JR九州初値は3100円!急騰〜下落まで「上場後の株価予測レポート」

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本日JR九州がついに上場し、初値は3,100円で公開価格2,600円を19.2%上回る結果となりました。さて株価はこの後どうなるんでしょうか。今後の動きが楽しみです。

今回は、最近、上場(IPO)した株がその後にどのような動きをしているのか見ていきましょう。

先日の記事 JR東・西日本は上場後株価2倍!「JR九州IPO申込開始」やっぱり買い? で、IPOは儲かりやすいとお伝えしました。IPO株が抽選になるのは、利益を得やすいから。そうはいっても必ず儲かるとは限りません。そして、抽選に当たって購入できても、売却するタイミング次第で利益どころか損失になるケースもあります。

■2016年のIPO銘柄をピックアップ

2016年のIPO銘柄について、いくつかピックアップしてみました。はてなやLINEなどの有名どころから、あまり名前を聞いたことのない会社も混ぜています。
2016年のIPO銘柄、マネーゴーランド
※現在値は、2016年10月21日終値

この表を見ると、IPOで稼ぐために一つ重要なことが見えてきます。読者のみなさまも答えを見る前に、自分なりに傾向を読み取ってください。

答えは、「上場する市場によって変動幅」が違うということ。絶対とは言えませんが、市場規模の大きい東証1部に上場したIPO銘柄の値上がり率は低め。東証1部に上場した場合は、公募価格や初値価格か横這いが多く、大きく値上がりや値下がりをしていません。

ところが、東証マザーズやジャスダック(JQS)だと、値動きが大きくなります。図表にあるストライクや農業総合研究所は、わずか半年の間に、株価が2倍以上の急騰を見せています。もし、公募価格で買うことができれば2倍以上の儲けを得られたということになりますね。IPO銘柄が宝の山と言われる理由はこれです。

●公募・初値・現在値を並べて見ました
2016年のIPO銘柄の公募・初値・現在値、マネーゴーランド

ストライクは、公募・初値・現在値がホップ・ステップ・ジャンプのように右肩上がり、農業総合研究所も同じ形。

逆にブラスやフィットは、残念ながら下落傾向となり、現在値は公募価格を割り込んでいます。凄いのはグローバルウェイという株、公募価格の2,760円に対して初値は14,000円と4倍の急騰を見せています。公募時に100株を27万6千円で買い、初値の140万円で売るだけで110万円以上の利益。こんなことがあるからIPO株投資は止められません。

そして、もう一つ、見て頂きたいのが富山第一銀行。富山県の第二地銀として、1944年に設立してから、70年以上も運営している老舗企業。この銀行が2016年3月15日に上場しました。ただ、投資家の立場からすると、大きな魅力は何でしょうか。ネットバンクのような新規サービスを提供する銀行ではありませんし、業種的に爆発的な成長する可能性は読み切れません。一方、企業としての安定感は高いので、リスクは少ないですね。
結果、公募価格・初値・現在値の3つに波がありません。IPO銘柄といっても、時には、安定志向の会社もあります。

このように、一口にIPO株といっても様々な会社があります。IPO株を申し込むときは、目論見書・会社の評判・評価を自分で調べてみるようにしましょう。
その他、初値が良いと、その後の価格趨勢が期待されていますね。一概には言えませんが、傾向を踏まえて、余裕資金での投資が検討されます。

引き続き、宜しくお願い致します。

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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毎月数千円から数万円のお小遣いが欲しい…FXを一生の仕事にしたい…日本円だけでは不安だから外貨が欲しい…とFXに対するニーズは様々。共通しているのは儲けたい、勝ちたいという情熱。

これまでも大事だと紹介してきた損切りですが、今回は、少し踏み込んでお話します。

成功の秘訣は損切り! コツコツ負けることが大事! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■何よりも損切りが大事!

