世界経済暴落が予知できる⁉︎ 「富豪が金の値段に注目する」理由

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ゴールド(金)は、世界の金融市場の動きが大きく変化する時に、株式や為替といった他の市場に先駆けて動きやすい特徴を持ちます。ゴールドの値動きを見ることで、金融市場の暴落や暴騰に対して、事前準備をすることができます。

ゴールドは、黄色に光輝く金属。すなわち、市場へのイエローカードの役割を果たします。ゴールドの値動きが大きく下げたり上げたりしたときは、その後に、政治・経済的に大きな動きが起きたり、他の市場が大きく動く可能性があるため要注意です。

■ゴールドがイエローカードになる理由

なぜ、ゴールドが他の金融市場のイエローカードになりえるのか。その理由を解説してみます。

・市場規模が小さく、市場の動きに敏感!
・ゴールドの先物市場は、プロの参加者がほとんどで、市場の動きに敏感!
・株式・為替・他の商品に比べて、資産としての用途が大きく、市場の動きに敏感!

ちなみに、金の在庫=(これまでに掘り出されて金として加工された量)は、約18万トン。そして、年間に掘り出される量は年に約3千トン。1g4,500円で計算しても年間に増える金額は約13億5千万円。それに対して、日本の中央銀行が年間に増やすお金の額は、約80兆円。日本円だけでこれですから、桁が違うことをお分かり頂けると思います。

毎年、続々と発行される株式や通貨の量に比べれば、ゴールドの市場は小さいのです。そのため、クジラの鼻先で、餌や危険を探知するパイロットフィッシュの役目をゴールドは果たすことができます。

■イエローカードの具体例

例えば、冷戦が終了し、世界が経済発展と平和に酔う中で、起きた9.11テロ。さらに、中国の急激な経済成長。21世紀の大きなターニングポイントを迎えて、急激な上昇を見せたのはゴールド。

さらに、最近の話では、米国の量的緩和終了時の下落局面。米国は、量的緩和という金融政策によって、米ドルを大量に市場へと供給していました。ところが、当時のバーナンキFRB議長は、2013年6月の記者会見で2013年後半から徐々に量的緩和の縮小を始めると宣言。この会見の後に金をはじめ世界の金融市場は大きく下落。

「ゴールドと米2年債の動き」月足チャート:2016年10月14日
ゴールドと米2年債の動き」月足チャート、マネーゴーランド

※引用:GMOクリック証券

2012年の末から金の値下がりは始まっていました。

■2016年10月の下落理由

そして、今、ゴールドが短期的な下落局面を迎えています。その理由は、米国の利上げ問題。2015年12月に金利を上げる利上げを行って以来、2016年の現在に至るまで、米国は利上げを行っていません。そのため、金利を生まない金は値下がりすることなく、高値圏を維持していました。

米国利上げの詳細はこちら
「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?

ところが、10月4日から下落しはじめました。いよいよ12月のFOMC(米国の金利を決める中央銀行の会議)で利上げが決められる可能性は大きく高まっています。米国の金利が上がると、米国の国債や社債などの債券を保有していれば、一定の金利を得られるようになります。そのため、持っているだけでは金利を生まない金の値段は下がります。

「ゴールドとNYダウの日足チャート」:2016年10月14日
ゴールドとNYダウの日足チャート、マネーゴーランド
※引用:GMOクリック証券

NYダウは高値を維持していますが、ゴールドはすでに下がっています。

このように、ゴールドが大きく値下がり・値上りする時は、世界経済が大きく変化するポイントの可能性が高いという事が言えます。そのために、世界の投資家やお金持ちは、例え、売買していなくても、ゴールドの存在感と価格に注目をしているのです。

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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プラチナでできる資産運用!金にはない魅力&特徴は?

金銀と並び称される存在がプラチナ。日本人は、ゴールドの煌めきは華やかすぎるために、プラチナの清楚な輝きを好みます。結婚指輪に使われるのもプラチナが多くなっています。

■プラチナは面白い貴金属!

