答えられない人続出!為替相場の「相場」って?【1万円で始める初心者FX】

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お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q1:FXは為替相場の取引です。では、「相場」って何でしょうか?
これを聞いた方は、池上彰さんに「いい質問ですね!」と言われる筈。

それでは、いつも以上に張り切って答えさせていただきます。

■相場とは何のこと?

まず、相場の意味は、金融市場で「買い」と「売り」により決まる価格のこと。資産運用・投資の世界で幅広く使われる言葉。

「相場」という言葉に、激しい値動き・頻繁な売買など荒っぽいイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。その通り、「相場は戦」だと考えると分かりやすいと思います。

別の言葉を使えば、海が月や太陽の引力に引かれて、潮の満ち引きが起こるのと同じように、利益を得るために、買いと売りが互いに引っ張りあう場所です。

そもそも為替相場の相場って何?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

■相場という言葉の意味

「相」という言葉の意味を辞書で引くと、組になる・向かい合う関係・互いにという意味が出てきます。では、相場で向かい合うということは何を示すのでしょうか。

そう、「買い方」と「売り方」ですね。この二つがぶつかり合って、両方が折り合ったところが「現在の価格」として決まります。運動会の綱引きゲームと同じで、均衡した所から、両者の駆け引きで変化が起こりますね。

1、買い方:価格が上昇すると利益が出る側。上がったところで利益確定の売りを出し、下がり過ぎると損失確定の売りを出す。
2、売り方:価格が下落すると利益が出る側。下がったところで利益確定の買いを出し、上がり過ぎると損失確定の買いを出す。

■裏切りこそが相場の醍醐味

相場は、買い方(売り方)がいずれ、裏切って・・・売り方(買い方)に回ります。そして、利益確定の裏切りはゆっくりですが、損失確定の裏切りは早いもの。つまり、一瞬で形成逆転が起きます。

そもそも為替相場の相場って何?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

FXで、上がると売りたくなり、下がると買いたくなって結果的に損ばかりとお悩みの方は、「相場の持つ勢いというモノ」をできるだけ感じ取るようにしましょう。

■上昇相場が勢いを失う理由

勢い付いて上がる相場も、いつかその勢いは衰えます。綱引きゲームも、そのうちに力関係が途絶えますね。

他の人より早く利食い(利益確定)を行わないとダメですから、のんびりしてはいられません。買い方が売り方に回り、売り方の損失確定が一巡すれば、上昇の勢いは衰えてしまいます。

イメージとしては、戦国時代の戦そのもの。関ヶ原の戦いで東軍と西軍が互角の押し合いをしている中で、日和見をしていた小早川秀秋の裏切りによって、勢いを得た東軍が一気に押し込み、勝敗は一瞬にして決しました。

ということは、買い方もしくは売り方がもうダメだと裏切るポイントを見つけることが大事。そして、サポートやレジスタンスといった防衛ラインに何度も挑み跳ね返されて、相場のエネルギーが溜まれば溜まる程、破った時の勢いが強くなるのは、もうダメと思った裏切りが大量に起きるから。

100円ちょうどといった節目の数字・テクニカル分析での重要なポイントでは、買い方と売り方がどうにか相手を押し込もうと押し合いをしている戦場。ゆえに細かい上下の動きが激しくなります。

イメージが湧きましたか、次回も宜しくお願い致します。

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  • そもそも為替相場の相場って何?【1万円で始める初心者FX】

執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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あえて外貨へ投資をするたった1つの理由とは?【1万円で始める初心者FX】

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q1:なぜ外貨投資をする人がいるのでしょうか?
■A:外貨投資をする一番の理由は、日本の金利が低すぎて、なかなかお金が増えないこと。

外貨投資の主な目的は3つあります。

1、日本より金利が高い通貨(国)で運用する方が得!
2、円安になった時に資産が目減りするのを防ぐ!
3、日本円が価値を失った時の保険!

ご存じの通り、日本の金利は低いまま。もう10年以上も低金利が続き、預金の利息で生活することは無理。1,000万円を年率0.1%で預けても年に貰えるのは、わずかに1万円。10億円預けてようやく年に100万円貰えるレベル。

これでは、老後の生活は預金の利息を当てにすることなど不可能で、貯めたお金を取り崩していくことになります。

今では「ウッソー!」と驚かれるかもしれませんが、かつては、日本の金利が6%や8%と高かった時代もあったのです。1995年頃からは1%以下が続き・・・今やマイナス金利。筆者が新人証券マンだった時代は、10年預けると2倍になる金融商品が有りました。

