「米国の利上げ」って何?なぜ重要なの?【1万円で始める初心者FX】

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お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

■Q1:そもそも利上げって?

■A:利上げは、中央銀行が金利を引き上げて、景気やインフレにブレーキをかける政策のこと。

お金の大元締めの役割をしているのが中央銀行で、ここが東京三菱UFJや、みずほといった民間の銀行にお金を貸しています。その元となる金利を引き上げるのが利上げ。すると、民間の銀行も個人や会社に貸し出すお金の金利を上げますから、企業の投資意欲・個人の消費意欲が弱くなり、景気も弱まります。

■なぜ、利上げをして景気を冷やすの?

分かり易く言うと、景気は放っておくと調子が良くなりすぎて、いきなり破裂することがあります。それが利上げの理由。いわゆるバブルと呼ぶ現象です。

バブルの原理はカンタン。不動産や株式が値上がりして儲かれば、次は、更に高い不動産を買う。儲かればさらにと・・・繰り返していけば雪だるま式に資産が膨らみ不動産を売買できます。企業も同じで、新製品・サービスを開発すれば、売れ行きが良くなり、会社が大きくなり・・・会社買収や新製品を出していくというサイクルができます。

問題は、いつまでも続かないこと。

さらに、自力で止めるのは難しい。個人の投資であれば、自分で「やーめた」と言えば止められます。でも、成長してサービスが増え・人が増えている会社が、儲かっているのに、もうこれ以上はいいと止められる経営者はいません。よっぽどワンマンなオーナー社長でないと社員・株主の猛反対に合いますしね。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

よって、過去の歴史を振り返れば、好景気 ⇒ バブル ⇒ 破裂を繰り返していながら、止められないのです。

えっ・・・政治家はどうなのかですか。彼らは、景気を弱くして、選挙民に恨まれるのが何よりも怖いので、好景気を止めようとはしません。選挙で一番大事なのは、今も昔も「メシのタネ」。景気(経済)が良い時の選挙は、与党有利が鉄則です。

■中央銀行の役目

そこで、登場するのが、インフレ・バブル退治を仕事にしている中央銀行。

企業もダメ、政治家もダメということで、登場するのが中央銀行。そのまま放置すると、いずれ破裂するバブルとインフレを止めるのが役割。景気が良くなれば、金利を上げて景気を冷やし、景気が悪くなれば、金利を上げて刺激する。この操作で、景気やインフレをコントロールするのがその役目。

彼らは、政府から独立し、国民の選挙もありませんから、専門家の立場から、たとえ、政府・国民の怒りを買おうと将来の災いを防ぐために、必要な施策を断固として行います。

まあ、実際は、政府や国民に配慮しながら、決めていくので、完全に独立しているとは言いづらいところ。米FRBのイエレンさん・日銀の黒田総裁ともに、説明責任がありますから、議会等で、頻繁に自分達の政策について説明させられています。

■米国の利上げってなぜそんなに重要?

では、たくさんの国がある中で、なぜ、米国の利上げがこんなに注目されるのかという質問にお答えします。

それは、米ドルが世界の共通通貨だから。経済面では、中国・ドイツ・日本などの成長で、米国の力は弱まっています。ところが、米国の力は下がったのに、米ドルの力は強まり、事実上の世界共通通貨の役割を果たしています。今の米国は、世界GDPの約23%を占めるだけ。ところが、世界経済の約50~60%は米ドルにリンクしています。

<米ドルとのリンクはこんな形>
・米ドルと自国通貨の為替変動を一致(ペッグ)
・米国と自国の金利を一致
・自国通貨ではなく、米ドルで貿易の決済
・国や企業の資産を米ドルで保有
・国や企業が米ドル建てで借金している

ということは、米国が利上げをすれば、自国の為替相場や金利を引き上げなければいけない国がたくさんあるということです。さらに、利上げで自国通貨安米ドル高になれば、米ドル建てで借りている借金は、何もしていないのに増えてしまいます。国によっては企業倒産や借金返済額増加で、経済が立ちいかなくなり、紛争・混乱が起きる場合もあります。

そもそも利上げって? 【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド

このため、米国の利上げは、世界中に与える影響が大きく、FRB議長のイエレンさんは、金利の上げ下げという世界経済の鍵を握る最大のキーマンと言われているわけです。

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執筆者

上村 和弘 (かみむらかずひろ)

アセットクラス&WEBコンサルティングLLC 代表CEO・ファウンダー 日本ファイナンシャルプランナーズ協会CFP会員、1級FP技能士 1990年 現三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社を皮切りに、証券リテール業務や企画調査、ファンド事業等に従事。1999年より、FX事業の新規立ち上げ後、複数社での金融ネット事業の立ち上げ、事業再構築・運営等の統括マネージメントを経て2011年独立。現在、金融情報サービス事業をコアに、投資教育系、システムツールのサポート業務を行う他、シンクタンク系企業、金融システムベンダー等の顧問等を兼務する。1968年生、宮崎県出身。

上村 和弘

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■Q1:為替相場はどうして動くの?