プラチナは、金と同様に、輝きの美しさ・溶けない・壊れない等と多くのメリットを持つ金属。ただ、大きな欠点を一つ持っているために、近代になるまで利用されずに厄介者扱いされていました。

プラチナの欠点は硬すぎること。プラチナを切る・曲げるといった加工をするには、特殊な工具が必要で、普通の鉄やステンレスでは、工具の方がすぐにダメになります。溶かすこともできないため、漁で漁具をダメにする害魚のような存在だったのです。

現代は昔と違い、プラチナの加工技術も確立して、様々な用途に使われています。一般的には、指輪や宝飾品、そして金と同じように資産としての使い方をイメージされると思います。ところが、プラチナが最も多く利用されている分野は、装飾品関係ではありません。

一番、利用されているのが、自動車の排気ガスをきれいにする触媒。排気ガスに含まれる有害な物質を二酸化炭素や窒素といった害の少ない物に変化させる装置にプラチナが使われているのです。プラチナ需要全体の約40%がこの自動車用触媒、続いて宝飾用が約30%。

金以上に面白いプラチナ、マネーゴーランド

■プラチナの需給と変動要因

この需給面から、プラチナの値段は、自動車の販売台数に左右されます。世界的に景気が良くて、自動車がどんどん売れる時期は、プラチナの需要も増えて価値が上がります。逆に景気が悪くなり、自動車の売れ行きが下がるとプラチナ価格も下がります。金のように資産としての要素が少ないために、金利よりも景気の影響に敏感なのがプラチナの特徴。

さらに、もう一つ、面白いのが、プラチナのある場所。金や銀は世界中に散らばっており、日本・中国・米国・豪州・ロシアと様々なところから掘り出されています。しかし、プラチナは、極端に偏っており、たった二つの国が供給の約8割を占めています。

その二か国は、南アフリカとロシア!

なかでも、南アフリカの生産量はなんと約7割を占めるほど。神様が宝箱をひっくりかえしたかのように、なぜか南アフリカだけ金・プラチナ・ダイヤモンドといった貴重な宝物がバラ撒かれているのです。

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■南アフリカとロシアの不安定さがプラチナの供給を揺るがす

南アフリカ・ロシアの両国ともに、安定した供給を約束する国とは言い難い。ロシアはかつて、プラチナの供給を制限・ストップすることで、西側諸国に政治的なプレッシャーをかけていたことがあります。今は天然ガスで同じようなことをしていますね。「プラチナや天然ガスが欲しければ、俺の言うことを聞け」という政策に使われて、価格が急上昇した事例も。

そして、南アフリカ。昔はアパルトヘイト政策やそれに伴う政治的混乱のあった国。今でも政治・経済的には安定したとは言いにくい状態が続いています。プラチナ・金ともに、鉱山から掘り出す作業は環境も悪く危険です。そのため、鉱山労働者たちは賃上げを求めてしばしばストライキを起こします。ストライキが長引くとプラチナの生産が出来なくなりますから、プラチナ価格は上昇します。

そして、困ったことに、米や麦のような農産物と違い、別の場所で作るということができませんから、何とかストライキを収めないと供給不足が長引くと価格が高騰してしまうのです。

ちなみに触媒としてのプラチナの代替は同じ白金系金属のパラジウム。こいつも困ったことに、南アフリカとロシアの二か国が生産のほとんどを占めています。

プラチナの事を知ると、ゴールドとはまた違った性質を持つことが分かってきますね。財産・通貨としてのゴールドに対して、工業製品のプラチナと捉えておきましょう。

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金保有する人のタイプは資産全体を守る「安全性重視」と積極的に金で儲ける「利益重視」の二つに大きく分けられます。

