成功者の法則「コツコツ負ける作戦」とは【上村和弘のFX基本講座】

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この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

毎月数千円から数万円のお小遣いが欲しい…FXを一生の仕事にしたい…日本円だけでは不安だから外貨が欲しい…とFXに対するニーズは様々。共通しているのは儲けたい、勝ちたいという情熱。

これまでも大事だと紹介してきた損切りですが、今回は、少し踏み込んでお話します。

成功の秘訣は損切り! コツコツ負けることが大事! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■何よりも損切りが大事!

投資家の中には、「損切りしない」という信念を持っている人がいます。損切りせずに、いつか価格が戻れば、結果オーライですよね。実際、損切りをしないことで、成功した投資家がいることも事実。ところが、その反対に損切りをしなかった為に、含み損が大きくなりすぎて、我慢しきれずに退場していく投資家が多数います。

まず、「損切りしない信念」を貫き通す場合は、以下を守った投資をすること。

・レバレッジをできるだけ低くする!
・限りなく持ち続けられるだけの余裕を持つこと!

大幅な損失が出ても問題ない取引を守れる方は、損切りをしなくても概ね大丈夫。例えば、1ドル(約100円)や10ドルをFXで取引するだけなら、簡単に上の条件を満たせると思います。

もし、これを守れずに、いつか損切りを行うならば、最初からそのことを踏まえて売買を行うべきです。何回・何十回と勝ちトレードが続いても、たった一回の損失で全てを失うこともあるのがFXを含めた投資の掟。特にレバレッジを掛けて運用する金融商品は、想定以上に損益が膨らむ場合が有ることを考慮しておきましょう。

相場予測ばかりに頼るのではなく、損切りを上手に出来る方が勝てるようになる、ということを念頭においてトレードしていく事を推奨します。

成功の秘訣は損切り! コツコツ負けることが大事! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■具体的な損切り方法目安

1、直近の高値や安値をポイントとする!
チャートを見て、直近の高値や安値(*)を確認。そこを超えると、トレンドが続くと考えられるため、直近の高値・安値を超えたところで損切りをする方法。

2、利益と損失の割合を決めておく!
以前に勝率:利益と損失の関係で、利益2:損失1の割合をお勧めしました。
そのように、利益や損失の割合を常に一定にしておく方法です。
(関連記事:第52回「1勝9敗でも勝てるのがFX!」

3、投資額の1%~5%の損が出たら損切りする!
毎回計算をすると大変なので、ある程度の目安を事前に計算しておきます。20万円の投資金があれば、一回のトレードで許容できる損失は2,000円~1万円程度。そんなに少ないのと思われるかもしれませんね。生き残ったトレーダーが実践している、それは、とにかく損切りが重要だという事を理解されているからです。コツコツ負けて、大きく儲けるのがポイントです。

4、テクニカル上の節目サインを活用!
慣れてきたら、テクニカル分析上の節目サインで対応、移動平均線などの相場分析は、
損切りや利食い(利益確定)のポイントを決める役目を持っています。

FXで損切りを試してみれば、損切りがどんなに嫌か分かります。含み損が現実になるよりも、もう少し様子を見たいという心理的な抵抗感は強いですね。でも、損切りしない事で大きな損失、コツコツと貯めた利益をドカンと失うことになってしまいます。上手に負けることが、実は本当に大事なのです。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:高値・安値
一定期間の高い位置、安い位置を総称して高値・安値と呼びます。相場の重要なポイントとなるために大事。その年の高値や安値は「年初来高値」と呼ぶ他、過去における最高値や最安値は、市場の注目を集めます。価格が上昇して、過去の高値を抜いた時は「新高値」、安値を抜いた時を「新安値」といいます。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第44回 儲けたいならトレンドを味方につけよう!
●第50回 意外に当たる⁉︎ 星占術で為替相場を予想するテク
●第53回 FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