1年国債金利の動き、マネーゴーランド

※1年国債金利の動き(1984~2016年8月)引用:財務省

老後に国から貰える年金は、少子高齢化で目減りしていくのは間違いありません。一部の本や雑誌で騒がれるように年金が無くなるということは無くても、受け取れる金額が減る事と、受け取る年齢が上がっていく事は確かでしょう。

じゃあ、どうすればいいの、という答えの一つが資産運用を行うこと。とはいえ、日本で資産運用すると、あまりの低金利で運用先が見つかりません。少子高齢化は、子供・働く人・家を買う必要が減るということになり、経済成長にとっては三重苦。そして、お年寄り・医療費・介護をする人が増えるために、お金が必要に。

ということは、社会全体として、経済成長しにくい状態。成長しない国の株式や金利は、上昇しにくくなります。もちろん、その中でも新しい産業が伸びてくるので、そういった会社に投資する方法は効果的ですが、見つけるのも大変ですね。

■万一の財政危機時は超円安の可能性

一方、日本の財政はかなり危うい! 何といっても年金・医療という社会保険に使うお金がどんどん増えており、しばらく減る見込みはありません。しかも、消費税を上げると景気が弱まるという悪循環。その中でも社会保険料は上がり続けています。税金と社会保険を合わせると負担が重いのは、働き始めるとすぐに分かります。

米国の自動車会社GM、日本でも航空会社の日航が経営破たんに追い込まれた原因の一つが、
退職者への年金負担。ただし、国の場合は、破たん前に、国民の財産没収&紙幣増刷という必殺技を使うことができます。今、日銀が行っているマイナス金利も金利をとことん下げることで、国の借金を実質、減らしていく効果もありますからね。

いずれにせよ、日本の財政は、嵐の中を飛ぶ飛行機のように、ギリギリの状態。危なくなると日本国債が売られて、1ドル=200円や250円の超円安になるリスクを抱えたまま。

1年国債金利の動き、マネーゴーランド

■だからFXをはじめとした外貨運用が人気!

幸い、お金を日本国内だけに限って運用しなくてもいいのです。日本が低金利・低成長の中、無理して日本国内で投資先を探すよりも、経済成長している国で見つけても良いのでは・・・と思った方たちは、すでに外国への投資を始めています。

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プラチナでできる資産運用!金にはない魅力&特徴は?

金銀と並び称される存在がプラチナ。日本人は、ゴールドの煌めきは華やかすぎるために、プラチナの清楚な輝きを好みます。結婚指輪に使われるのもプラチナが多くなっています。

■プラチナは面白い貴金属!

プラチナは、金と同様に、輝きの美しさ・溶けない・壊れない等と多くのメリットを持つ金属。ただ、大きな欠点を一つ持っているために、近代になるまで利用されずに厄介者扱いされていました。

プラチナの欠点は硬すぎること。プラチナを切る・曲げるといった加工をするには、特殊な工具が必要で、普通の鉄やステンレスでは、工具の方がすぐにダメになります。溶かすこともできないため、漁で漁具をダメにする害魚のような存在だったのです。

現代は昔と違い、プラチナの加工技術も確立して、様々な用途に使われています。一般的には、指輪や宝飾品、そして金と同じように資産としての使い方をイメージされると思います。ところが、プラチナが最も多く利用されている分野は、装飾品関係ではありません。

一番、利用されているのが、自動車の排気ガスをきれいにする触媒。排気ガスに含まれる有害な物質を二酸化炭素や窒素といった害の少ない物に変化させる装置にプラチナが使われているのです。プラチナ需要全体の約40%がこの自動車用触媒、続いて宝飾用が約30%。

金以上に面白いプラチナ、マネーゴーランド

■プラチナの需給と変動要因

この需給面から、プラチナの値段は、自動車の販売台数に左右されます。世界的に景気が良くて、自動車がどんどん売れる時期は、プラチナの需要も増えて価値が上がります。逆に景気が悪くなり、自動車の売れ行きが下がるとプラチナ価格も下がります。金のように資産としての要素が少ないために、金利よりも景気の影響に敏感なのがプラチナの特徴。

さらに、もう一つ、面白いのが、プラチナのある場所。金や銀は世界中に散らばっており、日本・中国・米国・豪州・ロシアと様々なところから掘り出されています。しかし、プラチナは、極端に偏っており、たった二つの国が供給の約8割を占めています。

その二か国は、南アフリカとロシア!

