投資ビギナーでも3分でわかる!「日経225と日経400」違いは何?

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・ 投資信託の豆知識

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1伝統的な「日経225」、新顔の「JPX日経400」

2東証上場全銘柄から優良企業を厳選した「JPX日経400」

3「JPX日経400」はROEや企業統治を重視してピックアップ

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投資ビギナーの方でも、「日経平均株価」は耳にする機会があることと思います。また、インデックスファンドを調べ始めると、種類がいくつかあることに気づくでしょう。

インデックスファンドには、最もメジャーな「TOPIX」型のほかに、「日経225」型や「JPX日経400」型があります。同じ「日経」で、いったい何が違うのでしょうか?

■ 伝統的な「日経225」、新顔の「JPX日経400」

どちらも、日本の株式市場を全体的に見るための指数です。

伝統的なのは「日経225」。「日経平均株価」と呼ばれています。ニュースなどで、その日の株式市場の値動きを伝える際に使われます。一方、「JPX日経400」は2014年1月から公表が始まった新しい指数で、「JPX日経インデックス400」のことです。

どちらも、日本経済新聞社が指数の算出に関わっているため、「日経」の冠をかぶっています。なお、JPX日経400の「JPX」は、東京証券取引所が属する日本取引所グループの略称で、日経と一緒に指数の算出に関わっています。

■「225」や「400」の数字が意味するものは?

日経225やJPX日経400を「日本の株式市場を全体的に見る」と述べましたが、厳密には全部の銘柄を対象にしているわけではありません。

それぞれの指数を構成する銘柄数は、日経225が東証1部上場銘柄の中から厳選した225銘柄、JPX日経400は東証上場全銘柄(東証1部、2部、マザーズ、JASAQ)の中から選んだ400銘柄です。

ちなみに、2016年9月12日現在、東証1部上場数は1,979銘柄、東証上場は全部で3,525銘柄です。その中から選び抜かれた225社、400社というワケです。

■日経225とJPX日経400の違い

JPX日経400は、日経225に比べ、単に対象範囲を広げて採用数を増やしただけではありません。採用銘柄を選ぶ条件に特徴があります。

JPX日経400の大きな特徴は、400銘柄の選択基準にROE(自己資本利益率)や企業統治の取り組みなどを考慮した点です。ROEは、外国人投資家や年金資金などが日本株を買う場合に注目する指標です。また、1つの銘柄に偏り過ぎない配慮もなされています。

いわゆる「優良企業」の集まりともいえるJPX日経400の採用銘柄ですが、値動きの面では、TOPIX(東証株価指数)や日経225と比較して、それほど優位ではないのが現実です。

その理由は、いくらクオリティが高くても、それが投資対象としての魅力とイコールではないからだと言えそうです。とはいえ、「JPX日経400」は、今後、インデックスファンドの選択肢の1つとして存在感を増していくことと思います。

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  • 日経225と日経400はどう違う

執筆者

石原敬子

CFP® 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 専修大学文学部人文学科心理学コース卒業後、証券会社で約13年の営業職勤務。その後2003年 1月にFP事務所を開業。「使うこと」に焦点を当てた個人相談、金融や資産運用を分かりやすく話すセミナーと書籍やコラムの執筆を行う。 http://www.keikoishihara-fp.jp/

石原敬子

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元証券会社社員が指摘!危険なセールストークと本気の投資信託とは

「投資信託は長期投資で」と言われます。けれど現実はギャップが大きく、日本の投資信託の多くが短期売買されてきました。

しかし、ようやく本気で長期投資の風が吹いてきたようです。2016年7月29日付の日本経済新聞朝刊によると、2016年上半期に新しく設定された公募追加型株式投資信託の金額が、前年同期より半減した(日興リサーチセンター調べ)というのです。

■「新しい商品が出ました」のセールストークが横行

筆者は1990年から2002年まで、証券会社に勤務していました。バブル崩壊とともに投資信託も転落、お客様にはひたすら頭を下げるばかり。値下がりした投資信託を解約し新しく設定される投資信託を買って頂く、「乗り換え販売」が横行していました。

「新しい商品が出ました。値下がりした投資信託を解約して、新しい投資信託で損を取り戻しましょう」

しかし証券不祥事を経てコンプライアンスは厳しくなり、相応の理由がなければ投資信託の乗り換えはできなくなりました。証券会社は、お客様の資産を売買するビジネスから資産管理をメインに舵を切ったのです(そのため、「ラップ口座」なる別のビジネスモデルが誕生します)。