FXのテクニカル分析で最も人気の高い組み合わせの一つは、移動平均線とオシレータ系指標。この二つを上手に活用できれば、FXで大きな成果を上げる事も夢ではありません。他の複雑な分析手法に頼るよりも基本を徹底的に追及する方が、利益を得られる近道。次々にテクニカル分析手法を乗り換えて、どれもモノにならないままに、勝てないと結論付けてしまうのはもったいない。

■移動平均線について

まず、以前にご紹介した移動平均線のおさらいから。詳細は「FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう」を。

・移動平均線は、短期~長期(*)の複数の線を利用する
・長期線は、より長い期間のトレンドを示し、短期線は価格と似た動きをする
・移動平均線の傾きがトレンドの方向性を示す
・移動平均線の傾き・角度が急な場合は、価格の変化が早くトレンドが強い
・中期から長期の移動平均線が揃って同じ方向を向いていればトレンドが強い
・移動平均線よりも価格が上の場合は上昇、移動平均線よりも下にあれば下落

そして、もう一つ大事なのが、「移動平均線のクロス」。
短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜けてゴールデンクロスすれば買い、逆に短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜ければデッドクロスで売り

本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■次にオシレータ系指標の一つ「RSI」の基本となる売買ポイント

・RSIが25%以下を付けた時は買い
・RSIが75%以上を付けた時は売り
(関連記事:第55回「オシレータ系テクニカル」

大きく相場の動向を判断する移動平均線と目先の動きを見るRSIの二つを組み合わせて使うことで、それぞれの欠点を補い、勝率を上げていきます。

■二つのサインを組み合わせて利用

チャートの動きを見てみましょう。RSI単体もしくは移動平均線だけを利用した場合は、その後に相場が予想通りに動かない例が多々あります。

米ドル/円の月足チャート
本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
引用:DMM.com証券

・緑丸=ゴールデンクロス(移動平均線)
・赤丸=デッドクロス(移動平均線)

そこで、二つのテクニカル分析を組み合わせることで、相場の上昇・下落の的中率を上げることができます。その場合、RSIをメインに売買するのではなく、移動平均線の動き(傾きやクロス)を中心にして、RSIの位置を確認に利用する形にしてください。移動平均線よりもRSIの方が早くサインが出ることが多いはず。

移動平均線がゴールデンクロスしたケース。
1. RSIが売られ過ぎゾーンから脱して上昇中=相場が若く上昇余地ありで買いサイン
2. RSIが上昇してすでに買われ過ぎゾーンに達している⇒すでに相場がピークの可能性があり様子見

■何よりも我慢が大事

過去の結果だけを見ていると、二つのシグナルが合わさった時を狙えば良いだけ。教科書にはそう書いてあります。ところが、実戦では、そうそう理想通りの売買サインを見付けることができません。

そこで我慢できずに、仕掛けて損をするパターンがしばしば。移動平均線のクロスとRSIの買われ過ぎ・売られ過ぎが完全に一致して生じることは少なく、どちらかが遅れて生じます。ゆえに、個人の解釈が分かれて、利益が出る人と損失の人が出てしまう所以と言えるでしょう。

そこの感覚は、実際に動いているリアルタイムのチャートを確認、デモトレードで売買してみて身体で覚えるのが一番。目安としては、RSIに買いサインが出たら準備、そして移動平均線がクロスをしたら買いエントリーと活用すると良いでしょう。(上記のチャートでは、2012年9月頃がエントリーポイントとなっています。)

トレードを本業にするプロにもさまざまなスタイルがあることを前提にしますが、トレード回数をある程度減らすことが利益の近道でもあります。トレーニングのために売買する時に飽きる程売買をしておきましょう。
利益を出すコツ=自信のあるときにしか仕掛けない&自信があっても失敗した時は損切りを行うこと。柔軟さを持ちつつ、ルールを決めて行う事が重要です。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:移動平均線の短期・中期・長期線
移動平均線は、チャート上に平均化するチャート本数を変えた複数の線を表示して分析します。短期線ほど価格と似た動きになり、長期線は滑らかな動きをします。これらの位置関係・クロスなどの状況で相場予測を行います。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第49回 為替変動の要因&ビギナーが見るべき項目は
●第53回 FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう

高金利通貨を狙いスワップポイントで稼ぐ鉄則【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

■スワップポイントをたくさん貰える高金利通貨の買い方について

日本は、マイナス金利が長引き、金利上昇はまだ先になりそう。こんな状態が続けば、いつまでたっても金利で稼ぐことはできません。

そこで、FXの魅力の一つ、高金利通貨を買って儲けるために必要なことを解説します。豪ドルやNZドルで外貨預金をすれば金利が貰えるように、FXは高い金利の通貨を買うとスワップポイントを貰えます。

スワップポイントをたくさんもらいたいなら、高金利の通貨で取引することが鉄則。以前に、スワップポイントについてお伝えしていますので、詳しく知りたい方はそちらをご参照ください。
(関連記事:第30回「ボーナスは外貨預金よりFXを勧めるワケ」第10回「外貨預金より有利なFXのスワップポイント」

■高金利の通貨とは

世界には、多くの国があり、独自通貨の数は約170。その全ての通貨をFXで取引できるわけではありません。有名な国(通貨)の中でも「ブラジルレアル」「ロシアルーブル」は、日本で取引できるFX会社のほとんどで扱っていません。個人のお客様に提供できるだけの流動性が少ないためです。

それでは、一般的なFX会社で取引できる通貨の中で、高金利が貰える国はどこでしょうか?

■通貨ごとの政策金利の比較

金利比較(2016年9月16日現在)
スワップポイントで稼ぐための鉄則!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

かつて、高金利の代表だったニュージーランドとオーストラリアの金利はかなり下がりました。日本・ユーロ・米国と経済大国の金利はゼロもしくはマイナスレベルですから、比較すると高いレベル。そして、トルコと南アフリカは、政情不安・経済不安を抱えているだけに今でも金利は高め。そして、その分だけリスクも高くなります。先日もトルコでクーデター未遂が起きましたよね。

■高金利通貨の取引

さて、それでは、高金利通貨のスワップポイント狙いの時は、どのような点に注意して取引をすれば良いのでしょうか?

スワップポイントはポジションを持っていなければ生じません。1日の終りに(NYクローズ)高金利通貨を買い低金利通貨を売る。例えば、「豪ドル/円」「NZドル/円」の買いポジションを持っていることが必要です。

リスクを抑えるために、NYクローズ(*)のスワップポイントが付く時間だけ、ポジションを持っても良いのですが、朝起きるのが面倒なうえに、ポジションを持った瞬間に大きく相場が動けば、得られるスワップポイント以上に損をする可能性があります。素直にポジションを持ち続けましょう。

そうなると、「とにかく、決済・損切りをしないこと」を前提に取引をすることになります。損切りをしないで済むために、守ってもらいたいことが3つ。

1、長期の月足チャートを見て、かなりの安値にある時を狙って取引する!
2、数か月では短く、1年以上の長期間、保有し続ける余裕を持つ事!
3、取引額(ポジション量)をできるだけ小さくする事!

南アフリカランド/円の月足チャート

スワップポイントで稼ぐための鉄則!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
※引用:GMOクリック証券 

2000年以降の南アフリカランド/円を見ると10円以下が安値圏。現在の7円台はかなりの安値であることが分かりますね。まだ下げる余地はありますが、長期的には買いやすい水準にあると言えます。

決済しないことを前提にしていますから、少々の含み損が出ても耐えます。いずれ、為替相場が戻る・スワップポイントで含み損以上の利益を得ることを狙って、そのままにしておくこと。中途半端に損切りするのはNGとなります。

逆に言えば、少々の損失で決済しなければいけない程、大きな取引をしてはいけないということ。その目的のために、値動きを長期チャートで確認して底値だろうと思えるところで買って、何もせずにじっとスワップポイントがたまるのを待つのです。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:NYクローズ
ニューヨーク市場が取引終了する時間。為替は1日中取引が行われるために、ニューヨークの取引終了時間を1日の終りの目安とされています。NYの午後5時がその時間で、日本時間は午前7時(米国夏時間時は午前6時)。この時にスワップポイントも受け払いされます。詳細は●第26回 外国為替市場の1日、FXで儲けたいなら流れを知ろう!をご覧ください。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第10回 数十%の利回りも可能!外貨預金より有利なFXのスワップポイント!
●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第39回 FX注文の基本「成行・指値・逆指値」とは?
●第40回 FX注文の基本2「複合注文」で安定運用を!

