ビギナーが負けて挫折しないためには?【1万円で始める初心者FX】

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お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q1:FX初心者が負ける理由は?

■A:一番の原因は知識不足でしょう。

FXで負ける理由を一つ一つあげていくと数えきれない程。なかなか勝てない、失敗ばかりと嘆く方に、一番分かってもらいたいことは知識不足だと言うこと。

どんな勝負やスポーツの世界にもセオリーやルールがあり、それを学ばずに、勝ち続けることは難しいでしょう。為替市場は、世界で一番大きな金融市場で、その面白さは、FXがブームになっていることでも分かります。

一方、世界一大きい市場だということは、参加者も多いということ。世界中の投資家達が、取引を行っていて、そこに、知識無しで入り込んでもカモにされるだけです。

■セオリーやルールを学ばずに勝てるはずがありません!

会社での人間関係・取引先の理不尽な要求・気遣いから離れて、トレードで稼げれば、あなただけの自由な時間とお金が待っています。あわよくば、バフェットやソロスのような世界の偉人になることも夢ではありません。

でも、ちょっとお待ちください。簡単にFXで稼げれば、皆がトレーダーになる筈ですよね。できないのは、株やFXに限らず、本を一冊・二冊読んだ程度で、稼げるようにならないからです。また、巷に溢れる怪しいFX商材では勝つことが出来ませんね。

初心者から一人前のトレーダーになるためには、勉強・トレード・反省を繰り返してトレードスキルを上げていく事が重要です。そして、ある程度、稼げるようになれば、ことわざの「急がば回れ」をしみじみと思い返すことになるでしょう。
FX初心者が負ける理由?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

■ファンダメンタルズを知ろう!

さて、為替相場の動きには、ある程度の法則があります。特に中長期はファンダメンタルズと呼ぶ経済的な要因の強弱によって動きます。

為替市場は、金利の動きに敏感で、金利が上がる通貨は、価格も上がります。逆に金利が下がる通貨は価格も下がります。ところが、金利の上昇は物価が上がっている証拠で、物価高は通貨安に動きます。えっ・・・矛盾していない?と思った方は正しく理解しています。

短期的には、高金利の国は、金利上昇面を理由に通貨高に動きやすくても、中長期的には、物価高を理由に通貨安に動きます。こういったセオリーを知らずして、FXを始めても負けるだけ。

とはいえ、勉強しすぎてセオリーにしがみつくのも良くないですね。結局、一番正しいのは価格であり、為替相場は理不尽な動きをすることがしばしば。その時に、こんな筈ではなかったと自分の考えに縛られれば失敗への道まっしぐら。柔らかい頭を保ったまま勉強しましょう。

■4つの柱を勉強しよう!

為替相場の先を予想する方法として、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析があります。そして、あわせて必要なことはマネーマネジメント(資金の管理)と売買テクニック。この4つの柱を勉強してトレードを繰り返すことで、稼げるトレーダーに近づけます。

専業で食べて行こうと考えるトレーダーは大変です。一般的には、会社勤めをしながら、コツコツ投資をやる位の方が健全です。その場合、4つの柱を少しずつ勉強すると良いでしょう。

FX初心者が負ける理由?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

トレーダーは机の前に座り、パソコンやスマートフォンで遊んでいるだけ、そんな楽な稼業ではありません。銀行や証券会社でトレードをしているディーラーのお話しを映画『ウォール街』や『マネートレーダー』などを見ると分かる筈ですので、お手隙な時にぜひご覧ください。

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?【1万円で始める初心者FX】

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q1:そもそも利上げって?

■A:利上げは、中央銀行が金利を引き上げて、景気やインフレにブレーキをかける政策のこと。

お金の大元締めの役割をしているのが中央銀行で、ここが東京三菱UFJや、みずほといった民間の銀行にお金を貸しています。その元となる金利を引き上げるのが利上げ。すると、民間の銀行も個人や会社に貸し出すお金の金利を上げますから、企業の投資意欲・個人の消費意欲が弱くなり、景気も弱まります。

■なぜ、利上げをして景気を冷やすの?