■A:為替相場といってもむずかしく考える必要はありません。2つの異なった通貨を比較して、どちらの通貨の人気が高いのかを投票する「人気投票」だと思ってください。

■為替相場の変動は人気投票で決まる!

米ドル/円を例にすると、米ドルを欲しい人が多く日本円は人気がなければ、米ドルの価格は上昇します。米ドルも日本円も両方とも同じくらい、人気があれば、米ドル/円の価格は動きません。

為替相場

この辺は、株式相場であろうと、街の野菜市場であろうと同じです。人気があるものは高く、人気が無いものは安いというのは、生きていく中で経験されている通り。では、通貨の人気を決める要因にはどのような項目があるのでしょうか?

例えば、人気アイドル投票の場合、容貌・スタイル・歌唱力などさまざまな評価項目がありそれをもとにナンバーワンが決められるでしょう。一方、通貨の場合は、景気や金利などの要因で人気の有る無しが決まります。

★通貨の人気がある要因

1、金利の高さ
2、景気の良さ
3、株価が高い
4、貿易収支が黒字
5、インフレ率が低い
6、政治が安定している
7、戦争や紛争のリスクが少ない

例えば、下記の図のような二つの国があるとしましょうか。
為替相場は人気投票だと思え!

例えば、左側をA国とします。A国は金利も高く好景気で、戦争やテロの不安がありません。こんな国に住んでいれば、わざわざ他国に自分のお金を移そうと思いませんね。それどころか海外に住んでいる人で、自国よりも有利な投資先を探している人が投資してきます。すると、その国の通貨は買われて通貨高になります。

一方、右側のB国は、投資先として魅力に欠けます。金利は低く、不景気で高インフレ、さらに、戦争やテロの不安まであります。こんな国には、誰も投資しませんし、国民自身が、資産を海外に移そうと考えます。すると、その国の通貨を売り海外の資産を買う動きが増えて、通貨安になります。

これが、為替相場が変動する仕組みです。

■大事なのは現在ではなく将来!

もう一つ、大切なことをお伝えしておくと、将来どうなるかを考えなければいけないということ。今の価格は、すでに皆が投票し終えた状態だと思ってください。つまり、今から価格が動くということは、人気要因でお伝えした内容が変化するということ。

つまり、両国の状態に変化が無ければ価格は動きません。どちらかの状態に変化が生じることが予想されることで価格は動きます。
この辺の事は、またご紹介する予定です!

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安い分コワい…取引手数料0円って本当?【1万円で始める初心者FX】

お金を増やしたい…と思っているのに、“いざ投資”となると戸惑ってしまうのが大部分の方のはず。そんな投資未経験の方でも「始めてみようかな」と思ってもらえるような、初心者向けFXのQ&A講座です。

株式や不動産を取引すると売買時に手数料がかかります。ところが、FX会社のサイトを見ていると各社揃って取引手数料無料をセールスポイントにしています。

■Q1:取引する時の手数料無料って本当?

■A:そうです、本当です。

FXを取引してもほとんどの会社で手数料は取られません。15年程前までは、取引手数料はあることが当たり前でしたが、サービス競争によって、どんどん安くなり、ついには無料になってしまいました。

ただし、取引にまったくコストがかからないわけではありません。「スプレッド」と呼ぶ、売値と買値の差額があり、これが、FXを取引するごとにかかる取引コストと考えてください。例えば、古着屋・古本屋さんで洋服や本を売買すると、お店が出してくる販売価格と買取価格に差がありますよね。それと同じです。

■スプレッドが取引コスト

「スプレッド」は売値と買値の差額の事で、通貨ペアごとにFX会社が自由に設定することができます。そして、この「スプレッド」の幅が狭い会社ほど、顧客サービス力にすぐれた取引しやすい会社です。

一つ、実際のFX会社の取引画面を見てもらいましょう。下の画像はGMOクリック証券のFXネオ取引画面。この価格を参考に話を進めていきます。

FXの取引手数料がタダって本当?【1万円で始める初心者FX】、マネーゴーランド
※引用:GMOクリック証券

左端の米ドル/円=USD/JPYをご覧ください。「売値=103.572円、買値:103.575円」と表示されており、スプレッドは差額の「0.003円(0.3銭)」ということになります。

もし、ここで、米ドルを買いたいと思い注文を出すと103.575円で買うことになります。この時点で同時に売った場合、103.572円となり、売値と買値の差額である「0.003円」が損失として計算されます。