投資家の中には、「損切りしない」という信念を持っている人がいます。損切りせずに、いつか価格が戻れば、結果オーライですよね。実際、損切りをしないことで、成功した投資家がいることも事実。ところが、その反対に損切りをしなかった為に、含み損が大きくなりすぎて、我慢しきれずに退場していく投資家が多数います。

まず、「損切りしない信念」を貫き通す場合は、以下を守った投資をすること。

・レバレッジをできるだけ低くする!
・限りなく持ち続けられるだけの余裕を持つこと!

大幅な損失が出ても問題ない取引を守れる方は、損切りをしなくても概ね大丈夫。例えば、1ドル(約100円)や10ドルをFXで取引するだけなら、簡単に上の条件を満たせると思います。

もし、これを守れずに、いつか損切りを行うならば、最初からそのことを踏まえて売買を行うべきです。何回・何十回と勝ちトレードが続いても、たった一回の損失で全てを失うこともあるのがFXを含めた投資の掟。特にレバレッジを掛けて運用する金融商品は、想定以上に損益が膨らむ場合が有ることを考慮しておきましょう。

相場予測ばかりに頼るのではなく、損切りを上手に出来る方が勝てるようになる、ということを念頭においてトレードしていく事を推奨します。

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■具体的な損切り方法目安

1、直近の高値や安値をポイントとする!
チャートを見て、直近の高値や安値(*)を確認。そこを超えると、トレンドが続くと考えられるため、直近の高値・安値を超えたところで損切りをする方法。

2、利益と損失の割合を決めておく!
以前に勝率:利益と損失の関係で、利益2:損失1の割合をお勧めしました。
そのように、利益や損失の割合を常に一定にしておく方法です。
(関連記事:第52回「1勝9敗でも勝てるのがFX!」

3、投資額の1%~5%の損が出たら損切りする!
毎回計算をすると大変なので、ある程度の目安を事前に計算しておきます。20万円の投資金があれば、一回のトレードで許容できる損失は2,000円~1万円程度。そんなに少ないのと思われるかもしれませんね。生き残ったトレーダーが実践している、それは、とにかく損切りが重要だという事を理解されているからです。コツコツ負けて、大きく儲けるのがポイントです。

4、テクニカル上の節目サインを活用!
慣れてきたら、テクニカル分析上の節目サインで対応、移動平均線などの相場分析は、
損切りや利食い(利益確定)のポイントを決める役目を持っています。

FXで損切りを試してみれば、損切りがどんなに嫌か分かります。含み損が現実になるよりも、もう少し様子を見たいという心理的な抵抗感は強いですね。でも、損切りしない事で大きな損失、コツコツと貯めた利益をドカンと失うことになってしまいます。上手に負けることが、実は本当に大事なのです。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:高値・安値
一定期間の高い位置、安い位置を総称して高値・安値と呼びます。相場の重要なポイントとなるために大事。その年の高値や安値は「年初来高値」と呼ぶ他、過去における最高値や最安値は、市場の注目を集めます。価格が上昇して、過去の高値を抜いた時は「新高値」、安値を抜いた時を「新安値」といいます。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第44回 儲けたいならトレンドを味方につけよう!
●第50回 意外に当たる⁉︎ 星占術で為替相場を予想するテク
●第53回 FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう

本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

FXのテクニカル分析で最も人気の高い組み合わせの一つは、移動平均線とオシレータ系指標。この二つを上手に活用できれば、FXで大きな成果を上げる事も夢ではありません。他の複雑な分析手法に頼るよりも基本を徹底的に追及する方が、利益を得られる近道。次々にテクニカル分析手法を乗り換えて、どれもモノにならないままに、勝てないと結論付けてしまうのはもったいない。

■移動平均線について

まず、以前にご紹介した移動平均線のおさらいから。詳細は「FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう」を。

・移動平均線は、短期~長期(*)の複数の線を利用する
・長期線は、より長い期間のトレンドを示し、短期線は価格と似た動きをする
・移動平均線の傾きがトレンドの方向性を示す
・移動平均線の傾き・角度が急な場合は、価格の変化が早くトレンドが強い
・中期から長期の移動平均線が揃って同じ方向を向いていればトレンドが強い
・移動平均線よりも価格が上の場合は上昇、移動平均線よりも下にあれば下落

