには美しさ以外にちゃんと理由があります。

■お金持ちが金を好きな理由

お金持ちが金を持つ最大の理由は、政府(国)を信じていないからです。金は、様々なメリットを持つ貴重な物質。その中でも最大のメリットは、政府と関係なく価値を持つ「ほとんど唯一のお金」であること。

えっ・・・政府を信じていないってどういう事、と思いますよね。

金を説明するには、「金の持つ価値」と「政府や紙幣の価値の脆さ」とをお話ししなければいけませんね。

■金の持つ価値

金は、紙幣・債券・株式などのペーパーマネーと違い、国家や企業による信用や保証を必要としません。エジプトのファラオ・インカ帝国・中国の古代帝国・日本とどの地域でもお金持ち・王者の象徴として、お金として尊重されていました。

人類は、何千年も金を大事なもの・貴重なものとして価値を認めており、脈々とそのDNAが受け継がれています。現在も金は長期投資するに十分な価値を持っており、「資産のラストリゾート」、「有事の金」と呼ばれています。

■不安定な時代に、金の価値は高くなる

政治や経済的に不安の少ない時期は、金にスポットライトは当たりません。金よりも株式・債券・銀行預金で持っていると配当や利息を貰えます。ということは、資産を増やせる可能性が高く、利便性も高い。金は、利子が付かないというデメリットがあります。

それよりも、金の真価が発揮されるのは、非常事態の時。戦争・紛争・経済危機・ハイパーインフレ・政権の崩壊など世の中が嵐に見舞われた時に、他の資産の価値が減ったり無くなったりしても金の価値は変わらない、もしくは値上がりします。

そのため、お金に余裕のあるお金持ちは、万が一のリスクを避けるために金を持つのです。

お金持ちは「金」が大好き! その理由は?、マネーゴーランド

■紙幣の価値

さて、金の価値を説明したところで、政府や紙幣の価値についてです。

紙幣や国債は、日本政府の信用の元で発行されています。言い換えれば、日本政府の信用が無くなれば価値がなくなる資産です。株券や社債も同じく発行企業が利益を得られなくなり、お金を返せなくなれば価値がありません(= ペーパーマネー)。

そう、あなたが持っている1万円札をお店に持って行ってもジュース1本しか買えないことや何も買えないことだって、未来に起こるかもしれません。

紙幣は、常に発行量を増やしたい誘惑に駆られています。そして、最終的に増えすぎたペーパーマネーは債務のデフォルトを起こし、富裕層からの資産強奪、新紙幣の印刷、対外戦争などを引き起こしてきました。

実際、日本のお金や国債は、第二次世界大戦で敗戦した時には、価値がなくなってしまいました。あれから、まだ数十年しかたっていません。他にも、国家が発行するお金の価値がなくなった事例はいくつもあります。

ペーパーマネーには、可能性としては低くても価値が無くなるリスクがありますから、お金持ちたちは紙幣を100%信用していません。かといって、不動産では、国を脱出しなければいけないような事態になると持って逃げられません。ダイヤモンドは、火事に弱い上に、人工宝石として作り出すこともできます。そのため、万一のリスクを考えるお金持ち層は、資産分散として、一部を金にしているというわけです。

次回も金について触れて見たいと思います。お楽しみに!

ランキング