両方を狙いすぎるとアブハチ取らずになりやすいので、どちらをメインテーマに取引するのかハッキリしておくことが大切。

金融商品として金を購入する時は、現物の金を持つ時よりも「価格の動き」に注目します。

金融商品の場合、金融機関がパッケージ化した商品を提供しており、金の現物のデメリットとなる保管方法に悩まなくて済みます。金価格の変動で利益を得ることを目的に取引している人も多く、投資としても人気があります。

ただし、戦争・国家破綻といった100年に一度レベルの大惨事が起きて、金融機関が軒並み破たんするような場合には、金融商品としての金が価値を維持できないことがあります。その場合は、現物の金が最強の安全資産となるでしょう。

では、金融商品としての金にどんなものがあるか見ていきましょう。

■純金積立

もっとも気軽な金の購入方法の一つ。毎月一定金額で金を購入していきますので、続けていけば、かなりの量の金を積立てることができます。純金積立は、金価格の変動で儲けるというより、少額の金を毎月積み立てることで、資産を確実に増やしていく商品。金だけでなくプラチナを積み立てることもできます。

購入した金は、取引会社に預ける形で、様々な報告書で金が溜まっていくのを見て喜びを感じることができます。最低額は毎月千円からのところが多く、田中貴金属をはじめ銀行・証券会社等で取り扱っています。

■金ETF

株式の投資信託と同じ仕組みで、金上場投資信託とも呼びます。株式市場に上場されていて、市場が開いている時は自由に売買できるため、資産運用の一つとして利用しやすい商品です。

金ETFの価格は金価格に連動して同じ動きをします。現在、金ETFは数本運用されており、ロンドン金価格に連動しているものと日本国内の金価格に連動しているものとがあります。そのため、同じ金ETFでも連動の対象となる価格が違うことに注意が必要です。

銘柄により最低購入額は違い、数千円もしくは数万円から取引ができます。

■金の商品先物取引

金・銀・プラチナといった貴金属を取引する専門の取引所が商品先物取引所。最低売買単位が1kg(約450万円)もしくは100gと大きく、金取引に慣れている人向け。金地金の現物を受け取れる現受けもできるため、大口の顧客で利用している人もいます。

その分、値上がり益を狙うだけでなく、値下がりでの利益を狙うこともできますし、レバレッジ(担保になる一部の証拠金を預けることで、大きな取引が可能となる)により、少ない資金で大きな取引を行うことができます。取引にかかる手数料も金取引の中では、安いため、金の売買を積極的に行う人の間で人気があります。

■金のCFD取引

CFD取引は、金先物と同じく価格変動による売買益狙いの金融商品。レバレッジ・値下がり利益を狙えるのも同じ。金先物との違いは、現物を受け取ることができないことや24時間取引ができるなど取引の利便性が高いこと。また、米ドル建てで取引できるために、為替の影響を受けずに金を取引できることはメリットと言えるでしょう。

金融商品としての金の購入!「金&プラチナの買い方」基本ガイド2、マネーゴーランド

ちなみに、、、
ロコ・ロンドン金取引などを電話や訪問営業で勧誘してくるケースもごくごく稀にありますが、かなり怪しい為、手を出さない方が無難です。金価格の変動を100%当てることは誰にもできません。金を買いたい場合は、自分自身で買いに行くこと。見ず知らずの他人や知人からの儲け話をうのみにすれば、お金は無くなり残るのは後悔だけです!

同じ金融商品でも、それぞれ特徴がありますね。少額の資金かつ経験の浅い方は、純金積立か金ETFがおすすめです。商品先物取引とCFD取引は、投資の経験を積んだベテラン向けの商品ですから、安易に手を出さない方が良いかと思います。

では、金価格って、何が起きれば動くの、というお話は次回に!

