いざというとき慌てない!「印鑑登録証明書の取り方」基本のき

6986.jpg

不動産登記や遺産相続など、ここぞという人生の大事な場面において必要とされる書類。それは「印鑑登録証明書」。

日常でお目にかかることが非常に少ない書類なので、いざというときに「一体何をどうしたらいいの?」となってしまう方も多いのではないでしょうか。そんな急な場面でも慌てないよう、「印鑑登録証明書」の基本をあらかじめおさえておきましょう。

■必要なときに初めてわかる「印鑑登録」「証明書」の意義

先日、筆者の母が亡くなった折のことです。両親名義にしてあった我が家を父のみの名義に変更するため、「相続権がある子の同意証明として、印鑑登録証明書を寄こすように」と行政書士の方からお達しがありました。

思い返せば大昔、何かの用事で印鑑登録を済ませていたはずなのですが、「そういえばあの登録証はどうなったんだっけ?」という状態でした。

このような相続関係の手続きで必要とされる「印鑑登録証明書」を発行するには、下記3つのステップを踏む必要があります。

(1)実印を作る(女性は小さいサイズでよいという慣習あり)
(2)住まいのある役所で実印を登録をし「印鑑登録証」を作成する
(3)「印鑑登録証明書」を発行する

では、筆者が実際に証明書を発行するまでに体験したプロセスをお話しします。

■(1)実印を作る

以前登録した印鑑は苗字のみで、三文判といわれる日常使いの普通サイズのものでした。
しかし実印とは、先にも書いたとおり人生の重要な局面で使用される信頼の証のようなものです。

・名前
偽造や重複を防ぐという意味でも、「苗字と名前のフルネーム」「普段使いより大きいサイズ」「複雑な書体」等々、簡単に真似することが難しいものを作っておいた方が無難です。
近所のはんこ屋さんを訪ねたところ、フルネームで作るのが一般的で、サイズは三文判サイズでも規定の範疇である、といったことを教えてくれました。

・印鑑の大きさ
横浜市役所公式サイトの印鑑登録証明書の案内ページによれば、登録できる印鑑のサイズは1辺8mm以上、25mm以下の正方形の中に、印影が収まるもの、とのこと。ゴム印、シャチハタ等の変形しやすいものは、印影も変化してしまうので不可。また、住民票に登録された氏名と異なる文字(漢字をひらがなにしたり、など)を使用することはできません。

・値段
一般的に女性は男性よりも小さいサイズでよいという慣習があるようですが、大きいサイズを選んではいけないということではないそうです。ただし、大きいものや象牙などの長持ちする立派な素材を選ぶと、その分値段もはね上がるので、予算と相談しましょう。ちなみに筆者が作成した印鑑は直径13mm程度で、値段は2,500円ほどでした。

・納期
納期に関してですが、筆者が依頼したお店は直営店のようで、注文翌日午後には出来上がっていましたが、同時期に筆者の兄弟が依頼したお店は代理店だったらしく、一週間後の出来上がりとなっていました。急ぎの場合は、オーダーする前に必ず納期を確認しておきましょう。

〔残り2つのステップは次ページへ〕

画像一覧

執筆者

立見 香

出身地・群馬と居住地・埼玉の粉食文化をこよなく愛するライター。 水沢うどんと舞茸天ぷらの組み合わせを最強と信じて疑わないが、最近は武蔵野名物の肉汁うどんにハマり中。 休日は上信越の山域にいることが多い登山・温泉愛好家ゆえ、少々電波が届きにくくなっております。最近「温泉ソムリエ」になりました。

立見 香

関連記事

関連記事

実印と認印の違いは?大人なら知らなきゃヤバい「ハンコの基礎知識」

ご近所の回覧板や宅急便の受取りに使う、手軽なハンコから、結婚・出産・離婚などの届出に使う大事なハンコまで、わたしたちの生活には「ハンコを押す」という作業が当たり前のように根付いています。

「実印」が重要だということは何となく知っているけど、他のハンコとどう違うのかは意外と知られていないものです。そこで、ハンコの使い道やおもしろ知識についてお話します。

■「印鑑」と「ハンコ」は違うもの

「印鑑を忘れず持ってきてください」と言われて、皆さんは違和感がありますか?「印鑑」は、「ハンコ」と同じく朱肉を付けて押すものと思われていますが、実は「印鑑」は、「ハンコ」を押したあとの印影のことなので、「ハンコ」とは全く別物なのです。ちなみに「ハンコ」は「版行(はんこう)」の音変化で、正しくは「印章(いんしょう)」と呼びます。

では印鑑にはどんな種類があるでしょうか?