分かり易く言うと、景気は放っておくと調子が良くなりすぎて、いきなり破裂することがあります。それが利上げの理由。いわゆるバブルと呼ぶ現象です。

バブルの原理はカンタン。不動産や株式が値上がりして儲かれば、次は、更に高い不動産を買う。儲かればさらにと・・・繰り返していけば雪だるま式に資産が膨らみ不動産を売買できます。企業も同じで、新製品・サービスを開発すれば、売れ行きが良くなり、会社が大きくなり・・・会社買収や新製品を出していくというサイクルができます。

問題は、いつまでも続かないこと。

さらに、自力で止めるのは難しい。個人の投資であれば、自分で「やーめた」と言えば止められます。でも、成長してサービスが増え・人が増えている会社が、儲かっているのに、もうこれ以上はいいと止められる経営者はいません。よっぽどワンマンなオーナー社長でないと社員・株主の猛反対に合いますしね。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

よって、過去の歴史を振り返れば、好景気 ⇒ バブル ⇒ 破裂を繰り返していながら、止められないのです。

えっ・・・政治家はどうなのかですか。彼らは、景気を弱くして、選挙民に恨まれるのが何よりも怖いので、好景気を止めようとはしません。選挙で一番大事なのは、今も昔も「メシのタネ」。景気(経済)が良い時の選挙は、与党有利が鉄則です。

■中央銀行の役目

そこで、登場するのが、インフレ・バブル退治を仕事にしている中央銀行。

企業もダメ、政治家もダメということで、登場するのが中央銀行。そのまま放置すると、いずれ破裂するバブルとインフレを止めるのが役割。景気が良くなれば、金利を上げて景気を冷やし、景気が悪くなれば、金利を上げて刺激する。この操作で、景気やインフレをコントロールするのがその役目。

彼らは、政府から独立し、国民の選挙もありませんから、専門家の立場から、たとえ、政府・国民の怒りを買おうと将来の災いを防ぐために、必要な施策を断固として行います。

まあ、実際は、政府や国民に配慮しながら、決めていくので、完全に独立しているとは言いづらいところ。米FRBのイエレンさん・日銀の黒田総裁ともに、説明責任がありますから、議会等で、頻繁に自分達の政策について説明させられています。

■米国の利上げってなぜそんなに重要?

では、たくさんの国がある中で、なぜ、米国の利上げがこんなに注目されるのかという質問にお答えします。

それは、米ドルが世界の共通通貨だから。経済面では、中国・ドイツ・日本などの成長で、米国の力は弱まっています。ところが、米国の力は下がったのに、米ドルの力は強まり、事実上の世界共通通貨の役割を果たしています。今の米国は、世界GDPの約23%を占めるだけ。ところが、世界経済の約50~60%は米ドルにリンクしています。

<米ドルとのリンクはこんな形>
・米ドルと自国通貨の為替変動を一致(ペッグ)
・米国と自国の金利を一致
・自国通貨ではなく、米ドルで貿易の決済
・国や企業の資産を米ドルで保有
・国や企業が米ドル建てで借金している

ということは、米国が利上げをすれば、自国の為替相場や金利を引き上げなければいけない国がたくさんあるということです。さらに、利上げで自国通貨安米ドル高になれば、米ドル建てで借りている借金は、何もしていないのに増えてしまいます。国によっては企業倒産や借金返済額増加で、経済が立ちいかなくなり、紛争・混乱が起きる場合もあります。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

このため、米国の利上げは、世界中に与える影響が大きく、FRB議長のイエレンさんは、金利の上げ下げという世界経済の鍵を握る最大のキーマンと言われているわけです。

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ビギナーにありがち…勝利だけを追い求めたら?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

トレードの鉄則は、損を小さく利益を大きく(利大損小)すること。FXで勝とうと思うなら、為替相場の予想やテクニカル分析よりも、こっちの方が大事です。実際に始めたばかりの人は、損切りなんてほとんど考えません。儲かった時のことばかりを計画して、1日1万円稼げれば月に20万円の利益がでると夢を見てしまいます。

そのため、利益が出るとすぐに利食って終了してしまうのに、損失の方はいつまでも耐えてしまいます。結果、数回トレードを繰り返してみると、勝ったトレードで貯めた利益を、負けたトレードで相殺どころかマイナスになっていることが多いはず。
(関連記事:第52回「1勝9敗でも勝てるのがFX」

これを防ぐためには、リスク(損失)とリターン(利益)の割合をきちんと設定しなければいけません。このリスクとリターンの比率をリスクリワードレシオ(*)と呼びます。

■リスクとリターンの割合は1対2がベース!