なかでも、南アフリカの生産量はなんと約7割を占めるほど。神様が宝箱をひっくりかえしたかのように、なぜか南アフリカだけ金・プラチナ・ダイヤモンドといった貴重な宝物がバラ撒かれているのです。

金以上に面白いプラチナ、マネーゴーランド

■南アフリカとロシアの不安定さがプラチナの供給を揺るがす

南アフリカ・ロシアの両国ともに、安定した供給を約束する国とは言い難い。ロシアはかつて、プラチナの供給を制限・ストップすることで、西側諸国に政治的なプレッシャーをかけていたことがあります。今は天然ガスで同じようなことをしていますね。「プラチナや天然ガスが欲しければ、俺の言うことを聞け」という政策に使われて、価格が急上昇した事例も。

そして、南アフリカ。昔はアパルトヘイト政策やそれに伴う政治的混乱のあった国。今でも政治・経済的には安定したとは言いにくい状態が続いています。プラチナ・金ともに、鉱山から掘り出す作業は環境も悪く危険です。そのため、鉱山労働者たちは賃上げを求めてしばしばストライキを起こします。ストライキが長引くとプラチナの生産が出来なくなりますから、プラチナ価格は上昇します。

そして、困ったことに、米や麦のような農産物と違い、別の場所で作るということができませんから、何とかストライキを収めないと供給不足が長引くと価格が高騰してしまうのです。

ちなみに触媒としてのプラチナの代替は同じ白金系金属のパラジウム。こいつも困ったことに、南アフリカとロシアの二か国が生産のほとんどを占めています。

プラチナの事を知ると、ゴールドとはまた違った性質を持つことが分かってきますね。財産・通貨としてのゴールドに対して、工業製品のプラチナと捉えておきましょう。

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■Q1:FX初心者が負ける理由は?

■A:一番の原因は知識不足でしょう。

FXで負ける理由を一つ一つあげていくと数えきれない程。なかなか勝てない、失敗ばかりと嘆く方に、一番分かってもらいたいことは知識不足だと言うこと。

どんな勝負やスポーツの世界にもセオリーやルールがあり、それを学ばずに、勝ち続けることは難しいでしょう。為替市場は、世界で一番大きな金融市場で、その面白さは、FXがブームになっていることでも分かります。

一方、世界一大きい市場だということは、参加者も多いということ。世界中の投資家達が、取引を行っていて、そこに、知識無しで入り込んでもカモにされるだけです。

■セオリーやルールを学ばずに勝てるはずがありません!

会社での人間関係・取引先の理不尽な要求・気遣いから離れて、トレードで稼げれば、あなただけの自由な時間とお金が待っています。あわよくば、バフェットやソロスのような世界の偉人になることも夢ではありません。

でも、ちょっとお待ちください。簡単にFXで稼げれば、皆がトレーダーになる筈ですよね。できないのは、株やFXに限らず、本を一冊・二冊読んだ程度で、稼げるようにならないからです。また、巷に溢れる怪しいFX商材では勝つことが出来ませんね。

初心者から一人前のトレーダーになるためには、勉強・トレード・反省を繰り返してトレードスキルを上げていく事が重要です。そして、ある程度、稼げるようになれば、ことわざの「急がば回れ」をしみじみと思い返すことになるでしょう。
FX初心者が負ける理由?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

■ファンダメンタルズを知ろう!

さて、為替相場の動きには、ある程度の法則があります。特に中長期はファンダメンタルズと呼ぶ経済的な要因の強弱によって動きます。

為替市場は、金利の動きに敏感で、金利が上がる通貨は、価格も上がります。逆に金利が下がる通貨は価格も下がります。ところが、金利の上昇は物価が上がっている証拠で、物価高は通貨安に動きます。えっ・・・矛盾していない?と思った方は正しく理解しています。

短期的には、高金利の国は、金利上昇面を理由に通貨高に動きやすくても、中長期的には、物価高を理由に通貨安に動きます。こういったセオリーを知らずして、FXを始めても負けるだけ。

とはいえ、勉強しすぎてセオリーにしがみつくのも良くないですね。結局、一番正しいのは価格であり、為替相場は理不尽な動きをすることがしばしば。その時に、こんな筈ではなかったと自分の考えに縛られれば失敗への道まっしぐら。柔らかい頭を保ったまま勉強しましょう。

■4つの柱を勉強しよう!