「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?【1万円で始める初心者FX】

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q1:そもそも利上げって?

■A:利上げは、中央銀行が金利を引き上げて、景気やインフレにブレーキをかける政策のこと。

お金の大元締めの役割をしているのが中央銀行で、ここが東京三菱UFJや、みずほといった民間の銀行にお金を貸しています。その元となる金利を引き上げるのが利上げ。すると、民間の銀行も個人や会社に貸し出すお金の金利を上げますから、企業の投資意欲・個人の消費意欲が弱くなり、景気も弱まります。

■なぜ、利上げをして景気を冷やすの?

分かり易く言うと、景気は放っておくと調子が良くなりすぎて、いきなり破裂することがあります。それが利上げの理由。いわゆるバブルと呼ぶ現象です。

バブルの原理はカンタン。不動産や株式が値上がりして儲かれば、次は、更に高い不動産を買う。儲かればさらにと・・・繰り返していけば雪だるま式に資産が膨らみ不動産を売買できます。企業も同じで、新製品・サービスを開発すれば、売れ行きが良くなり、会社が大きくなり・・・会社買収や新製品を出していくというサイクルができます。

問題は、いつまでも続かないこと。

さらに、自力で止めるのは難しい。個人の投資であれば、自分で「やーめた」と言えば止められます。でも、成長してサービスが増え・人が増えている会社が、儲かっているのに、もうこれ以上はいいと止められる経営者はいません。よっぽどワンマンなオーナー社長でないと社員・株主の猛反対に合いますしね。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

よって、過去の歴史を振り返れば、好景気 ⇒ バブル ⇒ 破裂を繰り返していながら、止められないのです。

えっ・・・政治家はどうなのかですか。彼らは、景気を弱くして、選挙民に恨まれるのが何よりも怖いので、好景気を止めようとはしません。選挙で一番大事なのは、今も昔も「メシのタネ」。景気(経済)が良い時の選挙は、与党有利が鉄則です。

■中央銀行の役目

そこで、登場するのが、インフレ・バブル退治を仕事にしている中央銀行。

企業もダメ、政治家もダメということで、登場するのが中央銀行。そのまま放置すると、いずれ破裂するバブルとインフレを止めるのが役割。景気が良くなれば、金利を上げて景気を冷やし、景気が悪くなれば、金利を上げて刺激する。この操作で、景気やインフレをコントロールするのがその役目。

彼らは、政府から独立し、国民の選挙もありませんから、専門家の立場から、たとえ、政府・国民の怒りを買おうと将来の災いを防ぐために、必要な施策を断固として行います。

まあ、実際は、政府や国民に配慮しながら、決めていくので、完全に独立しているとは言いづらいところ。米FRBのイエレンさん・日銀の黒田総裁ともに、説明責任がありますから、議会等で、頻繁に自分達の政策について説明させられています。

■米国の利上げってなぜそんなに重要?

では、たくさんの国がある中で、なぜ、米国の利上げがこんなに注目されるのかという質問にお答えします。

それは、米ドルが世界の共通通貨だから。経済面では、中国・ドイツ・日本などの成長で、米国の力は弱まっています。ところが、米国の力は下がったのに、米ドルの力は強まり、事実上の世界共通通貨の役割を果たしています。今の米国は、世界GDPの約23%を占めるだけ。ところが、世界経済の約50~60%は米ドルにリンクしています。

<米ドルとのリンクはこんな形>
・米ドルと自国通貨の為替変動を一致(ペッグ)
・米国と自国の金利を一致
・自国通貨ではなく、米ドルで貿易の決済
・国や企業の資産を米ドルで保有
・国や企業が米ドル建てで借金している