一方で、それまで投資信託を販売できなかった銀行で、投資信託の取り扱いがスタート。預金とローンでは商売にならない低金利の中、銀行の窓口で「新しい商品が出ました」のトークが聞かれるようになりました。

■購入時の手数料は販売会社の儲け

投資信託の多くは「購入時手数料」がかかります。投資元本の0%~3%程度で、証券会社や銀行などの販売会社に支払います。投資信託を買えば、その都度です。売買を繰り返すより、一度購入した投資信託を長く持ち続けた方が、相対的に購入時手数料は割安です。

投資信託の販売会社は、顧客の乗り換えが頻繁であるほど、同じ投資元本で何度も手数料を頂けます。そこに金融庁のメスが入りました。

■2012年から金融庁による投信制度改革が始まる

制度改革では、投資信託の乗り換え時に説明を徹底すること、顧客が説明を理解できるよう資料を分かりやすくすること、顧客の利益を最重視すること、などが定められました。

2016年上半期に「新しい投資信託」が半減したのは、その成果とも見られています。今度こそ、金融機関の姿勢は正されるでしょうか。

「新しい」が選ぶ理由なのではなく、「品質の良さ(つまり運用が上手)」が投資信託を選ぶ理由であるのは、言うまでもありません。

「REIT」と「REITファンド」は別物! その違いとは?

投資信託には、「REITファンド」という種類があります。「○○REITファンド」「●●REITオープン」が、それです。さまざまな資産に分散投資をしたい場合、株式以外の有力候補として、目にする機会も多いでしょう。

この「REITファンド」は、上場しているREIT(Real Estate Investment Trust=不動産投資信託)と似て非なる金融商品です。今回は、その違いをお伝えします。

■「REITファンド」と「REIT」の違い

庶民でも不動産投資ができる! 「REIT」とは?』の通り、REITは不動産に分散投資をする投資信託で、証券取引所に上場しています。東京証券取引所つまり「Japan」に上場している「J-REIT」や、海外の市場に上場するREITがあります。

では、「REITファンド」とはどのような金融商品なのでしょう? REITと何が違うのでしょうか。

「REITファンド」は、投資家から集めた資金で、複数のREITに分散投資をする投資信託です。複数の不動産を買い集めて1まとめの運用資産となったREIT。国内外に数多く存在するREITのうち、投資信託会社が運用方針に合うものを選び、いわば「REITをパック詰めにしたファンド」となったものが、「REITファンド」なのです。

「REITファンド」には、日本の「J-REIT」だけに投資する「J-REITファンド」や海外のREITを集めた「グローバルREIT」、地域を絞った「米国REIT」「アジアREIT」などがあります。

■「REITファンド」は複数のJ-REITに投資できる

東証上場の「J-REIT」だけでも50銘柄以上。数万円で1つ「J-REITファンド」を買えば、複数のJ-REITに投資できます。J-REITが複数の不動産に投資しているうえ、「J-REITファンド」がJ-REITを複数組み合わせており、さらなる分散投資になります。

一般に、個人の資金では不動産を買い集めて投資対象先を分散させるのは難しいですが、「REITファンド」なら、少額で分散投資ができ、リスクを抑えられます。

■個人が縁遠い地域への不動産投資が可能

また、地球の裏側で土地の値段が上がりそうだからその地域の不動産に投資をしたい場合でも、個人投資家がその地域に出向いて現状を調べるのは至難の業。「グローバルREIT」は現地の情報収集や物件の評価・分析などを専門家が行います。個人投資家は、運用管理費用(信託報酬)を負担し、投資しやすい仕組みにコストを支払います。

「REITファンド」は銀行や証券会社の窓口で、投資信託として取り扱っています。

■図版
REITファンド

日経平均、トピックスってなに?

ニュースなどで「日経平均株価」「トピックス」という言葉を見聞きしたこと、ありますよね。株に関するものらしいけど、具体的に何を表しているかよくわからないという人も多いと思います。株式投資を始めるに当たって、この2つの意味を知っておきましょう。

「日経平均株価」も「トピックス」も、日本の株式市場全体の平均株価を表したもので、“株価指数”と呼ばれます。
「日経平均株価」は、東京証券取引所第一部(東証一部)に上場している銘柄のうち代表的な225銘柄の平均株価です。そのため、「日経225」とか「225種平均株価」と呼ばれることもあります。
1949年5月16日の225銘柄の株価を単純平均したものを基準にしており、60年以上の歴史を持っています。225銘柄はたびたび入れ替えが行われています。2015年7月1日現在の日経平均株価は、2万329円2銭です。