為替相場の先を予想する方法として、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析があります。そして、あわせて必要なことはマネーマネジメント(資金の管理)と売買テクニック。この4つの柱を勉強してトレードを繰り返すことで、稼げるトレーダーに近づけます。

専業で食べて行こうと考えるトレーダーは大変です。一般的には、会社勤めをしながら、コツコツ投資をやる位の方が健全です。その場合、4つの柱を少しずつ勉強すると良いでしょう。

FX初心者が負ける理由?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

トレーダーは机の前に座り、パソコンやスマートフォンで遊んでいるだけ、そんな楽な稼業ではありません。銀行や証券会社でトレードをしているディーラーのお話しを映画『ウォール街』や『マネートレーダー』などを見ると分かる筈ですので、お手隙な時にぜひご覧ください。

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「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?【1万円で始める初心者FX】

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q1:そもそも利上げって?

■A:利上げは、中央銀行が金利を引き上げて、景気やインフレにブレーキをかける政策のこと。

お金の大元締めの役割をしているのが中央銀行で、ここが東京三菱UFJや、みずほといった民間の銀行にお金を貸しています。その元となる金利を引き上げるのが利上げ。すると、民間の銀行も個人や会社に貸し出すお金の金利を上げますから、企業の投資意欲・個人の消費意欲が弱くなり、景気も弱まります。

■なぜ、利上げをして景気を冷やすの?

分かり易く言うと、景気は放っておくと調子が良くなりすぎて、いきなり破裂することがあります。それが利上げの理由。いわゆるバブルと呼ぶ現象です。

バブルの原理はカンタン。不動産や株式が値上がりして儲かれば、次は、更に高い不動産を買う。儲かればさらにと・・・繰り返していけば雪だるま式に資産が膨らみ不動産を売買できます。企業も同じで、新製品・サービスを開発すれば、売れ行きが良くなり、会社が大きくなり・・・会社買収や新製品を出していくというサイクルができます。

問題は、いつまでも続かないこと。

さらに、自力で止めるのは難しい。個人の投資であれば、自分で「やーめた」と言えば止められます。でも、成長してサービスが増え・人が増えている会社が、儲かっているのに、もうこれ以上はいいと止められる経営者はいません。よっぽどワンマンなオーナー社長でないと社員・株主の猛反対に合いますしね。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

よって、過去の歴史を振り返れば、好景気 ⇒ バブル ⇒ 破裂を繰り返していながら、止められないのです。

えっ・・・政治家はどうなのかですか。彼らは、景気を弱くして、選挙民に恨まれるのが何よりも怖いので、好景気を止めようとはしません。選挙で一番大事なのは、今も昔も「メシのタネ」。景気(経済)が良い時の選挙は、与党有利が鉄則です。

■中央銀行の役目

そこで、登場するのが、インフレ・バブル退治を仕事にしている中央銀行。

企業もダメ、政治家もダメということで、登場するのが中央銀行。そのまま放置すると、いずれ破裂するバブルとインフレを止めるのが役割。景気が良くなれば、金利を上げて景気を冷やし、景気が悪くなれば、金利を上げて刺激する。この操作で、景気やインフレをコントロールするのがその役目。

彼らは、政府から独立し、国民の選挙もありませんから、専門家の立場から、たとえ、政府・国民の怒りを買おうと将来の災いを防ぐために、必要な施策を断固として行います。

まあ、実際は、政府や国民に配慮しながら、決めていくので、完全に独立しているとは言いづらいところ。米FRBのイエレンさん・日銀の黒田総裁ともに、説明責任がありますから、議会等で、頻繁に自分達の政策について説明させられています。

■米国の利上げってなぜそんなに重要?

では、たくさんの国がある中で、なぜ、米国の利上げがこんなに注目されるのかという質問にお答えします。

それは、米ドルが世界の共通通貨だから。経済面では、中国・ドイツ・日本などの成長で、米国の力は弱まっています。ところが、米国の力は下がったのに、米ドルの力は強まり、事実上の世界共通通貨の役割を果たしています。今の米国は、世界GDPの約23%を占めるだけ。ところが、世界経済の約50~60%は米ドルにリンクしています。

<米ドルとのリンクはこんな形>
・米ドルと自国通貨の為替変動を一致(ペッグ)
・米国と自国の金利を一致
・自国通貨ではなく、米ドルで貿易の決済
・国や企業の資産を米ドルで保有
・国や企業が米ドル建てで借金している

ということは、米国が利上げをすれば、自国の為替相場や金利を引き上げなければいけない国がたくさんあるということです。さらに、利上げで自国通貨安米ドル高になれば、米ドル建てで借りている借金は、何もしていないのに増えてしまいます。国によっては企業倒産や借金返済額増加で、経済が立ちいかなくなり、紛争・混乱が起きる場合もあります。

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このため、米国の利上げは、世界中に与える影響が大きく、FRB議長のイエレンさんは、金利の上げ下げという世界経済の鍵を握る最大のキーマンと言われているわけです。

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