ということは、米国が利上げをすれば、自国の為替相場や金利を引き上げなければいけない国がたくさんあるということです。さらに、利上げで自国通貨安米ドル高になれば、米ドル建てで借りている借金は、何もしていないのに増えてしまいます。国によっては企業倒産や借金返済額増加で、経済が立ちいかなくなり、紛争・混乱が起きる場合もあります。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

このため、米国の利上げは、世界中に与える影響が大きく、FRB議長のイエレンさんは、金利の上げ下げという世界経済の鍵を握る最大のキーマンと言われているわけです。

⚫️FXに関する素朴な質問を受付中!
【1万円で始める初心者FX】シリーズで聞いてみたい質問等がありましたら、uketsuke@money-goround.jp までEメールにて、件名に「1万円から始めるFXの質問」と明記の上、お送りください。FX経験者や中・上級者なら 【上村和弘のFX基本講座】 も参考にどうぞ。

安い分コワい…取引手数料0円って本当?【1万円で始める初心者FX】

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

株式や不動産を取引すると売買時に手数料がかかります。ところが、FX会社のサイトを見ていると各社揃って取引手数料無料をセールスポイントにしています。

■Q1:取引する時の手数料無料って本当?

■A:そうです、本当です。

FXを取引してもほとんどの会社で手数料は取られません。15年程前までは、取引手数料はあることが当たり前でしたが、サービス競争によって、どんどん安くなり、ついには無料になってしまいました。

ただし、取引にまったくコストがかからないわけではありません。「スプレッド」と呼ぶ、売値と買値の差額があり、これが、FXを取引するごとにかかる取引コストと考えてください。例えば、古着屋・古本屋さんで洋服や本を売買すると、お店が出してくる販売価格と買取価格に差がありますよね。それと同じです。

■スプレッドが取引コスト

「スプレッド」は売値と買値の差額の事で、通貨ペアごとにFX会社が自由に設定することができます。そして、この「スプレッド」の幅が狭い会社ほど、顧客サービス力にすぐれた取引しやすい会社です。

一つ、実際のFX会社の取引画面を見てもらいましょう。下の画像はGMOクリック証券のFXネオ取引画面。この価格を参考に話を進めていきます。

FXの取引手数料がタダって本当?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド
※引用:GMOクリック証券

左端の米ドル/円=USD/JPYをご覧ください。「売値=103.572円、買値:103.575円」と表示されており、スプレッドは差額の「0.003円(0.3銭)」ということになります。

もし、ここで、米ドルを買いたいと思い注文を出すと103.575円で買うことになります。この時点で同時に売った場合、103.572円となり、売値と買値の差額である「0.003円」が損失として計算されます。

これがFXのスプレッドが取引コストになるということの意味。利益を得るには、0.004円以上値上がりした時に、決済(終了)しなければいけません。

■スプレッドが狭いFX会社はやっぱり人気

このスプレッドをできるだけ狭く安定的に提供するのがFX会社の腕の見せ所。FXもスプレッドが狭くて、安定的に提供してくる会社にお客様が集まります。

・FX会社A:売値103.572-買値103.575=スプレッドは0.003円
・FX会社B:売値103.570-買値103.580=スプレッドは0.010円

この場合、スプレッドの狭いFX会社Aで取引したいですよね。さらに言うと、為替相場は、重要な経済指標の時や何か事件が起きた時などは、相場が大きく動きスプレッドは広がります。その時に、できるだけ狭いスプレッドを提供してくれる会社が良い会社です。

さて、最後にあらためて、・・・スプレッドって本当にわずかな額だと思いませんか?

同じ外貨取引である大手都市銀行の外貨預金にも、同じように売値と買値に差額があります。その差は米ドル/円で約1円。もし、千ドルを取引すれば、外貨預金の取引コストは、千円も取られてしまうのに対して、FXだとわずかに3円だけです。

結論としてまとめると、FXの為替手数料は無料。ただし、取引コストとしてわずかながらスプレッドがあるということになります。しかし、外貨預金に比べればはるかに安いので、外貨を取引するならFXがお得ですね!

⚫️FXに関する素朴な質問を受付中!
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