最初におすすめしたいリスクとリターンの割合は1対2。
慣れてくれば、自分自身のやり方に合わせてこの割合をアレンジしてください。この割合にすると、利益の出たトレード=勝ちとして、その勝率が33.33%以上あれば、トータルで利益が出ることになります。10回取引して、3~4回勝てばいいのですから、FXで利益を出せそうな気がしてきませんか。

利益と損失の割合次第で、トータルで勝つために必要な勝率は変化します。

FXで勝つためにはリスクとリターンの設定が肝心!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

リスクとリターンの割合を固定しておくと、トレードの度に、利食いや損切りの水準に迷わなくて済みます。米ドル/円を103円で買い、2円上の105円を利食い(利益確定)の目標値とするならば、自動的に損切りするポイントは1円下の102円に決まってきます。

ちなみに、一度、決めた損切りポイントは変えない事を推奨します。あらかじめ、ストップロス注文を出しておくことです。慣れてくれば、ストップロスがヒットする前に、成行注文で決済しても構いませんが、損失が生じた時にストップロスを下方に変更すると、リスクコントロールの意味がありません。

目標は、1回のトレードに勝つことではなくて、トータルで利益を得ることですからね。

こうして、リスクとリターンを決めると、トレードする場面も限られてきます。勝てそうな局面でも、利益を得られる値幅が小さそうな場合はトレードしてはいけません。

FXで勝つためにはリスクとリターンの設定が肝心!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
引用:DMM.com証券

高い勝率を狙うのも大事ですが、充分な利益を得られそうな局面をじっくりと待つことが重要なポイントです。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:リスクリワードレシオ
トレードにおいての損切り幅と利食い幅の比率のこと。リスク管理の一つとして大切な概念。1回1回のトレード以上に、トータルで利益を出すために必要なテクニック・考え方となります。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!
●第28回 FXは1カ月でどれ位儲けられるの?
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第34回 テクニカル分析はなぜ当たるの?
●第39回 FX注文の基本「成行・指値・逆指値」とは?
●第40回 FX注文の基本2「複合注文」で安定運用を!

FXって何…初心者の疑問に答えます【1万円で始める初心者FX】

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q:FXってそもそも何?

FXは、国同士で使うお金が違っているため、そのお金を交換する取引。そして、「お金の価値 = 交換レート」は、常に変化しているので、タイミング良く交換すると儲かったり損したりと損益が生じます。

■物々交換からお金=通貨が誕生

お金って何、というところから今回はお話ししていきます。この根本を理解していると今後の専門的な話が分かりやすくなりますので、一からおさらいしていきましょう。

日本は日本円、米国は米ドルと世界中の国々は、自国で独自のお金=通貨を持っています。お金が生まれる前の時代は、物々交換で物と物を交換していたことはご存じの通り。でも、物々交換は、たくさんある物同士を交換する時に価値を決める交渉が面倒。しかも物によっては腐ったり・持ち運びが困難と不便でした。

FXって何…初心者の疑問に答えます【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

そこで、皆が共通して使える物を「お金」として扱うことに決めたのです。もともとは、羊や牛などの家畜そして金や銀といった誰もが認める高い価値を持つ物をお金にしていたのが最初です。

さらにお金が発展すると、皆がその価値を認めて物と交換できれば、お金は何でも良いということが分かり、硬貨や紙幣が生まれて現代に至ります。

さあ、こうなると、紙幣や硬貨を発行する人は、お金を作るためのコスト=原価に比べて、はるかに価値の高いお金を生み出すことができるようになりました。紙幣や硬貨を作るととんでもなく儲かります。ただし、儲かるからとお金を作り過ぎると価値が下がることも失敗を繰り返して学びました。

だからこそ、国がお金を発行・管理して、一定の量以上を作らないようにしているのが現代社会。厳密に言うと中央銀行にお金の発行と管理を任せています。

さて、ここまでくれば簡単。次はいよいよ外国為替です。

■外国為替とFX

外国為替は、国ごとに異なるお金を交換すること。そして外国為替レート・為替相場はその交換レートのこと。

日本は「日本円」、米国は「米ドル」と別のお金を使っていますから、日本から米国の物を買う時は、日本円でなく米ドルを用意しなければいけません。つまり、米ドルと日本円の交換をするわけですね。この米ドルと日本円を交換することが外国為替。