日経平均は225銘柄の平均株価なので、日本の株式市場全体の株価を表しているというわけではありませんが、昔から使われていることや、単位が「円」でわかりやすいことから、広く親しまれています。

「トピックス」は、「東証株価指数(Tosho Price Index)の略で「TOPIX」と表記されることもあります。こちらは、東証一部に上場している全銘柄の平均株価です。1968年1月4日の東証一部上場銘柄の時価総額(発行されている株数×株価)が基準となっていて、単位は「ポイント」です。2015年7月1日現在のトピックスは、1636.41ポイントです。

東証一部は上場銘柄数が最も多く、売買されている株数でも取引されている金額でも日本の株式市場の95%以上を占めています。「東証一部=日本の株式市場」ともいえるので、トピックスは日本の株式市場全体を見るのに適しています。

日経平均株価やトピックスが上がっているときは株式市場全体で売買が活発に行われており、下がっているときはその逆ということになります。そのため、株価指数は「市場の体温計」と言われます(ただし、日経平均とトピックスは対象となる銘柄や指数の計算方法が違うので、日経平均が上がっているのにトピックスは下がっている、またはその逆ということも時々あります。)

株価指数が上がっていれば個別銘柄の株価も上がっており、株価指数が下がっていれば個別銘柄の株価も下がっていることが多いので、自分の買った銘柄の株価を見なくても、株価指数でおおよその判断がつきます。
株価指数が上がっているのに、自分の持っている銘柄あるいは買おうとしている銘柄が下がっていることもあります。それが、数日ならよいのですが、1週間以上続くようだったら、その理由をチェックしたほうがよいでしょう。

ガーン…株主優待をもらい損ねる!株初心者が忘れがち「3つの日」とは

お買い物の優待や、自社商品がもらえるなどお得なことがたくさんある株主優待ですが、きちんとルールを知っておかないと受け取ることができないかもしれません。

株主優待が欲しいなら押さえておきたい3つの日を、『株式会社三越伊勢丹ホールディングス』の例で解説します。

■そもそも株主優待ってなに?

株主優待とは、企業が株を所有している人に対して送るプレゼントのようなものです。三越伊勢丹ホールディングスの場合、グループ百貨店、喫茶店、レストラン、生鮮食品やオンラインストアで使える10%優待カードがもらえます。所有株数により使える限度額は異なりますが、10%割引はとてもお得なことですね。

■1「権利確定日」:この日に保有していないと優待がもらえない

株主優待をもらうためには、株を所有していなければならないのは当然のことですが、いつ株を所有していたらいいのでしょうか。

実は、株主優待には所有していることを「確定」する日があるのです。その日を「権利確定日」と呼びます。これは株を発行する会社が株主を株主名簿に記入する日でもあるのです。この名簿に記入されて初めて株主と認められるのです。

三越伊勢丹ホールディングスではこの「権利確定日」が年2回、3月末日と9月末日にあります。企業によっては年に1度の場合もありますので、目的の企業のホームページなどで確認してくださいね。

■2「権利付最終日」:株主権利を得ることができる最終取引日

せっかく株主優待目的で株を購入しても、実はすぐに株は自分のものにならないのです。権利確定日までに株の受け渡しが必要になるのです。

実際に受け渡しをするのではなく、手続きだけの問題なのですが、その手続きに3日必要になります。つまり、権利確定日に株を所有しているためにはその3営業日前までに株を買っておくことが必要なのです。その日を「権利付最終日」といいます。株主優待をもらいたいのであれば、この日は必ず確認しておきましょう。

伊勢丹ホールディングスの場合、権利確定日は2016年9月30日(金)なので、その3営業日前というと9月27日(火)が「権利付最終日」ということになります。

■3「権利落ち日」:次の株主優待を期待するのに狙い目の日

権利付最終日が過ぎると、次の日は権利がもらえない日ということになります。その日のことを「権利落ち日」といいます。

この日より前に株を保有していた場合、すでに権利を得ているので、もしもこの日に株を売却したとしても株主優待がもらえる権利がなくなることはないのです。株主優待や、配当などを目的とした場合、この日に売却する人も少なくありません。そのため売却が増える多くの場合株価は値下がりします。

次回の株主優待を期待するのであれば、権利付最終日前で値上がり傾向にある株を買うよりも、権利落ち日で株価が下がったところで買う方が実は狙い目なのです。

株主優待生活を楽しみたいのであればこの3つの「権利確定日」「権利付最終日」「権利落ち日」は必ず押さえておくようにしましょう。

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