<これまでの金のシリーズ>
大富豪は「金」が大好き!お金持ちがゴールドを資産に選ぶ理由
泥棒&偽物の危険が…金を持つデメリット4つ【お金持ちは金がお好き】
お金を増やしたいなら知ってて当然!「金&プラチナの買い方」基本ガイド

お金を増やしたいなら知ってて当然!「金&プラチナの買い方」基本ガイド

金の事を勉強してきた本連載。いよいよ具体的に金を購入する方法をお伝えします。金そして同じ貴金属のプラチナは、きちんとしたところで買わないと、ニセモノを買ってしまうリスクがあります。その点に注意することがポイント。

まず、金やプラチナを購入する方法は二つに分けられます。一つは、金貨や地金などの現物としての金。そして、二つ目は、金ETFや金先物という金融商品としての購入。

この二つは、同じ金を買う方法でも、「自分の手元に金を持つかどうか」という違いがあり、おのずと購入する方法が異なります。

■現物としての金&プラチナを購入する方法

(1)金地金(インゴット)を購入する場合

金の塊を金塊といいますが、金塊だとニセモノの可能性、何かを混ぜられている可能性があります。そこで、金を買う時は、金地金(インゴットorゴールドバー)もしくは金貨の形で買うのが一般的。

金地金は信頼のおける販売元が刻印した物しか買ってはいけません。三菱マテリアル・田中貴金属工業・スイス銀行などの会社が刻印しているものを買うこと。油断できないのは、刻印入りのニセモノもあること。
ちなみに、金地金には、重量や品位が表示されており、999.9と表示されているのが純金です。

金の話、第3回「金&プラチナってどこで買えるの? 」

(2)金貨を購入する場合

金貨は鋳造にコストがかかるため、お値段は、金地金より少し高め。また、金貨にはいくつかの種類がありますので、ポイントをご紹介しておきます。

●地金型金貨:カナダのメイプルリーフ金貨が有名。金の純度が高く、小さなサイズから購入できるため、金を初めて買う方や贈り物に最適。
※参考:田中貴金属工業のメイプルリーフ金貨1/10トロイオンス(約3.11g)の小売価格は、税込で17,469円(2016年9月7日時)

なお、地金型金貨は金の純度を示す品位にご注意ください。メイプルリーフやウィーン金貨は99.99%の純金。ところが、米国のイーグルや南アフリカのクルーガーランドなどの金貨は、91.67%と品位で劣り、その分だけ価格も安くなっています。

●記念金貨やアンティークコイン:各国の記念行事や小国が財源確保のために企業と組んで販売する記念金貨。金の純度が低めで、いずれ売りに出す時に、どの程度の価値になるか分からないのが気になるところ。

さらに、古い金貨や銀貨の場合、アンティークコインと呼び市場が出来上がっています。欧州・日本などで、昔に作られた金貨は骨董品としての価値があり、1枚10億円以上の値を付けた金貨まであるほど。古代ギリシャや神聖ローマ帝国、日本で言えば、太閤秀吉の慶長大判などが代表例。しかし、金を買うというよりアンティーク品として扱う方がいい品物。

他に現物の金を買う方法には、指輪やアクセサリーを買う方法があります。いずれにせよ、金を買う鉄則は信用のあるところで買うこと。安い金は、品位が低い・ニセモノなどの理由があることをお忘れなく。

■金現物を購入するには?

それでは、実際に金を買うにはどこに行けばいいのでしょうか。メイプルリーフ金貨などは、銀行・地金商(貴金属商)・コインショップなどで気軽に買うことができます。そして、金地金は、専門家の金地金商や貴金属専門の会社で買うことをお勧めします。

なぜなら、ニセ札を掴む確率は低くても、ニセの金を掴む確率は高いから。もちろん、信頼できる専門店だと、ニセモノの可能性はありません。金を買う時は何よりも信用第一。金は換金できなければいけませんから、売る時のことを考えて買うべき商品です。

有名な貴金属専門店としては、『田中貴金属工業』『徳力本店』『三菱マテリアル』などがあり、全国の大都市に店舗を構えています。今は、便利になって、お店に行かなくても、ネットや電話で金を購入することができます。初めて金を買う時は、せっかくですからお店に足を運んでみてはいかがでしょう。ラグジュアリーな雰囲気を味わうことができますよ。

次回は、金融商品としての金のお話です。お楽しみに!