これがFXのスプレッドが取引コストになるということの意味。利益を得るには、0.004円以上値上がりした時に、決済(終了)しなければいけません。

■スプレッドが狭いFX会社はやっぱり人気

このスプレッドをできるだけ狭く安定的に提供するのがFX会社の腕の見せ所。FXもスプレッドが狭くて、安定的に提供してくる会社にお客様が集まります。

・FX会社A:売値103.572-買値103.575=スプレッドは0.003円
・FX会社B:売値103.570-買値103.580=スプレッドは0.010円

この場合、スプレッドの狭いFX会社Aで取引したいですよね。さらに言うと、為替相場は、重要な経済指標の時や何か事件が起きた時などは、相場が大きく動きスプレッドは広がります。その時に、できるだけ狭いスプレッドを提供してくれる会社が良い会社です。

さて、最後にあらためて、・・・スプレッドって本当にわずかな額だと思いませんか?

同じ外貨取引である大手都市銀行の外貨預金にも、同じように売値と買値に差額があります。その差は米ドル/円で約1円。もし、千ドルを取引すれば、外貨預金の取引コストは、千円も取られてしまうのに対して、FXだとわずかに3円だけです。

結論としてまとめると、FXの為替手数料は無料。ただし、取引コストとしてわずかながらスプレッドがあるということになります。しかし、外貨預金に比べればはるかに安いので、外貨を取引するならFXがお得ですね!

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FX経験者や中・上級者なら 【上村和弘のFX基本講座】 も参考にどうぞ。

ビギナーにありがち…勝利だけを追い求めたら?【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

トレードの鉄則は、損を小さく利益を大きく(利大損小)すること。FXで勝とうと思うなら、為替相場の予想やテクニカル分析よりも、こっちの方が大事です。実際に始めたばかりの人は、損切りなんてほとんど考えません。儲かった時のことばかりを計画して、1日1万円稼げれば月に20万円の利益がでると夢を見てしまいます。

そのため、利益が出るとすぐに利食って終了してしまうのに、損失の方はいつまでも耐えてしまいます。結果、数回トレードを繰り返してみると、勝ったトレードで貯めた利益を、負けたトレードで相殺どころかマイナスになっていることが多いはず。
(関連記事:第52回「1勝9敗でも勝てるのがFX」

これを防ぐためには、リスク(損失)とリターン(利益)の割合をきちんと設定しなければいけません。このリスクとリターンの比率をリスクリワードレシオ(*)と呼びます。

■リスクとリターンの割合は1対2がベース!

最初におすすめしたいリスクとリターンの割合は1対2。
慣れてくれば、自分自身のやり方に合わせてこの割合をアレンジしてください。この割合にすると、利益の出たトレード=勝ちとして、その勝率が33.33%以上あれば、トータルで利益が出ることになります。10回取引して、3~4回勝てばいいのですから、FXで利益を出せそうな気がしてきませんか。

利益と損失の割合次第で、トータルで勝つために必要な勝率は変化します。

FXで勝つためにはリスクとリターンの設定が肝心!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

リスクとリターンの割合を固定しておくと、トレードの度に、利食いや損切りの水準に迷わなくて済みます。米ドル/円を103円で買い、2円上の105円を利食い(利益確定)の目標値とするならば、自動的に損切りするポイントは1円下の102円に決まってきます。

ちなみに、一度、決めた損切りポイントは変えない事を推奨します。あらかじめ、ストップロス注文を出しておくことです。慣れてくれば、ストップロスがヒットする前に、成行注文で決済しても構いませんが、損失が生じた時にストップロスを下方に変更すると、リスクコントロールの意味がありません。

目標は、1回のトレードに勝つことではなくて、トータルで利益を得ることですからね。

こうして、リスクとリターンを決めると、トレードする場面も限られてきます。勝てそうな局面でも、利益を得られる値幅が小さそうな場合はトレードしてはいけません。

FXで勝つためにはリスクとリターンの設定が肝心!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド
引用:DMM.com証券

高い勝率を狙うのも大事ですが、充分な利益を得られそうな局面をじっくりと待つことが重要なポイントです。

次回も【上村和弘のFX基本講座】、宜しくお願い致します。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:リスクリワードレシオ
トレードにおいての損切り幅と利食い幅の比率のこと。リスク管理の一つとして大切な概念。1回1回のトレード以上に、トータルで利益を出すために必要なテクニック・考え方となります。

【上村和弘のFX基本講座】
全バックナンバーはこちらから
●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!
●第28回 FXは1カ月でどれ位儲けられるの?
●第32回 ファンダメンタルズ分析で大事なことは?
●第33回 儲けたいならテクニカル分析を学べ!
●第34回 テクニカル分析はなぜ当たるの?
●第39回 FX注文の基本「成行・指値・逆指値」とは?
●第40回 FX注文の基本2「複合注文」で安定運用を!