そして、もう一つ大事なのが、「移動平均線のクロス」。
短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜けてゴールデンクロスすれば買い、逆に短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜ければデッドクロスで売り

本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■次にオシレータ系指標の一つ「RSI」の基本となる売買ポイント

・RSIが25%以下を付けた時は買い
・RSIが75%以上を付けた時は売り
(関連記事:第55回「オシレータ系テクニカル」

大きく相場の動向を判断する移動平均線と目先の動きを見るRSIの二つを組み合わせて使うことで、それぞれの欠点を補い、勝率を上げていきます。

■二つのサインを組み合わせて利用

チャートの動きを見てみましょう。RSI単体もしくは移動平均線だけを利用した場合は、その後に相場が予想通りに動かない例が多々あります。

米ドル/円の月足チャート
本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
引用:DMM.com証券

・緑丸=ゴールデンクロス(移動平均線)
・赤丸=デッドクロス(移動平均線)

そこで、二つのテクニカル分析を組み合わせることで、相場の上昇・下落の的中率を上げることができます。その場合、RSIをメインに売買するのではなく、移動平均線の動き(傾きやクロス)を中心にして、RSIの位置を確認に利用する形にしてください。移動平均線よりもRSIの方が早くサインが出ることが多いはず。

移動平均線がゴールデンクロスしたケース。
1. RSIが売られ過ぎゾーンから脱して上昇中=相場が若く上昇余地ありで買いサイン
2. RSIが上昇してすでに買われ過ぎゾーンに達している⇒すでに相場がピークの可能性があり様子見

■何よりも我慢が大事

過去の結果だけを見ていると、二つのシグナルが合わさった時を狙えば良いだけ。教科書にはそう書いてあります。ところが、実戦では、そうそう理想通りの売買サインを見付けることができません。

そこで我慢できずに、仕掛けて損をするパターンがしばしば。移動平均線のクロスとRSIの買われ過ぎ・売られ過ぎが完全に一致して生じることは少なく、どちらかが遅れて生じます。ゆえに、個人の解釈が分かれて、利益が出る人と損失の人が出てしまう所以と言えるでしょう。

そこの感覚は、実際に動いているリアルタイムのチャートを確認、デモトレードで売買してみて身体で覚えるのが一番。目安としては、RSIに買いサインが出たら準備、そして移動平均線がクロスをしたら買いエントリーと活用すると良いでしょう。(上記のチャートでは、2012年9月頃がエントリーポイントとなっています。)

トレードを本業にするプロにもさまざまなスタイルがあることを前提にしますが、トレード回数をある程度減らすことが利益の近道でもあります。トレーニングのために売買する時に飽きる程売買をしておきましょう。
利益を出すコツ=自信のあるときにしか仕掛けない&自信があっても失敗した時は損切りを行うこと。柔軟さを持ちつつ、ルールを決めて行う事が重要です。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:移動平均線の短期・中期・長期線
移動平均線は、チャート上に平均化するチャート本数を変えた複数の線を表示して分析します。短期線ほど価格と似た動きになり、長期線は滑らかな動きをします。これらの位置関係・クロスなどの状況で相場予測を行います。

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●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第49回 為替変動の要因&ビギナーが見るべき項目は
●第53回 FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう

高金利通貨を狙いスワップポイントで稼ぐ鉄則【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

■スワップポイントをたくさん貰える高金利通貨の買い方について

日本は、マイナス金利が長引き、金利上昇はまだ先になりそう。こんな状態が続けば、いつまでたっても金利で稼ぐことはできません。

そこで、FXの魅力の一つ、高金利通貨を買って儲けるために必要なことを解説します。豪ドルやNZドルで外貨預金をすれば金利が貰えるように、FXは高い金利の通貨を買うとスワップポイントを貰えます。

スワップポイントをたくさんもらいたいなら、高金利の通貨で取引することが鉄則。以前に、スワップポイントについてお伝えしていますので、詳しく知りたい方はそちらをご参照ください。
(関連記事:第30回「ボーナスは外貨預金よりFXを勧めるワケ」第10回「外貨預金より有利なFXのスワップポイント」

■高金利の通貨とは

世界には、多くの国があり、独自通貨の数は約170。その全ての通貨をFXで取引できるわけではありません。有名な国(通貨)の中でも「ブラジルレアル」「ロシアルーブル」は、日本で取引できるFX会社のほとんどで扱っていません。個人のお客様に提供できるだけの流動性が少ないためです。

それでは、一般的なFX会社で取引できる通貨の中で、高金利が貰える国はどこでしょうか?

