JR東・西日本は上場後株価2倍!「JR九州IPO申込開始」やっぱり買い?

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温泉・ふぐ・明太子・西郷どんと九州には観光資源がたっぷり。そこを生かしてJR九州は、乗務員が名所の説明をしてくれる特急列車があるなどサービス精神満点の鉄道会社。そして、ついに、「JR九州」の株式上場が決定!

上場日は2016年10月25日(火)。上場後の株式は自由に売買できますが、できるなら、IPO(新規上場)時に買いたい。その場合はブックビルディング(抽選)の申込期間「10/7(金)~10/14(金)」となります

■JR九州とはどんな会社

さて、JR九州です。言わずと知れた国鉄の民営化によって生まれた会社で、JRの中では4社目の上場会社になります。

JR九州は、九州という限られた土地を地盤としており、先に上場した「東日本・西日本・東海」に比べて、人口や路線距離で不利な面を抱えています。九州は全体的に車社会。福岡の中心地である博多を除けば、電車より車の方が便利。しかも、博多から佐世保・長崎に向かった先は海。南に下ると、熊本を通り過ぎると人口の少ない地域(南九州)が広がります。

JR九州上場、ブックビルディング、マネーゴーランド

うーん、なんだか他の会社に比べて不利なことばかり。しかし、JR九州は頑張ります。もはや彼らは鉄道会社というより、駅ビル・不動産・観光と多角化を成功させた一大企業グループ。JR九州が作成した中期経営計画(2016-18年)には、こう書いてあります。

「安全とサービスを基盤として、九州、日本、そしてアジアの元気をつくる企業グループ」
「総合的なまちづくり企業グループ」

そうです、、、鉄道という言葉は出てきません。

鉄道から街づくりへと進む方向性は、大手私鉄の阪急・東急・西武などが行ってきたことと同様。強みは何といっても、九州各地の主要駅を抑えていること。さらに、九州は地理的に、韓国・中国などアジアと近く、昨今のインバウンドブームが起きる前から、アジアからの旅行者の取り込みに熱心でした。博多の街・湯布院や黒川の温泉・阿蘇や桜島の雄大さは、日本・海外問わず人気です。

JR九州部門別の売上比率グラフ
JR九州上場、ブックビルディング、マネーゴーランド

鉄道部門の売上高は、全体の約半分(47%)。残りは不動産・駅ビル・外食や建設。その成果が実りつつあるために、今回の上場へと達したわけです。

■JR各社の上場後の株価について

各社ともに、アベノミクス以後に株式が大きく上昇しています。

●JR東日本は、1993年に上場し公募価格の38万円から人気を集めて初値が60万円。その後、株価の上昇等で、株式分割(100分割)を行うなど安定した値動きをしています。2016年9月28日時点の株価は9,071円(2倍以上の値上がり)!

●JR西日本は、1996年に上場、公募価格が35.7万円。初値は36万円とほぼ横ばい。その後は、順調に業績を伸ばし2016年9月28日時点の株価は6,335円(2倍近い値上がり)!

●JR東海は、1997年10月に上場。公募35.9万円に対して初値は38.3万円とこちらも横這い。2016年9月28日時点の株価は17,440円(約4倍の値上がり)!

■人気がでそうなJR九州のIPO

同じJR各社が上場後に値上がりしており、安定した配当を得られる可能性も高いことから、今回の上場も人気を集めそう。ただし、今回の公開株式数は1億6千万株と非常に株数が多い。そのため、品不足でIPO直後に急上昇していく可能性は薄いと思われます。

街づくり・元気作りというJR九州の社会的理念に賛成の上で、配当及び長期的利益を狙って参加するのがベストの買い方。

■JR九州の申込について

「IPOのスケジュールは以下の通り」
・仮条件提示:10月6日
・ブックビルディング:10月7~14日
・公開価格決定:10月17日
・購入申込期間:10月18~21日
・上場日:10月25日

JR九州の株を購入したい方は、ブックビルディング期間に証券会社から申し込みましょう。
九州(宮崎)出身の筆者は、既に野村証券さんに申し込み済み、当たるかなぁ。。。

今回は【上村和弘のFX基本講座】特別編としてJR九州上場についてお話ししました。次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

【上村和弘のFX基本講座】
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●第26回 外国為替市場の1日、FXで儲けたいなら流れを知ろう!
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●第41回 話題のヘリコプターマネーとその影響は?
●第45回 五輪終了後は…新興国BRICsは今後どうなる?
●第47回 過去4大会の相場を分析!東京五輪への動きは?

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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■Q1:FX初心者が負ける理由は?

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■ファンダメンタルズを知ろう!