■実印

『あらかじめ市区町村長に届け出て、必要の際には印鑑証明書の交付を受けられるようにしてある印章。一人1個に限られ、慣習上、重要な取引などに用いられる。』(goo国語辞典より)

不動産の売買・車の購入・遺産分割など「ここぞ!」という時に必要なのが実印です。必ずしも高級なものを用意する必要はなく、市区町村に登録したものが「実印」となります。「実印」とそれが登録した印章だという証明書(印鑑証明書)をセットにすることで、あなたの意思を証明し、法的な行為に拘束力が備わります。分かりやすく言えば、なりすましを防ぐための方法です。

■認印

『1.個人の実印以外の印章 2.書類などの認証として押す印。検印。』(goo国語辞典より)

おなじみの「シャチハタ」も「認印」です。ただ、朱肉を付けて押す「認印」は、登録すれば実印として使用可能ですが、シャチハタは認印のみ使用可能なので、実印として登録することはできません。また、銀行印として使用することもできません。

そのほか、金融機関での出納に使用する「銀行印」、帳簿や伝票の訂正に使用する「訂正印」、法人の実印となる「役職印」、領収書などに押す「角印」など世の中には様々な印鑑があります。

■今どきのおしゃれハンコ

今や印鑑は、ネット注文で翌日には手元に届く時代です。素材も数が多くて迷いますが、水牛や木材もさることながら、最近ではチタンが人気のようです。女性や子ども向けの、カラフルでデザイン性の高い印鑑も続々登場しています。

従来、印鑑は仏壇の引き出しや金庫に入れてある、ちょっと重いイメージのものでした。手軽にハンコを楽しめる今では、「ハンコ=一生モノ」ではないのかもしれません。しかし、どんなに手軽に手に入るようになっても、「ハンコ」の役割は昔も今も変わりません。重要書類を前にしたときには、内容を十分に理解した上で、本当に押していいのか自問自答しながら緊張しつつ、押しましょう。

税金を払わないとどうなるか?

 みなさんご承知の通り、税金の支払いには期限があります。国民年金などまとめて払うと少し割引になったりするものもありますが、税金ではそういったオマケはありません。また、期限での支払は原則現金一括払いです。

 しかしながら、単に忘れていたり、資金繰り上どうしても期限までに払えないこともあるかもしれません。その場合、課税の公平性を保つため、きちんと申告・納税した人とは区別して一定のペナルティが課されます。以下でその内容を詳しく見ていきましょう。

1.ペナルティの種類とは
 本来支払うべき税金を本税、本税以外のペナルティを附帯税といいます。附帯税にはいくつか種類があり、納税できていない原因によって加算税、延滞税、利子税と種類が分けられています。

2.加算税
 加算税は税金を納付しなかった場合に課されるもので、下記の4種類あります。

 (1)過少申告加算税
  期限内に申告したものの、申告税額が少なかった場合です。ペナルティの金額は、追加納税額の10%。ただし、当初申告額もしくは50万円と比較して多い金額を超える部分は15%が追加で課税されます。

 (2)無申告加算税
  期限内に申告も納税もしていない場合。ペナルティは50万円までは15%、50万円超は20%追加で課税されます。ただし税務署から指摘される前に自首(申告と納税)した場合は、5%に軽減されます。

 (3)不納付加算税
  法人や個人事業主が源泉徴収した所得税が納税されなかった場合に課税され、ペナルティは本税の10%です。(2)同様、自主完納した場合は5%に軽減されます。

 (4)重加算税
  上記(1)~(3)いずれかの加算税が課される状態で、その原因が脱税など事実の隠蔽や仮装により申告した場合もしくは申告しなかった場合です。
 この場合は、(1)に代えて追加本税の35%、(2)に代えて納付すべき税額の40%、(3)の代わりに、納付すべき税額の35%がそれぞれ加算されます。

3.延滞税・利子税
 これらは共に本税に対する利息的な性質があるので混同されがちですが、明確に違いますので区別してください。
 延滞税は期限内申告をしたものの、納付期限までに納税できなかった場合や納めた税額に不足があった場合など完納できていない場合に課されるもので、納期限の翌日から納付する日までの日数に応じて税率が決められています。