■通貨ごとの政策金利の比較

金利比較(2016年9月16日現在)
スワップポイントで稼ぐための鉄則!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

かつて、高金利の代表だったニュージーランドとオーストラリアの金利はかなり下がりました。日本・ユーロ・米国と経済大国の金利はゼロもしくはマイナスレベルですから、比較すると高いレベル。そして、トルコと南アフリカは、政情不安・経済不安を抱えているだけに今でも金利は高め。そして、その分だけリスクも高くなります。先日もトルコでクーデター未遂が起きましたよね。

■高金利通貨の取引

さて、それでは、高金利通貨のスワップポイント狙いの時は、どのような点に注意して取引をすれば良いのでしょうか?

スワップポイントはポジションを持っていなければ生じません。1日の終りに(NYクローズ)高金利通貨を買い低金利通貨を売る。例えば、「豪ドル/円」「NZドル/円」の買いポジションを持っていることが必要です。

リスクを抑えるために、NYクローズ(*)のスワップポイントが付く時間だけ、ポジションを持っても良いのですが、朝起きるのが面倒なうえに、ポジションを持った瞬間に大きく相場が動けば、得られるスワップポイント以上に損をする可能性があります。素直にポジションを持ち続けましょう。

そうなると、「とにかく、決済・損切りをしないこと」を前提に取引をすることになります。損切りをしないで済むために、守ってもらいたいことが3つ。

1、長期の月足チャートを見て、かなりの安値にある時を狙って取引する!
2、数か月では短く、1年以上の長期間、保有し続ける余裕を持つ事!
3、取引額(ポジション量)をできるだけ小さくする事!

南アフリカランド/円の月足チャート

スワップポイントで稼ぐための鉄則!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
※引用:GMOクリック証券 

2000年以降の南アフリカランド/円を見ると10円以下が安値圏。現在の7円台はかなりの安値であることが分かりますね。まだ下げる余地はありますが、長期的には買いやすい水準にあると言えます。

決済しないことを前提にしていますから、少々の含み損が出ても耐えます。いずれ、為替相場が戻る・スワップポイントで含み損以上の利益を得ることを狙って、そのままにしておくこと。中途半端に損切りするのはNGとなります。

逆に言えば、少々の損失で決済しなければいけない程、大きな取引をしてはいけないということ。その目的のために、値動きを長期チャートで確認して底値だろうと思えるところで買って、何もせずにじっとスワップポイントがたまるのを待つのです。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:NYクローズ
ニューヨーク市場が取引終了する時間。為替は1日中取引が行われるために、ニューヨークの取引終了時間を1日の終りの目安とされています。NYの午後5時がその時間で、日本時間は午前7時(米国夏時間時は午前6時)。この時にスワップポイントも受け払いされます。詳細は●第26回 外国為替市場の1日、FXで儲けたいなら流れを知ろう!をご覧ください。

【上村和弘のFX基本講座】
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●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第39回 FX注文の基本「成行・指値・逆指値」とは?
●第40回 FX注文の基本2「複合注文」で安定運用を!