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とはいえ、勉強しすぎてセオリーにしがみつくのも良くないですね。結局、一番正しいのは価格であり、為替相場は理不尽な動きをすることがしばしば。その時に、こんな筈ではなかったと自分の考えに縛られれば失敗への道まっしぐら。柔らかい頭を保ったまま勉強しましょう。

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本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

FXのテクニカル分析で最も人気の高い組み合わせの一つは、移動平均線とオシレータ系指標。この二つを上手に活用できれば、FXで大きな成果を上げる事も夢ではありません。他の複雑な分析手法に頼るよりも基本を徹底的に追及する方が、利益を得られる近道。次々にテクニカル分析手法を乗り換えて、どれもモノにならないままに、勝てないと結論付けてしまうのはもったいない。

■移動平均線について

まず、以前にご紹介した移動平均線のおさらいから。詳細は「FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう」を。

・移動平均線は、短期~長期(*)の複数の線を利用する
・長期線は、より長い期間のトレンドを示し、短期線は価格と似た動きをする
・移動平均線の傾きがトレンドの方向性を示す
・移動平均線の傾き・角度が急な場合は、価格の変化が早くトレンドが強い
・中期から長期の移動平均線が揃って同じ方向を向いていればトレンドが強い
・移動平均線よりも価格が上の場合は上昇、移動平均線よりも下にあれば下落

そして、もう一つ大事なのが、「移動平均線のクロス」。
短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に突き抜けてゴールデンクロスすれば買い、逆に短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に突き抜ければデッドクロスで売り

本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■次にオシレータ系指標の一つ「RSI」の基本となる売買ポイント

・RSIが25%以下を付けた時は買い
・RSIが75%以上を付けた時は売り
(関連記事:第55回「オシレータ系テクニカル」

大きく相場の動向を判断する移動平均線と目先の動きを見るRSIの二つを組み合わせて使うことで、それぞれの欠点を補い、勝率を上げていきます。

■二つのサインを組み合わせて利用

チャートの動きを見てみましょう。RSI単体もしくは移動平均線だけを利用した場合は、その後に相場が予想通りに動かない例が多々あります。

米ドル/円の月足チャート
本当に稼ぎたいなら移動平均とオシレータを極めよう! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
引用:DMM.com証券

・緑丸=ゴールデンクロス(移動平均線)
・赤丸=デッドクロス(移動平均線)

そこで、二つのテクニカル分析を組み合わせることで、相場の上昇・下落の的中率を上げることができます。その場合、RSIをメインに売買するのではなく、移動平均線の動き(傾きやクロス)を中心にして、RSIの位置を確認に利用する形にしてください。移動平均線よりもRSIの方が早くサインが出ることが多いはず。

移動平均線がゴールデンクロスしたケース。
1. RSIが売られ過ぎゾーンから脱して上昇中=相場が若く上昇余地ありで買いサイン
2. RSIが上昇してすでに買われ過ぎゾーンに達している⇒すでに相場がピークの可能性があり様子見

■何よりも我慢が大事

過去の結果だけを見ていると、二つのシグナルが合わさった時を狙えば良いだけ。教科書にはそう書いてあります。ところが、実戦では、そうそう理想通りの売買サインを見付けることができません。

そこで我慢できずに、仕掛けて損をするパターンがしばしば。移動平均線のクロスとRSIの買われ過ぎ・売られ過ぎが完全に一致して生じることは少なく、どちらかが遅れて生じます。ゆえに、個人の解釈が分かれて、利益が出る人と損失の人が出てしまう所以と言えるでしょう。

そこの感覚は、実際に動いているリアルタイムのチャートを確認、デモトレードで売買してみて身体で覚えるのが一番。目安としては、RSIに買いサインが出たら準備、そして移動平均線がクロスをしたら買いエントリーと活用すると良いでしょう。(上記のチャートでは、2012年9月頃がエントリーポイントとなっています。)

トレードを本業にするプロにもさまざまなスタイルがあることを前提にしますが、トレード回数をある程度減らすことが利益の近道でもあります。トレーニングのために売買する時に飽きる程売買をしておきましょう。
利益を出すコツ=自信のあるときにしか仕掛けない&自信があっても失敗した時は損切りを行うこと。柔軟さを持ちつつ、ルールを決めて行う事が重要です。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:移動平均線の短期・中期・長期線
移動平均線は、チャート上に平均化するチャート本数を変えた複数の線を表示して分析します。短期線ほど価格と似た動きになり、長期線は滑らかな動きをします。これらの位置関係・クロスなどの状況で相場予測を行います。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第6回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!
●第7回 FXを極める第一歩:相場予測はまずチャートから!スマホ編
●第8回 平均足チャートで、これからの為替の動きを予想しよう!
●第9回 FXのスワップポイントで一石二鳥を狙う:長期投資に効果大
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第49回 為替変動の要因&ビギナーが見るべき項目は
●第53回 FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう

「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?【1万円で始める初心者FX】

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q1:そもそも利上げって?