 一方、利子税は延滞税のような納税の遅れではなく、申告・納税期限の延長・延納の手続きをしてその許可があった場合、延納額に対して課されるものです。これは、延納することによって、納税者が納税資金の運用による利益の発生がないよう配慮したものです。

 以上のように期限までにきちんと納税できないと、かなり高く付いてしまいます。また、これらペナルティの通知や督促を受けても無視し続けていると財産の差し押さえということになってしまいます。ちなみに自己破産しても、税金は免責されませんのでご注意を!

借用書は作るべき?FPが警鐘「お金の貸し借り」注意するコト3つ

どんなに親しい間柄でも、お金の貸し借りをするとそれまでの関係が壊れてしまうことがあります。

そこで親しい友人からお金を貸して欲しいと頼まれた時、トラブルにならないようにするためにはどうしたら良いか、FPである筆者が注意すべきポイントについてお話します。

■5割の人が「貸したお金が返ってこなかった」と証言

人にお金を貸すとき、「ちゃんとお金を返してくれるかな…」と心配になるものです。ではまず最初に、お金を貸した場合に返してもらえる割合がどのくらいか調べてみましょう。

マネーゴーランド編集部が独自で行った調査によると、お金を貸し借りした経験がある人のうち、53.1%の人が「お金が返ってこなかったことがある」と回答しています。

Q:友人・知人・親・子にお金を貸して、返済期日までにお金が返ってこなかった経験はありますか?
借用書は作るべき?「知人とのお金の貸し借り」注意するべきこと、マネーゴーランド意識調査

参考:「相手が思わず黙る…!お金を無心されたときの“上手な断り方”BEST5【声優ナレーション付】」

■お金の貸し借りポイント1:信頼できる人に限定しよう

この結果を踏まえて筆者からアドバイスできることは、まず大前提として、信頼できる人にしかお金は貸さないことです。

当たり前のようですが、「頼まれたら仕方なく」とか「断りきれずに」といった理由で貸してしまっている人も多いのではないでしょうか。お金は返ってこないつもりで貸しているのであればいいのですが、そうでない場合きちんと返してもらうまで、毎日そのことばかり考えていたらストレスになります。

また貸した相手の行動も気になってマイナスのイメージを持ってしまうかもしれません。つまりお金の貸し借りは相手との人間関係を壊してしまうかもしれない危険を含んでいるのです。

■お金の貸し借りポイント2:責任の証「借用書」を作成しよう

そんなトラブルを防ぐためにも“借用書”を作成することをおすすめします。親しい間柄だと、相手を信用していないようで「書いて欲しい」と言い出せないという気持ちもあるでしょうが、相手との関係を大切に思うのであれば、なおさら大事なことだと伝えるべきです。

もし、書くことを嫌がるようであれば最初からお金を貸すことは考え直した方がいいでしょう。その人はお金を借りることを軽率にしているということ。また人間関係を見直しても良いかもしれません。お金を借りるという行為に責任の持てない人に貸すことは、その人にとっても良いことではありません。

■お金の貸し借りポイント3:借用書の作り方

借用書には特に決まった書式があるわけではありません。必要なことが書いてあればOK。最低限下記の項目があれば第三者に対しても証明になりますので覚えておきましょう。

(1) 貸した金額
(2) 貸した日付
(3) 返済の期日
(4) 返済方法
(5) 利息の有無
(6) 期限を過ぎた時の損害賠償(遅延損害金)
(7) 署名・押印

こんなに細かく書いてもらうのは気が引けてしまうという人は、「私⚪️⚪️(借りた人)は、××さん(貸した人)に◯月◯日◯◯円借りました」と、手書きで書いてもらうだけでも構いません。

大事なのは記録に残しておくということです。契約は口頭で成り立つ(当事者間の合意)ので、お金の貸し借りの約束を携帯電話・スマホの機能にあるボイスメモ機能で記録に残しておくのも良いでしょう。そして記録に残すことによって、借りた側も責任を強く意識するようになります。

お金の貸し借りは、今までの良好な関係を一瞬で壊してしまうかもしれないほどデリケートな問題です。頼まれた側もハッキリと断る勇気を持つことも大切。断り方に迷ったときは「相手が思わず黙る…!お金を無心されたときの“上手な断り方”BEST5【声優ナレーション付】」を参考にしてみてください。