LINE株ブックビルディング開始!今は買い⁉︎【上村和弘のFX基本講座】

今年最大級のIPO(*)として、LINE(ライン)が、7月15日に東京証券取引所に上場します。7月14日にはニューヨーク証券取引所に上場する予定で、日米同時上場となります。

そして本日6月29日より、1株あたりの新株発行価格を決める“ブックビルディング(抽選申込)”が開始となり、株式市場にとって大きなイベントですので少し触れて見たいと思います。

近年、日経平均株価と米ドル/円の連動制が高くなっています。基本的なセオリーは以下の通り。
・日経平均株価が上昇すれば、米ドル/円は円安。
・日経平均株価が下落すれば、米ドル/円は円高。
これは逆も言えて、米ドル/円が円安に動けば日経平均株価は上昇。円高に動けば、米ドル/円は下落というのが基本。注目の上場となりそうです。

■IPO銘柄にも不安感?

一般的にIPO(新規公開株)は成長性という点で市場評価される事から、公募価格よりも高く付ける事が多いものです。それが故にIPO銘柄を狙う投資家も多く見られます。

とは言え、今回のLINE上場、投資家にとっては、IPOに参加するかどうか難しい状況になったのではないでしょうか。英国のEU離脱問題により金融・株式市場に不確実性が増大、不安定さが叫ばれている中での上場という事で、静観する向きも出てきたものと見受けられます。

LINEの株価が上昇していけば株式市場に安心感が出てきそうですが、個別株の踏ん張りだけで、投資マインドを持ち上げる効果は限定的かも知れません。

ちなみに、昨年11月4日に上場した日本郵政グループは、総資産295兆円と日本最大の企業でした。その後の日本郵政グループの株価は以下の通り。上場後しばらくは上昇推移、直近では下落しています。

日本郵政グループの株価、マネーゴーランド
※引用:野村證券

ただし、日本郵政株は株価が下落したこともあって、株式を保有していることで得られる配当利回りは4.08%と非常に高くなっております。下図は、筆者の所に届いた配当金の領収証、長期保有を目的に200株分残していた事で届きました。(多少評価損が出ていますが、)株式投資で嬉しいことの一つは、この配当を知らせる郵便でしょうね。

日本郵政株配当を知らせる郵便、マネーゴーランド

さて、LINEの上場はどうなるでしょうか。
LINEのデータはこんな感じ。当初スケジュールから1日遅らせています。

仮条件提示 6月28日
ブックビルディング(抽選申込)期間 6月29日~7月7日23:59
公開価格決定 7月11日
購入申込期間 7月12日6:00~15:00
払込日 7月14日
上場日 7月15日

現在の仮条件は2,700〜3,200円、仮条件価格と公開価格がどうなるか注目です。

■日本郵政と大きく違う点は利益?

日本郵政は黒字会社で、毎年、安定した利益を出しています。郵便や保険・貯金業務に大きな流行はありませんから、この先も同じような利益を出すことが期待されています。一方、成長性に疑問があり、成熟した企業で、ここから更に売上や利益を大幅に伸ばすことが難しい点が指摘されています。

LINEの方は、決算公告では売上が884億円、営業利益36億円、純利益は167億円の赤字となっていますが、2016年1-3月期は売上が309億円、順調な推移を辿っています。連結の経営指標等(売上収益)は2015年12月期1206億円、2016年1-3月期334億円という数字が目論見書に出ています。

やはり、期待されているのは、さらに成長する可能性が高いこと。LINEというSNSアプリはアジアで強く、国内の月間アクティブユーザー数は2億1840万人を超えると言う数字が出されています。これを利用して広告・販売ビジネスに成功すれば、米国の巨大企業に肩を並べるのではないかという期待値がある企業。日本郵政と比べて盛り上がりに欠ける状況ですが、結果は??

尤も、分散投資の考え方第22回23回)、足許だけを見ずに、長期投資の観点でトータル的な運用を考えてみると検討の一つになるかと思っています。

上場日は7月15日、この日は、米ドル/円もLINEの上場にあわせて動く可能性がありますね。起爆剤となるか、FXトレーダーも株式トレーダーもLINE上場は注目の日となりそうです。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:IPOとは?
新規公開株のこと。未上場ながら成長性の高い企業が株を売り出すことで、知名度の向上や資金調達を行うこと。上場の前のタイミングで株を購入することが可能で、上場後には大きな利益となる事が多く人気があります。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】
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●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!

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