■A:利上げは、中央銀行が金利を引き上げて、景気やインフレにブレーキをかける政策のこと。

お金の大元締めの役割をしているのが中央銀行で、ここが東京三菱UFJや、みずほといった民間の銀行にお金を貸しています。その元となる金利を引き上げるのが利上げ。すると、民間の銀行も個人や会社に貸し出すお金の金利を上げますから、企業の投資意欲・個人の消費意欲が弱くなり、景気も弱まります。

■なぜ、利上げをして景気を冷やすの?

分かり易く言うと、景気は放っておくと調子が良くなりすぎて、いきなり破裂することがあります。それが利上げの理由。いわゆるバブルと呼ぶ現象です。

バブルの原理はカンタン。不動産や株式が値上がりして儲かれば、次は、更に高い不動産を買う。儲かればさらにと・・・繰り返していけば雪だるま式に資産が膨らみ不動産を売買できます。企業も同じで、新製品・サービスを開発すれば、売れ行きが良くなり、会社が大きくなり・・・会社買収や新製品を出していくというサイクルができます。

問題は、いつまでも続かないこと。

さらに、自力で止めるのは難しい。個人の投資であれば、自分で「やーめた」と言えば止められます。でも、成長してサービスが増え・人が増えている会社が、儲かっているのに、もうこれ以上はいいと止められる経営者はいません。よっぽどワンマンなオーナー社長でないと社員・株主の猛反対に合いますしね。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

よって、過去の歴史を振り返れば、好景気 ⇒ バブル ⇒ 破裂を繰り返していながら、止められないのです。

えっ・・・政治家はどうなのかですか。彼らは、景気を弱くして、選挙民に恨まれるのが何よりも怖いので、好景気を止めようとはしません。選挙で一番大事なのは、今も昔も「メシのタネ」。景気(経済)が良い時の選挙は、与党有利が鉄則です。

■中央銀行の役目

そこで、登場するのが、インフレ・バブル退治を仕事にしている中央銀行。

企業もダメ、政治家もダメということで、登場するのが中央銀行。そのまま放置すると、いずれ破裂するバブルとインフレを止めるのが役割。景気が良くなれば、金利を上げて景気を冷やし、景気が悪くなれば、金利を上げて刺激する。この操作で、景気やインフレをコントロールするのがその役目。

彼らは、政府から独立し、国民の選挙もありませんから、専門家の立場から、たとえ、政府・国民の怒りを買おうと将来の災いを防ぐために、必要な施策を断固として行います。

まあ、実際は、政府や国民に配慮しながら、決めていくので、完全に独立しているとは言いづらいところ。米FRBのイエレンさん・日銀の黒田総裁ともに、説明責任がありますから、議会等で、頻繁に自分達の政策について説明させられています。

■米国の利上げってなぜそんなに重要?

では、たくさんの国がある中で、なぜ、米国の利上げがこんなに注目されるのかという質問にお答えします。

それは、米ドルが世界の共通通貨だから。経済面では、中国・ドイツ・日本などの成長で、米国の力は弱まっています。ところが、米国の力は下がったのに、米ドルの力は強まり、事実上の世界共通通貨の役割を果たしています。今の米国は、世界GDPの約23%を占めるだけ。ところが、世界経済の約50~60%は米ドルにリンクしています。

<米ドルとのリンクはこんな形>
・米ドルと自国通貨の為替変動を一致(ペッグ)
・米国と自国の金利を一致
・自国通貨ではなく、米ドルで貿易の決済
・国や企業の資産を米ドルで保有
・国や企業が米ドル建てで借金している

ということは、米国が利上げをすれば、自国の為替相場や金利を引き上げなければいけない国がたくさんあるということです。さらに、利上げで自国通貨安米ドル高になれば、米ドル建てで借りている借金は、何もしていないのに増えてしまいます。国によっては企業倒産や借金返済額増加で、経済が立ちいかなくなり、紛争・混乱が起きる場合もあります。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

このため、米国の利上げは、世界中に与える影響が大きく、FRB議長のイエレンさんは、金利の上げ下げという世界経済の鍵を握る最大のキーマンと言われているわけです。

⚫️FXに関する素朴な質問を受付中!
【1万円で始める初心者FX】シリーズで聞いてみたい質問等がありましたら、uketsuke@money-goround.jp までEメールにて、件名に「1万円から始めるFXの質問」と明記の上、お送りください。FX経験者や中・上級者なら 【上村和弘のFX基本講座】 も参考にどうぞ。