貸さなくて済むのであればそれがいいのですが、どうしてもという時は、良好な関係を続けるためにもきちんと記録に残すようにしましょう。

※上記集計は2016年7月にマネーゴーランド編集部が行ったインターネットによるアンケートの集計結果です。(対象:全国の20代~60代の男女、回答数2,205名)

当選金1億円でも手元に残るのは半分…⁉︎ 税理士が解説「宝くじと税金」

庶民の夢、宝くじ。特に当選金額が大きいジャンボ宝くじのほか、LOTOなども人気が高いようです。そんな宝くじ、高額当選した時の税金はどのような扱いなのでしょうか?

■宝くじの当選で確定申告は必要?

おそらく多くの方がご存知かと思いますが、所得税、住民税ともに「非課税」で
す! 従いまして、いくら当選しようとも確定申告したりする必要はありません。
しかし、税金とはまったく無関係か?というとそういうことではありません。みなさんしっかり税金に絡んでいますので、以下で確認していきましょう。

■宝くじに税金はかかる? 翌年の税金は多くなる?

実は宝くじを買った人は全員税金を払っています。その税率はなんと40%!購入時に購入金額の40%の住民税を払っているのです。

「宝くじは地元で買いましょう」という案内を宝くじ売り場で目にすると思いますが、その理由がここにあります。

この事実をご存知の方が当選金は非課税ということに比べると少ないこと、払い戻し当選金率が45.7%という低さで(総務省ウェブサイトより)、当選確率も低いといったことなどから、宝くじは「愚か者の税金」などと揶揄されることもあるようです。

また、宝くじは販売額100に対して税金が約40、払い戻しが約45、残りが販売店の手数料で約15、という割合になっていますので、課税する側からすれば、当選金に40%課税するよりも販売額に課税したほうが税収が多くなります。

■当選金を人にあげると贈与税がかかる?

「宝くじが1等あたったら半分あげるね」などと冗談半分で言ったことが現実となり、約束通り当選金の半分をあげることになったとしましょう。この場合、110万円を超えてあげると、もらった側で贈与税が発生します。

ちなみに1億円あたって半分の5000万円を渡すと、贈与税額は驚き価格の2350万!手元に残る金額が2650万円という計算になります。たとえばお金を使わず奥さんに半分あげただけで、2350万円もなくなってしまいます。もったいないですよね。。。

しかし、当選金をそのまま死ぬまで持っていてもしょうがないので、物を買ったり資金運用したりと通常は動かします。税金はそうしたタイミングを狙っていて、上記の贈与税、物品サービス購入時の消費税、不動産取得税等、資金運用益に対する所得税、住民税というように、使い方や動かし方で様々な税金かかってしまう場合が多いです。

■贈与税の支払いを回避する対策は?

当選金の一部をどうしてもあの人にあげたい!と思っている場合、共同購入というやり方があります。当選金受け取りの際に、あげたい人と一緒に銀行に行って、共同で宝くじを購入したので当選金も共同で各々が受取るという方法です。これにより贈与税は回避できます。

しかし、まだ安心はできません。一度に多額の入金があるので、相続発生時や個人の税務調査があるような場合、必ず「このお金はどうしたんですか?」と聞かれます。その際、宝くじであたって…といっても俄かには信じてもらえず、誰かからの贈与では?と疑われてしまう場合があります。

そこで大事なのが「当選証明書」です。銀行が発行してくれるものですが、これをもらっておけば当選金であるという証明が簡単にできます。特に共同購入で当選金受取の手続きをした場合、受取った人は全員この証明書をもらっておく必要があります。

以上のように、下手な動かし方をすると思わぬ重い税負担が出てしまうことがありますのでご注意ください。万が一当選してもそれによって人生を狂わせてしまわないためには「もしも宝くじが当たったら…高額当選で“破滅人生にならない”方法」を参考にしてみましょう。

・・・と言っても、確率論で交通事故死や隕石にあたる確率より低いといわれている1等当選確率からすると、無用の心配かもしれませんね。

宝くじの当選を狙いたい方は「億万長者を目指せ!“宝くじに当選する人”4つの共通点」を事前にチェックすることをおすすめします。

ランキング