1勝9敗でも勝てるのがFX!【上村和弘のFX基本講座】

この連載を読んでいけば、FXの経験が無い方もFXビギナーの方も一定のFXトレーダーになれる! 知っておくと便利な事やFX知識として重要な事、そしてお得な情報までを解説するシリーズ【上村和弘のFX基本講座】。

FXは、勝率と損益の関係がとても大事。トレードスタイルとして勝率重視もしくは利益重視のどちらの方向を目指すかを決めた方が、トータルで利益を出しやすくなります。

1勝9敗でも勝てるのがFX!【上村和弘のFX基本講座】、マネーゴーランド

■FXの1勝は、スポーツの1勝と少し話が違います!

まず、スポーツの1勝から考えていきましょう。野球の試合は、2対1で勝っても10対0で勝っても同じ1勝です。接戦も大差勝ちも1勝の重みは全く同等ですから、とにかく1点以上の差をつけて勝つことが大事。もし、大差をつけて勝っても、甲子園やプロ野球の優勝戦線においてほとんど意味がありません。

ところが、FXは、同じ1勝でもトレードごとに価値がまったく違います。10銭の利益を得た勝ちと1円の利益を得た勝ちでは、同じ勝利でも利益に10倍の違いがあります。しかも、同じ利益幅だったとしても取引額を変えれば、最終的な利益は変わってくるのです。

FXの利益計算は、【(売値-買値(損益幅))×取引額】ですから、損益幅と取引額が変われば、得られる利益は違ってきますよね。
(関連記事:第15回「上下の動きにチャンスあり」

■勝率は1勝9敗でも5勝5敗でもOK!

そうなると、FXで全勝を狙いに行く必要がないことも分かってきます。実は勝率を上げるだけならば簡単。損切りを一切しなければ全勝することもできます。ただし、その場合、為替相場がポジションと逆方向に動いて、戻ってこなければ大損して退場するしかなくなります。そのため、損切りしない事を前提にした取引は現実的ではありません。

つまり、FXで利益を出すためには、「勝率とリスク・リターンの関係」をどの程度にするか方針を立てることから始まるのです。

勝率の高い低いで2つのパターンを作ってみました。

A:高い勝率=ポジションの損切りを遅めに、利食いを早めに行う。
B:低い勝率=ポジションの損切りを早めに、利食いを遅めに行う。

表にするとこんな感じ。
FXで全勝を狙いに行く必要、マネーゴーランド

高い勝率を目指すには、損切りを出来るだけしないために、利益小幅で損失大のパターン。低勝率はその逆で、利益を大きく損失を小さくすることを狙います。

FXビギナーの方が行う取引は、自然に高い勝率を目指すAパターンになりがち。人間心理として、どうしても利食いは早めに損切りは遅めになりやすいためです、さらに、勝率まで低くなれば負けあるのみ。コツコツ稼いでいきなりドカン(*)と大負けするのが良くある失敗パターン。

■ビギナーは利益を伸ばす方向を目指そう!

最終的に勝率を高くして生き残っているトレーダーがいることも事実。しかし、ビギナーの方は、自分自身のメンタルトレーニングのためにも、まずBパターンを目指しましょう。
10円ずつ9回負けても、1回100円勝てば儲かりますね。

えっ、「損切り早めで利食い遅め」なんて、簡単にできるよと思ったあなた。実際にやってみてください。利益が少しでも出ると、もう、心はドキドキワクワク、決済して利益を確保したくてたまらなくなりますから。逆に損失が増えていくと、もう少し戻ってから決済しようと、損切りが中々できません。

FXを取引すると、自分自身の心の弱さを嫌という程に思い知らされます!

デモトレードもしくは少額取引で売買経験を積むことで、ちょうど良い勝率バランスを身に付けられます。また、上手に負ける事に慣れましょう!
次回は、より具体的な利益と損失のバランスをご紹介いたします。

<*ワンポイントレッスン>
本日のワード:コツコツドカン
投資において、何回も売買して積み上げた利益をたった1回の負けで全て無くしてしまうこと。時には、利益どころか投資資金のほとんどを失ってしまうケースもあります。これを防ぐには、必ず損切りを設定することが一番良い方法です。

【上村和弘のFX基本講座】
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●第4回 FX会社はどうやって儲けるのか?
●第5回 FXはぶっつけ本番で始めると損しやすい
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●第16回 円高リスクを防ぐ。FXでヘッジしましょう!
●第20回 初心者に向いている分析方法は?
●第22回 投資リスクの低減!分散投資ならFXがいい理由
●第23回 投資リスクの低減No.2 時間の分散!
●第39回 FX注文の基本「成行・指値・逆指値」とは?
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