米ドルを交換する時の基本単位は1ドル。さらに細かいセントという単位もありますが、外国為替・FXでは、「ドル」を基本単位として使います。日本円だと、「1円」が基本的な単位になります。

そして、米ドルと日本円は、1ドルに対して日本円が何円必要になるのかという形で表示します。それが、「1ドル=100円」の意味です。この交換レートは常に動いており、1ドルの部分は変わらずに1ドル=99円や102円というように日本円のところが変わります。

FXは、この外国為替相場の動きを利用して売買を行います。安く買って高く売ることができれば、その差額が利益になる取引です。金融機関同士が行っていた取引を、少額の単位で、個人投資家が投資できるようにしたものがFXです。国内では1998年に取り扱い業者が登場しました。急成長した金融投資商品の一つだと言えます。

参考
●リスクが怖い…初心者の疑問に答えます【1万円で始める初心者FX】
●中学生でもわかる「やさしいFX解説」【上村和弘のFX基本講座】

<お金の豆知識>
本日のワード:1万円の製造原価:公式に発表されているわけではありませんが、広く雑学として知れ渡っている1万円の製造原価は約22.2円。印刷局から日本銀行への引き渡し価格がこの価格。ちなみに500円硬貨は約30円とり、原価はこちらの方が高くなります。

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安い分コワい…取引手数料0円って本当?【1万円で始める初心者FX】

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株式や不動産を取引すると売買時に手数料がかかります。ところが、FX会社のサイトを見ていると各社揃って取引手数料無料をセールスポイントにしています。

■Q1:取引する時の手数料無料って本当?

■A:そうです、本当です。

FXを取引してもほとんどの会社で手数料は取られません。15年程前までは、取引手数料はあることが当たり前でしたが、サービス競争によって、どんどん安くなり、ついには無料になってしまいました。

ただし、取引にまったくコストがかからないわけではありません。「スプレッド」と呼ぶ、売値と買値の差額があり、これが、FXを取引するごとにかかる取引コストと考えてください。例えば、古着屋・古本屋さんで洋服や本を売買すると、お店が出してくる販売価格と買取価格に差がありますよね。それと同じです。

■スプレッドが取引コスト

「スプレッド」は売値と買値の差額の事で、通貨ペアごとにFX会社が自由に設定することができます。そして、この「スプレッド」の幅が狭い会社ほど、顧客サービス力にすぐれた取引しやすい会社です。

一つ、実際のFX会社の取引画面を見てもらいましょう。下の画像はGMOクリック証券のFXネオ取引画面。この価格を参考に話を進めていきます。

FXの取引手数料がタダって本当?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド
※引用:GMOクリック証券

左端の米ドル/円=USD/JPYをご覧ください。「売値=103.572円、買値:103.575円」と表示されており、スプレッドは差額の「0.003円(0.3銭)」ということになります。

もし、ここで、米ドルを買いたいと思い注文を出すと103.575円で買うことになります。この時点で同時に売った場合、103.572円となり、売値と買値の差額である「0.003円」が損失として計算されます。

これがFXのスプレッドが取引コストになるということの意味。利益を得るには、0.004円以上値上がりした時に、決済(終了)しなければいけません。

■スプレッドが狭いFX会社はやっぱり人気

このスプレッドをできるだけ狭く安定的に提供するのがFX会社の腕の見せ所。FXもスプレッドが狭くて、安定的に提供してくる会社にお客様が集まります。

・FX会社A:売値103.572-買値103.575=スプレッドは0.003円
・FX会社B:売値103.570-買値103.580=スプレッドは0.010円

この場合、スプレッドの狭いFX会社Aで取引したいですよね。さらに言うと、為替相場は、重要な経済指標の時や何か事件が起きた時などは、相場が大きく動きスプレッドは広がります。その時に、できるだけ狭いスプレッドを提供してくれる会社が良い会社です。

さて、最後にあらためて、・・・スプレッドって本当にわずかな額だと思いませんか?

同じ外貨取引である大手都市銀行の外貨預金にも、同じように売値と買値に差額があります。その差は米ドル/円で約1円。もし、千ドルを取引すれば、外貨預金の取引コストは、千円も取られてしまうのに対して、FXだとわずかに3円だけです。

結論としてまとめると、FXの為替手数料は無料。ただし、取引コストとしてわずかながらスプレッドがあるということになります。しかし、外貨預金に比べればはるかに安いので、外貨を取引するならFXがお得ですね!

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