<金のシリーズ>
大富豪は「金」が大好き!お金持ちがゴールドを資産に選ぶ理由
泥棒&偽物の危険が…金を持つデメリット4つ【お金持ちは金がお好き】

昔の定説「インフレに強い」は嘘⁉︎ 金の価値が変わる真の理由は?

金の価値は、為替や株と同じく常に変化します。金を資産運用の一つとして考えるには、何が原因で動くのか知っておかなければいけませんね。

■昔のセオリー「金はインフレに強い」は通用しない⁉︎

実は、20世紀に言われていた金の価値の変動要因は少しセオリーとして古くなっている場合があります。それは金の価値が時代によって変化するから。例えば、金はインフレに強いというのが定説でした。しかし、現在は、インフレ=高金利の場合、金利を生まない金は投資先として選ばれにくく、価格が上がり難くなっています。

つまり、インフレに強いという定説は通じなくなっているのです。単純なインフレよりも、株や不動産などの資産と逆の動きをするというのが新たなセオリー。

これは、金が21世紀に「通貨の一つとしての役割」を与えられたことが理由。金には、装飾品・工業品としての顔、通貨としての顔の二つがあることを知っておきましょう。

さて、それでは、個別に金の価値と変動する理由を見ていきましょう。

■金の価値の変動要因1:米ドルとの関係

安全資産として買われる金は、米ドルと逆の値動きをしやすい。
・米ドル上昇 ⇒ 金下落
・米ドル下落 ⇒ 金上昇
米ドルの代替資産としての意味があるため、米ドルを売る動きが出ると金の買い意欲が強まります。現状の大切な要因。

金の価値が変動する理由、マネーゴーランド

■金の価値の変動要因2:金利動向とインフレ

金は持っているだけでは金利が付きません。そのため、米ドルやユーロの金利が高くなると、金利を求めて資金は金から米ドルやユーロに移動してしまい、金の価格は下がりやすくなります。特に米国の金利が上がれば、金は下がり易くなると覚えておきましょう。

■金の価値の変動要因3:中央銀行の購入と売却

金を持っているのは個人だけではありません。世界各国の中央銀行も万一のために金を保有しています。20世紀の終わりは、中央銀行が持っている金を売却する動きが中心でしたが、最近は中国やロシアの中央銀行が金を買う動きを強めています。

■金の価値の変動要因4:中国・インドなどの金購入意欲

日本以上に金が大好きな国が、中国とインド。人口も多いために、彼らが買うか売るかは非常にインパクトが大きくなります。お祭り・結婚などに使う上に、自国の通貨を信頼していないため、金で資産を持ちたいニーズがあることから、金の購入意欲が強い。両国の需要の強さ、法律や税金制度などは、金の値動きに大きな影響を与えます。

■金の価値の変動要因5:鉱山などの金供給

人工的に作り出せない金は、鉱山からの生産とリサイクルでの回収が供給の大元。鉱山からの年間生産量は約3,100トン。リサイクルが約1,100トン。あわせて年に約4,200トンの金が供給されます。

金の価格が上がれば、産金量は増えるのですが、地表付近にある掘りやすい金はすでに採掘されてしまい、地下深くで掘っているため、少しくらいの上昇や下落では、生産調整を行い難くなっています。そのため、価格に与える影響は、以前より低い状態です。

■金の価値の変動要因6:世界的なリスクの高まり

戦争や紛争・経済的な危機などがあると、金の価格は上昇して、株式や不動産の価値が下がります。株式・不動産で資産を持っていると、目減りするため、金に資産を移そうとする動きが強まり、金が買われて値段が上がります。逆に安全度が高まると逆の動きで金の値段は下がります。

金の価値が変動する理由、マネーゴーランド

ちなみに、同じ貴金属のプラチナは、少し違った動きをしますので、いずれ、こちらも解説いたします。

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