移動平均線と併用で最強!オシレータ系テクニカル【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

チャートや値ごろ感の売買・勘頼りの売買では、FXで儲けることはできません。また、前回ご紹介した移動平均線だけでは、相場にトレンドがない時が分かり難い場面が出てきます。

そこで、移動平均線と組み合わせて使ってほしいツールの一つ、オシレータ(*)系指標をご紹介します。この二つを組み合わせれば、最低、必要なテクニカル分析の知識を身につけられたことになります。上手く売買すれば勝てるようになれるかも!

■オシレータ系指標の基本的な使い方

オシレータ系指標の考え方は、どのツールを利用しても基本同じ。細かい説明は調べれば分かりますので、実践的な売買方法をご紹介します。説明のために、最もシンプルなツールのRSIを使いますね。

RSIは、売られ過ぎ・買われ過ぎを判断するためのツール。相場の状態を%(パーセンテージ)で表し、上下どちらの勢いが強いかを示します。したがって、現状における割安感、割高感が判断できる為、有効なツールとなります。

●RSIのセオリー=70~80%以上のエリアは買われ過ぎ、20~30%以下のエリアは売られ過ぎ

トレードにおいては、「買われ過ぎエリアは売り」・「売られ過ぎエリアになると買い」というのが、目安となる売買方法。

実際にチャートと一緒にRSIを表示してみると、RSIのシグナル通りに売買するだけで、かなり儲かるのが分かりますね。買いのポイントのみ表示しましたが、概ねRSIの買いのポイントでスタートすると、その後の上昇が確認出来ます。
※25%以下を付けたところは赤い丸印⇒買うポイント(75%以上を付けたところは売りのポイント)この通りに売買すると、かなり勝っていますね!

 「ドル円の日足チャート」
オシレータ系テクニカルをマスターしてFXで稼ごう! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
引用:GMOクリック証券

このオシレータ系指標を初めて知るトレーダーは、チャートを見て感動に打ち震えることもしばしば。なぜって・・・結果論でチャートを見るとRSIの指標通りに価格が動いているように見えるから。

しかし、現実には、RSIだけでは勝てません。これ、残念ながら本当のことです。

■単純にRSIのシグナル通り売買しても勝てない?

RSIをはじめとしたオシレータ系の指標は、上方の高位や下方低位に張り付く事があります。ダマシと呼ばれる状況で、セオリー通りの動きになりません。
そのために、売られ過ぎの状態で、チャンスが来たとばかりに急いで買うと下がることも多くなります。下がるとRSIのシグナルは強まりますから、もっと買いたくなり、損が膨らみますね。

オシレータ系テクニカルをマスターしてFXで稼ごう! 【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
引用:GMOクリック証券

緑の丸を付けたところは、RSIのサイン通りの売買で、利益幅に差はあっても利益を取れたところ。しかし、赤丸のところを見てください。ここで買えば、その後の下落で大きな損失が出ていますね。

■オシレータ系の指標はレンジ相場が得意

オシレータ系指標で理想的な相場は、上値と下値が限られているレンジ相場。一定の幅で動いているような揉み合いの動きの際には大変有効です。それゆえに、レンジ相場でコツコツと稼いでも、トレンドが変わり大きく相場が下落(上昇)する場面で大きな損失を出しがちな欠点があります。

RSIで買いシグナルが出ても、明らかにトレンドを描いているような場合は、売りではなく買いで仕掛けるべき局面ですね。もちろん、売られ過ぎで売りシグナルが出るような場合も同じ。欠点を補うために必要なのが他のテクニカル分析を併用すること。

次回は、移動平均線とオシレータ系指標と合わせて使う方法をご紹介します。
(関連記事:第53回「FX勝利に必須!移動平均線をマスターしよう」
実践的な売買手法にご期待下さい!

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:オシレータ
日々の値動きを元にして、相場の強弱を示す指標のこと。RSIやRCI、ストキャスティクス、サイコロジカルライン等、多数の指標があります。
音の元になる波を作る発振器を示すことからも、相場が波の動きと似ていることが分かると思います。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第15回 FXは上下の動きにチャンスあり!
●第17回 レバレッジの上限規制、利益率向上ならハイレバレッジ!
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第34回 テクニカル分析はなぜ当たるの?
●第39回 FX注文の基本「成行・指値・逆指値」とは?
●第40回 FX注文の基本2「複合注文」で安定運用を!

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